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by chekosan

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一連の大きな行事が終わったあとの連休初日は、岐阜県八百津町に行ってきました!

夏の千畝紀行で訪問させていただいた岐阜県の八百津小学校から「人道学習」の成果発表会へのご案内をいただき、参観させていただきました。会場は同町のファミリーセンターのホールです。



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予定通り13時ぴったりの開会。司会進行も児童たちです。まずは全校児童による手話を交えた合唱。早々に涙が出そうになりました。

そのあと低学年から順に学習発表をしていったのですが、1-2年生の発表からもうびっくり。この学年で、ここまでできるのかと驚嘆しました。一人としてもじもじするとか言い淀むとかフラフラするとかといったことがないのです。

聞く姿勢も素晴らしいものでした。全部で1時間半ほどの発表会なのですが、まったく態度が乱れない。きちんとご挨拶や拍手ができる…集中してお互いの発表を見て聴いて学んでいるのが背後からよくわかりました。

進行と発表の質が良いので、児童も客席も集中が途切れないのでしょうね。私たちも誰ひとり知ったお子さんはいないのに、飽きるとか退屈するとかいった瞬間がなく、あっというまに感じました。

最後の6年生のお芝居は、八百津町にゆかりの深い杉原千畝氏がユダヤの難民を救った逸話を基にした八百津小学校のオリジナル作品です。八百津小の児童たちが当時にタイムスリップして間近で目撃するという設定です。

演出も照明も演技も、よく練られ、準備され、練習を積んだものでした。プロの指導も受けているとか。


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最後の歌では涙腺崩壊してしまいました。八百津小の子どもたちは歌声がとてもきれい。低学年でも、小さい子によくあるような、がなり声が一切ありませんでした。中学年になると、きれいなハーモニーがつくれていましたし。いい指導をされているなあ~。



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感動冷めやらぬ間に「来賓の方々が先に退席されます」とアナウンスされたため、慌てて荷物をひっつかんで出ました(笑)  




どこの学校でも、人権教育や、地域を知る学習に取り組んでいますが、八百津町のように、杉原千畝氏を象徴として「人道」を追求するという、ゆらぎのない核があるということは強みになるとひしひし感じました。


八百津町には、杉原によって救われたユダヤの人々やその子孫がよく訪れています。今回の発表会の直前にも、小学校にサバイバーご本人が来られて交流をもったそうです。


来られる人との交流だけではありません。センター内には、中学生の海外研修の様子が掲示されていました。行先はリトアニアとポーランド。ホロコーストを学び、現地の人々と交流する旅を実施しているのです。中学生で、、うらやましい…



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夏に小学校のなかを拝見したときも充実した教育実践に感動しましたが、今回もまた勉強させていただきました。ご案内いただきありがとうございました。

中学生たちの様子も拝見できる機会があればいいなあ!



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by chekosan | 2018-11-24 17:10 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)
8月下旬は、上の息子を連れてバルト3国に行っていました。旅行記録はおいおいアップするとして。

今回、旅の友で持っていった本の一つがこちら。


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最近、我が家で東浩紀氏がちょっとしたブームになっています。

少し前に同氏の『弱いつながり』を読んで、かなりしっくりじんわり浸透しまして、書評連載で取り上げたり、ちょいちょい言及したりしていたら、感化された夫氏もネットで対談を次々視聴し始めました。

ショッピングモールに関する本も何冊か出されていることを知り、あああしまった!と買ったのが旅行前。なぜ今まで気づかなかったのか。というのは、記事の最後で。



著者たちが強調するように、本書は、学術的に証拠立てて論じた本ではなく、ショッピングモール「から」いろんなことを読み取ってあれこれ対談した記録です。

ほほうと思うところ多々あり。それでもやっぱりあの空間には愛着は持てないと思ったり、だけどどこに行っても本能的に?「わかってしまう」空間構成になっている点に普遍性を感じたり。

古い街並みの残るバルト3国への旅行中に読んでいたので、旅先でもあえてモールにも入って観察しました。そして日本も欧州も香港もほぼ同じだなあと確認しました。本書のとおり、吹き抜けには個性、内装の妙ありか。それでも同じような雰囲気ですけど…



ラトヴィアのリガの Galerija Centrs は、旧市街の真ん中に1919年創業の商業施設で、その後、名前も建物も変わってきて、いまは近代的なピカピカのショッピングセンターなのですが、階段の部分には昔の雰囲気が残されていました。

