中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

カテゴリ:美術( 24 )

美術展ハシゴデー。兵庫県立美術館の「ヒーロー&ピーポー展」を楽しんだあとは、少し移動して、六甲アイランドにある神戸ファッション美術館で開催中の「切り絵アート展」を観ました。

すごかった! 細かい! あ、細かくない画風の作家さんもいらっしゃいます。画風や制作方法はいろいろだったので、その違いも楽しめました。


神戸ファッション美術館は気になってはいたものの、初めてです。JR住吉駅から六甲ライナーに乗り換え、海の上をしばらく走りました。窓からの景色にちょっとドキドキしました! 

駅から、来た方向を振り返った図。

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神戸ファッション美術館は、アイランドセンター駅から見えています。UFOが乗っかったみたいな建物ですね。


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迷わず到着。

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神戸ゆかりの美術館も同じ建物だったのですね。すでに「ピーポー展」を観て、足が痛くなっていたので、今回は切り絵アート展だけにしました。


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会場手前には、撮影スポットが。こういうの、同行者(今回は入試で学校が休みだった息子)がいるときは、やらずにいられないたちです。わりとうまくはめ込んでくれたと思うのですが、手が出ちゃいますね(^-^;

枠内にはまっている作品の作家さんは、ミュシャのような画風で素敵でした。


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入り口看板(?)も、切り絵で作られています。二次元だけど立体のようになるのが切り絵の魅力ですね! 影が美しいです。

ネックレスも切り絵です。商品として販売もしていました! とても素敵ですが、絶対にちぎってしまうなと思って購入はやめておきました(笑)


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この展覧会の特徴は、お客さんが黙っていられないことでしょうか。あまりに細工がすごくて、みなさん、感想を口にしてしまうのです。ざわめくというほどのうるささではなく、さわさわと心地よく感嘆の声が漂うような。

内部は撮影できないので、図録を見てみたのですが、切り絵の凄さは印刷ではちょっと表せないですね。

そこで、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズ。こういうクリアファイルみたいな材質の方が光を通すせいか、再現度が高いように思います♪ ←それを撮った私の写真がヘタで、ちっとも良さが伝わらないかもしれませんが。

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左の蒼山日菜さんは、とにかく細工が細かくて圧倒されました。ファイルになっている作品は、ヴォルテールの文を切り取ったもの。これが繋がっているんですから驚きです。

右のフクロウの林敬三さんは何枚もの色の紙を重ねて切り取るという手法で、こうしてグッズになってしまうとまったくわかりませんが、横から見ると立体なんです。動物モチーフが多くて、愛嬌のある表情が可愛らしいです。


いや~、切り絵いいですね。蒼山日菜さんプロデュースの切り絵はさみや紙を買って、私も切り絵にトライしようかと思ってしまいました! 絶対夢中になってしまうと自制しましたが、でもやっぱりやってみたいかも。やろうかな。





by chekosan | 2019-03-07 11:06 | 美術 | Trackback | Comments(0)
タイトルもポスターのデザインからも何をやっているのかよくわからなくてスルーしていた展覧会に行ってきました。

先に行かれたお友達が、予想よりも真面目な展覧会だったと教えてくださったので、それならと。

兵庫県立美術館はいつもテーマがハッキリした見応えのある展覧会をしていることだし。

行ってみたら「拾い物」をしたという感じでした! 

失礼過ぎる? (^-^; 

でもですね、このタイトル、このポスターではわからんです。

そして、面白く鑑賞しましたが、それでも「何の展覧会に行ったのか」を端的に説明するのは困難なんです。

英語のタイトル 'Heroes and People in the Japanese Contemporary Art' なら、まだわかりやすいかな。硬派なタイトルでは人が来ないと踏んだのでしょうか。サブカルチャーも扱うからでしょうかね。

