中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

タグ:本、読書、図書館 ( 295 ) タグの人気記事

2018年も、大学図書館主催の書評コンテストに、担当科目「文章表現Ⅱ」(桑原桃音先生と2人で担当、1年生前期の授業)の受講生たちが続々入賞しました。

今年は入賞者11名中8名です。

私たちも毎年、表彰式にお招きいただいていたのですが、毎年行けなくて…
今年はこの科目最後の年だったのですが、とうとう4年間行けずじまい。残念でした…


それなのに入賞した学生くんからお礼のメールをもらいました。嬉しいなあ。先生冥利に尽きます!

今年の入賞者のみなさん。写真は大学のHPからお借りしました。

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最優秀賞、優秀賞のお一人は直接指導しました。おめでとう!



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このコンテストは前々から大学図書館が開催されている恒例の大学行事です。

私と同僚先生の授業で課題として応募させるようになった年に過去最高の応募総数(125編)となりました。そのあと3年間、ほぼ同じ124編くらいでした。

その124編ほどの3分の2くらい(80編程度)が私たち「文章表現Ⅱ」の受講生が出したものでした。

入賞は例年10~11編。「文章表現Ⅱ」からは、2015年6編→16年8編→17年7編→18年8編が入賞しました。

一年生前期、一クラス40人前後、2人の教員で毎年160人ほどを受け持っていたので、なかなか指導は大変だったのですが、質・量とも貢献できたかと思います。






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by chekosan | 2018-12-12 20:50 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
「関西ウーマン」で毎月連載している書評、今月は真面目一徹です。いや、いつも真面目に紹介していますが。

ティモシー・スナイダー『暴政 20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』。

中・東欧史、ホロコースト史家で、『ブラック・アース』『ブラッド・ランド』の著者、ティモシー・スナイダー氏が緊急出版した小さな本です。

強権的、独裁的な政治を支え、助長するのは普通の人々の日常のふるまいや言動であることを歴史の事例からわかりやすい言葉で解説しています。

第一条が「忖度による服従はするな」。


いろんなところで紹介していこうと思っています。力強くおすすめ。



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by chekosan | 2018-12-08 13:34 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
11月もやはりあっというまに終わってしまいました。

横浜出張ではじまり、常にぎっしり仕事や約束が続いた一ヵ月。また岐阜の八百津町にも行きました。臨時に引き受けた授業も始まりました。初年次ゼミでは、この期に及んで新しい授業内容に着手しました。

初めから月末まで何か「書いて」「作って」「直して」いた感じ。そのなかで開眼したことあり、苦手だと思っていたけどむしろ得意なんじゃないのということもあり。

実りも多かったですが、通読できた本は少数にとどまりました。映画も観たのですが、記録すらできていません(;´Д`A ```

そんな11月のヒットは、カフカ『変身』。私個人では何度か読んでいる作品ですが、同志社の輪読ゼミでみんなで読んだところ大盛り上がりでした☆


11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1976
ナイス数:293

ひらく美術: 地域と人間のつながりを取り戻す (ちくま新書)ひらく美術: 地域と人間のつながりを取り戻す (ちくま新書)感想
以前、芸術系の大学で一般教養の政治学の授業をしていた。芸術系の学生にも身近に感じられる話をと思い、まちづくり、廃校利用、芸術と政治といったテーマを取り上げた。そのとき受講生が越後妻有の大地の芸術祭に関わっていると感想に書いてくれた。今思えばあれは創成期だったか。その学生のみならず、芸術や建築系の学生は、まちづくりや、そこに自分はどう関わるかということに敏感だったように思った。なんてことを思い出しながら勉強した一冊。
読了日:11月09日 著者:北川 フラム


イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)感想
輪読ゼミで取り上げた。面白いと感じた学生と、なんだかよくわからなくて入り込めなかったという学生に分かれた。たしかにこれという盛り上がりがないから、何を伝えたいなのかをつかみにくいのかも。でも、ほぼ何もないところからモノを作り出したり、取引したり、助け合ったりしてなんとか生き延びようとする生活力とか団結力が暗すぎないさらっとした文体でユーモラスに描かれていて、結構面白いと思うのだけど。この手の話は、細かい部分に注目して調べたりなんかすると意外とハマるんだけどな。
読了日:11月13日 著者:ソルジェニーツィン