対談のなかでも触れられていますが、その場所の歴史を感じさせる空間づくり、ということに私はこだわりたい派。



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商業施設内は撮影禁止のところが多いので、基本、私も撮らないようにしていますし、はっきり禁止と明示されたところでは今後も撮らないでおこうと思っています。

が、写真家の大山さんの言葉を励みに、撮影が可能なところに関してはバシバシ写真に残していこうと思いました。

「写真は10年寝かすと変わる」
「写真というのは本質的に記録のためのものなので、すぐに発表しなくてもいい」
「ばんばん撮ってハードディスクのなかに寝かせておけばいい。10年も経ったら、むしろ「よくぞ撮ってくれた」と褒められるに決まっています」
「法律や価値観はすぐに変わりますからね。価値観の耐用年数より写真の耐用年数のほうが長い」
「撮るのならば真剣に撮るべきです。そこは妥協しちゃダメです。」



旅行中の就寝前に切れ切れに読んだので、付箋をつけたりメモをとったりできていなかったのですが、ものすごくヒントやアイディア(思想、思考)に満ちていて面白かったです。

こういう、わ~~っとしゃべりあう場、それを残すという実践は大切だと思います。

大山氏の写真の話のつづきで、東氏も、こういう対談をデータとしてどんどん残していくこと、リアルタイムで見て(読んで)もらえなくてもそれが大事と言っていますが、たしかにそう思うのでした。



ところで、ショッピングモールといえば。

現本務校では前期に一年生を商業施設に連れて行ってフィールドワークさせてきました。共通の方針やワークシートがあるとはいえ、マーケティングや社会学的調査の専門家でない私にはなかなか悩ましい仕事でした。私なりに勉強や工夫はしてきたのですが、なにしろ写真撮影禁止、インタビュー禁止、バックヤード観察なし、立ち止まっての観察禁止、他所との比較なしという制約があり、、

しかし、本書を読んで、ああ、こういう視点や思考の広がりには共感できる、こういう観察や発想の展開ならできているし、好きだ、と思いました。「いま儲けるためにどんな工夫が必要か」という発想だけでない観察というか。文化史的、社会史的な目というか。

もちろん、東さんや大山さんのような蓄積、学識、発想を大学一年生が持てているわけはないので、このレベルの発見ができるよう指導することは無理ですし、そもそもそういうことを目的とした課題ではなかったので、そう指導するわけにもいかなかったのですが。

しかし、いずれにしても、何かを観察して気づく、発見する、新しいアイディアを生み出そうと思えば、たくさんの比較や知識、教養が不可欠であること、あるいは「いま儲けるために何が必要か」を気づくためには、そのための観察の手法をきちんと学んだうえで行うことが不可欠だということを再確認した次第です。



とはいえ、やはりショッピングモールやショッピングセンターには愛着や愛情はわかないですね。日本でも外国でも。いや、かろうじて、普段よく行くところには、応援したい、潰れないでね、という気持ちは持ててるかな。(^-^;

「郷愁」がわかないんですよね。外国に行って「郷愁」っていうのもおかしいのですが、広い意味での「ノスタルジー」とか、その土地の「匂い」がないわけですから。

これがまた30年くらい経つと、この形態の施設にも、うわぁ~~、懐かしい~~とか感じるのでしょう。いま、社会主義期の団地とか商店の様子を展示してあるところや、当時の雰囲気を再現した店などもちょっとしたブームになっていますしね。日本の雑貨市場などでも人気なくらいですから。

でも30年経ったら、商業の形態自体、ガラッと変わっているかもですね。そのとき、巨大ショッピング施設はどうなっているのでしょうね。





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by chekosan | 2018-09-02 16:32 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
岐阜千畝紀行最終回。

計画では1日目に八百津ー中津川ー馬籠、2日目は高山の予定だったのですが、八百津で一日過ごしてしまい、2日目朝一番から馬籠、午後に中津川に行きました。

高山は昔行って、とてもいい印象だったので、子らも連れて行きたかったのですが、今回はやめておきました。

もともと高山は、杉原とは関係がありません。

しかし、外国人観光客、特に八百津に来たユダヤ系のお客さんに人気のため、八百津や敦賀、名古屋などと連携して、「千畝ルート」として売り出しています。

杉原にゆかりのない高山が「千畝ルート」がどれだけ前面に出ているのかをちょっと見たかったのです。またの機会に出直すとします。



中津川は、杉原が小学校1年生のときに、1年ほど住んでいたところです。最近、地元の郷土史家の方々により、正確な住所が特定され、千畝の学籍簿が発見されました。

この夏、中津川市中山道歴史資料館で、企画展「杉原千畝の見た中津川」を開催されていると報道で知り、見に行きました。



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杉原に直接関係する資料は数点でしたが、当時の中津川のまちの様子や学校の教科書などが展示してあり、勉強になりました。