「Oh!マツリ☆ゴト」は、「おまつりごと」=「お祭り」と「政事」をかけています。後者の色が濃い展覧会です。

「ピーポー」= people = 一般大衆が声を上げた大きな歴史的出来事・場面を切り取った作品や、娯楽ものにおける「ヒーロー」が生み出された社会的、歴史的背景を解説するようなコーナーなどから構成されています。(それだけでもないけど…)

この、「一言で説明できなさ」(日本語がヘン…)のせいでしょうか、常に激混みの兵庫県立にしては、休館日に来てしまったかと思うほど人が少なかったです。もったいない! 個々の作品やコーナーは面白いんですよ。


JR灘駅から「ミュージアム・ロード」を歩いていきます。

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美術館の屋上で「美カエル」が今日も元気に揺れています。手前のオブジェは勝手に「ししとうのお化け」と呼んでいます。

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エントランスロビーには、いつも天井から垂れ幕みたいなものが下がっていて、気分が上がるのですが、それもなし。顔出しとかそういうお楽しみもありませんでした。普通の看板だけ。残念。

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でも、吹き抜け空間には、しりあがり寿さんの作品「ヒーローの皮」が! お洗濯されて干されています(笑)


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ご当地ヒーローから借り受けたものだそうですよ。我が同志社の「タナレンジャー」のも出口のところにありました。今日の今日まで、そんなヒーローがいたとは知りませんでしたが(笑)


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会場内も、ところどころ写真撮影OKでした。今回の一番の目玉と思われる(サイズ的にも)会田誠さんの作品は、展示室一室を丸ごと使っています。

これ、写真では大きさが伝わらないと思います。ものすごく巨大なんです。ぜひ会場へ!


正面から撮ると、兵隊さんと国会議事堂(としか思ってなかったが、墓石なのだそうです)との差があまりないように見えますが、それは遠近感によるものでして、

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横からだと、これだけの差があります。


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兵隊さんの真下から見上げると、こんな感じ。

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絵画、映像、スケッチ、写真、漫画の原画、千人針の実物、新聞広告、若者のつくった壁新聞等々、、、盛りだくさんというか、ごっちゃ煮的ですが、でも、それぞれの作品は面白く見ていきました。

現代美術は人が来ないのでしょうか。いつもここの展覧会で見かけるような層の方々が全然来られてないように感じました。結構、面白いんだけどなあ~。しつこいですが、もったいない。行けば、なにがしか発見があると思います。

ちなみに私は蕗谷虹児が戦争ものを描いていたことを知りました。


このあと近くのJICAでランチをして、さらにもう一つ、展覧会へ!

つづく














by chekosan | 2019-03-06 22:41 | 美術 | Trackback | Comments(0)
中之島で現代美術を観たあと、続いて福島にあるフォトギャラリー・サイで開催中の写真展に行きました。

チェルノブイリ原発事故から30年のウクライナで、胎内被曝した女性や原発作業員の人々を追った写真展です。

てくてくてくてく。よく歩く日です。

見つけました!

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グーグルマップから建物の外観を予習しておいてよかった。


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こんにちは~、と引き戸を開けて。

民家をそのまま使ったギャラリーです。今回は暗い室内に点々と作品が展示してあります。作品の裏側からライトを当てて、ぼんやりと照らし出すような展示です。

1階の写真は、チェルノブイリ事故後、人々が退去して廃村となったところに残された期限切れのフィルムを使って撮影されました。胎内被曝により成人後に甲状腺の病気を患うようになったマリアさんの言葉と、一生服用し続けなくてはいけない薬の残骸も展示されていました。

2階には、いまも収束のための作業が続くチェルノブイリ原発に通う人々の様子を追っています。専用の通勤列車内の様子や、車窓からの風景。映像には、事故機をおおう巨大なカマボコ型ドームも映っています。

1階の暗室では、スライドを見ることができます。昔懐かしい、一枚一枚をカシャンカシャンと送っていく機械です。高2息子にとっては初めて見る装置でした。

スライドの内容は、アイゼンハワー米大統領が1953年に発表した「平和のための原子力」演説に関する写真や、かつてのチェルノブイリ周辺の町の様子(だと思うのですが)です。わかることは解説していきながら一緒に見ていきました。


