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by chekosan

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NHKスペシャル「映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望 人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した」

第1次世界大戦のあと、賠償金支払い、領土の割譲、失業、経済恐慌に混乱するドイツで、ヒトラーはいかに人心をつかんでいったか。

同時代の欧州やアメリカの状況もほどよく交え、この時代をわかりやすく描き出しています。


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世界恐慌によって困窮するアメリカの第一次大戦の退役軍人のデモや、ワシントンに押し寄せてバラックや野営する彼らを軍を出動させて蹴散らかすところから始まります。

対して、ソ連は恐慌の影響を受けず、経済は活況の様子。バーナード・ショーが訪問して絶賛します。しかし一方では、反体制的な人々を強制労働に従事させていました。

ドイツは銀行の連鎖倒産で、600万人が失業します。そこへ現れたのがヒトラーでした。ヒトラーの演説の特徴や、宣伝の巧みさについて、記録映像を使って、ていねいに解説しています。

この巻は、第二次世界大戦がはじまるところまでです。続きは「第5集 世界は地獄を見た」、あるいは「新映像の世紀 時代は独裁者を求めた」。ロシアや東欧に関心がある人には、後者の方がよりおすすめです。





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by chekosan | 2018-05-30 15:23 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
NHKスペシャル「映像の世紀 第5集 世界は地獄を見た」(1995年放送のデジタルリマスター版)と、「新・映像の世紀 第3集 時代は独裁者を求めた」(2015~16年放送)は、どちらも第二次世界大戦前後を取り上げています。

かなりの部分、同じ映像を使っていますが、「新・映像の世紀」の方が番組としてまとまっているように思いました。

そのなかで、中・東欧に関する印象的な個所を以下に。



「新・映像の世紀」で強調されていて印象に残るのは、アメリカの大企業(フォード社)や著名人(大西洋横断単独飛行を成功させたリンドバーグ)が、ヒトラーのドイツを支持していたことです。

フォードはドイツに支社をつくり利益を上げました。フォードの経営者は反ユダヤ主義者であり、自社の新聞に反ユダヤ主義の記事を掲載したり、親ナチ団体をつくったりします。

クーデターに失敗して刑務所にいたヒトラーに資金援助をしたといわれているという説明もあります。ヒトラーの方は、フォードにインスピレーションを受けたとも。



政権を握ったナチは、失業者対策でアウトバーン(高速道路)を建設し、国民車(フォルクスワーゲン)を生産し、週休二日、週40時間労働によるワークシェアリング、社員食堂や福利厚生施設などの導入に着手します。ドイツ経済は立ち直り、国民の圧倒的支持を得ます。

ユダヤ人迫害、再軍備を進め、オーストリア併合、チェコスロヴァキア支配、そしてポーランドへの侵攻によって第二次世界大戦開戦が勃発します。



チャップリンは、そのような状況を批判して映画「独裁者」を制作します。そういえば、チャップリンは、この映画の前にも、「モダンタイムス」(1936年)で、人間性を無視した流れ作業に従事する労働者を描いて、フォードが導入したような大量生産態勢を批判していますね。

その「独裁者」のメイキング映像も紹介されています。名場面といわれるラストシーンは、もっと明るいハッピーエンドだったものを撮り直し、憎み合うのをやめて、民主主義、自由を守るためにこそ闘うべきだという真正面からの演説に変えたそうです。

「独裁者」についてはまた別に…



最後に、連合軍がナチスのつくった強制収容所を解放した直後の映像が最後に流れます。「骨と皮だけになった」とはよく目にする表現ですが、まさしくそのような人々の死体の山が映されます。

将来、ありもしないでっちあげだという人が現れたときのために、見ておかなくてはいけない、というアイゼンハワーの言葉、連合軍がドイツ人に収容所内を見学させている様子も流れます。

「女性は気を失い、男性は目を背け、知らなかったんだと言った。それに対して収容者たちが、いや、あなたたちは知っていたと言った」という言葉、

そして、生き残っていた収容者が裸であるく後ろ姿の映像は、死体以上に、写真以上に衝撃的です。



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by chekosan | 2018-05-27 00:26 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
先日、授業をさせていただいた滋賀大学教育学部「平和教育」ゲスト講義と連動して、授業の前後1週間、杉原千畝に関するパネル展示を開催していただきました。

これは、広島県福山市にあるホロコースト記念館と滋賀大学教育学部「平和教育」展示プロジェクトの主催によるものです。

私は昨年夏と、今年の春に、福山のホロコースト記念館にお邪魔しました。

二度目の訪問の際、今回お借りした杉原に関するパネルの現物を拝見して、ぜひゲスト講義のときにパネル展示会も開催したいと、記念館と滋賀大学の科目責任者の先生にお願いして実現しました。


