中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

芸術鑑賞の頻度が下がっていて淀んできた感…


美しいものを観たい!禁断症状が出てきたので、無理やり時間をねじ開けて会期終了間近のプラド美術館展に行ってきました。

会場は兵庫県立美術館です。

兵庫県立美術館は面白いテーマ、楽しい演出で人気なのですが、その分、たいへん混みます。今回は混むのを避けて行きましたが、それでもそこそこ人で埋まっていました。



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お楽しみの撮影スポットはあっさりした感じ。いつもくすっと笑える工夫があるのですが、今回はただの看板。ちょっとアレ?という始まり。



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会場へ至る大階段の演出も真面目。今までの企画展では、怪物が飛び回っていたりとわくわくさせてくれたのですが…




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会場内は、作品保護のためでしょうか、かなり照明が暗く、ライトが当たっているところとそうでないところの明暗の差が大きくて、ちょっと具合が悪くなりました… ;;

音声ガイド(有料)を使ったので、これはという作品はパネルの説明を必死で読まなくてもよかったのは救い。

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スペイン王家のコレクションなので大作(サイズの点でも)揃いだったのですが、メインのベラスケスはやはり一味違うなということがわかる解説でした。

これ↓なんかは、王様の肖像画ですが、意外と質素な服装。そのわけは…とか、


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宮廷で雇われていた人たち(小人症の人とか…)の肖像画の解説もなるほどと感心(会場内撮影禁止なので写真はなし)。ベラスケスの絵はその人物の自然な表情をとらえているとありました。たしかに、王家の人であっても、あまり美化しないですよね、ベラスケスって。そんなに顎突き出して描いていいの…?とか。


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宗教をモチーフとした絵画が、時代によって世俗的になるというか親しみやすくなったことを示したコーナーも興味深かったです。マリアの夫ヨセフが後の時代になると「善き父」の象徴と化していくとか。

ルーベンスの聖家族像など、ふつうの庶民の幸せな一家という感じ。好感が持てます。



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美術展のお楽しみミュージアムグッズは、バリエーションはたくさんあったのですが、ノート一冊でもびっくりするほど高くて… 今回は収穫なしでした。(-_-)


兵庫県立にしては、遊び・工夫・オリジナリティが少ないかなという感じでしたが、やはり現物を間近に見れて、解説によって時代背景を知ることができ、勉強になりました。







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by chekosan | 2018-10-15 09:16 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今月の書評@関西ウーマン、公開されました。
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201411

ブルーアイランドこと青島広志さんのイラストたっぷりピアノ名曲図鑑です!

ピアノやってる(やってた)人はもちろん、そうでない人にも!

青島さんの文章はユーモアがあるので肩肘張らずに名曲に親しめます。

でも、やはりなんといっても生のステージはもっとおすすめ♪
とにかく楽しいです♪


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by chekosan | 2018-10-13 13:56 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
1日にバルト3国の旅から帰着。その3日後、台風21号に襲われた関西空港の様子に心を痛めた9月初旬。
学生たちと快晴の空の下、広島の原爆遺構を訪ね、現地を歩く意義を体感した中旬。
興奮冷めやらぬまま新学期を迎えた下旬。
非常に濃い一ヵ月でありました。

9月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3107
ナイス数:401

なぜ日本の災害復興は進まないのか―ハンガリー赤泥流出事故の復興政策に学ぶなぜ日本の災害復興は進まないのか―ハンガリー赤泥流出事故の復興政策に学ぶ感想
記録を忘れていた本。ハンガリーで2010年に起った赤泥流出事故では10名の住民が亡くなり、付近一帯の環境に重大な影響を与えた。赤泥はアルミニウム製造の過程で出る強アルカリ性の残滓。事故の直接の責任はアルミ会社にあるが、被害の甚大さを鑑み、政府は迅速に処理に当たり、被害者救済に努めた。加害会社の責任は責任として、人命や財産が侵害されたという事実を重視し、「被災の緩和」を第一に対策に当たったこと、募金を基金にして、コミュニティ崩壊を食い止め再生を促進するような施策に融通した手法などを著者は評価する。
読了日:07月25日 著者:家田 修 ※記録を忘れていたので9月分としてまとめておく