ボルタンスキー展とのはしごで、さすがに疲れたので、2階の休憩所でしばし休ませていただきました。昔懐かしいお家の一部屋です。祖父の家を思い出しました。



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スタッフの方といろいろお話させていただきました。やはりボルタンスキー展とはしごする方がいらっしゃるそうです。会場もテーマも近いですもんね、とお話していたのですが、よく考えたら、この2つの展覧会のどちらにも関心を持って、関連性、共通性を見出して、実際に足を運ぶ人が他にもいるというのは、なかなか興味深いことです。



休憩所には関連書籍もたくさんありました。この机も懐かしい感じ…


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この日、チェルノブイリ関連のドキュメンタリー映画上映会もあったのですが、夜遅くなるので断念。でも映画はどうしても観たいので、こちらに来るまでにDVDボックスを買ってしまいました。また観たらアップするとします。

チェルノブイリにはいつか行こうと思っています。子らは連れていけないので、同年代くらいの人とでも行けるとよいのですが。それまでは書籍やこうした展覧会で勉強しておこうと思っています。


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それにしても、2つの展覧会、いずれもずーんとくる内容でした。帰り道から二人してぐったり。知恵熱が出るのではないかと思いましたが、幸いそのようなことはありませんでした。刺激を受け、充実感を得ることができた展覧会はしごデーでした。





by chekosan | 2019-02-18 21:59 | 美術 | Trackback | Comments(0)
大阪は中之島の国立国際美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展に行ってきました。

ここはいつもチケット売り場の横に企画展の大きな看板が立ちます。絶好の撮影ポイントです。しかしほとんど誰も撮ろうとしない。なぜだろう。


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今回は高2息子と行きました。現代美術で、しかも暗い重い感じの作風なのでどうかなと思いましたが、じっくりたっぷり鑑賞していました。平面のものを見るだけでなく、音、動き、空間全体のつくりを体感する展覧会で、テーマ性があるので、面白かったようです。

客層も、普段の美術展とは若干違っていたような。若い人の割合が他よりも高かったような気がしました。


この展覧会、ほとんどが撮影可でした。作家以外の人の顔写真を使った作品はだめだったのかな?

この作家の作品は、会場に合わせて組み立てるものが多いようで、同じ作品でも会場が違うと違う演出になるようです。ですので、パンフレットや図録の写真とちょっと違っていたりするのも面白いところです。


スタート地点の部屋は撮影不可です。若い頃の作品である「咳をする男」の映像が流れていて、これがまあ不快な映像です(^-^; 音はヘッドフォンで聞けるのですが、3秒くらいでこれはええわと断念しました(笑)


そこから、ボルタンスキー自身の顔写真を投影しているのれん状のカーテンを通って次の空間に進みます。じっと見ていると、幼少のときの顔から60代の顔へと変わっていきます。

坊やの頃のボルタンスキー。
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おじさんになっていくボルタンスキー。

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作家の顔が一巡したところで、次の間へ。

この展覧会、作品の表示がないので、入り口で配られたパンフレットが頼りなのですが、会場が暗くて文字が読めません。電球の下に行って読もうとしたら、実はその電球は作品の一部だったりしました(笑)

なんかこう、そういう、“いまどこにいるのか、何を見ているのか、何を表しているのかがすぐにわからない状態で、暗い迷路を手探りのように進んでいく感“がまた面白いのです。


「保存室(カナダ)」という作品。古着が大量に吊るされています。


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「保存室」で「カナダ」といえば、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で、収容者から取り上げた持ち物を集めて保管していた建物の通称です。

ボルタンスキーはフランス出身です。父はユダヤ人だったため、ドイツの占領中、彼の両親は見せかけの「夫婦喧嘩」をして「離婚」し、父は床下に隠れていたそうです。ボルタンスキー自身はその間に生まれたので、親子は収容所に連れて行かれることはなかったのですが、このような家族の体験や、知人などから聞いたホロコーストの様子が、のちのちまでトラウマになったとのこと。