千畝が住んでいた家はもう残っていませんが、現在そこに家を持っておられる方が洋画家さんで、当時の建物の様子を思い出して描かれた絵も見ることができました。

中津川の千畝マップもいただきました。


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中津川は中山道の宿場町だったので、その資料もいろいろとありました。お祭りが近いそうで、鉄道ジオラマなども準備されていたりして、職員さんといろいろお話させていただきました。




だいぶ長い間、資料館にいて冷気(霊気ではない)を蓄え、意を決して、強烈な日差しを浴びながら、中山道の宿場町の雰囲気が残る一画を歩きました。

資料館に隣接する脇本陣を再現した建物。


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再現した建物なので、上って撮影してもらえますよ~と言っていただいていたので、遠慮なく。

この日のワンピース、背後のふすまとコーディネートしたみたいでお気に入りの一枚です。Facebookに写真を載せたら、名物の栗きんとんに合わせたみたいとウケました(笑)



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資料館すぐそばから、宿場町の雰囲気を残す一画が始まります。


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「うだつの上がった」建物です。

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こちら、新しい建物ですが、宿場町の雰囲気に合わせてあるのがいいなと思った本屋さん。

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トイレの表示がかわいいですね。


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ものすごく暑い日だったので、酒屋さんの軒先のベンチで、このあたりの名物の栗のジェラートを食べました。岐阜は町の規模のわりに酒屋さんが多く、置いている種類も多いように感じました。実際はどうなのかな? (^▽^)




最後に市立図書館を覗いて帰途につきました。中津川の図書館は、過去に杉原関連の特集コーナーを設けておられることがあったのですが、この夏は違う観点からの戦争に関するコーナーでした。

大きくはないですが、手をかけて育てている図書館という印象を受けました。


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1泊2日でしたが、岐阜千畝紀行、いろいろ確認、発見、収集できました。

2日とも恐ろしい暑さでしたが、空気がよいのか、京阪神のまちなかや駅で感じるような不快さ、しんどさは感じませんでした。

数メートル歩くたびにアイスやらラムネやらなんやら食していたからかもしれません ( ´∀` )


日を開けずに、千畝ルートの重要ポイントである福井県敦賀市にも行く予定だったのですが、事情により延期。でも、敦賀には遠くないうちに絶対行きます!


敦賀編につづく(いつか多分)








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by chekosan | 2018-08-20 09:54 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)
八百津小学校を見学したあと、丸山ダムカレーを食べて、人道の丘公園のモニュメントや杉原千畝記念館を見学しました。


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モニュメントからは八百津の町が一望できます。


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20年前は記念館はまだなくて、この噴水のモニュメントが山の中にポツンとあるだけでした。20年前には存在していなかった子らを連れてこれて、なんだか感慨深かったです。


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杉原千畝記念館は、地元の材を使った建物。内部は撮影禁止でしたが、木がふんだんに使われていて、いい感じでした。


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常設展示はホロコーストや、杉原のとった行動を説明するパネル、杉原を顕彰するメダル(イスラエルやブラジルなどユダヤ人が多く住む国や都市から贈られたもの)などがありました。

ホロコーストの説明パネルは、私も二度訪問したことのある広島県福山市のホロコースト記念館協力という但し書きの入ったものが多かったです。記念館どうしで協力し合っていることがわかって興味深かったです。

ブルガリアにおけるホロコーストの企画展示もありました。こちらはパネルというかポスターのみでしたが、このテーマの展示はかなり珍しいのではないかと思います。とても興味深くて、じっくり読みました。チラシ程度でいいから欲しかった… がんばってメモをとりましたが…


別棟は学習室になっていました。こちらにも「ぎふ清流の国文庫」が設置されていました。木の本棚に、杉原やホロコーストに関する本が並んでいました。下の息子が2冊ほど読んで、あとで内容を聞かせてくれました。やはり関連書籍を置いておくのは効果があるのだなと感じました。


子が本を読んでいるあいだに、私は受付で冊子やパンフレットを入手。こちらでは日本語、英語、ヘブライ語が用意されています。


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こちらは有料のパンフレットです。もちろん3冊とも購入です。


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関連本も販売していました。杉原を取り上げた英語の副読本も! 存在は知っていましたが、ここで手に入るとは思っていなかったので嬉しい!



