中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
今年の展覧会第3弾は、「大エルミタージュ美術館展」。「大」を付けたのがウマイなあ。平日の午後3時でしたが、賑わっていましたよ。

サブタイトルは「オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」。宗教画や風景画など85点が展示されていたようです。

兵庫県立美術館は入るまでのわくわく感を高める演出が楽しいんですよね。



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この鳥のコンサートの絵が良かったです。↓


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エルミタージュっぽさを演出?

エルミタージュには大昔、ロシア語研修で滞在したときに行きました。でも、もうとにかく建物の豪華さ、大きさに圧倒されて、絵なんか全然覚えてない😅


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階段右の写真↑がサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館ですね。



展示会場を出たところには、又吉さんマトリョーシカが。これは撮影可。


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コレクションをつくった女帝エカテリーナ2世になり切れる撮影コーナーも大人気。一人だったのでいいなぁ〜と横目に見ながらショボンと帰ってきました。

今日は兵庫県立美術館のシンボル、カエルの美カエルもおらず🐸 風が強いからかな。冬眠中?

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# by chekosan | 2018-01-12 16:13 | 美術 | Trackback | Comments(0)
文学作品を一冊まるごと読む特殊講義、年始めはミラン・クンデラ『生は彼方に』でした。クンデラは昨年度も4作品どしどし読みました。今年度は初めてです。

今年度は、こんなエログロシーン満載の作品を授業の課題図書にして大丈夫かしらというラインナップでもまったく平気なメンバーだったのですが、この作品は「1ページで、うわぁダメかもと思った」という感想が。特に女性陣から。😅

まあそれもわかります。若くして詩人として頭角を現しながらも、女性との関係をうまく築けないで、そのことばっか思い悩んでウジウジうじうじする、「自尊心は高いが自信がない」少年の生々しくて、痛々しい「恥辱にまみれた」話なのです。←「 」内は受講生たちの表現。

「わりと恵まれた環境にいられて、生活にも困っていないのに、、、、なんでこんなことばっか考えてんだろう」というつぶやきも。いやまったくその通り。もうそれに尽きるんです。人間として成熟する前の青年期までの話なので、より一層イタさだけが残る、、、

私は主人公のお母さんの立場に近いので、そちらのストーリーが面白かったです。妻として女性として母として悩み揺れる、そのリアルさに、クンデラすごいな、よくぞ女性の脳内をここまで、、、と感心しながら読みました。

とまあ、ざっくりまとめれば、坊やに執着する母親と、その母に愛憎を抱く成熟しきれない息子の話なのですが、クンデラの場合は、単に登場人物が動いてストーリーが流れていくだけのではなく、彼らの心中や思考を掘り下げて解説し、哲学的考察を加えるので、そういう系の小説が好きな人には面白いかと思います。

チェコスロヴァキアの歴史に関心のある人には、戦争から戦後、共産党体制へ移り変わる激動の時代の話なので、それと重ね合わせて読める分、さらに面白いかと思います。



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# by chekosan | 2018-01-11 19:03 | ロシア・東欧に関する授業@同志社 | Trackback | Comments(0)
神戸市博物館で開催中のボストン美術館展に行ってきました。

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古代エジプト時代の出土品から現代美術まで、同美術館の幅広い所蔵品から、少しずつ紹介する構成です。

今回クローズアップされていたのは、所蔵品を収集し、寄贈したボストン市民たち。面白いところに焦点を当てているなと思いました。

日本画や中国の美術品もありますよ。



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こんな感じで絵の中に映り込むこともできるコーナーがあったのですが、一人で行ったので、恥ずかしくてお願いできず😅


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こういういろんな画家の作品から構成される展覧会で思うのは、やはり名の知れている画家の作品は画風というものがあるなあということ。

私はサージェントの作品を目当てに行きました。ミュージアムグッズ売り場で、ご夫婦がサージェントの作品のグッズがないかと探されていて、なんか嬉しかったです。






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# by chekosan | 2018-01-10 19:02 | 美術 | Trackback | Comments(0)
リトアニア9泊11日の旅行で訪れたのは、カウナスとビリニュス、
そしてビリニュス近郊のパネリアイというところでした。