であるからでしょう、彼の作品には人が存在していたこと、存在しなくなったことを示すものが多いようです。


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奥に矢印のようなものが? と思ったら、コートの周りに電球を配した作品でした。


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コートと電球でしかないのですが、人が「かつていた」ように思わせます。


「アニミタス(白)」と「アニミタス(チリ)」という作品の奥に、「ぼた山」という作品が見える空間。二つの作品の間を通ってもよいし、アニミタスの横を回ることもできます。アニミタスはどちらも映像です。風鈴の音がずっと流れています。


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アニミタス(白)の手前にあるのは、これです。紙を丸めたもの。ここから先通るな、というような線があるわけではないので、近くまで寄っていけます。わざとじゃなくても蹴ったりして動いてしまいそう。絶対的な状態ではない作品。


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アニミタス(チリ)の手前にあるのは、枯れ草に花。

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そして、奥には「ぼた山」と「発言する」から成る空間が。

ぼた山は大量の黒いコートから出来ています。これもまた大量死を想起させます。

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「発言する」のヒトガタとシンクロする息子。


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あとで、このヒトガタは前に立つと、ささやき声で言葉を発するらしいと知り、ガーン! 正面に立ったとき、あら?何か機械がくっついているなあ、細工がありそうだけどなにもないなあ、と思って見ていたのに。声なんて聞こえてこなかったように思う~(´;ω;`)


展示も終盤。死神かと思ったら、死の天使だそう。


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「来世」の部屋はなんだか文化祭のお化け屋敷みたいで(←失礼?)、すごく気に入りました。展示の順番は天使が先なのですが、天使に導かれて来世に行った、みたいなストーリーを脳内に作ってしまいました。

来世の文字はもっとくっきり繁華街のネオンみたいに光っているのですが、私が写るよう息子に撮ってもらったらこんなこと↓になってしまいました。私の来世どないやねんと思わせる怖さですが、かなり気に入ってます。


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到着しちゃいました。

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作品それぞれも思わず見入ってしまうのですが、今回は「会場全体のつくりかた」も一つの作品でした。足を運んで、その空間に身を置いて体感することに大きな価値がある展覧会です。しかも高校生は無料でした。ありがたい!


さて、恒例、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズですが、そんなにたくさん種類はありませんでした。非クリアファイル2種類と図録を購入。このクリアファイルはかなりかっこいい。ほかにはマグネットやTシャツ、マグカップ、ハガキなど。

関連書籍にかなり惹かれましたが、重くて高額なものが多かったので、あらためて、にしました。


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関連企画である同館のコレクション展も鑑賞しました。こちらは企画展のチケットで入場できます。

近くでランチをしたあと、さらにもう一つ展覧会へ!(つづく)




by chekosan | 2019-02-17 21:35 | 美術 | Trackback | Comments(0)
京都国立近代美術館で開催中の展覧会「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新に向けて」を観てきました。

美術展はこれまで、いろんなところのいろんなものに行ってきましたが、京都国立近代美術館はなぜか行く機会がなく、今回が初めてです! 


いいお天気になりました。

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今回は、十数年前に初めて大学で教えだしたとき、同じ科目をチームティーチングさせていただいた先生とご一緒しました。先生とは、先日、十数年ぶりに再会を果たしたのですが、お互い、この展覧会を観たいと思っていたことがわかり、すぐさま決行しました。ご縁のある方とは、時間をおいても、お付き合いが復活するものなのですね。


さて、この展覧会、なんと撮影可! ひゃっほ~です! 自館の所蔵する作品で構成しているからでしょうか。


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会場入り口には、こんな粋な演出が! 遠くにウィーンの分離派会館が建っているかのようでしょう?
吹き抜けの向こう側の壁に写真が貼ってあるのです。