ゲンロンエトセトラ #5ゲンロンエトセトラ #5感想
最近我が家はうっすら東浩紀ブーム。観光、ダークツーリズム、スタディツアー、ミュージアムに関心があるので、いろいろヒントを得ている。この雑誌はそれらを特集。特集記事のみさらっと読んだが、後に刊行された、東浩紀『弱いつながり』『ショッピングモールから考える』古市憲寿『誰も戦争を教えられない』に発展、結実しているので、これから読む人はそれらを読まれるといいだろう。後ろの方の連載「プラハのカフカ・ミュージアムと「世界文学」の時代の文学館」も、短いレポートだが、最近の私の関心に重なっていて興味深かった。
読了日:09月05日 著者:東 浩紀,高橋 源一郎,市川 真人,速水 健朗,古市 憲寿,海猫沢 めろん,いしたに まさき,ふるまい よしこ,河野 至恩,安 天,松本 直之,入江 哲朗,松山 直希


埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)感想
県立高校名をタイトルにした新書、それも高校生とその保護者向けの講演録で一冊の本を出して採算が採れるという点で既に驚き。しかし佐藤氏がここまで高校生や保護者に個別に助言しているとは!あれだけの勢いで著作を出し、方々で教えたり講演したりしながら、受験や大学の動向も追い、メンタルな相談まで。もともと中学教師になりたいと言っていただけあって、教えみちびき寄り添うことが好きなのだなあ。いろいろ感嘆する。灘校生との対話の本の方が内容的には濃いので、一冊選ぶならそちらをおすすめ。
読了日:09月06日 著者:佐藤 優,杉山 剛士


新版 広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる (岩波ジュニア新書)新版 広島長崎修学旅行案内―原爆の跡をたずねる (岩波ジュニア新書)感想
単なる史跡案内ではない。ヒロシマ・ナガサキという表記、被害と加害、被爆体験の絶対視と「継承」、「生き残りの後ろめたさ」といった問題について考えることを促す。語り口は穏やかでやさしいが、しっかり咀嚼しながら読みたい本。リフトン『死の内の生命』ではアウシュヴィッツからの生還者と共通する被爆者の心情を分析しているとのこと。重藤文夫・大江健三郎『対話/原爆後の人間』、永井隆『長崎の鐘』、林京子『祭りの場』なども読みたい。広島は近々初めて行く。長崎は二度修学旅行で行ったが再訪したい。より深く意義ある観察ができそう。
読了日:09月09日 著者:松元 寛


バルトの光と風バルトの光と風感想
再読。前回(一年前)は初のリトアニア旅行の情報収集としてざっと見ただけだったが、今回はバルト3国縦断後なので一気に読み通した。著者が3国を回った1999年夏と私が行った2018年夏とは、治安や経済状況(物価含む)、賑わいなどが相当違う。個人の旅行記は、月日が経つと情報収集としては適さなくなるが、逆に社会の変わりようを知ることができる。ということで、私も記録を残さねば。それにしても男性は気楽にお酒に誘ったり誘われたりするのだな。女子学生、あるいは母として旅行するとそういうのは皆無だわ~。
読了日:09月10日 著者:河村 務


4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した感想
資料調査や親族の証言で補って可能な限り当時の様子を再現した回想録。コミュニティがしっかりしていて、住民に有利になるよう働くユダヤ人評議会があったところでは、比較的長く共同体が存続し、多少ましな生活ができたようで興味深い。なお著者の親族のうちで唯一、戦争前に欧州を脱出した女性は、杉原千畝の発給したビザで日本を経由してアメリカに渡り、事業を成功させ、親族を呼び寄せたという。ここでも杉原ビザによるサバイバーが!詳しくはブログに記録。https://chekosan.exblog.jp/28650392/
読了日:09月11日 著者:マイケル・ボーンスタイン,デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート