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チケット売り場にはお土産も少し売っていますが、いずれも派手さのない、落ち着いた感じのものでした。リトアニアの杉原記念館の方がお土産コーナーっぽいラインナップでした。

下の写真の真ん中が、購入した物品を入れてもらった袋です。日本っぽさが出ていますね。

左、PASSPORTとあるのは、記念館の入場チケットです。大人と子どもで色が違います。開けると、記念館1階奥の杉原の執務室を再現した部屋に置いてあるスタンプを押せるようになっています。

右は、地元の木材で作ったハガキと、金属製のしおりです。ハガキは同じものを2枚買って、1枚は下の息子の宿題である、担任の先生への暑中見舞いに使いました。(^_-)-☆


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20年前は、杉原の知名度はそんなに高くなく、ファミリーセンターでのビザ公開展示も手作り感があり、好感をもちました。その後、八百津町の杉原プロモーションがどんどん増え、すっかりまちおこしの素材的な扱いになったように感じていましたが、久しぶりに訪れた現地は、報道で受ける印象よりも落ち着いた感じで、なんだかちょっとほっとしたのでした。



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つづく



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by chekosan | 2018-08-18 22:32 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)
2018年8月2日から3日かけて、杉原千畝の足跡をたどる旅・岐阜編に行ってきました。

八百津町ファミリーセンターで、「杉原ウィーク」の展示や図書室を見学したあと、1階の教育委員会で杉原関連の資料の入手についてお聞きし、さらに、新聞報道で見ていた八百津小学校の「人道の部屋」を見学できないか尋ねました。

その場ですぐに電話してくださり、教育委員会の職員さんご案内のもと、内部を見学させていただけることになりました。

玄関で校長先生が迎えてくださって、掲示物などをていねいにご説明くださいました。

杉原とホロコーストに関する資料や調べ学習の成果物を中心に、マザー・テレサやマララ・ユスフザイさんなど人道、人権にかかわる活動で著名な人々についても展示してあります。

図書室につづく教室を一室丸ごと使っています。予想以上にぎっしりと密度が濃くて驚きました。


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杉原やマララさんなどに関する本が並びます。


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児童による学習成果物も展示してあります。地球儀には、ユダヤの人々が逃れてきたルートを示してあります。地理感覚も育ちそうですね。


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八百津小学校では、毎年、児童による演劇が公開されています。その衣装や舞台の写真も飾ってありました。演劇のプロの方に脚本を依頼し、指導を受けている(演出してもらっている?)とのことで、ずいぶん本格的な舞台のようです。ファミリーセンターで一般に公開されるそうなので、なんとか見に行けないものかと思っています。



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杉原が通過ビザを大量発給した背景を説明するパネルもあります。


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このほかにも、校長先生による見事な書(杉原の言葉など)や、杉原関連のものなど、所狭しと、しかし、見やすく展示してありました。

この部屋を訪問してスタンプを集めると、校長先生からオリジナルグッズをいただけます。子どもって、スタンプやグッズ、好きですもんね。私も大好きです(笑) 

ということで、私も押させていただきました。それも、家族分とか言いながら4つも(笑) 

そして欄は埋まっていないのですが、校長先生から下敷きやしおりをたくさんいただきました! 嬉しい!


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玄関にも、児童たちの舞台写真などが飾ってありました。


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前庭には、杉原をイメージした新種のバラと、アンネのバラが植わっています。

杉原のバラは「クラージュ」という名前がつけられていました。フランス語で「勇気」の意味だそうです。いまはまだ、小学校と花フェスタ記念公園に3株ずつ(だったと思います)しかないそうです。


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いい景色ですね。山を見て育つのは絶対に子どもたちにいい影響を及ぼすと思います。




と、写真を撮っていたら、


校長先生から千畝バラの苗を譲っていただいてしまいました!!


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バラは、猛暑のなか、自動車のなかで旅を共にし、我が家に来てくれました。


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2日後くらいには、早くも白いきれいな花が咲きました。


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8月12日のバラの様子です。大きく育てて増やしたいな!