分離派会館(ゼセッシオン)には、大昔に行きました。内部のクリムト作の壁画には言葉を失いました。ああ、あそこにはもう一度行きたい。あ、美術史美術館も。あれは見応えがある。


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展示品はリトグラフが大半だったと思いますが、クリムトやシーレの素描などもありました。素描なのになんかこう惹きつけるものがあるのはさすがですね。

展示点数はかなり多く、そのどれもが好みすぎて、そして順路がたいへんわかりづらかったため(笑)、ぐるぐるぐるぐる3巡くらいしてしまいました。

写真撮影可とはいえ、カシャカシャ音を立てるのは憚られるので控えめにして、そのかわり図録を買いました。が、やはり展示してあるのと図録や絵葉書では、だいぶ違いますね。

以下、気に入ったものを厳選して。

なんて素敵な装丁。

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この時期といえば、金。金、金、金ですね。効いていますね~。

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おじさん、かわいい。(おじさんなのか?)

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ミューズを讃える紳士たち。なんかちょっとコミカル♡


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ハッと惹かれた作品。プラハが主題でした! だからか!?

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ウィーンの風景を描いたパタパタ画集。かわいい! 右から2番目、私、大昔に行ったときに連泊したペンションのあたりだと思います。ああ懐かしや。


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手前のぺたぺた並んでいるのはトランプ。デザインかっこよすぎ。でもちょっとゲームしづらそうな気がしなくもない…?

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屋根裏の幽霊たち… きょわいよ…

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分離派スタイルな生活。たまらんイイ~~~~!

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ステンドグラスのデザイン画。これがなんだかものすごく気に入って気に入って。


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アドルフ・ロースの家具の実物も展示されていたのですが、そこだけは撮影不可。よそからの借り物だったからですね。仕方ない。とっても素敵な空間だったなぁ~ 

ほかにもとっても素敵な作品がごまんとあったのですが、これくらいで。



最初に吹き抜け越しに見えたゼセッシオンは、こんな感じで、展覧会場の向かい側の壁に貼ってあります。

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さあ、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズですが、迷いに迷って、悩みに悩みました。すべて欲しい。しかし、既に一生分のクリアファイル、一筆箋、マスキングテープを持っている… 

で、ぐっと我慢して、図録とマスキングテープにとどめました。

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マントヒヒ柄??

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あと、思わず快哉を叫んだのがこれ。過去の展覧会の図録が買えました! 東ドイツとチェコの映画ポスター展のものです。

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叫びついでに、ムンクの叫び靴下も買いました。今回の展覧会とは何の関係もないですが。ヘンな靴下も実は好きなのです。ヘンな靴下をおろすのは、お泊まりのときのお楽しみにしています。これは、いつおろせるかな?(⌒∇⌒)


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鑑賞後はランチをしながらおしゃべりが尽きず、お茶の時間くらいまで居座ってしまいました。大人になってから、こういう時間をご一緒できる方が増えるというのは嬉しいですね。今度またクリムト展に行きましょうとお約束してお別れしました。

それにしても好き。世紀転換期ごろのウィーンの雰囲気。ウィーンは優先順位低かったですが、久しぶりに行きたいと思いました。




by chekosan | 2019-02-06 23:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
今年は学生に学外で文化芸術に触れてもらうプロジェクトを進めています。

催しは学生自身が見つけて申請してもらってもいいのですが、関心の高そうな企画をクローズアップして鑑賞を勧めることもしています。春には「ジブリ展」を勧めたところ好評を博しました。






今学期は、大阪天保山で開催している「ジョジョ展」その他を勧めたところ、反応あり☆
そこで、私も行ってきました。


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実は荒木飛呂彦さんの作品はほとんど読んだことがなく、子らが絶賛していてもふ~~んだったのですが、2年前、「ルーブルNo.9」展に出品されていて、そこで色彩の鮮やかさ、西洋美術を取り込んだポージングをキャラクターにさせているということを知って、少し興味を持つようになってきました。