変身 (新潮文庫)変身 (新潮文庫)感想
再再読くらい。今回は輪読ゼミのテキストとして。この虫ってどんな系と想像した?から始まり、インターネットで公開されているドイツの学生?が作った動画やらロシアの映画やらもちょっとずつ見たりして、これはないだろうだのなんだの、みんなで大盛り上がり。忘れないうちにブログにでも書きとめておこうと思うが、とりあえず私は何度読んでも、甲虫よりは、芋虫型あるいはダンゴムシ系に思えてしかたない。だってリンゴめり込むんだもん。
読了日:11月20日 著者:フランツ・カフカ


変身・断食芸人 (岩波文庫)変身・断食芸人 (岩波文庫)感想
輪読ゼミで「変身」を取り上げたので、新潮と岩波と光文社古典新訳文庫の3種類を揃えた。各文庫、訳者の解説が(当然ながら)違っていて、それも比較したくて。岩波には「断食芸人」所収なのだが、これもなんだか「え?それっていいの?」という終わり方。不思議な世界だ。
読了日:11月21日 著者:カフカ



変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)感想
輪読ゼミで「変身」をみんなで読むにあたって、各社の解説を比べたくて3種類揃えた。光文社の新訳文庫は、ちょっと言葉遣いがイマドキ過ぎて違和感あり。
読了日:11月21日 著者:カフカ





いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)感想
一気に読んだ。著者はフランスのユダヤ人で、6歳のときに母と共に捕らえられて各地の収容所を転々とした。父が戦争捕虜であったため、捕虜の妻子である著者母子はジュネーブ条約によって「特別待遇」を受け、かろうじて生き延びた。とはいっても彼らも決してまともな生活をしていたわけではない。とりわけ最後の移送先ベルゲン=ベルゼンでの状況は悲惨このうえない。著者は12歳になる手前で解放され、妻子を必死で探していた父と奇跡的に再会を果たした。淡々とした記述がかえって当時の酷い状況をよく伝える。
読了日:11月24日 著者:フランシーヌ・クリストフ


書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)感想
2週間ちょいで出さないといけない報告の資料を図書館でがーっと漁っているときに近くの棚でみつけて、うっかり借りてしまった本。これ読んでるバヤイやないやろうと思いつつ一気に読んでしまった。さすがフリーライター歴25年、読ませるなあ。仕事の取り方から始まり、インプットの仕方、取材のコツ、例えばインタビューするのに100は質問を考えておく、それを絞って珠玉の10問を使うといった具体的なノウハウが惜しげなく開陳される。が、書いて見てもらうことをしていない、口だけの自称ライター志望、小説家志望には厳しい。当然だわね。
読了日:11月25日 著者:永江 朗


「学力」の経済学「学力」の経済学感想
個々の調査結果は興味深い(主にアメリカの学者たちの実験報告だが)。しかし「非認知能力(忍耐力、社会性、意欲など)が後々人生を安定、成功に導く」という前半の肝の一つである主張が後半には影を潜め、学力向上のためには費用対効果の良い施策を採るべきだという方向に話が進むなど一貫性を欠いていく。引き合いに出される「エビデンス」も、日本の教育を考える上で果たして適切なのか、にわかに納得しがたいものが散見される。読みやすくキャッチーな作りなので、太字部分を拾い読みしてわかった気になって本質を見誤る恐れあり。
読了日:11月27日 著者:中室 牧子


若者が社会を動かすために (ベスト新書)若者が社会を動かすために (ベスト新書)感想
税所君の本を読むのは3冊目かな。変わらない行動力に圧倒される。世界中に最高の教育を届けるという彼の活動は、リクルートに入るという転身で新たな局面を迎えているようだが、彼のことだからきっとまた独立してどんどん事業を興すのだろう。後半は彼と同世代で活躍する若手リーダーたちの紹介。これがまたパワフル。どの人も良き師(血縁含む)、メンター、仲間との出会いや支援を得て飛躍したことを自覚しているところに好感が持てた。それにしても若くしてみなさんすごい実績、業績をあげているなあ。(@_@)
読了日:11月28日 著者:税所 篤快

読書メーター

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by chekosan | 2018-12-01 09:58 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)


「関西ウーマン」に毎月連載している「信子先生のおすすめの一冊」、今月の書評が公開されました。

今月は、岡田斗司夫さんの『「世界征服」は可能か?』


あっという間に読めるけど、テキスト解釈、思考実験の面白さ、フィクションをネタに現実世界を考察する面白さに満ちた一冊です!

青少年向け新書ですが、昔懐かしいアニメやマンガが素材になっているので、大人の方がより楽しめるかもしれません。

アニメやヒーローものに登場する「悪の秘密結社」。彼らがもくろむのは世界征服。最後はヒーローによって倒されるのがお約束ですが、なぜ悪者たちは面倒くさい「世界征服」などたくらむのか。その高い科学力を使って、自分たちだけで楽しく豊かな生活を送ればよいではないか。そもそも「世界征服」ってなに? 世界を征服したあとはどうするの?