カウンターの向こうの8月6日 広島 バー スワロウテイル「語り部の会」の4000日カウンターの向こうの8月6日 広島 バー スワロウテイル「語り部の会」の4000日感想
この数年ヨーロッパの負の遺産を訪ねるようになって、広島に行ったことがないことが気になり出した。そこで同僚や学生とスタディツアーを計画、少しずつ関連本を読んでいる。戦後70年以上経ち、被爆体験者が高齢化し、亡くなられたり話せなくなったり記憶があいまいになったりされている。経営するバーで語り部の話を聞く会を10年以上続けた著者が、語りを直接聴くインパクトの強さを感じるとともに、記憶を記録に残しておくことも大事であると記しているところが印象に残った。著者自身も病気で若くして亡くなる直前まで本書を執筆された。
読了日:09月13日 著者:冨恵 洋次郎


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)感想
文学やノンフィクション作品を通してロシアソ連東欧を知る輪読の授業で読むので再読。もしかして読んでなかったか? NHKのドキュメンタリーで見ただけだったか? 1本目読みだして、あれ? おませな少女の下ネタ満載で、授業で使って大丈夫だったかと苦笑。でももちろんそれで終わりではなくて、社会主義期のプラハの学校に集った4人の少女たちの学校生活を通して、社会情勢、国際情勢を鮮やかに描き出す。授業終えたら学生の反応や感想交えて、詳しく記録しようと思う。とりあえず選んで間違いではなかった。
読了日:09月13日 著者:米原 万里


世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)感想
中学生から大人までが対象だが、ルビがあるので小学校高学年でも可。各界の著名人の提言は見事にそれぞれ文体が違うのだが、いずれも流れるような文章。かなり練って作られた本だと感じた。一人数ページなので読むのが苦手な子でも。クラスで分担して読んで紹介し合うのもよいかも。若い書き手はやや抽象的、感覚的だが、柔らかく寄り添う文体なので若者に響きそう。専門家は短い中に情報や考え方を凝縮していてさすが。私はやはり国際協力の現場を踏んできた方の提言にひかれた。特に伊勢崎賢治氏の「就活と戦争」を学生に読ませたいと思った。
読了日:09月14日 著者:黒柳 徹子,徳永 進,中川 翔子,永江 朗,伊勢崎 賢治,木村 草太,香山 リカ,ヨシタケシンスケ,田中 優,島田 裕巳,小島 慶子,春香 クリスティーン,辛酸 なめ子,竹内 薫,最果 タヒ,山本 敏晴,山極 寿一,上坂 すみれ,文月 悠光,サヘル ローズ,池澤 春菜,加古 里子


「ダビデの星」を拒んだ画家フェリックス・ヌスバウム「ダビデの星」を拒んだ画家フェリックス・ヌスバウム感想
同じ著者のもう一冊のヌスバウムの本https://chekosan.exblog.jp/28304919/ を読んで。もう一冊との違いがあまりわからなかったが(私が忘れているだけと思うが)、いずれにしてもヌスバウムの絵を観にオスナブリュックに行きたい。
読了日:09月18日 著者:大内田 わこ




新版 1945年8月6日―ヒロシマは語りつづける (岩波ジュニア新書)新版 1945年8月6日―ヒロシマは語りつづける (岩波ジュニア新書)感想
著者は学徒動員中に被爆。原爆被害を広く知らしめる運動に携わってきた。タイトルは広島への原爆投下の日であるが、カバーしている範囲は広い。広島と長崎の投下直後の惨状から始まり、その後の影響と苦しみ、原爆開発の経緯、使用の背景、広島と長崎が選ばれた経緯、戦後の情報隠匿から、80年代の欧州の反核運動の広がり、チェルノブイリ原発事故、INF全廃条約の締結まで。新版は1989年に出されたもの。著者は2000年に亡くなられている。
読了日:09月25日 著者:伊東 壮



オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)感想
『嘘つきアーニャ』に続いて輪読ゼミで読む本。事実と体験を巧みに盛り込んだフィクション。1960年代にプラハのソビエト学校で出会った女性教師オリガ・モリソヴナたちの謎を、主人公が旧友と共に90年代初頭に解いていくなかで明らかになるスターリン時代の人権抑圧の実態。限られた日数で資料を探し関係者を訪ね歩く過程も非常にリアル。いくつかのどんでん返しもうまい。謎解き小説として読むだけでもスリリングで面白いが、革命からのソ連東欧の激動と悲劇と人々の生き様を感じとれる作品としておすすめ。
読了日:09月28日 著者:米原 万里

読書メーター

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by chekosan | 2018-10-01 20:52 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
先日、用事で上の息子と東京に行ってきました。日帰りですが、用事自体は短いものだったので、上野の国立西洋美術館の常設展を観てきました。

上野に行くのは初めてです。広くて、木立が多くて、文化施設がたくさんあって。いいですね。

国立西洋美術館は、ル・コルビジェの設計。世界遺産になったニュースはへえ~と見ていましたが、あまりにあっさりしているので、内部に入るまで、そのことを思い出しませんでした。(^-^; 昔の市民会館とかそういうのって、こういう感じでしたもんね。


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常設展でこれだけの作品を展示しているのかあ、しかも一般500円、高校生は無料! やはり東京は文化的な環境に恵まれているなあと思いました。今後、東京に行く用事があったら、時間をやりくりして上野公園の施設を見て回りたいです。


常設展示室は撮影可なので、建物や作品をいくつも撮ってきました。


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現代の作品を展示しているコーナーが一番好きでした。空間も、作品もいいなあと。


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ロダンの彫刻のコレクションにも驚きました。ロダンって、こんな軟体動物みたいな彫像作っていたんだと、ちょっと認識が変わりました。


「うなだれる女」。たしかにうなだれているけど、ちょっと柔らかすぎなような。。。

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「私は美しい」という作品。なぜこんなアクロバティックな体勢なのか、よくわからない。。。


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展示室を出ると、コルビジェ休憩コーナーが。みなさん気持ちよさそうにくつろいでおられました。

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お楽しみ、ミュージアムグッズは、ハンカチをお留守番してくれていた家族に。マスキングテープは、あまり使うアテはないのですが、限定ものをみるとつい…

左は企画展のミケランジェロ展のものです。展覧会自体は時間もないので観なかったのですが、グッズがあまりにかわいかったので買ってしまいました。

真ん中のマスキングテープは東京駅のJR東日本グッズショップで買いました。東京駅の駅舎をかたどっています。



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by chekosan | 2018-07-28 21:30 | 美術 | Trackback | Comments(0)
炎天下バスを待ってると間違いなく倒れる暑さ。(;´д`)

バスに間に合う時間まで、関西大学簡文館(博物館)で企画展示を見ました。


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無料で、涼めて、目を肥やせて、一石数鳥🦆🦅🦉

今は、「地図皿に見る世界と日本」展です。


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現在のような正確な地図ではなく、かなりデフォルメされています。

でも、常に近江の国、我らが滋賀県が中心です! ヤッター♪( ´▽`)

違いますね、山城=京都ですね、中心は(笑)

いやぁそれにしてもテキトーな地図をデザインしたものだなあ。天保年間だと、まだ正確な測量してないのか?