これらの移動はすべて鉄道にしました。
一番の理由は、カウナスの駅は、杉原千畝が領事館を撤収してベルリンに移るときに、
最後の最後までユダヤの人々にビザを発給したといういわれのあるところだから。



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また、私がバスよりも鉄道の方が好きということもありますし、
乗り物酔いしやすいチビッコでも多少はマシだろうという算段もありました。

あらかじめインターネットで個人の旅行記などを読んで当たりをつけておき、
前日に再度、Googleで時刻や所要時間などを調べて、切符は駅で直接買いました。

結論から言って、リトアニアの鉄道は、清潔、正確、簡単、快適、安価!
まったく心配なく移動できます。おすすめ!


カウナスの駅舎をホーム側から見た図。

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駅舎内。天井が高~~い!  
右手奥には切符売り場があります。有人の窓口で難なく買えました。
自分でダイヤを調べておいて、便を指定して買うのが普通のようです。



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電光掲示板もわかりやすくて何の心配もなし。

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駅には改札がありません。車内検札です。切符はレシート状。
一桁少なくありませんか?というくらい安くてびっくり。


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カウナス→ビリニュス間は、途中から、がら空きに。


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特急列車は電源も取れるし、Wi-Fiも使い放題。サクサク繋がりました。
ゴミ箱も座席近くにあって、車内は清潔だし、何の問題もなし。



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ビリニュスの駅舎も天井が高いです~~!


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日本の都市の駅に比べれば小さいですが、カッコイイですよね。


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ビリニュス滞在中に訪れたパネリアイへは鈍行列車で。ちょっと簡素ですね。

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パネリアイは小さな駅。かわいい…。
駅舎の中は入りませんでした。人の出入りも見ませんでした。

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駅は小さくとも、ホームはどこまでも長く。
跨線橋まで歩いてなんていられないので、みなさん普通~に線路上を横断していました。
私たちも、郷に入っては郷に従いましたですよ。


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パネリアイの森は、戦争中、7万人の人が虐殺された場所です。
今は国立のメモリアルになっています。(別途アップ予定)

列車や徒歩で連れてこられた人たちにとっては恐怖と絶望の場所でした。

今の、この青く清々しい夏の空と、疾走する近代的な赤い特急列車が織りなす
美しい風景からは想像できませんが…


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ビリニュスの駅に隣接するカフェ?には、謎の巨大おじさん。

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ビリニュス駅のホーム側はこんな感じでした☆


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# by chekosan | 2018-01-09 17:14 | リトアニア | Trackback | Comments(0)
カウナスはリトアニア第2の都市で、かつては首都であったこともありますが、
一日で歩き回れるくらいのこじんまりとした街です。

そのわりには、6日ほどいても、杉原千畝の記念館とホテル以外では、
日本人観光客は全然見かけませんでした。

ビリニュスから日帰りで来て、杉原記念館だけ見ていかれるのかなあ。
それはあまりにもったいない。

旧市街の広場にちょこんと建つ旧市庁舎も、外観の写真はよくアップされていますが、
中まで入る人は(日本人に限らず)、あまりいないのかなという感じ。

ここは観光案内所もありますし、その奥の見学は有料ですが、その価値はあります。
市の博物館になっていて、ガイドさんもとっても親切。
高齢の方々でしたが、わかりやすい英語で親切に解説してくださいました。


今は特別な式典などに使っているというホール。天井が高い!
ガイドさんが写真を撮ってくださいました。


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カウナスのシンボルは牛。カウだけに…ってリトアニア、英語じゃないし!
調子にのって、ガイドさんにお願いして、旗を広げてもらいました。


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執務室。

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歴代の市長さんたち(だったと思う)。

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特別な式典などで使うもの。

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ほかにもカウナス市に関する歴史的な資料や現物などが展示してあって、写真も撮らせてもらえました☆
多すぎるので割愛。