続きはこちら↓
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201426




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by chekosan | 2018-11-10 21:43 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
なぜか10月が終わってました。10月、何してた? 10月、あった?という感じ。

18日に「あ、喉がマズいかも…」と自覚があったけど翌日頑張って授業したら、その翌日から悪化。週末休めば大丈夫だろうと思いきや、なぜか3日目に38.7℃まで上昇。結局、丸一週間、休む羽目に。寝たり起きたりしながら、オンラインで月末からの図書館総合展(横浜)の準備を進めて、無事、学生たちと3日間のスタディツアーを完遂した次第。

そんな10月は、ギュンター・グラスとダークツーリズム特集的なラインナップでした。

10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2494
ナイス数:294

ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅 (幻冬舎新書)ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅 (幻冬舎新書)感想
悲しみの記憶を巡る旅=ダークツーリズムの考え方や意義、実際のまわり方、発見を紀行の形で紹介。『ダークツーリズム拡張』が海外版で、こちらは国内版。ダークツーリズムという視点でさまざまな場所を巡ることで近代の構造が見えること、考察の対象を理解するのに距離感や空間の大きさを知ることが重要だが日本ではそうした直観的な研究手法が顧みられてこなかったこと、土地の人(当事者)ではないからこそ見えるものもあり媒介となる可能性もあるという大枠には同意。しかし、細部の記述や個々の事例の説明の中には首をひねるものもあった。
読了日:10月05日 著者:井出 明


音楽名曲絵画館 ブルーアイランド氏のピアノ名曲の旅 絵と文 青島広志音楽名曲絵画館 ブルーアイランド氏のピアノ名曲の旅 絵と文 青島広志感想
ブルーアイランドこと青島広志さんのイラストたっぷりピアノ名曲図鑑です。ピアノやってる(やってた)人はもちろん、そうでない人にも。 青島さんの文章はユーモアがあるので肩肘張らずに名曲に親しめます。でも、やはりなんといっても生のステージはもっとおすすめ♪とにかく楽しいです! 詳しくは、月一回掲載していただいている書評コーナー@関西ウーマンに。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201411

読了日:10月06日 著者:青島 広志


未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学感想
政治思想・政治哲学者による女子中高生に向けた講義。時事的な話もあるが、メインは、政治とは人が「人と一緒にいること」に伴うあれこれについてどう決めていくか、どう解決するかを考えることである、それをみんなで考えてみようという話。白黒つけられないこと、絶対的な正解はないことを常に考え続けることはしんどいことである。だからこそ若いうちから思考し他者と対話する訓練を重ねる必要がある。ということを感じさせてくれる本。
読了日:10月10日 著者:宇野 重規



ギュンター・グラス 「渦中」の文学者 (集英社新書)ギュンター・グラス 「渦中」の文学者 (集英社新書)感想
グラスのことは以前から社会的活動や政治的発言等を報道で目にして知った気になっていた。2006年に一時期SS隊員だったと告白したときはショックも受けた。15年に亡くなったときも。のわりには著作を読んでないし「ブリキの太鼓」の映画さえ観ていなかった。今回、本書の著者の講演会に行くことになったので予習。本書はグラスの経歴や生き方と作品解説をまとめた評伝。とても読みやすくて、ほぼ一気読み。また知った気になってしまった(笑) 行動する文学者。今度こそ作品を読む!明日の講演会までに一作読めるかな!?
読了日:10月12日 著者:依岡 隆児


玉ねぎの皮をむきながら玉ねぎの皮をむきながら感想
代表作『ブリキの太鼓』を書くまでの前半生をつづった自伝的作品。玉ねぎの皮を一枚一枚剥いていくように、少年時代から1959年ごろまでを想起していく。かつての自分を「彼」という三人称で語ったり、「私」という一人称で語ったり。浮遊霊のように昔の自分のまわりをふわふわとまわりながら思い出そうとしているような部分もあれば、若かりし自分と今の自分が一体化して生々しい感覚を思い出しているような部分もあり。印象的な部分をブログにメモ。https://chekosan.exblog.jp/28749013/
読了日:10月21日 著者:ギュンター グラス


