中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
大阪は中之島の国立国際美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展に行ってきました。

ここはいつもチケット売り場の横に企画展の大きな看板が立ちます。絶好の撮影ポイントです。しかしほとんど誰も撮ろうとしない。なぜだろう。


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今回は高2息子と行きました。現代美術で、しかも暗い重い感じの作風なのでどうかなと思いましたが、じっくりたっぷり鑑賞していました。平面のものを見るだけでなく、音、動き、空間全体のつくりを体感する展覧会で、テーマ性があるので、面白かったようです。

客層も、普段の美術展とは若干違っていたような。若い人の割合が他よりも高かったような気がしました。


この展覧会、ほとんどが撮影可でした。作家以外の人の顔写真を使った作品はだめだったのかな?

この作家の作品は、会場に合わせて組み立てるものが多いようで、同じ作品でも会場が違うと違う演出になるようです。ですので、パンフレットや図録の写真とちょっと違っていたりするのも面白いところです。


スタート地点の部屋は撮影不可です。若い頃の作品である「咳をする男」の映像が流れていて、これがまあ不快な映像です(^-^; 音はヘッドフォンで聞けるのですが、3秒くらいでこれはええわと断念しました(笑)


そこから、ボルタンスキー自身の顔写真を投影しているのれん状のカーテンを通って次の空間に進みます。じっと見ていると、幼少のときの顔から60代の顔へと変わっていきます。

坊やの頃のボルタンスキー。
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おじさんになっていくボルタンスキー。

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作家の顔が一巡したところで、次の間へ。

この展覧会、作品の表示がないので、入り口で配られたパンフレットが頼りなのですが、会場が暗くて文字が読めません。電球の下に行って読もうとしたら、実はその電球は作品の一部だったりしました(笑)

なんかこう、そういう、“いまどこにいるのか、何を見ているのか、何を表しているのかがすぐにわからない状態で、暗い迷路を手探りのように進んでいく感“がまた面白いのです。


「保存室(カナダ)」という作品。古着が大量に吊るされています。


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「保存室」で「カナダ」といえば、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で、収容者から取り上げた持ち物を集めて保管していた建物の通称です。

ボルタンスキーはフランス出身です。父はユダヤ人だったため、ドイツの占領中、彼の両親は見せかけの「夫婦喧嘩」をして「離婚」し、父は床下に隠れていたそうです。ボルタンスキー自身はその間に生まれたので、親子は収容所に連れて行かれることはなかったのですが、このような家族の体験や、知人などから聞いたホロコーストの様子が、のちのちまでトラウマになったとのこと。

であるからでしょう、彼の作品には人が存在していたこと、存在しなくなったことを示すものが多いようです。


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奥に矢印のようなものが? と思ったら、コートの周りに電球を配した作品でした。


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コートと電球でしかないのですが、人が「かつていた」ように思わせます。


「アニミタス(白)」と「アニミタス(チリ)」という作品の奥に、「ぼた山」という作品が見える空間。二つの作品の間を通ってもよいし、アニミタスの横を回ることもできます。アニミタスはどちらも映像です。風鈴の音がずっと流れています。


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アニミタス(白)の手前にあるのは、これです。紙を丸めたもの。ここから先通るな、というような線があるわけではないので、近くまで寄っていけます。わざとじゃなくても蹴ったりして動いてしまいそう。絶対的な状態ではない作品。


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アニミタス(チリ)の手前にあるのは、枯れ草に花。

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そして、奥には「ぼた山」と「発言する」から成る空間が。

ぼた山は大量の黒いコートから出来ています。これもまた大量死を想起させます。

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「発言する」のヒトガタとシンクロする息子。


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あとで、このヒトガタは前に立つと、ささやき声で言葉を発するらしいと知り、ガーン! 正面に立ったとき、あら?何か機械がくっついているなあ、細工がありそうだけどなにもないなあ、と思って見ていたのに。声なんて聞こえてこなかったように思う~(´;ω;`)