平日の午後なので、そんなに混まず。内部は撮影禁止ですが、入り口のこの看板(幕)の前では写真撮影できました。



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2階分を使って展示してあるのですが、はじめの階は「ジョジョの奇妙な冒険」の原画展示です。ここでは作品のファンの皆さんは食い入るように見ていました。連れの人がいれば何やら楽し気に感想を言い合っています。

漫画の原画なので、かなり近づかないと見えなくて、列はなかなか進みません。でも、見たい人はご自分もじっくり見たいので、列が進まなくてもイライラしている様子がなく、そこは普段の美術展よりも穏やかな感じが面白いなあと観察しました。

私は原作をほぼ読んでいないので、人の背後から、あるいは人の切れ目がある作品だけチラチラ見るので十分。子らが暗唱している名セリフやらキャラクター名を見つけたら、ああ、これがあの!とか確認するだけでもお腹いっぱい。(^-^;

むしろ、上の階の「理論」コーナーの方が興味深かったです。荒木氏のこだわりや丁寧なキャラクター設定のメモ、影響を受けている西洋美術や映画などなど… 映画に関する新書を3冊くらい出されているようなので、それらは早いうちに読みたいと思います!

立体展示や、ジョジョの世界観を表現した彫刻なども面白かったです。
最後のコーナーは、この展覧会のための描きおろしの大きな12枚壁画。そのメイキング映像も流れていました。それも面白かった!


わりとさらっと流し見した私でも、1時間はかかりました。一緒に行った子らは原画コーナーで一つ一つ丹念に見ていてはぐれてしまい、私は出口でさらに1時間ほど待つ羽目になりました。(^^;)

会場のすぐ隣が海遊館。ポージング(?)して記念写真。

「それはdaisukeやで」と子らには言われましたが、それすら知らんがな(笑)

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ということで、2018年ラストの展覧会鑑賞もなかなか楽しかったです。2019年もたくさん鑑賞したいと思います♪




by chekosan | 2018-12-29 15:40 | 美術 | Trackback | Comments(0)
大好きなエッシャー。これまで何度も展覧会に行っていますが、またまた行ってきました。会場は、大阪のあべのハルカス美術館です。

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ここ数年で、展覧会も様変わりし、ただ絵やら古いものを並べているような企画はなくなりました。
変わったテーマとか、写真撮影OKとか、何か作れるとか、あれやこれやと工夫が凝らされています。

エッシャーの場合、不思議図形とか、ありえない構築物などが代表作なので、以前別の場所で開催された展覧会では、「エッシャーの絵のなかに入ってみよう!」「エッシャーの階段をつくってみよう!」という体験コーナーがありました。


今回も、展覧会会場前から楽しそうな仕掛けが。

おわかりいただけるでしょうか。球体に写る自分を描いたエッシャーの自画像をマネできるという撮影スポットです。球がピカピカじゃなくて、説明しないとわからない図になってしまいました(笑)


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これだけでも結構楽しいのですが、会場内には、エッシャーの絵の中に入って動画が撮れるというコーナーが!!!!

幸い待ち時間もあまりなく済みそうだったので、友人と「どう動く!?」とわくわくしながら相談しました。

撮影時間は10秒。案外、長く感じます。

撮影が終わったら、2回、画面に動画が流れるので、それを録画して持って帰れます。
データで取り込めるQRコードは故障中ということで残念でしたが、できたのがコレ。




展覧会のお楽しみ、ミュージアムショップでの収穫はこちら。

ただの罫線のノートが一冊650円とえらいこと高かったのですが、コレクションしているA5ノートで、しかも、でんぐりでんぐりの表紙ときたら買わないわけにはいきません。A5ノートは、日々のTodo & アイディアノートとしてどんどん使っているので、惜しくない!(でも高い…)

そして、非クリアファイル。非クリアだと使い勝手が悪いので、決して集めようとしているわけではないのに。ついつい買ってしまって、すっかりコレクション化してきています。