ブリキの太鼓 1 (集英社文庫 ク 2-2)ブリキの太鼓 1 (集英社文庫 ク 2-2)感想
グラスの評伝(『ギュンター・グラス 「渦中」の文学者』)や、グラス自身が『ブリキの太鼓』を書くまでの前半生をつづった『玉ねぎの皮をむきながら』を先に読んでいたので、本作にグラスの実体験がかなり反映されていることを確認できた。それも影響してか、主人公の設定の特異さよりも、1920年代から38年「水晶の夜」を迎えるまでのダンツィヒの町が不穏さを増していく様子が背景的にうっすらと描かれているところの方が面白く感じた。第一部はまだ本格的に話が進んでいない感じか。二部、三部も読むべく発注中。
読了日:10月22日 著者:ギュンター・グラス


ロボット (岩波文庫)ロボット (岩波文庫)感想
読んだ気になってたシリーズ。大雑把に進んでいくなあ〜というのが一番の感想。ところどころ皮肉や風刺が入りかけるけど、あまり掘り下げずに流されて、あっという間に結末に至った感じ。実際に芝居にしたら、もっと迫ってくるものがあるのだろうか。私が詩や戯曲をじっくり味わえないタチなだけかもしれない。とりあえずチャペックは『園芸家十二ヶ月』みたいな方が好き。
読了日:10月24日 著者:カレル・チャペック


ダークツーリズム拡張 ─近代の再構築ダークツーリズム拡張 ─近代の再構築感想
本書は一般向け紀行書ということもあり、一ヶ所一ヶ所に関しては、まさに見てきた記的な、ざっとした記述になっている。それでも一人でこれだけ世界各地、日本各地を巡るということ自体に驚嘆する。こうして各地をまわることで、比較、参照の対象が増え、見えてくることも増えるのだろう。
読了日:10月27日 著者:井出明




「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)感想
今月の書評の本、何にしよう~と悶えてたら、夫氏が「これ明日の授業で話そうと思っててんけど」と勧めてくれた。これを授業でどのように?と聞いたら、プラトンの『国家』と被る論理が展開されているとのこと。ほぉ? 読み始めるとたしかに面白くて一気読み。アニメの悪者たちの世界征服って何を目的にしてるの?という素朴な疑問から始まり、征服の形態や支配者の類型の試み、征服後はどうするかなど思考実験が面白おかしく進む。パックスアメリカーナというならこうでなきゃと論駁する部分も興味深い。結論は情報化社会と自由主義経済への挑戦。
読了日:10月28日 著者:岡田 斗司夫


チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)感想
読んだ気になってたシリーズ。少女時分、図書館の児童書コーナーで古い挿絵の版を目にしていて、てっきり搾取する資本家の工場に少年が忍び込んで悪を暴く話だと思っていたら、ぜんっぜん違った。まあどっか南方?から小人族を種族丸ごと連れてきて、主食と安全と引き換えに監禁のうえ労働させ、新製品の人体実験に供するなどという設定は搾取する資本家そのもので、ある意味外れてなくもないか。で、主人公一家、飢えをしのげるようになるのはよいが、工場敷地内で外界との接触を断って、創業者の意のまま甘いものにまみれて生きていくのだろうか。
読了日:10月29日 著者:ロアルド・ダール

読書メーター

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by chekosan | 2018-11-04 23:39 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
ノーベル文学賞作家ギュンター・グラスが代表作『ブリキの太鼓』を書くまでの前半生をつづった自伝的作品です。

タイトルどおり、玉ねぎの皮を一枚一枚剥いていくように、少年時代から1959年ごろまでを想起していきます。

かつての自分を「彼」という三人称で語ったり、「私」という一人称で語ったり。
浮遊霊のように昔の自分のまわりをふわふわとまわりながら思い出そうとしているような部分もあれば、
若かりし自分と今の自分が一体化して生々しい感覚を思い出しているような部分もあり、
いやしかしそれは本当にそのときのことだったのか、あとからの記憶とが混じっているのかも、、、とまた錯綜し、曖昧になったり。

わかりづらいとか、ごまかしていると受け取られる可能性のあるスタイルになっているのですが、本人による本人の過去の「想起」とは、本来そういうものなのだろうと思います。

「のちに、この経験をこの作品のここに盛り込んだ」というような記述がかなりたくさんちりばめられているので、グラスの作品をより深く研究するには欠かせない本であろうと思います。

以下、現代史を知る資料として読んで、印象に残った部分をまとまりなくメモ。


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【母とブック・クラブ】
グラスは自分でも「マザコン」と書いているように、母の影響を受け、母を敬愛し、母のかわいい坊やであったことを意識してきた。

母の小さな商店を切り盛りする手腕に関するエピソードも面白いが、49頁「ブック・クラブの会員でもあった」とあるのに注目。
これはどうやら定期的に本が届けられるシステムのことで、「開戦後は新しい本は届かなくなり、本が増えなくなった」が、2部屋しかない小さなフラットの本棚には、ドストエフスキー『悪霊』はじめ、東西の文学作品が並んでいたよう。