展示も終盤。死神かと思ったら、死の天使だそう。


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「来世」の部屋はなんだか文化祭のお化け屋敷みたいで(←失礼?)、すごく気に入りました。展示の順番は天使が先なのですが、天使に導かれて来世に行った、みたいなストーリーを脳内に作ってしまいました。

来世の文字はもっとくっきり繁華街のネオンみたいに光っているのですが、私が写るよう息子に撮ってもらったらこんなこと↓になってしまいました。私の来世どないやねんと思わせる怖さですが、かなり気に入ってます。


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到着しちゃいました。

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作品それぞれも思わず見入ってしまうのですが、今回は「会場全体のつくりかた」も一つの作品でした。足を運んで、その空間に身を置いて体感することに大きな価値がある展覧会です。しかも高校生は無料でした。ありがたい!


さて、恒例、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズですが、そんなにたくさん種類はありませんでした。非クリアファイル2種類と図録を購入。このクリアファイルはかなりかっこいい。ほかにはマグネットやTシャツ、マグカップ、ハガキなど。

関連書籍にかなり惹かれましたが、重くて高額なものが多かったので、あらためて、にしました。


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関連企画である同館のコレクション展も鑑賞しました。こちらは企画展のチケットで入場できます。

近くでランチをしたあと、さらにもう一つ展覧会へ!(つづく)




by chekosan | 2019-02-17 21:35 | 美術 | Trackback | Comments(0)
京都国立近代美術館で開催中の展覧会「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新に向けて」を観てきました。

美術展はこれまで、いろんなところのいろんなものに行ってきましたが、京都国立近代美術館はなぜか行く機会がなく、今回が初めてです! 


いいお天気になりました。

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今回は、十数年前に初めて大学で教えだしたとき、同じ科目をチームティーチングさせていただいた先生とご一緒しました。先生とは、先日、十数年ぶりに再会を果たしたのですが、お互い、この展覧会を観たいと思っていたことがわかり、すぐさま決行しました。ご縁のある方とは、時間をおいても、お付き合いが復活するものなのですね。


さて、この展覧会、なんと撮影可! ひゃっほ~です! 自館の所蔵する作品で構成しているからでしょうか。


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会場入り口には、こんな粋な演出が! 遠くにウィーンの分離派会館が建っているかのようでしょう?
吹き抜けの向こう側の壁に写真が貼ってあるのです。

分離派会館(ゼセッシオン)には、大昔に行きました。内部のクリムト作の壁画には言葉を失いました。ああ、あそこにはもう一度行きたい。あ、美術史美術館も。あれは見応えがある。


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展示品はリトグラフが大半だったと思いますが、クリムトやシーレの素描などもありました。素描なのになんかこう惹きつけるものがあるのはさすがですね。

展示点数はかなり多く、そのどれもが好みすぎて、そして順路がたいへんわかりづらかったため(笑)、ぐるぐるぐるぐる3巡くらいしてしまいました。

写真撮影可とはいえ、カシャカシャ音を立てるのは憚られるので控えめにして、そのかわり図録を買いました。が、やはり展示してあるのと図録や絵葉書では、だいぶ違いますね。

以下、気に入ったものを厳選して。

なんて素敵な装丁。

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この時期といえば、金。金、金、金ですね。効いていますね~。

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おじさん、かわいい。(おじさんなのか?)

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ミューズを讃える紳士たち。なんかちょっとコミカル♡


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ハッと惹かれた作品。プラハが主題でした! だからか!?

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ウィーンの風景を描いたパタパタ画集。かわいい! 右から2番目、私、大昔に行ったときに連泊したペンションのあたりだと思います。ああ懐かしや。


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手前のぺたぺた並んでいるのはトランプ。デザインかっこよすぎ。でもちょっとゲームしづらそうな気がしなくもない…?

