EU諸国の映画を無料または格安で鑑賞できる、EUフィルムデーズ、3本目はエストニアの映画「ユニコーンを追え」を観ました。
セクハラ上司の元を去って無職になった若い女性と、プログラマーとしては超一流だけど経営手腕はからっきしな若い男性が、起業イベントでチームを組むことになります。
短時間でアイディアを形にすることに成功した2人は、製品化を目指して会社を立ち上げることにしますが、先立つものがまったくありません。
老親がささやかな貯金を投資してくれたのを皮切りに、とにかくいろんな人をハッタリで口説き落として、なんとか資金を調達します。
そんなこんなしているうちに、アイディアは別のものに大化けし、投資をしてくれる人が現れますが、ほとんど博打のような状況に。
さて、アイディアは無事、製品化できるのか、2人の会社の行く末は!?
終始、コミカルで、悲壮さがありません。
実話をもとにした話ということですが、たくさん登場するちょい役も、実在の人物なのでしょうか?
「エストニアの元首相」まで登場するのが笑えます!
◇
若い2人のパワーと、くじけなさに元気をもらえます。
エストニアがITで先進国となったのも、こんな風にとにかくどんどんトライしようという気概に満ちているからこそなのかな。
ITビジネスも、起業も、投資も、まったく縁がなく、関心もないので、物語の肝、起承転結の「転」の部分がちゃんと理解できていないのですが、それでも楽しく見終えました。オチが最高です♪
エストニア映画はほとんど観ることがないので、貴重な機会でした。
なけなしの鑑賞記録を貼っておきます。