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by chekosan
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旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より

東欧やロシア(ソ連)の庶民的な料理を集めた、イスクラ『ノスタルジア食堂 労働者の在りし日の食卓 東欧旧社会主義国のレシピ63』(グラフィック社 2020年)で、素朴な料理2品にトライしたら、ずいぶんおいしかったので、勢いづいて、もう一冊の『ノスタルジア喫茶 子どもの頃の懐かしい味 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』(2021年)から、3品にチャレンジしてみました。

まずは、米原万里『旅行者の朝食』(以前、関西ウーマンの月イチ書評で取り上げました)でクローズアップされて以来、追い求める人多数のお菓子、ハルヴァ2種です。

ハルヴァとは、「ユーラシア大陸の広い地域で食され、原料は穀物、砂糖(はちみつ)、水、油脂と香料」で作られる、シンプルな甘いお菓子の総称ですが、プディング状だったり、わたあめのようだったり、積み木のようなカチカチのものもあったりと、地域によって形状や食感のバリエーションがあるのだそうです。

私がリトアニアなどのスーパーで見つけた市販のハルヴァは、油粘土のような色、沖縄のお菓子ちんすこうをさらに固く油っぽくしたような食感でしたが、『ノスタルジア喫茶』には、とろとろハルヴァ、ういろう様のハルヴァが紹介されています。びっくり!

ということで、1種類目は、ウズベキスタンの牛乳のハルヴァを作ってみました。ういろうくらいの硬さになるとのことでしたが、お菓子作りに慣れていないわたくしが作ると、ピーナッツバター状になりました。なんで? どこで?(笑)


旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18004578.jpg


好きなナッツを入れるとあったので、パン作り(ホームベーカリーで毎日焼きたて)で常備しているクルミを入れてみました。もっと塩味のきいたナッツをたっぷり入れると、ハルヴァの甘さとバランスが取れていいかなと感じました。


日を替えて、ハルヴァの2種類目は、タジキスタンやウズベキスタンのとろとろハルヴァ


旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18030307.jpg


こちらは、もしかしたら、もっととろとろな設定だったのかもしれませんが、私が作ると、やはりペースト状に。スプレッドっぽい感じになりました。色は見本より薄い…

このまま食べるもののようですが、それでは甘すぎるので、塩味だけのシンプルなクラッカーにつけてみたら、大好評!! ものすごい勢いでクラッカーとハルヴァが減っていきました(笑) 下の写真では、右の味噌みたいな方です。


旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18085267.jpg


ミルクハルヴァ(薄い色の方)は、クラッカーにはあまり合わなかったです。(^▽^;) パンには合うかも?


とろとろハルヴァと並行して作った3品目は、昼食にできそうな、アゼルバイジャン発祥のおやき(グタブ)

強力粉でつくる皮で、お肉と玉ねぎの具を包んでいます。巨大なギョウザという感じですね。カリカリに揚げるバージョンもありましたが、前回のチャレンジも揚げ物系だったので、焼くだけのバージョンにしました。


旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18155949.jpg


皮がかなりしっかりしているので、崩れなくて扱いやすいです。


旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18191946.jpg


見本はもっとペタンコだけど、肉と肉汁がはみ出ないようにと思って閉じたら、まるっきり巨大ギョウザになってしまった。( ´∀` ) 火は問題なく通りました。丸っこいのも、可愛いでしょ。

旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_18201578.jpg

次男が生地を伸ばして丸くしてくれました 私より器用…


これねえ、すっごくおいしいです! 味付けはシンプルこの上ないのですが、肉汁がたまらな~い。人に出せる出来!!

第一弾の4個は、揚げ焼きっぽくなりましたが、第二弾の4個は、カリっと色も薄めに。その方が、肉汁が閉じこめられて、おいしかったです。

クセのないギョウザな感じなので、ラー油をつけたらいいかも。うちはラー油を常備していないので試せませんでしたが。ポン酢も合いました。


グタブの生地を発酵するのに30~40分かかるので、10時半ごろから作り始めて、発酵させている間に、とろとろハルヴァを作りました。初めての料理なので、慎重になりすぎて、レシピの想定時間よりも長くかかったと思います。

ちなみに、どちらも作り方はシンプルですが、わりと目と手を離せないです。みっちりお昼までかかってしまいました。時間と気持ちに余裕のある休日の午前にトライして良かった(笑)

分量や作り方の詳細は、『ノスタルジア喫茶』をご覧くださいね。


そんなこんなで、珍しくお料理ネタを2本も書いてしまいました。海外行けないからね~、せめて気分だけでもね~!

また気が向いたら、他のお料理も作ってみるかもしれません。



旧ソ連の素朴なおやつ、ハルヴァとおやきを作ってみた ~『ノスタルジア喫茶 ソヴィエト連邦のおやつ事情&レシピ56』より_b0066960_00155056.jpg





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by chekosan | 2022-01-08 18:56 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)