会場は、滋賀大学教育学部の創造学習センターです。学生さんたちがグループ学習をしたり、自習をしたり、集ったりできるコミュニケーション空間です。




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チラシやポスターは、ホロコースト記念館から定型をお借りし、滋賀大の展示に合わせてアレンジしました。



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チラシは「平和教育」受講者、教職員のみなさんに配布していただきました。(写真は表面)


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建物の出入りは学内関係者に限定されているため、学外者の方に入っていただくことはできなかったのですが、学生さんたちが集うラウンジですので、気軽に見ていただけたのではないかと思います。



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杉原千畝の発給したビザの一覧の写しなどもお借りしました。


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杉原千畝に関する書籍も展示しました(これでもすべては揃っていません)。


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ホロコースト記念館の発行されている冊子。


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開催を快諾してくださったホロコースト記念館と滋賀大学教育学部の皆様に感謝いたします。




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by chekosan | 2018-05-25 22:27 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
先日、滋賀大学教育学部のオムニバス講義科目「平和教育」で講義をさせていただきました。

私のテーマは、「戦争の記憶を伝える ~ホロコーストを中心に~」。


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教育学部の学生さんなので、小中高の社会、英語、道徳の教科書にも取り上げられている杉原千畝(1900~1986)の話から始めました。

杉原は、第二次大戦中にリトアニアのカウナスに日本領事館を開設し、主にポーランドから逃れてきたユダヤ難民に、日本を通過するビザを発給し、欧州脱出を可能にした外交官です(★)。

この講義と連動して、広島県福山市のホロコースト記念館からパネルなどをお借りし、特別展示会も開きました(別記事で投稿予定)。



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日本領事館を撤収した後、リトアニアはじめ東欧でのユダヤ人への迫害、連行、殺害は激化していきます。その舞台となった場所の保存、公開の様子も写真で見てもらいました。

ホロコースト(ユダヤ人の絶滅を目的とした虐殺行為)のもっとも過激で大規模な「装置」が、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所でした。次の画面は、アウシュヴィッツ第一収容所のガス室のなかの様子です。


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アウシュヴィッツだけでは人々を収容できなくなり、もっと大きな収容所がつくられました。
それが、ビルケナウ強制収容所(アウシュヴィッツ第2収容所)です。
次の写真は、ビルケナウの跡地と、人々を満載にしてきた家畜用貨車のひとつです。


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このような人類の犯した負の歴史をきちんと伝え、そこから学ぶ必要性についてお話しました。写真は、リトアニアのヴィリニュスのジェノサイド博物館に野外展示してあった子どもたちの絵画です(★)。


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直接、悲劇の舞台となったところでなくても学ぶことはできるし、意義のあることだというお話もしました。杉原のゆかりの土地、岐阜県八百津町での「人道教育」の取り組みや、福山市のホロコースト記念館での講演会で私が遭遇し感銘を受けた出来事(★)を紹介して終わりました。

★印の箇所(杉原千畝、リトアニアにおけるホロコースト)については、こちらにまとめています。
「リトアニアにおけるホロコーストの記憶」流通科学大学論集 第30巻2号 2018年1月発行



今回、感想をいただいたなかで印象的だったのは、福井出身の学生さんたちの熱い反応でした。

杉原が発給したビザで欧州を脱した人びとの多くは、シベリア鉄道で大陸を横断し、ウラジオストックから敦賀に上陸します。そこから神戸や横浜に移動し、第三国へ渡っていきました。敦賀の人々は、命からがら逃げてきた彼らをあたたかく迎え入れたといわれています。

敦賀には、それを記念する「人道の港 敦賀ムゼウム」があり、ホロコースト生存者やその子孫の方もよく訪れておられるようです。最近では、八百津町などと連携して「千畝ルート」をアピールし、さらに訪問者が増えているようです。

という話を盛り込んだところ、数人の学生さんが、福井ではそうした歴史を学ぶ機会があります、そのような役割を果たした地元に誇りをもてますといった主旨のコメントを書いてくれました。

以前、同志社の授業で杉原関連の話をしたときには、兵庫県出身者数人から、神戸がユダヤ難民を受け入れて厚くもてなしたという事実を知って嬉しいという反応がありました。

自分たちと関わりがあると感じられると関心がより高まるのですね。そのことをあらためて確認できたのは私にとっても収獲でした。

そうした歴史的事実と私たちとの関わりや、各地で行われている歴史教育、平和教育、「人道教育」、人権教育の取り組みをさらに収集し、紹介する機会を今後もつくろうと思います。