そして、狭~い隠し階段みたいなところを降りていくと、、、


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地下には、意外にも広い空間が! 
何部屋もあって、市の歴史がわかる展示や、発掘品などを展示しています。
ここでは、また別のガイドさんが案内をしてくださいます。

企画展示だったのかグロキモ可笑しい現代美術もあったのですが、それはアップを控えるとします。

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地下といえば、お約束(?)の地下牢もありましたよ… 狭いよ~、暗いよ~…

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これは発掘品だったかと思います。


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サイコロクッション?なんかもあったり。

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建物自体もいいし、展示もいろいろあるし、ガイドさんたちは感じがいいし、
思いがけず充実した見学となりました。


観光案内所では、郊外にある「第9要塞」への行き方も教えてもらいました(別途アップ予定)。
リトアニアの観光案内所のスタッフは、みなさん、きれいな英語を話されます。

案内所にはお土産も売っています。
カウナス模様のトートバッグは、ここでしか見かけませんでした。
色違いで白だったかもありましたよ。
カウナスの文化を紹介している本は無料でいただけました。



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日本語のマップもありますよ。カウナスいいとこ、も一度行きたい。

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市庁舎のある旧市街の広場。
街も広場も小さいですが、周りには格の高い教会がいくつもありますよ。



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# by chekosan | 2018-01-08 21:12 | リトアニア | Trackback | Comments(0)

ちっとも進まないリトアニア旅行記。次の旅行に行く前に記録しておこう。


自転車推奨の街カウナス。目抜き通りにも自転車レーンや自転車立てが整備されています。
乗ってる人はそんなにたくさんは見ませんでしたが、走りやすそうです。



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下は交差点。道路を横断するときには、ぶっ飛ばして来る車をやり過ごしてからと思って待っていたら、
ちゃんと停止してくれました。実に快適に街歩きができました。




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# by chekosan | 2018-01-07 19:59 | リトアニア | Trackback | Comments(0)
2018年映画鑑賞第1弾、「プラハのモーツァルト」を観てきました。

三男をなくして失意のどん底だったモーツァルトは、彼を熱狂的に受け入れてくれるプラハで「フィガロの結婚」の上演と、新作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の作曲に取り組みます。

そこで、若く才能あるソプラノ歌手に出会い、2人は惹かれ合うのですが、彼女は土地の名士である男爵に目をつけられていました。

さらに過去に対立した人物が復讐の罠を仕掛けてきて…危うし、モーツァルト! というお話。




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「フィガロの結婚」や「ドン・ジョヴァンニ」のアリアがたっぷり流れて、音楽劇としても楽しめました。「ドン・ジョヴァンニ」を生で観たくなりますよ🌟

映画の題材としてのモーツァルトといえばミロシュ・フォアマン監督の「アマデウス」の強烈なキャラが思い出されますが、こちらはかなり二枚目で紳士的。

繊細で心優しい、良き夫、良き父親、常識人として描かれています。
でもまあ寂しさと歌手の魅力に負けて浮気しちゃうんですけどね😅

ところで、邦題が示すように、この映画はプラハが舞台。画面にもプラハの街がたっぷり出てきます。

プラハは二度の大戦でも大きな破壊を免れてきたので、モーツァルトが活躍した時代くらいなら難なく再現できるんですね。

プラハのモーツァルトゆかりの劇場といえばこちら。
スタヴォフスケー劇場。

街の通りと通りの間にちょこんとある小さな劇場です。
昔、内部を見たくてバレエを観ましたが、
現代的な演目でよくわかりませんでした😅

この写真は2016年8月の朝に撮ったもの。
この時も「ドン・ジョヴァンニ」の幕が掛かってますね。


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モーツァルトはウィーンでひっそりと亡くなりますが、プラハでは盛大な追悼ミサが行われたとか。
それがこの聖ミクラーシュ教会。ここは大きくて荘厳で、一見の価値ありです。

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# by chekosan | 2018-01-06 16:07 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
自称イタリア生まれの日本文化史研究者による、道徳教科書(副読本)分析本。