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屋根裏の幽霊たち… きょわいよ…

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分離派スタイルな生活。たまらんイイ~~~~!

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ステンドグラスのデザイン画。これがなんだかものすごく気に入って気に入って。


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アドルフ・ロースの家具の実物も展示されていたのですが、そこだけは撮影不可。よそからの借り物だったからですね。仕方ない。とっても素敵な空間だったなぁ~ 

ほかにもとっても素敵な作品がごまんとあったのですが、これくらいで。



最初に吹き抜け越しに見えたゼセッシオンは、こんな感じで、展覧会場の向かい側の壁に貼ってあります。

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さあ、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズですが、迷いに迷って、悩みに悩みました。すべて欲しい。しかし、既に一生分のクリアファイル、一筆箋、マスキングテープを持っている… 

で、ぐっと我慢して、図録とマスキングテープにとどめました。

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マントヒヒ柄??

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あと、思わず快哉を叫んだのがこれ。過去の展覧会の図録が買えました! 東ドイツとチェコの映画ポスター展のものです。

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叫びついでに、ムンクの叫び靴下も買いました。今回の展覧会とは何の関係もないですが。ヘンな靴下も実は好きなのです。ヘンな靴下をおろすのは、お泊まりのときのお楽しみにしています。これは、いつおろせるかな?(⌒∇⌒)


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鑑賞後はランチをしながらおしゃべりが尽きず、お茶の時間くらいまで居座ってしまいました。大人になってから、こういう時間をご一緒できる方が増えるというのは嬉しいですね。今度またクリムト展に行きましょうとお約束してお別れしました。

それにしても好き。世紀転換期ごろのウィーンの雰囲気。ウィーンは優先順位低かったですが、久しぶりに行きたいと思いました。




by chekosan | 2019-02-06 23:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
今月の書評は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんの本にしました。

私は2年前まで、「ジョジョ」については書名を知っている程度でした。学生や子どもたちが絶賛しているのを聞いても、「ふ~ん」でした。

ところが2017年に大阪で開催された美術展「ルーブルNo.9」展に出品されていた荒木さんの絵を見てから、にわかに興味をもつようになりました。先日、代表作「ジョジョ」連載30周年(2017年)を記念した原画展にも行ってきました。




原画展も面白かったので、荒木さんが書かれている新書を数冊買ってさっそく読んでみたところ、本書には、ご本人が書かれているとおり、「漫画に限らず、もっと普遍的なハウツー」がちりばめられていて、ガシッとハートを掴まれてしまいました。

ジョジョをほとんど読んでいない私でも、仕事に取り組む姿勢など、たいへん参考になりました。荒木さんのファンでなくとも得るものが多い一冊です。

「関西ウーマン」Facebookページで引用していただいている文章の「ドオオオオン」は、もちろんジョジョ風です(笑) 
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201492



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by chekosan | 2019-01-12 17:17 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
今年は学生に学外で文化芸術に触れてもらうプロジェクトを進めています。

催しは学生自身が見つけて申請してもらってもいいのですが、関心の高そうな企画をクローズアップして鑑賞を勧めることもしています。春には「ジブリ展」を勧めたところ好評を博しました。






今学期は、大阪天保山で開催している「ジョジョ展」その他を勧めたところ、反応あり☆
そこで、私も行ってきました。


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実は荒木飛呂彦さんの作品はほとんど読んだことがなく、子らが絶賛していてもふ~~んだったのですが、2年前、「ルーブルNo.9」展に出品されていて、そこで色彩の鮮やかさ、西洋美術を取り込んだポージングをキャラクターにさせているということを知って、少し興味を持つようになってきました。




平日の午後なので、そんなに混まず。内部は撮影禁止ですが、入り口のこの看板(幕)の前では写真撮影できました。



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2階分を使って展示してあるのですが、はじめの階は「ジョジョの奇妙な冒険」の原画展示です。ここでは作品のファンの皆さんは食い入るように見ていました。連れの人がいれば何やら楽し気に感想を言い合っています。