エッシャーはわりと展覧会の頻度が高いので、すでに見たことがある作品も多数でしたが、今回は若い頃からの作品も含め、風景やか人物といったテーマに沿って並んでいたので、お初な作品も多数でした。

やはり後期の不思議な図形系が洗練されていて面白くて好きですが、エッシャーという作家の画風、作風の移り変わりも知ることができてよかったです。(^▽^)/






by chekosan | 2018-11-21 10:56 | 美術 | Trackback | Comments(0)

芸術鑑賞の頻度が下がっていて淀んできた感…


美しいものを観たい!禁断症状が出てきたので、無理やり時間をねじ開けて会期終了間近のプラド美術館展に行ってきました。

会場は兵庫県立美術館です。

兵庫県立美術館は面白いテーマ、楽しい演出で人気なのですが、その分、たいへん混みます。今回は混むのを避けて行きましたが、それでもそこそこ人で埋まっていました。



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お楽しみの撮影スポットはあっさりした感じ。いつもくすっと笑える工夫があるのですが、今回はただの看板。ちょっとアレ?という始まり。



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会場へ至る大階段の演出も真面目。今までの企画展では、怪物が飛び回っていたりとわくわくさせてくれたのですが…




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会場内は、作品保護のためでしょうか、かなり照明が暗く、ライトが当たっているところとそうでないところの明暗の差が大きくて、ちょっと具合が悪くなりました… ;;

音声ガイド(有料)を使ったので、これはという作品はパネルの説明を必死で読まなくてもよかったのは救い。

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スペイン王家のコレクションなので大作(サイズの点でも)揃いだったのですが、メインのベラスケスはやはり一味違うなということがわかる解説でした。

これ↓なんかは、王様の肖像画ですが、意外と質素な服装。そのわけは…とか、


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宮廷で雇われていた人たち(小人症の人とか…)の肖像画の解説もなるほどと感心(会場内撮影禁止なので写真はなし)。ベラスケスの絵はその人物の自然な表情をとらえているとありました。たしかに、王家の人であっても、あまり美化しないですよね、ベラスケスって。そんなに顎突き出して描いていいの…?とか。


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宗教をモチーフとした絵画が、時代によって世俗的になるというか親しみやすくなったことを示したコーナーも興味深かったです。マリアの夫ヨセフが後の時代になると「善き父」の象徴と化していくとか。

ルーベンスの聖家族像など、ふつうの庶民の幸せな一家という感じ。好感が持てます。



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美術展のお楽しみミュージアムグッズは、バリエーションはたくさんあったのですが、ノート一冊でもびっくりするほど高くて… 今回は収穫なしでした。(-_-)


兵庫県立にしては、遊び・工夫・オリジナリティが少ないかなという感じでしたが、やはり現物を間近に見れて、解説によって時代背景を知ることができ、勉強になりました。







by chekosan | 2018-10-15 09:16 | 美術 | Trackback | Comments(0)
先日、用事で上の息子と東京に行ってきました。日帰りですが、用事自体は短いものだったので、上野の国立西洋美術館の常設展を観てきました。

上野に行くのは初めてです。広くて、木立が多くて、文化施設がたくさんあって。いいですね。

国立西洋美術館は、ル・コルビジェの設計。世界遺産になったニュースはへえ~と見ていましたが、あまりにあっさりしているので、内部に入るまで、そのことを思い出しませんでした。(^-^; 昔の市民会館とかそういうのって、こういう感じでしたもんね。


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常設展でこれだけの作品を展示しているのかあ、しかも一般500円、高校生は無料! やはり東京は文化的な環境に恵まれているなあと思いました。今後、東京に行く用事があったら、時間をやりくりして上野公園の施設を見て回りたいです。


常設展示室は撮影可なので、建物や作品をいくつも撮ってきました。


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現代の作品を展示しているコーナーが一番好きでした。空間も、作品もいいなあと。


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ロダンの彫刻のコレクションにも驚きました。ロダンって、こんな軟体動物みたいな彫像作っていたんだと、ちょっと認識が変わりました。