幼いグラスは、母の蔵書を次々読みふけって、父からは「本を読んでも腹はふくれないぞ」と言われるのだが、母はグラスが読みふけっているのを見るのが好きだったという。

対して、父に関する評はちょっと冷ため。決して悪い父親ではないように思うのだが。グラスが料理好き、もてなし好きになったのも、本人は捕虜収容所での経験を大きく取り上げているが、お父さんが料理好きだったことが影響しているのではないかなあ。

【捕虜収容所における文化活動】
183頁あたり。グラスは少年兵として出陣し、負傷、米軍に捉えられて終戦を迎える。捕虜収容所では、「課題ごとに徹底的に研究するグループやサークル」が組織され、「時間割を決めて」知識を育んでいったという。コースには、古代ギリシャ語、ラテン語、エスペラント語、代数学、高等数学から、簿記のような実学、聖書学、仏教入門講座もあり、合奏団や合唱団も組織された。

グラスはここで現物を使わない料理コースに参加する。食べ物はなし、講義のみの初心者向けコースということだが、豚一頭まるまる利用する方法を教わるなど本格的であったらしい。グラスは熱心に話を聞いて、なけなしの紙にメモを取って、のちのちその教えを守って料理に励んだのだそう。


【米軍によるホロコーストに関する教育】
205頁あたり。捕虜収容所では、アメリカ人教育将校による矯正教育が行われた。しかし彼の「努力は無駄だった」「私たち、もちろん私自身もだが、彼が見せる白黒写真を信じようとはしなかったからである」。

「それはベルゲン・ベルゼンやラーヴェンスブリュックの強制収容所の写真だった… 私は死体の山や、焼却炉を見た。飢えている人々、餓死した人々、骸骨になるほどやせた別世界から来たような生存者を見たが、信じることはできなかった。私たちの言う言葉は同じだった、「それで、これをドイツ人がやったって言うのかい?」「絶対、それはドイツ人のしわざじゃない」「ドイツ人はそんなことはしないよ」」

「私が少しずつ理解し、自分が知らないあいだに、もっと厳密には、何も知ろうとせずに、犯罪へ加担したことをおずおずと認め始めるまでには、時間がかかった。その犯罪とは年とともに小さくなるものではなく、時効になろうともせず、相変わらず私を苦しめている」

【故郷の喪失】
グラスはダンツィヒの出身。自由都市ダンツィヒは戦後、ポーランド領グダニスクとなる。グラスは、ダンツィヒを追放された親類たちと戦後しばらくして連絡をとることができるようになり、両親や妹とも再会を果たす。

「あちこちに散在している親戚の葉書には、破壊された故郷ダンツィヒのことや」「彼らが耐え抜いてきた苦難の数々について書かれていた。」「また自分たちが知るはずもない「犯罪と称されること」についても書かれていたが、そこからは「だけどポーランド人たちが我々にしたあらゆる不正は、何ひとつとがめられていないのではないか……」という言葉が読み取れた。」

「我々追従された者はどこに行っても歓迎されずつらい目にあっています。私たちも同じドイツ人だというのに、ここにいる人々と同様に……」


【ペルジール証明書】
デュッセルドルフを本拠地にしたヘンケル社で製造されたペルジールという名の洗剤から、「ペルジール証明書」という言葉ができた。それを使えば褐色(=ナチス)の汚れが付いたたくさんのチョッキがまっ白に洗浄でき、その後は役職も地位もクリーンな男に納まることができるというのだ。」319頁。

【オットー・パンコークとロマ人たち】
327頁あたり。「彼は私にとって長いあいだ…模範となりつづけた」「余った賞金でロマとシンティの民族のための財団を設立したとき、隔年で与える財団の賞をオットー・パンコークにちなんで名づけることにしたのは、私にはごく自然なことだった」

「彼はナチスの時代、作品の制作と展示が禁じられていた。」

【ハンス・ヴェルナー・リヒターとの出会い】
432頁。グラスを文学者の集い「四七年グループ」に誘い、文壇デビューのきっかけをつくった。

【パウル・ツェラン】
450頁あたり。ツェランはユダヤ系。両親は収容所で亡くなる。グラスとパリで交流。「私は何度か、パウル・ツェランがそこからは逃れられないと思っていたあの回転から、彼を誘い出すことに成功した」。しかしのちにツェランは過去の記憶に苦しんで自殺。


解説より
【SS隊員であった告白を受けて】
455頁から
ヴァイツゼッカー(元ドイツ連邦共和国大統領)「…彼の文学の力と彼が野蛮な戦争の後にドイツ=ポーランド関係でもたらした際立った功績は、何も変わらない!」