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つづく



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by chekosan | 2018-08-13 15:33 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)

この夏は(も)、杉原千畝の足跡をたどる旅に出ました。


杉原千畝は、第二次世界大戦中、欧州に赴任した外交官です。リトアニアの領事代理であったときに、シベリア鉄道と航路で日本を通過してアメリカなど第3国に逃れようとした難民の人々(ほとんどはポーランド系ユダヤ人)に、2000通を超す「通過ビザ」を発給しました。これは日本の外務省の方針に沿わない行為でしたが、これによって約6千人(実数は不明)とも言われる人々が命を救われたといいます。



今回訪ねたのは、岐阜県の八百津町と中津川市です。

まずは八百津町へ。八百津町は、杉原にゆかりの深い町として、町を挙げて杉原を顕彰しています。

ここには、ちょうど20年前、杉原が発給した「命のビザ」初公開の展覧会を見に来ています。このときはまだ独立した記念館はなく、「人道の丘公園」(別途投稿予定)があるだけでした。

そのときの展示は八百津町のファミリーセンターで開催されました。まだデジカメを使っていない頃で、ネガで撮った写真です。アルバムに貼った写真を接写したものなので粗いですね。(;^ω^) 




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ファミリーセンターも周囲も、20年前と変わっていなくて(多分…)、なんだか嬉しかったです。


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そこここに、「人道のまち」「杉原千畝」のポスターやのぼりがありますが、はしゃいだ感じではなく、むしろ意外と控えめに感じました。


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八百津町では、中学生を数名、リトアニアとポーランドに派遣して、ホロコーストや杉原について学び、現地の人々と交流する研修を実施しているそうです。その報告のポスター展示がありました。いいですね、素晴らしい取り組みだと思います。羨ましい… ついて行きたいです!

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八百津町では、杉原の命日(7月31日)前後を「杉原ウィーク」として、さまざまな行事を開催しています。今年は台風の影響でいくつか行事が中止されたようですが、ファミリーセンターで短歌大会の展示を見ることができました。



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ファミリーセンター2階には八百津町図書室があります。ここには、岐阜県の「ぎふ清流の国文庫」があります。これは、岐阜県のOKB大垣共立銀行の寄付金をもとに県内各地に設置されたもので、八百津町図書室には、杉原関連の書籍が集められています。



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短歌大会の句集を入手できないかとファミリーセンター1階の教育委員会で訊ねたところ、お隣の八百津町役場地域振興課で販売してもらえるとのこと、連絡もしてくださいました。



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名産の八百津せんべいで杉原の顔をモザイク画をつくって、ギネス記録も達成されたそうで…



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お昼休みの消灯中で暗いですが、職員さんに親切に対応していただきました。


つづく




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by chekosan | 2018-08-12 17:05 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)
今月の「関西ウーマン 信子先生のおすすめの一冊」は、『まわしよみ新聞をつくろう!』です。

みんなで新聞を回し読み、気に入った記事を3本ずつ切り抜いて、その記事をネタにして順におしゃべり。
最後に切り抜きを1枚の紙に貼り付けて壁新聞をつくるという「新聞遊び」です。

子らが小6、小1のときに「親子まわしよみ新聞」に参加して、これは面白い!と教員仲間にも紹介しました。自分の授業でもアレンジしたり、ベーシック版で取り入れたりしています。

でもやっぱりやる側の方が楽しいです☆ 定期的に小さな集まりでやれたら理想! 

詳しくは「関西ウーマン」をご覧ください☆

https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201378


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by chekosan | 2018-08-11 11:43 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
帯の文句は、

「身近に転がる不都合(バグ)を自分で解決していく、それが草の根ロビイング。
 選挙でもデモでもない、社会の変え方おしえます!」

著者名は駒崎弘樹さんが先に来ていますが、執筆の量からすれば秋山訓子さん(朝日新聞編集委員)が、7人の「ふつうの人」への取材をまとめたⅠ部が大半を占めます。

最終章では、駒崎さんがロビイングのノウハウを書いています。

サブタイトルの「ふつうの人」が「政治を動かす」という文句には、そもそも政治とは政治家が行うものという前提が見えて、その点は引っかかりますが、議員や官僚や大金持ちなどではない、市井の人、当事者が地道な活動を続けて、制度改革、法律改正を達成した事例の紹介です。

保育園の待機児童問題に取りくむ曽山恵理子さん、性的マイノリティをめぐる問題を政策課題に押し上げた明智カイトさん、災害時の外国人支援や小児がんの患者とその家族のための病院をつくり、東日本の震災後に復興庁参与となった田村太郎さん、障害者の介助支援やバリアフリーの活動を展開する中西正司さん、風営法改正を実現した和田礼さん、病児保育・小規模認可保育所を公的な施策で実現した駒崎弘樹さん、NPO法をつくった松原明さん。