~特別展示企画編につづく~



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by chekosan | 2018-05-22 17:54 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
第二次世界大戦のユーゴスラヴィアを舞台とした漫画『石の花』は、1983年から1986年に連載されたものです。

これを読めば、このころのユーゴの歴史がスッキリわかる!とはいきませんが(なにしろ複雑)、関心がある人にはとても面白い作品だと思います。

農家の兄弟と幼なじみを中心に、ドイツに抵抗するパルチザン部隊、ユーゴ侵攻を進めるナチスSSのエリート将校、闇の商売に暗躍する人物などの戦い、駆け引き、苦悩をていねいに描いています。

それぞれの立場や主義をうまく盛り込み、単純な勧善懲悪にしていません。

主人公のクリロ少年、クリロとともにパルチザンに入るユダヤ少年、クリロの幼なじみの少女フィーたち、少年少女の純粋さと葛藤がとりわけ読みどころです。


最終巻には、ユーゴ史の専門家、柴宜弘氏の解説も掲載されています。歴史考証に協力されたそうです。なるほど納得です。

話が複雑で、文字も多く、絵もていねいなので、大きな版で読む方が良いかと思います。文庫版で一気読みすると、眼球がとても疲れました! (^-^;


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by chekosan | 2018-05-20 21:31 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

本務校の初年次教育プログラムに本年度から「大学人との交流」というコンテンツが新しく加わりました。現在の大学人としての仕事(教育・研究)の内容や思い、大学人となった経緯などを教員が5分でスピーチするというものです。


いろいろ考えた結果、ぜんぜん5分で収まらなかったのですが(笑)、2クラスで熱く語ってまいりました。じっくり聞いて、思うことをぎっしり書いてくれた学生さんたちに感謝します。

後期の授業をとりたいと書いてくれた学生さんも。うまく時間割が合って、授業で再会できることを楽しみにしています。(^^)



~以下、大学HPより該当部分を抜粋して引用~


大学人との交流


「大学人との交流」では流科大の教員から話を聞きます。教員自身の大学時代をふまえた大学生活のアドバイスや、教員の専門分野を交えた話など、教員によって話の内容はさまざまですが、どの話も学ぶべきことが詰まった内容となっています。(※掲載しているのは一部教員です。1クラスにつき2名の教員が登壇しました。)


橋本信子准教授(商学部 経営学科)

「好きなことを仕事にするのは難しい。それでも好きなことを仕事したいなら」をテーマに、大学教員として働く現在にいたるまでの自分の経歴を交え、好きなことを仕事にするにはどうすれば良いかを語りました。
好きなこと、向いていることを自覚し追及する。スキルを磨き自分の強みにする。そして好きなことを続ける。長い年月がかかるかもしれませんが、経験を積み重ねることで、好きなことが仕事に結びつくとお話しになりました。




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大学Facebookページ


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by chekosan | 2018-05-18 11:01 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
映画「女は二度決断する」(2017年)を観てきました。

ドイツ、ハンブルクで、トルコ系移民の夫と一人息子と幸せに過ごしていた主人公は、2人を爆弾テロで失います。
警察は当初、トルコ系同士の抗争ではないか、夫は非合法な行為に携わっていたのではないかと疑います。
主人公は、重なるショックに心身のバランスを崩します。

捜査が進んで、ネオナチの犯行ということが判明します。
犯人を目撃していた主人公も裁判に参加するのですが…


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この映画の見どころは、ショッキングなストーリー、主演女優の演技でしょう。

ストーリーの方は、2000年から11年にわたり、ドイツで実際に起った外国人を狙った連続爆弾テロ、強盗事件などを下地にしています。このときも、警察はトルコ人同士あるいはトルコ人とクルド人の間の抗争かトラブルではないかと疑って、なかなか犯人にいきつけませんでした。

主演女優(ダイアン・クルーガー)の演技は、子を亡くした母の狂わんばかりの辛さが迫ってきて涙しました。
が、この女優さん、目が知的なので、品行方正ではない女性には感じられなくて、だいぶ話が進むまでキャラクター設定がつかめないまま見ていました。(^-^;