クリスタ・ヴォルフ(旧東独作家)「今も昔もグラスは私の同僚、他の同僚たちのために戦ってきた」「あのドイツ再統一の騒動のとき、私をたったひとりで弁護してくれたことに感謝している」

【「ゆっくり」のススメ】
460頁。1999年に「学ぶ教師」という外国人問題をテーマとする講演をした。そこで彼は異文化を背景にした人々から学ぶことを説き、総合学科の教科として「ゆっくり」やることの学習を推奨している。慌ただしい時代、あえて自分の内面と向かい合うこと、読書によって孤独に浸ることの重要さを説いている。




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by chekosan | 2018-10-21 14:18 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
同志社で担当している「特殊講義」。今まで法学部の科目だとばかり思っていたら、どの学部でも履修できるのだと初めて知った3年目。そして実際、今年は文学部哲学科からも数名受講!学際科目だ!(?)

昨年度の講義科目受講生や春の講義科目受講生も数名受講しています。これって、とっても嬉しい☆(´∀`*) 

結果、初年度2人、2年目5人、そして今年は10人と、倍々ゲームで、とうとう二桁です(笑) 

今年は、科目のサブタイトルを「文学で学ぶ東欧・ドイツ・ロシア」と題しました。ずっとアシスタントをしてくれている院生君、科目名を見て、「どんどん範囲が広がっている! どこまでいくんだろう!」と思ったそうです。

形式上、科目の設置の条件としてサブタイトルを変える必要があったということもあるのですが、こうして範囲をゆるくしておくと読む本の選択肢が広がるからいいかなと思ったのです。( ̄▽ ̄) 

ということで、今年は過去2年、あまり読めていなかったロシアものからスタートしました。

しかし、あえて日本人作家の作品。米原万里さんの『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』『オリガ・モリソヴナの反語法』です。

いずれも米原さん自身の少女時代の経験をベースに書かれています。チェコやロシアを舞台としたノンフィクションとフィクションです。


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関連本なども読み直して予習するの図。右にあるお菓子は米原さんの『旅行者の朝食』に出てくるハルヴァ。昨年、リトアニアで見つけ、今年はエストニアで見つけました。エストニアで買ったノートにメモをとっていきました。このノート、ロシア語練習帳のようなページが入っていて、この本のノートにぴったりです。

※『旅行者の朝食』は関西ウーマンの書評コーナーで取り上げました。




『嘘つきアーニャ』は以前に読んでいたと思ったのですが、第1部を読み始めて、あれ??

もしかしたらNHKのドキュメンタリーで見ただけだったかも? 

おませな少女の下ネタ満載で、授業で使って大丈夫だったかと苦笑。でも、もちろんそれで終わりではなくて、社会主義期のプラハの学校に集った4人の少女たちの学校生活を通して、社会情勢、国際情勢を鮮やかに描き出しています。

米原さんと3人の友人たちは長く音信不通になっていたのですが、30数年ぶりにNHKの企画で再会を果たします。

番組の方では会えた良かったで終わるのですが、『嘘つきアーニャ』の方では、過去のエピソードに加え、再会に至るまでの調査の過程や、そこでわかってきた友人たちの人生、それに対する米原さんの思いが詳しく語られます。



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『オリガ・モリソヴナの反語法』はフィクションの小説です。少女時代にプラハのソビエト学校に通っていた日本人の主人公が、ソ連の崩壊、情報公開を機に、異彩を放っていた女性教師たちの謎を解いていくという話です。

フィクションですが、歴史的事実を巧みに織り込んだリアル感たっぷりの話になっています。

主人公が謎解きをする今の時点(1992年のモスクワ)、主人公たちがプラハのソビエト学校に通っていた1960年代、女性教師たちの過去(1930年代から50年代)と、3つの時代を行き来する構成で、主人公の回想もあれば証言者の話、手記による説明などを行ったり来たりするので、一読ではわかりづらいところもあります。

そこで、『オリガ・モリソヴナの反語法』年表を手分けして作りました! 