どの人も「ふつう」という範疇は遥かに超えた能力、実行力、行動力、熱意を持つ人びとに思えます。
情報収集、コミュニケーション、行動、発信、粘り強さ、緻密さを併せ持つ人びとです。

そんなに難しいことではないでしょう? これでみなさんもできるでしょう! …というには、ここに出ている事例はハードルが高いと思いますが、明確に解決したい切実な課題がある人ならば、実際に「テキスト」のように使えるかもしれません。

国会対策委員会に出入りして法律制定までもってくなんて無理!という人でも、ここくらいなら私にもできるかもというヒントを得られるでしょう。

あるいは議員や自治体や官僚組織はどのように政策を決めて、法律をつくって、予算を決めるのかということを知ることができます。

政局とかスキャンダルばかりが報道されて、議員や役人が何をしているのか、実際のところはなかなか伝わってきません。そうした代表者の本来の仕事ぶりを垣間見ることのできる本でもあります。


ただ、親しみやすくするためか文章が妙に軽く、一文ごとに改行する個人ブログ的な体裁だったり、女性と性的マイノリティの活動家に関して見た目の雰囲気について言及していたりするのはちょっと違和感がありました。

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by chekosan | 2018-01-28 17:38 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
カウナスはリトアニア第2の都市で、かつては首都であったこともありますが、
一日で歩き回れるくらいのこじんまりとした街です。

そのわりには、6日ほどいても、杉原千畝の記念館とホテル以外では、
日本人観光客は全然見かけませんでした。

ビリニュスから日帰りで来て、杉原記念館だけ見ていかれるのかなあ。
それはあまりにもったいない。

旧市街の広場にちょこんと建つ旧市庁舎も、外観の写真はよくアップされていますが、
中まで入る人は(日本人に限らず)、あまりいないのかなという感じ。

ここは観光案内所もありますし、その奥の見学は有料ですが、その価値はあります。
市の博物館になっていて、ガイドさんもとっても親切。
高齢の方々でしたが、わかりやすい英語で親切に解説してくださいました。


今は特別な式典などに使っているというホール。天井が高い!
ガイドさんが写真を撮ってくださいました。


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カウナスのシンボルは牛。カウだけに…ってリトアニア、英語じゃないし!
調子にのって、ガイドさんにお願いして、旗を広げてもらいました。


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執務室。

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歴代の市長さんたち(だったと思う)。

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特別な式典などで使うもの。

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ほかにもカウナス市に関する歴史的な資料や現物などが展示してあって、写真も撮らせてもらえました☆
多すぎるので割愛。

そして、狭~い隠し階段みたいなところを降りていくと、、、


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地下には、意外にも広い空間が! 
何部屋もあって、市の歴史がわかる展示や、発掘品などを展示しています。
ここでは、また別のガイドさんが案内をしてくださいます。

企画展示だったのかグロキモ可笑しい現代美術もあったのですが、それはアップを控えるとします。

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地下といえば、お約束(?)の地下牢もありましたよ… 狭いよ~、暗いよ~…

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これは発掘品だったかと思います。


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サイコロクッション?なんかもあったり。

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建物自体もいいし、展示もいろいろあるし、ガイドさんたちは感じがいいし、
思いがけず充実した見学となりました。


観光案内所では、郊外にある「第9要塞」への行き方も教えてもらいました(別途アップ予定)。
リトアニアの観光案内所のスタッフは、みなさん、きれいな英語を話されます。

案内所にはお土産も売っています。
カウナス模様のトートバッグは、ここでしか見かけませんでした。
色違いで白だったかもありましたよ。
カウナスの文化を紹介している本は無料でいただけました。



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日本語のマップもありますよ。カウナスいいとこ、も一度行きたい。

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市庁舎のある旧市街の広場。
街も広場も小さいですが、周りには格の高い教会がいくつもありますよ。



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by chekosan | 2018-01-08 21:12 | リトアニア | Trackback | Comments(0)

ちっとも進まないリトアニア旅行記。次の旅行に行く前に記録しておこう。


自転車推奨の街カウナス。目抜き通りにも自転車レーンや自転車立てが整備されています。
乗ってる人はそんなにたくさんは見ませんでしたが、走りやすそうです。



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下は交差点。道路を横断するときには、ぶっ飛ばして来る車をやり過ごしてからと思って待っていたら、
ちゃんと停止してくれました。実に快適に街歩きができました。




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by chekosan | 2018-01-07 19:59 | リトアニア | Trackback | Comments(0)