出展数もお客さんも少ないので、ゆったり見れました(^▽^)

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by chekosan | 2018-07-13 17:43 | 博物館、資料館 | Trackback | Comments(0)
リトアニア映画を観たあと、同じ京都文化博物館で開催中の「オットー・ネーベル展」を鑑賞しました。


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チラシやポスターに使われているデザインがこちら。パウル・クレーとかカンディンスキーみたいだなと思ったら、やはり彼らと交友関係にあり、影響を与え合った人物でした。


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ネーベル自身はバウハウスで学んだり活動したりしたわけではないですが、影響は受けていたようです。
展覧会には、バウハウスで生まれたケトルや電気スタンド、ソファやラグなども展示されていました。

カッコイイですよね、バウハウスのデザイン。直線と丸とか球とかでビシッ、キリッしていて。

しかし彼らはナチスに退廃芸術として弾圧されます。ネーベルやカンディンスキーはスイスに逃れることになります。



そうそう、それより前、第一次世界大戦のあとにドイツで起こったハイパーインフレのときの緊急紙幣も展示されていました。100万、200万、1億、そして5億マルク紙幣!

ハイパーインフレの話は授業で毎年しているので、本物の紙幣が見れて嬉しいです(撮影は不可)。



クレー、カンディンスキー、シャガールといった同時代の芸術家の作品も展示されていました。
初期の作品はシャガールに、のちにはクレーやカンディンスキーに似ています。

おっ、これいい! 洗練されてる! と目を引いたのは見事にカンディンスキーでした。
もちろん好みもあるのだと思いますが。



ネーベルは、さまざまな技法やアイディアを生み出して、だんだん抽象度を増していきます。
ルーン文字シリーズなどは、ぐるっと回って壁画や地上絵のよう。

展示の途中には、撮影可のコーナーもありました。
かなり抽象度が進んだころの一連の作品でした。

そのうち気に入ったのを撮ってきましたが、細かさや輝き、絵の具の厚みは、写真では再現できないですね。やはり絵画は実物を生で見るのがいいですね。



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「赤く鳴り響く」



「輝く黄色の出来事」

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「黄色がひらひら」



「純潔と豊潤」

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オットー・ネーベルさん、こんな人です。一人で行ったのでツーショットは撮れませんでした。´・ε・`
会場内の説明パネルには、シャガール、カンディンスキー、クレーなどの似顔絵もありましたよ。


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さて、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズ。
ネーベルのデザインはグッズ向けで、どれも素敵。あれこれ欲しくなりました。

一筆箋、マスキングテープはネーベルの作品からのデザインです。
この手の文具、使い切れないくらいあるからやめておこうと思うのに、うっかり増やしてしまいます。
でも、ネーベルのマスキングテープは、かなりカッコイイと思います!!

バッグはカンジンスキーのデザインです。持ち手の長さが良さそうで買ってしまいました。
トートバッグも買いすぎなのですが、ついつい…


記念講演会のタイトルも「知られざる画家 オットー・ネーベル」と、やはりメジャーではないと言っていいのでしょうが、得した感アリな展覧会です☆ 6月24日まで。




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by chekosan | 2018-06-17 15:05 | 美術 | Trackback | Comments(0)
2015年から、同僚の桑原桃音先生とともに、一年生向け前期科目「文章表現Ⅱ」をベースに取り組んできた本や図書館に親しむ課外活動。

今年度は、テーマと対象学生を広げ、「書と人と社会をつなぐ文化活動を企画運営する学生リーダーの育成」プロジェクトを推進しています。

「文章表現Ⅱ」をベースとしつつ、一科目にとどまらない文化活動を展開し、こうしたことを自分たちで企画したい!と行動を起こす学生を育てたいと考えています。


その第一弾は「見せ方を学ぶ、展示の仕方を学ぶ」がテーマ。

兵庫県立美術館で開催中の「ジブリの大博覧会」鑑賞ツアーです。

参加者には、展覧会に参加した理由、展覧会の感想と特に面白かったコーナー、展示の仕方で気がついたこと、今後参加してみたい文化的な催し、学内で参加してみたいイベントについて文章で報告してもらいました。

参加学生たちは教員以上に展示内容や展示の方法を読み解き、それを言葉で再現できています。

企画第一弾、大好評、大成功でした!