漫画の原画なので、かなり近づかないと見えなくて、列はなかなか進みません。でも、見たい人はご自分もじっくり見たいので、列が進まなくてもイライラしている様子がなく、そこは普段の美術展よりも穏やかな感じが面白いなあと観察しました。

私は原作をほぼ読んでいないので、人の背後から、あるいは人の切れ目がある作品だけチラチラ見るので十分。子らが暗唱している名セリフやらキャラクター名を見つけたら、ああ、これがあの!とか確認するだけでもお腹いっぱい。(^-^;

むしろ、上の階の「理論」コーナーの方が興味深かったです。荒木氏のこだわりや丁寧なキャラクター設定のメモ、影響を受けている西洋美術や映画などなど… 映画に関する新書を3冊くらい出されているようなので、それらは早いうちに読みたいと思います!

立体展示や、ジョジョの世界観を表現した彫刻なども面白かったです。
最後のコーナーは、この展覧会のための描きおろしの大きな12枚壁画。そのメイキング映像も流れていました。それも面白かった!


わりとさらっと流し見した私でも、1時間はかかりました。一緒に行った子らは原画コーナーで一つ一つ丹念に見ていてはぐれてしまい、私は出口でさらに1時間ほど待つ羽目になりました。(^^;)

会場のすぐ隣が海遊館。ポージング(?)して記念写真。

「それはdaisukeやで」と子らには言われましたが、それすら知らんがな(笑)

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ということで、2018年ラストの展覧会鑑賞もなかなか楽しかったです。2019年もたくさん鑑賞したいと思います♪




by chekosan | 2018-12-29 15:40 | 美術 | Trackback | Comments(0)
大好きなエッシャー。これまで何度も展覧会に行っていますが、またまた行ってきました。会場は、大阪のあべのハルカス美術館です。

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ここ数年で、展覧会も様変わりし、ただ絵やら古いものを並べているような企画はなくなりました。
変わったテーマとか、写真撮影OKとか、何か作れるとか、あれやこれやと工夫が凝らされています。

エッシャーの場合、不思議図形とか、ありえない構築物などが代表作なので、以前別の場所で開催された展覧会では、「エッシャーの絵のなかに入ってみよう!」「エッシャーの階段をつくってみよう!」という体験コーナーがありました。


今回も、展覧会会場前から楽しそうな仕掛けが。

おわかりいただけるでしょうか。球体に写る自分を描いたエッシャーの自画像をマネできるという撮影スポットです。球がピカピカじゃなくて、説明しないとわからない図になってしまいました(笑)


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これだけでも結構楽しいのですが、会場内には、エッシャーの絵の中に入って動画が撮れるというコーナーが!!!!

幸い待ち時間もあまりなく済みそうだったので、友人と「どう動く!?」とわくわくしながら相談しました。

撮影時間は10秒。案外、長く感じます。

撮影が終わったら、2回、画面に動画が流れるので、それを録画して持って帰れます。
データで取り込めるQRコードは故障中ということで残念でしたが、できたのがコレ。




展覧会のお楽しみ、ミュージアムショップでの収穫はこちら。

ただの罫線のノートが一冊650円とえらいこと高かったのですが、コレクションしているA5ノートで、しかも、でんぐりでんぐりの表紙ときたら買わないわけにはいきません。A5ノートは、日々のTodo & アイディアノートとしてどんどん使っているので、惜しくない!(でも高い…)

そして、非クリアファイル。非クリアだと使い勝手が悪いので、決して集めようとしているわけではないのに。ついつい買ってしまって、すっかりコレクション化してきています。



エッシャーはわりと展覧会の頻度が高いので、すでに見たことがある作品も多数でしたが、今回は若い頃からの作品も含め、風景やか人物といったテーマに沿って並んでいたので、お初な作品も多数でした。

