11月12日、大阪公立大学女性学研究センター主催の第26期女性学講演会「戦争とジェンダー ー〈日常〉と〈非日常〉を貫く軍事主義と女性の主体性」に登壇してきました。
2020年夏頃から研究会でご一緒しているお仲間との共同研究です。
今回は統一テーマが「戦争とジェンダー」。パッと浮かんだのが、「ソ連や東欧の女性兵士」でした。
ソ連は女性が軍隊に兵士として大規模に公式に参加した初めての例ですし、現在のウクライナ軍にもたくさんの女性が志願して参加しています。
バルト諸国などでは、以前から、ロシアの侵攻を意識して、女性も軍事訓練に参加しているという報道を目にしていました。
旧ソ連の国々では、女性が戦闘に参加することは珍しいことではなく、日常と戦争がそれほどかけ離れていないのです。
と、大きなテーマはすぐに浮かび、面白い例や事実は見つかっていって、細部は膨らむのに、なかなか筋というか「ストーリー」が見えてこなくて苦労しました。
普段、学生に、筋を通せ、とか、調べたことをなんでもかんでも盛り込めばいいというものではない、なんて言っているくせに、自分がまさにそうなってしまって、ひ~~~💦
ジェンダーやフェミニズムを長く研究され、活動されてこられた専門家のみなさんにヒントやご意見をいただきながら、ぎりぎりまで考え考え、なんとか筋を整えることができました(と思う)。(;´▽`A``
わたくしの題目は、 「女性兵士をめぐるイメージと実態:ソ連、ロシア、ウクライナを事例に」。
画像をたっぷり使って、公共の場所にたくさんある像や、映画、ミュージックビデオなどから見えてくる女性兵士のイメージと、実際の軍隊における女性兵士の扱いなどについて、お話しました。
対面とオンラインの併用で、ほとんどの方はオンラインで視聴されたので、反応はよくわからなかったのですが、その分、あまり緊張せずにお話できました。
土曜日の午後の時間を割いていただき、会場にお越しいただいた皆様、オンラインでお聞きいただいた皆様、ありがとうございました。
無事終了して、みんな一安心。(∩´∀`)∩
ひとつの町くらいある広大な大阪公立大学のキャンパスを清々しい気分で歩いて、打ち上げ会場へ。
スペインバルで乾杯~~!
私はキール(ワイン&カシス)を。うっかり、クイ~~っと飲んでしまったら、あっというまにお酒がまわってしまって、ちょっと焦りました(笑)
嬉しがって飲んでぶっ倒れたりしたら大迷惑なので、せっせとおいしいスペイン料理を食してアルコールの分解を促しました。どのお料理もおいしかった!
もう一杯、講演テーマに合わせて(笑)ウォッカベースのカクテルをいただき、さらにはスペインバルらしくバスクチーズケーキとコーヒーまでさらえて、すっかり満腹になって、帰途につきました。
今回も充実した研究と講演ができて、当日は実際にお会いして、いろいろとお話もできて(普段の研究会はオンライン)、本当に満ち足りた気分でした。また緩やかに研究会を続けていきましょうとお話してお別れしました。
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後日、講演録が冊子になって公開される予定です。発刊されましたら、どうぞご覧ください。
でも、今回のお話は、画像や映像を見てもらいながらの方がいいんですよね~。
ということで、一回限りではもったいないので、授業でも披露しようと思います。