◇◇
この展覧会、予想以上に楽しいです。撮影可のコーナー、ねこバスに乗れるコーナーもありましたよ! 少しだけご紹介しておきます。


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by chekosan | 2018-06-04 16:58 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
ドイツ系ユダヤ人画家フェリックス・ヌスバウムを紹介する本です。

同じ大内田さんの『ホロコースト 女性6人の語り部』で、本書の表紙にもなっている自画像を見て強烈に惹かれ、より詳しく紹介されている本書を読みました。

*『ホロコースト 女性6人の語り部』では、ヌスバウムの作品を集めた美術館の前館長のインタビューが掲載されています。

本書は、母と子でみるシリーズの一冊。このシリーズは写真たっぷりで、とてもいいんですよね。お世話になっています。


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ヌスバウムは、ドイツのオスナブリュックという街の裕福な家に生まれました。

父に応援されて絵の道を進みますが、ナチスのユダヤ人迫害で外国を転々とし、密告によって捕らえられて、収容所で殺されます。

ヌスバウムは、自分が死んでも作品は死なさないでと、友人たちに作品を預けます。

戦後ずいぶん経って、彼の作品が親戚の手に移り、故郷オスナブリュックで展覧会が開かれました。それをきっかけに残りの作品の所在も判明し、オスナブリュックに集結します。市民が寄付を集めて、常設の美術館もできました。

作品や生涯も興味深いですが、市民主導で、彼の作品と人生を後世に引き継ごうとしていることに感銘を受けました。

オスナブリュックのヌスバウム・ハウス、ぜひ行って、作品を生で見たいと思います。








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by chekosan | 2018-05-10 15:05 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
嬉しい嬉しい連休です!

一日目は、佐川美術館(滋賀県守山市)で開催中の
「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」に行ってきました。


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ルドルフ2世は、プラハに都を移して、芸術や科学の発展に力を入れた皇帝。

世界中から、動植物や鉱物や、その他さまざまなものを蒐集し、
今でいう博物館のような空間をつくりました。

↓↓ 今回のグッズ売り場でゲットしたクリアファイルから ↓↓

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ルドルフ2世は、お抱えの画家や錬金術師に腕を振るわせました。
それによって、自然科学、化学、薬学が飛躍的に発展しました。

プラハのお城のなかにある黄金小路というこじんまりしたお家が並ぶ人気スポットは、
そんな錬金術師たちが住んでいたところだったとか。

お気に入りの画家のひとりが、今回の呼び物でもあったアルチンボルドです。
野菜や花などで構成された人物画でおなじみ。

彼は、ルドルフ2世の肖像画(?)も描いています。
下の写真は今回の展覧会のチラシ。

手前のフリフリを着ている男性がルドルフ2世。
真ん中の野菜人間は、ルドルフ2世を古代ローマの神ウェルトゥムヌスになぞらえた絵です。

ウェルトゥムヌスは、果物と果樹、季節の移ろいをつかさどる神様だそうで、
主題としては失礼ではないでしょうし、ルドルフ2世もこの絵を気に入ったとのことですが、
喜ぶんだコレ…とかちょっと思っちゃいますね(笑)


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アルチンボルドは、同時代や後の時代の芸術家にも大きな影響を与えました。
今回も、アルチンボルド風の絵画が何点か展示されていました。
が、やはり本家からすると、、、かなり違いますね。

現代作家による立体化作品も展示されていました。
ここは撮影&拡散大歓迎コーナーだったので、私も息子に何枚か撮ってもらいました。

ここには、春夏秋冬揃いぶみ写真をアップしておきます♪


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入り口にあったのも、アルチンボルド風の造形作品です。
実は今回一番気に入りました。

ジブリのアニメに出てきそうですよね。


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展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズ。