やはり後期の不思議な図形系が洗練されていて面白くて好きですが、エッシャーという作家の画風、作風の移り変わりも知ることができてよかったです。(^▽^)/






by chekosan | 2018-11-21 10:56 | 美術 | Trackback | Comments(0)

芸術鑑賞の頻度が下がっていて淀んできた感…


美しいものを観たい!禁断症状が出てきたので、無理やり時間をねじ開けて会期終了間近のプラド美術館展に行ってきました。

会場は兵庫県立美術館です。

兵庫県立美術館は面白いテーマ、楽しい演出で人気なのですが、その分、たいへん混みます。今回は混むのを避けて行きましたが、それでもそこそこ人で埋まっていました。



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お楽しみの撮影スポットはあっさりした感じ。いつもくすっと笑える工夫があるのですが、今回はただの看板。ちょっとアレ?という始まり。



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会場へ至る大階段の演出も真面目。今までの企画展では、怪物が飛び回っていたりとわくわくさせてくれたのですが…




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会場内は、作品保護のためでしょうか、かなり照明が暗く、ライトが当たっているところとそうでないところの明暗の差が大きくて、ちょっと具合が悪くなりました… ;;

音声ガイド(有料)を使ったので、これはという作品はパネルの説明を必死で読まなくてもよかったのは救い。

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スペイン王家のコレクションなので大作(サイズの点でも)揃いだったのですが、メインのベラスケスはやはり一味違うなということがわかる解説でした。

これ↓なんかは、王様の肖像画ですが、意外と質素な服装。そのわけは…とか、


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宮廷で雇われていた人たち(小人症の人とか…)の肖像画の解説もなるほどと感心(会場内撮影禁止なので写真はなし)。ベラスケスの絵はその人物の自然な表情をとらえているとありました。たしかに、王家の人であっても、あまり美化しないですよね、ベラスケスって。そんなに顎突き出して描いていいの…?とか。


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宗教をモチーフとした絵画が、時代によって世俗的になるというか親しみやすくなったことを示したコーナーも興味深かったです。マリアの夫ヨセフが後の時代になると「善き父」の象徴と化していくとか。

ルーベンスの聖家族像など、ふつうの庶民の幸せな一家という感じ。好感が持てます。



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美術展のお楽しみミュージアムグッズは、バリエーションはたくさんあったのですが、ノート一冊でもびっくりするほど高くて… 今回は収穫なしでした。(-_-)


兵庫県立にしては、遊び・工夫・オリジナリティが少ないかなという感じでしたが、やはり現物を間近に見れて、解説によって時代背景を知ることができ、勉強になりました。







by chekosan | 2018-10-15 09:16 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今月の書評@関西ウーマン、公開されました。
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201411

ブルーアイランドこと青島広志さんのイラストたっぷりピアノ名曲図鑑です!

ピアノやってる(やってた)人はもちろん、そうでない人にも!

青島さんの文章はユーモアがあるので肩肘張らずに名曲に親しめます。

でも、やはりなんといっても生のステージはもっとおすすめ♪
とにかく楽しいです♪


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by chekosan | 2018-10-13 13:56 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
1日にバルト3国の旅から帰着。その3日後、台風21号に襲われた関西空港の様子に心を痛めた9月初旬。
学生たちと快晴の空の下、広島の原爆遺構を訪ね、現地を歩く意義を体感した中旬。
興奮冷めやらぬまま新学期を迎えた下旬。
非常に濃い一ヵ月でありました。

9月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3107
ナイス数:401

なぜ日本の災害復興は進まないのか―ハンガリー赤泥流出事故の復興政策に学ぶなぜ日本の災害復興は進まないのか―ハンガリー赤泥流出事故の復興政策に学ぶ感想
記録を忘れていた本。ハンガリーで2010年に起った赤泥流出事故では10名の住民が亡くなり、付近一帯の環境に重大な影響を与えた。赤泥はアルミニウム製造の過程で出る強アルカリ性の残滓。事故の直接の責任はアルミ会社にあるが、被害の甚大さを鑑み、政府は迅速に処理に当たり、被害者救済に努めた。加害会社の責任は責任として、人命や財産が侵害されたという事実を重視し、「被災の緩和」を第一に対策に当たったこと、募金を基金にして、コミュニティ崩壊を食い止め再生を促進するような施策に融通した手法などを著者は評価する。
読了日:07月25日 著者:家田 修 ※記録を忘れていたので9月分としてまとめておく