歴史的事実と、作品中の登場人物たちの動きとをピックアップしていくと、A3で2枚分になりました。
私も最後の3章をやってみましたが、これはなかなか面白い作業でした。

細部の修正や補足などをして、クラスのみんなの共有財産にしようと思います。

で、『オリガ』、文庫本で500ページほどあるのですが、みんな一気に読めたようです。

謎解きも面白いけど、歴史とからめたリアルな描写がとても面白かったという感想や、

日本人作家の目と体験を通して書かれた作品であることで、かえって理解や親しみを深められたように思うという感想、

ヨーロッパが舞台だけど宗教がからんでこないのは日本人でソビエト学校に通っていた米原さんだからこそではないかという感想(なるほど!)、

歴史を知るということは、政治家や戦争の名前を覚えるということではなく、個人の物語を見つめることが重要なのだということをあらためて感じたという感想、

何度も読むべき本だと思った、人間の一生ってすごい、人が生きるために必要なことってなんだろう、、、

などなど、それぞれいろいろと考えてくれたようです。

まだ緊張感がみなぎっていて、わーわーしゃべって盛り上がるというのではないのですが、全員が同じ作品をじっくり(しかし一気に)読んでくるというのがなにより貴重な経験だと思っています。

全員が同じ読み方、感じ方をする必要はないと思っています。誰かが取り上げた箇所に、そうそう、そこ面白いよねと思ったり、そんなとこあったっけと思ったり。

そういう時間をゆるゆる共有することで、じんわりとなにかが効いてくると思っています。


次の共通テキストは、『オリガ』における重要テーマからのつながりで、ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』です。

でもその前にインターバルで、次回は持ち寄り企画。旅行の報告や本や映画の紹介など、全員になにがしか発表してもらいます! とっても楽しみです!






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by chekosan | 2018-10-18 21:05 | ロシア・東欧に関する授業@同志社 | Trackback | Comments(0)
「ブリキの太鼓」で世界に名をとどろかせ、ノーベル文学賞を受賞したドイツの作家、ギュンター・グラス。

以前から社会的活動や政治的発言等を報道で目にして、知った気になっていました。2006年に一時期SS隊員だったと告白したときはショックを受け、2015年に亡くなったときも。長く気になる存在でした。

今回、そのグラスの研究者、依岡隆児先生の講演会が大阪で開催されると知り、友人と行ってきました。

会場は大阪、谷町六丁目の駅を上がってすぐの隆祥館書店さん。面積は小さいながら、特色あるお店づくりをされていて、何度もメディアで取り上げられているところと知りました。作家のお話を直に聞くトークイベントも200回以上開催されているとのことです。

あらかじめ予約・振り込みをしておいて、当日、依岡先生の著作をお店で受け取るという流れ。お店の前には看板が。



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入り口を入ると(というか入る前からというか)、どんと正面に棚がそびえていて、そのラインナップを見ると、こちらのお店のこだわりや主張が一見してわかります。

右手には、これまでのトークイベントに登壇された方々の著書コーナーも。特色ある棚づくりをされているなあと拝見しました。

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イベント参加料はゲストの依岡先生の著書代も含んでいたので、図書館で借りた本で予習。当日、新品の本に速攻で付箋を貼り替えました。^^



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本書はグラスの経歴や生き方と作品解説をまとめた評伝。とても読みやすくて、ほぼ一気読み。また知った気になってしまいました(笑)

講演会では、この評伝をベースに、先生が撮影された写真やグラス秘話なども披露されました。


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この企画、第二部は「まちライブラリー」(まちかどやお店などに設けた図書コーナーや私設の図書室など本を介した交流スペース)を提唱されている礒井純充さんと依岡先生のトーク、第三部は会場の参加者も交えてお気に入りの本を紹介し合うというものだったのですが、第二部以降は時間が押せ押せで…

依岡先生は四国で「まちライブラリー」や読書会を開かれているとのことだったので、その話も聞ける!と、とても楽しみにして行ったので、その点はかなり残念でした。(-_-)

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第三部でのフェイバリットブックス紹介タイムに備えて、私が用意していたのはこちら。これらを全部抱えて持っていったわけではありませんが。

ドイツの作家グードルン・パウゼヴァングの作品。


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イベントでは、グラスは難しくて読みにくい、長い、面白くない(!)といった感想も出ていましたが(私の意見ではありません)、それでいくとパウゼヴァングはわかりやすくて読みやすく、短く、面白いです。彼女は小学校教諭を務めながら、児童文学の研究で博士号を取得した人。子どもにも読めて、しかし深い衝撃を受ける作品を生み出しています。

ナチスドイツ政権下のドイツの村や町の「普通の」人々の様子を淡々と描いたもの、ドイツで原発事故が起こったという設定のフィクション、核戦争後の世界を描いたものなど、グラスの代表作とテーマが重なります。

見てみると、グラスが1927年、パウゼヴァングが1928年生まれ。同世代です。戦争終結時、17歳くらい。ぎりぎり未成年なので、戦争に責任があるとはみなされないが、まったく何も知らなかった、完全に関係がなかったというわけではない世代です。