結末は、タイトルから予想はついていましたが、それでも心臓がドクドク早打ちしました…

◇◇◇

私としては、中盤の裁判シーンが興味深かったです。

主人公も裁判に「訴訟参加人」として参加します。本人も実行犯を目撃しているので証人として出廷するのですが、そのためだけではなく、また単に傍聴しているのではなく、弁護人とともに裁判のあいだじゅう裁判に参加しているのです。彼女の弁護人は、ほかの証人に尋問し、被告弁護人と丁々発止の論戦も繰り広げます。

ドイツでは、犯罪被害者の訴訟参加制度があります。この映画の事件の場合、被害者本人(夫と息子)は亡くなっているので、その親族に対して訴訟参加権限が認められたパターンということでしょう。

訴訟参加人が、特に保護されるべきである場合、資力の有無にかかわらず無償の弁護人依頼権が認められます。裁判書類を閲覧する権利、弁護人を通じての書類の謄写権も認められるということです。

【参考】水野陽一「刑事訴訟における被害者弁護について ドイツにおける議論を参考に」(『広島法学』36(1) 2012年)

映画のなかで、主人公がパソコンで、裁判の証拠として提出された画像や書類を見ていると思しきシーンがあります。これは、上記の謄写権によって、裁判書類をデータで受け取れたということでしょうか? 

◇◇◇

日本でも被害者等が刑事裁判に参加する制度はありますが、気になるのは「国選被害者参加弁護士の選定」の条件です。

裁判所のHPによれば、

「資力(※)が200万円に満たない被害者参加人は,国が報酬や費用を負担する国選被害者参加弁護士の選定を求めることができます。※資力とは,預金,現金等の合計額をいい,6か月以内に犯罪行為を原因として治療費等の費用を支出する見込みがあれば,その費用は資力から控除されます。」

とあるのですが、資力が200万円を超えていたら、国選弁護士はつけられないということになるのでしょうか。200万って低すぎないでしょうか。









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by chekosan | 2018-05-13 21:00 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)

「文書表現Ⅱ」から派生した課外活動について担当教員がまとめた教育実践論文がオンラインで公開されました。


正課内教育および正課外活動における読書推進活動の展開 ー流通科学大学初年次科目「文章表現Ⅱ」の取り組みー
『流通科学大学高等教育推進センター紀要』第3号(2018年3月号)

2017年度は、授業の成果物である書評POPを兵庫県下10書店で採用していただいたブックフェア、

有志学生による授業成果物の学園祭展示企画、

図書館総合展での学生によるポスター&口頭発表、

学生が立ち上げたビブリオバトルや読書会、図書館サークルなど、


初年次生向けの基礎の基礎である、読んだり書いたりといった科目からさまざまな課外活動が発生しました。

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by chekosan | 2018-05-13 00:37 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
「関西ウーマン」に月一回、連載している書評「信子先生のおすすめの一冊」、
5月はお得な2冊セット!

『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』とその続編です。

憧れの人をもたなくなっている現在の若い人たちに
各界のスーパーリーダーの若い頃の話を聞いて一歩踏み出してもらおうと、
京都産業大学が連続講演「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」を開催しました。

本書はその内容を書籍化したものです。

続編には、女性も登場しますよ。


こちらからどうぞ。

信子先生のおすすめの一冊 『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』


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by chekosan | 2018-05-12 14:20 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
ドイツ系ユダヤ人画家フェリックス・ヌスバウムを紹介する本です。

同じ大内田さんの『ホロコースト 女性6人の語り部』で、本書の表紙にもなっている自画像を見て強烈に惹かれ、より詳しく紹介されている本書を読みました。

*『ホロコースト 女性6人の語り部』では、ヌスバウムの作品を集めた美術館の前館長のインタビューが掲載されています。

本書は、母と子でみるシリーズの一冊。このシリーズは写真たっぷりで、とてもいいんですよね。お世話になっています。


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ヌスバウムは、ドイツのオスナブリュックという街の裕福な家に生まれました。

父に応援されて絵の道を進みますが、ナチスのユダヤ人迫害で外国を転々とし、密告によって捕らえられて、収容所で殺されます。

ヌスバウムは、自分が死んでも作品は死なさないでと、友人たちに作品を預けます。

戦後ずいぶん経って、彼の作品が親戚の手に移り、故郷オスナブリュックで展覧会が開かれました。それをきっかけに残りの作品の所在も判明し、オスナブリュックに集結します。市民が寄付を集めて、常設の美術館もできました。

作品や生涯も興味深いですが、市民主導で、彼の作品と人生を後世に引き継ごうとしていることに感銘を受けました。

オスナブリュックのヌスバウム・ハウス、ぜひ行って、作品を生で見たいと思います。








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by chekosan | 2018-05-10 15:05 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)