ゲンロンエトセトラ #5ゲンロンエトセトラ #5感想
最近我が家はうっすら東浩紀ブーム。観光、ダークツーリズム、スタディツアー、ミュージアムに関心があるので、いろいろヒントを得ている。この雑誌はそれらを特集。特集記事のみさらっと読んだが、後に刊行された、東浩紀『弱いつながり』『ショッピングモールから考える』古市憲寿『誰も戦争を教えられない』に発展、結実しているので、これから読む人はそれらを読まれるといいだろう。後ろの方の連載「プラハのカフカ・ミュージアムと「世界文学」の時代の文学館」も、短いレポートだが、最近の私の関心に重なっていて興味深かった。
読了日:09月05日 著者:東 浩紀,高橋 源一郎,市川 真人,速水 健朗,古市 憲寿,海猫沢 めろん,いしたに まさき,ふるまい よしこ,河野 至恩,安 天,松本 直之,入江 哲朗,松山 直希


埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)感想
県立高校名をタイトルにした新書、それも高校生とその保護者向けの講演録で一冊の本を出して採算が採れるという点で既に驚き。しかし佐藤氏がここまで高校生や保護者に個別に助言しているとは!あれだけの勢いで著作を出し、方々で教えたり講演したりしながら、受験や大学の動向も追い、メンタルな相談まで。もともと中学教師になりたいと言っていただけあって、教えみちびき寄り添うことが好きなのだなあ。いろいろ感嘆する。灘校生との対話の本の方が内容的には濃いので、一冊選ぶならそちらをおすすめ。
読了日:09月06日 著者:佐藤 優,杉山 剛士


新版 広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる (岩波ジュニア新書)新版 広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる (岩波ジュニア新書)感想
単なる史跡案内ではない。ヒロシマ・ナガサキという表記、被害と加害、被爆体験の絶対視と「継承」、「生き残りの後ろめたさ」といった問題について考えることを促す。語り口は穏やかでやさしいが、しっかり咀嚼しながら読みたい本。リフトン『死の内の生命』ではアウシュヴィッツからの生還者と共通する被爆者の心情を分析しているとのこと。重藤文夫・大江健三郎『対話/原爆後の人間』、永井隆『長崎の鐘』、林京子『祭りの場』なども読みたい。広島は近々初めて行く。長崎は二度修学旅行で行ったが再訪したい。より深く意義ある観察ができそう。
読了日:09月09日 著者:松元 寛


バルトの光と風バルトの光と風感想
再読。前回(一年前)は初のリトアニア旅行の情報収集としてざっと見ただけだったが、今回はバルト3国縦断後なので一気に読み通した。著者が3国を回った1999年夏と私が行った2018年夏とは、治安や経済状況(物価含む)、賑わいなどが相当違う。個人の旅行記は、月日が経つと情報収集としては適さなくなるが、逆に社会の変わりようを知ることができる。ということで、私も記録を残さねば。それにしても男性は気楽にお酒に誘ったり誘われたりするのだな。女子学生、あるいは母として旅行するとそういうのは皆無だわ~。
読了日:09月10日 著者:河村 務