Tシャツの柄は、ドードー鳥。珍奇な動物として当時の絵画に描かれています。
いまは絶滅したと言われていますが、当時は元気に愛嬌ある姿を見れたのですね。

花の絵は、ヤン・ブリューゲル(父)「陶製の花瓶に生けられた小さな花束」(1607年頃)。
花瓶に生けた花を描くというのは、実はこの頃に編み出された表現方法なのだとか。

この花束も、かなり多様な花が描き込まれています。
単に、きれいなお花、というのではなく、植物コレクション的な意味を持っているのですね。

なのですが、サイズ的にはかなり小さな絵だったのも、へえ~、でした。

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手前の手回しオルゴールは、小6の息子が選んだ、ブリューゲルのバベルの塔柄です。
ウィーンの美術史美術館に所蔵されている作品です。今回は展示されていません。

バベルの塔を主題にした絵は、2点ほどありました。
いずれも似たような構造、構図になるのが面白いですね。

聖書にそこまで詳しく、塔の構造が書いてあったかは覚えていませんが、
もしその頃に超高層ビルを建てるとしたら、
当然こうなっただろうという共通理解で描かれているということでしょうか。

小6息子が、「バベルの塔って、ほんまにあったん?」と訊いてきたので、
「そやで~、あってんけどな、潰されてもてん」と答えました(笑)
もちろん、直後にちゃんと解説しましたよ!

佐川美術館、アクセスは大変不便なのですが、建物自体も一見の価値ありです。
まわりには何もないですが、館内におしゃれなカフェもあります。

湖周道路は琵琶湖と山を望め、休憩場所もあり、ドライブに最適です。
琵琶湖博物館と組み合わせれば、わざわざ感も薄れるかと思います(笑)
ゴールデンウイークのお出かけにいかがでしょう。

「ルドルフ2世の驚異の世界展」は、5月27日まで開催しています。

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by chekosan | 2018-04-29 11:04 | 美術 | Trackback | Comments(0)
すっかり気に入ったクラクフの民族博物館のつづきです。

こんな休憩スペースがあったり。ほんと居心地のいい博物館です。

奥の左手の壁は、引き戸を開けたり閉めたりできます。それによって見えるものが変わります。
お子ちゃまのみならず大人も思わず開けたり閉めたり。(^▽^)



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お祭りに使うかぶりもの。手作り感に親しみがわきます。


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泣く子はいねえが~って感じなんでしょうか。かなり怖いですよね、このヒトたちに近づいて来られたら(笑)


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影も含めて展示という感じ。計算してあるんでしょうね。お気に入りの一枚です。


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これ着るの、チクチク痛そうなんですけど…


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イースターの卵もずらりと並んでいました。センターを務めたのがこちら。


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動かせるおもちゃもありましたよ。


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切り絵の数々。素朴でカラフルです。

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最上階は、絵画や彫刻でした。こちらも素朴系。

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この博物館で、唯一(?)のホロコーストもの。


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これは、、、ペンギン?? 歯があるから別物?


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ほかにもたくさん魅力的な展示物がありました。民族衣装は多すぎて撮影しませんでしたが、とても華やかで素敵でした。

思いがけず楽しめた博物館、しっかり満喫しましたよ。

そうそう、子どもの見学が多いからでしょう、クロークルームもこんな感じ。小さい子でも自分でコートやリュックを掛けられます。ロッカーもありました。


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ここを目指したのは、ミュージアムショップにノートがあると知ったから。
本に載っていたのとは違いましたが、好みだったのでコンプリートしました!
おしゃれですよね。研究ノートに使いま~す☆


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執事のような職員さんに見送られ、外に出ると、あらクリスマスのお家を模したものが。


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外観は古いデザインを残しながら、内部は新しくスタイリッシュに。私たちが泊まったアパートメントホテルもそうでした。


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写真はありませんが、この博物館の前の広場には屋外スケートリンクがつくられていて、子どもたちが楽しんでいましたよ。





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by chekosan | 2018-03-08 21:19 | 博物館、資料館 | Trackback | Comments(0)