「うなだれる女」。たしかにうなだれているけど、ちょっと柔らかすぎなような。。。

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「私は美しい」という作品。なぜこんなアクロバティックな体勢なのか、よくわからない。。。


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展示室を出ると、コルビジェ休憩コーナーが。みなさん気持ちよさそうにくつろいでおられました。

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お楽しみ、ミュージアムグッズは、ハンカチをお留守番してくれていた家族に。マスキングテープは、あまり使うアテはないのですが、限定ものをみるとつい…

左は企画展のミケランジェロ展のものです。展覧会自体は時間もないので観なかったのですが、グッズがあまりにかわいかったので買ってしまいました。

真ん中のマスキングテープは東京駅のJR東日本グッズショップで買いました。東京駅の駅舎をかたどっています。



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by chekosan | 2018-07-28 21:30 | 美術 | Trackback | Comments(0)
リトアニア映画を観たあと、同じ京都文化博物館で開催中の「オットー・ネーベル展」を鑑賞しました。


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チラシやポスターに使われているデザインがこちら。パウル・クレーとかカンディンスキーみたいだなと思ったら、やはり彼らと交友関係にあり、影響を与え合った人物でした。


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ネーベル自身はバウハウスで学んだり活動したりしたわけではないですが、影響は受けていたようです。
展覧会には、バウハウスで生まれたケトルや電気スタンド、ソファやラグなども展示されていました。

カッコイイですよね、バウハウスのデザイン。直線と丸とか球とかでビシッ、キリッしていて。

しかし彼らはナチスに退廃芸術として弾圧されます。ネーベルやカンディンスキーはスイスに逃れることになります。



そうそう、それより前、第一次世界大戦のあとにドイツで起こったハイパーインフレのときの緊急紙幣も展示されていました。100万、200万、1億、そして5億マルク紙幣!

ハイパーインフレの話は授業で毎年しているので、本物の紙幣が見れて嬉しいです(撮影は不可)。



クレー、カンディンスキー、シャガールといった同時代の芸術家の作品も展示されていました。
初期の作品はシャガールに、のちにはクレーやカンディンスキーに似ています。

おっ、これいい! 洗練されてる! と目を引いたのは見事にカンディンスキーでした。
もちろん好みもあるのだと思いますが。



ネーベルは、さまざまな技法やアイディアを生み出して、だんだん抽象度を増していきます。
ルーン文字シリーズなどは、ぐるっと回って壁画や地上絵のよう。

展示の途中には、撮影可のコーナーもありました。
かなり抽象度が進んだころの一連の作品でした。

そのうち気に入ったのを撮ってきましたが、細かさや輝き、絵の具の厚みは、写真では再現できないですね。やはり絵画は実物を生で見るのがいいですね。



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「赤く鳴り響く」



「輝く黄色の出来事」

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「黄色がひらひら」



「純潔と豊潤」

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オットー・ネーベルさん、こんな人です。一人で行ったのでツーショットは撮れませんでした。´・ε・`
会場内の説明パネルには、シャガール、カンディンスキー、クレーなどの似顔絵もありましたよ。


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さて、展覧会のお楽しみ、ミュージアムグッズ。
ネーベルのデザインはグッズ向けで、どれも素敵。あれこれ欲しくなりました。

一筆箋、マスキングテープはネーベルの作品からのデザインです。
この手の文具、使い切れないくらいあるからやめておこうと思うのに、うっかり増やしてしまいます。
でも、ネーベルのマスキングテープは、かなりカッコイイと思います!!

バッグはカンジンスキーのデザインです。持ち手の長さが良さそうで買ってしまいました。
トートバッグも買いすぎなのですが、ついつい…


記念講演会のタイトルも「知られざる画家 オットー・ネーベル」と、やはりメジャーではないと言っていいのでしょうが、得した感アリな展覧会です☆ 6月24日まで。




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by chekosan | 2018-06-17 15:05 | 美術 | Trackback | Comments(0)