4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した感想
資料調査や親族の証言で補って可能な限り当時の様子を再現した回想録。コミュニティがしっかりしていて、住民に有利になるよう働くユダヤ人評議会があったところでは、比較的長く共同体が存続し、多少ましな生活ができたようで興味深い。なお著者の親族のうちで唯一、戦争前に欧州を脱出した女性は、杉原千畝の発給したビザで日本を経由してアメリカに渡り、事業を成功させ、親族を呼び寄せたという。ここでも杉原ビザによるサバイバーが!詳しくはブログに記録。https://chekosan.exblog.jp/28650392/
読了日:09月11日 著者:マイケル・ボーンスタイン,デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート


カウンターの向こうの8月6日 広島 バー スワロウテイル「語り部の会」の4000日カウンターの向こうの8月6日 広島 バー スワロウテイル「語り部の会」の4000日感想
この数年ヨーロッパの負の遺産を訪ねるようになって、広島に行ったことがないことが気になり出した。そこで同僚や学生とスタディツアーを計画、少しずつ関連本を読んでいる。戦後70年以上経ち、被爆体験者が高齢化し、亡くなられたり話せなくなったり記憶があいまいになったりされている。経営するバーで語り部の話を聞く会を10年以上続けた著者が、語りを直接聴くインパクトの強さを感じるとともに、記憶を記録に残しておくことも大事であると記しているところが印象に残った。著者自身も病気で若くして亡くなる直前まで本書を執筆された。
読了日:09月13日 著者:冨恵 洋次郎


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)感想
文学やノンフィクション作品を通してロシアソ連東欧を知る輪読の授業で読むので再読。もしかして読んでなかったか? NHKのドキュメンタリーで見ただけだったか? 1本目読みだして、あれ? おませな少女の下ネタ満載で、授業で使って大丈夫だったかと苦笑。でももちろんそれで終わりではなくて、社会主義期のプラハの学校に集った4人の少女たちの学校生活を通して、社会情勢、国際情勢を鮮やかに描き出す。授業終えたら学生の反応や感想交えて、詳しく記録しようと思う。とりあえず選んで間違いではなかった。
読了日:09月13日 著者:米原 万里


世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)感想
中学生から大人までが対象だが、ルビがあるので小学校高学年でも可。各界の著名人の提言は見事にそれぞれ文体が違うのだが、いずれも流れるような文章。かなり練って作られた本だと感じた。一人数ページなので読むのが苦手な子でも。クラスで分担して読んで紹介し合うのもよいかも。若い書き手はやや抽象的、感覚的だが、柔らかく寄り添う文体なので若者に響きそう。専門家は短い中に情報や考え方を凝縮していてさすが。私はやはり国際協力の現場を踏んできた方の提言にひかれた。特に伊勢崎賢治氏の「就活と戦争」を学生に読ませたいと思った。
読了日:09月14日 著者:黒柳 徹子,徳永 進,中川 翔子,永江 朗,伊勢崎 賢治,木村 草太,香山 リカ,ヨシタケシンスケ,田中 優,島田 裕巳,小島 慶子,春香 クリスティーン,辛酸 なめ子,竹内 薫,最果 タヒ,山本 敏晴,山極 寿一,上坂 すみれ,文月 悠光,サヘル ローズ,池澤 春菜,加古 里子


「ダビデの星」を拒んだ画家フェリックス・ヌスバウム「ダビデの星」を拒んだ画家フェリックス・ヌスバウム感想
同じ著者のもう一冊のヌスバウムの本https://chekosan.exblog.jp/28304919/ を読んで。もう一冊との違いがあまりわからなかったが(私が忘れているだけと思うが)、いずれにしてもヌスバウムの絵を観にオスナブリュックに行きたい。
読了日:09月18日 著者:大内田 わこ




新版 1945年8月6日―ヒロシマは語りつづける (岩波ジュニア新書)新版 1945年8月6日―ヒロシマは語りつづける (岩波ジュニア新書)感想
著者は学徒動員中に被爆。原爆被害を広く知らしめる運動に携わってきた。タイトルは広島への原爆投下の日であるが、カバーしている範囲は広い。広島と長崎の投下直後の惨状から始まり、その後の影響と苦しみ、原爆開発の経緯、使用の背景、広島と長崎が選ばれた経緯、戦後の情報隠匿から、80年代の欧州の反核運動の広がり、チェルノブイリ原発事故、INF全廃条約の締結まで。新版は1989年に出されたもの。著者は2000年に亡くなられている。
読了日:09月25日 著者:伊東 壮



オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)感想
『嘘つきアーニャ』に続いて輪読ゼミで読む本。事実と体験を巧みに盛り込んだフィクション。1960年代にプラハのソビエト学校で出会った女性教師オリガ・モリソヴナたちの謎を、主人公が旧友と共に90年代初頭に解いていくなかで明らかになるスターリン時代の人権抑圧の実態。限られた日数で資料を探し関係者を訪ね歩く過程も非常にリアル。いくつかのどんでん返しもうまい。謎解き小説として読むだけでもスリリングで面白いが、革命からのソ連東欧の激動と悲劇と人々の生き様を感じとれる作品としておすすめ。
読了日:09月28日 著者:米原 万里

読書メーター

by chekosan | 2018-10-01 20:52 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
先日、用事で上の息子と東京に行ってきました。日帰りですが、用事自体は短いものだったので、上野の国立西洋美術館の常設展を観てきました。

上野に行くのは初めてです。広くて、木立が多くて、文化施設がたくさんあって。いいですね。

国立西洋美術館は、ル・コルビジェの設計。世界遺産になったニュースはへえ~と見ていましたが、あまりにあっさりしているので、内部に入るまで、そのことを思い出しませんでした。(^-^; 昔の市民会館とかそういうのって、こういう感じでしたもんね。


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常設展でこれだけの作品を展示しているのかあ、しかも一般500円、高校生は無料! やはり東京は文化的な環境に恵まれているなあと思いました。今後、東京に行く用事があったら、時間をやりくりして上野公園の施設を見て回りたいです。


常設展示室は撮影可なので、建物や作品をいくつも撮ってきました。


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現代の作品を展示しているコーナーが一番好きでした。空間も、作品もいいなあと。


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ロダンの彫刻のコレクションにも驚きました。ロダンって、こんな軟体動物みたいな彫像作っていたんだと、ちょっと認識が変わりました。


「うなだれる女」。たしかにうなだれているけど、ちょっと柔らかすぎなような。。。

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「私は美しい」という作品。なぜこんなアクロバティックな体勢なのか、よくわからない。。。


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展示室を出ると、コルビジェ休憩コーナーが。みなさん気持ちよさそうにくつろいでおられました。

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お楽しみ、ミュージアムグッズは、ハンカチをお留守番してくれていた家族に。マスキングテープは、あまり使うアテはないのですが、限定ものをみるとつい…

左は企画展のミケランジェロ展のものです。展覧会自体は時間もないので観なかったのですが、グッズがあまりにかわいかったので買ってしまいました。

真ん中のマスキングテープは東京駅のJR東日本グッズショップで買いました。東京駅の駅舎をかたどっています。



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by chekosan | 2018-07-28 21:30 | 美術 | Trackback | Comments(0)
炎天下バスを待ってると間違いなく倒れる暑さ。(;´д`)

バスに間に合う時間まで、関西大学簡文館(博物館)で企画展示を見ました。


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無料で、涼めて、目を肥やせて、一石数鳥🦆🦅🦉

今は、「地図皿に見る世界と日本」展です。


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現在のような正確な地図ではなく、かなりデフォルメされています。

でも、常に近江の国、我らが滋賀県が中心です! ヤッター♪( ´▽`)

違いますね、山城=京都ですね、中心は(笑)

いやぁそれにしてもテキトーな地図をデザインしたものだなあ。天保年間だと、まだ正確な測量してないのか?

出展数もお客さんも少ないので、ゆったり見れました(^▽^)

by chekosan | 2018-07-13 17:43 | 博物館、資料館 | Trackback | Comments(0)