生まれ育った場所も、グラスはダンツィヒ(当時は自由都市、のちにポーランド領グダニスク)、パウゼヴァングはドイツ領ボヘミア東部の町(戦後はチェコスロヴァキア領)で、2人とも戦後、故郷を喪失しています。

グラスは政治活動にも積極的に関わり、パウゼヴァングは小説を通じて戦争や核の問題を訴えたという違いがありますし、作品のスタイルや文体もずいぶん違うのですが、昨日のイベントで紹介するにはぴったりだったかなと思います。パウゼヴァング、いいのにあまり知られていないから、積極的に紹介すべきだったかな。


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グラスの作品は、同志社の特殊講義で読みたい気もしたのですが、絶版だったり高価だったりで、ちょっと難しいかもしれません。ほかの同世代の作家を取り上げて、そのときに一緒に紹介するというのもいいかも。昨日のイベントでもちょっと名前が出ていた、ハンス・ペーター・リヒターあたりはどうかなと考え中です。

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ところで、グラスは「長くてわかりづらくて面白くない」という発言を聞いたときは思わずのけぞってしまったのですが… 

今回に限らず、読み方や読む目的が違うと楽しみ方や捉え方は違うのかなと思うことはあります。

私は、著名な作品でも、歴史の証言というか資史料的な感覚でとらえているところがあって、「あ、ここでもイラクサが出てきた」とか「ペチカの裏で寝るってなに!?」(東欧~ロシアあたりの作品によく出てくる)といった超細部が気になって調べたりするのが楽しいのです。そういう細部に関して輪読の授業で語ってしまって、「へ?」みたいな反応が出ることもありますが。

でも、そのような細部にこだわって調べてみて、その小ネタ披露をしてみようという回を設けたときに面白がってくれた学生たちは作品全体も楽しめていました。そして、小ネタ披露でない回でも、よく読みとり、よく語れていたなあということを思い出したりしたのでした。


まとまりなくつらつら書き連ねてしまいました。グラスの作品の感想はまた別途…(いつか多分)













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by chekosan | 2018-10-15 11:14 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

今月の書評@関西ウーマン、公開されました。
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201411

ブルーアイランドこと青島広志さんのイラストたっぷりピアノ名曲図鑑です!

ピアノやってる(やってた)人はもちろん、そうでない人にも!

青島さんの文章はユーモアがあるので肩肘張らずに名曲に親しめます。

でも、やはりなんといっても生のステージはもっとおすすめ♪
とにかく楽しいです♪


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by chekosan | 2018-10-13 13:56 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)

図書館総合展ラスト出展&横浜スタディツアーまで1ヵ月を切りました。
 
私個人としては、総合展に行くのは5回目となるでしょうか。

前任校時代に、この巨大な催しの存在を知って偵察。いつか学生を連れて行って、あの場で発表させるぞと密かに決意しました。

しかし移った先には(も)、図書館サークルも学生スタッフ的組織もない。

ということは、図書館なり本なりに関わる活動を立ち上げねばと、着任前後から図書館に協力をあおぎ、同じ科目を担当される先生を巻き込んで、「基礎技能科目」でしかない「文章表現Ⅱ」の受講生から有志を募り、作品を展示するなどして学祭でアピール。


2年目、3年目からは学内助成を取って、神戸からはるばる横浜へ遠征。ポスターセッションやプレゼンテーションやらを詰め込んで、とにかく経験を積ませ、実績をつくりました。


そして今年の春、総合展に参加した学生たちが中心となって、晴れて図書館サークルをつくるに至りました。


我々の役目は果たしたね、と話していたのですが。


過去2年はとにかく実質的な活動と実績を積ませて自信をつけさせて…と指導に忙殺されて、会期中も会場に缶詰。


横浜のヨの字も見れてなかったよねと思い始め…


あれだけ新聞を使った授業をして、新聞に何人も掲載させ、私単独の科目でも、新聞を使った授業の様子を新聞に掲載してもらって…とやってきたにもかかわらず、新聞博物館も行けてない。。。


ということで、今度こそラスト!
 
出展だけではなく、学生と横浜のまちを回ろうよ、ということになりました。

日本新聞博物館、新聞発祥の碑、開港資料館や記念館、氷川丸などを予定。

日本近代史を象徴するまちですよね。港町・神戸との比較もできそうです。


氷川丸は杉原千畝が救ったユダヤ難民を最終目的地に運んだ船の一つ。
千畝紀行・横浜編も兼ねられます。


今年こそ、横浜のまちも満喫しようと思います!


※写真は2017年の図書館総合展での発表の様子


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by chekosan | 2018-10-02 21:15 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)