ちくまプリマーは中高生向けなので、マッツァリーノ節は若干抑えめな気がするが、
面白おかしく、わかりやすく、しかし鋭く、
道徳教育に潜むおかしさ(と可笑しさ)を指摘している。

自分の経験や感覚-それは偏見に繋がるー だけでものを言うことを戒め、
きちんとした歴史研究や文献研究にもとづき、
批判的に資料=本作の場合、道徳の教科書(副読本)を読み解いている。

おすすめの一冊。

以下はメモ。まとめていません。


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まず、「日本人に道徳心がなくなったから道徳教育が必要だ」という言説をあっさり否定。
むしろ現代の日本人はモラルに過敏なのだと反論する。

そして、道徳という科目の特殊性を指摘する。
他の教科や習い事などのように、訓練を積んだ人が教えるわけでもないし、
「実技」を教えることもない。

第3章~5章は、マッツァリーノ節炸裂。
道徳の副読本からの選りすぐりの「名作」解説。
たしかにおかしいわなと思う筋書き、設定、結論が続々、紹介される。
電車で読むのは要注意。吹き出してしまう箇所多々あり。

第6~7章は、かなり真面目で辛辣な批判が展開される。

●固定的な家族像、行き過ぎる自然信仰や自然の擬人化など。
 後者は、自然災害を「天罰」と発言したことに繋がるという指摘には軽い衝撃。

●歴史的事実や数学的な論理を無視していること。
 言われてみれば、という例が挙がっている。

●自己犠牲を賞賛するのではなく、「他人も生かし、自分も生きよ」→名言。

第8章「いのちの大切さのしくみ」では、数年前に議論を巻き起こした、
「なぜ人を殺してはいけないのか」という子どもの問いにこたえる。

若干、まわりくどい説明になっているが、結論にはおおいに納得。

「殺人のおもな理由な憎しみなのだから、殺人を減らしたいのなら、
いかに他人を憎まないようにするかを教えるのがもっとも効果的」
「ゆえに道徳の授業で教えるべきは、いのちの大切さではなく、多様性の尊重です」。

「差異をなくして同一性を高めればいさかいがなくなると考える人たちが、
「絆」という言葉で自分の価値観を押しつけようとしています」

「自分とは違う人間がよのなかに存在することを認める努力が大切です」。











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# by chekosan | 2018-01-04 22:56 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
2018年展覧会第一弾、猫ちゃんの写真展に行ってきました。
戌年だけどネコからのスタートです。

小学校に招待券が配布されたおかげで、家族みんなで無料で入場できました。
(一般・大学生500円、高校生以下無料、招待券は2名まで可)

しかも招待券がネコ型にダイカットされていてかわいい!


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ギリシャやイタリア、トルコ、日本各地など、世界中の猫たちの自然な様子を撮った写真展です。

ネコももちろん愛らしいのですが、大きなパネルに展開する風景が素敵で。
いつか南欧やトルコも行きたいなあ~と旅情をかきたてられました。

会場を出たら、猫また猫のグッズ売り場。
私は、超リアルなスタンプとマスキングテープ、
下息子はペン立て、しおり、ストラップを買いました。

学生のみなさん、猫スタンプ、そのうちお目見えするよ♪ お楽しみに♪

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# by chekosan | 2018-01-03 17:37 | 美術 | Trackback | Comments(0)
2017年も盛りだくさんな一年でした。
これまでのルーティンに加え、新しいことにも取り組みました。

夏のリトアニア旅行が一番の思い出かな。
チビッコを連れてのダークツーリズム第2弾でした。

その関連で、読む本も、ホロコースト、第二次世界大戦、杉原千畝関係が多かったです。
そういう系の映画もよく見たので、夢の中に塹壕のシーンが出てくることもありました。

そういう本は、基本、暗くて重くて怖い内容に満ち満ちているのですが、
その時代の人々の生活力、体力については、おおいに見習わなければと思う点が多々ありました。

2018年は、楽しい本、娯楽としての読書の割合も増やしたい気がします。



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# by chekosan | 2018-01-01 14:56 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)