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by chekosan

三上貴教編『映画で学ぶ国際関係』『同Ⅱ』 (広島修道大学テキストシリーズ)

広島修道大学のテキストとして編まれた本です。

1巻は2005年、2巻は2013年に、いずれも法律文化社から発行されました。

タイトルどおり、映画を通して国際関係学、歴史や社会に関心を持つことを促す本です。

同大学の数人の教員が、それぞれの専攻分野に関係する作品を取り上げて解説をしています。そのため、扱う作品のラインナップが幅広いのが魅力です。(1巻と2巻で傾向が違いますが)

あらすじはもちろん、時代背景や考察ポイントや参考文献が見開き2枚(4ページ)程度にまとめられているので、どこかの国の歴史や、世界史の大きな転換点を知るのに、まずはとっつきやすい映画から入ってみようというときに便利です。

映画を読んでから、さらに作品理解を深めるために時代背景を知る、その国や時代の専門家の見方や分析の仕方を知るという使い方も。

読書メーターやAmazonのレビューは極端に少ないので惜しく思います。Amazonでは、なか見!検索で目次が見れるので、どのような作品が取り上げられているかをチェックできます。

東欧やロシア、ホロコーストものも多数あって、まだ見ていないものも半分くらいあるので、残らず見ようと思っています。

それ以外でも参考になる作品ばかりなので、手元に持っておこうと思いましたが、手に入りにくくなっているようです。

Amazonマーケットプレイスには複数冊出ていて、そちらで2冊とも買うことができました(2019年6月現在)。新品レベルの状態のものが届いて大満足。

D大図書館にも所蔵しているのですが、目次に書き込みがけっこうあって… 借りた人が、自分が観た作品をチェックしていったんでしょうね。目次をコピーしてやりなさい!って話です。

ということで、もう現物が手元にあるのですが、検索できるように、中・東欧、ロシア、ドイツあたりに関係するタイトルを挙げておくとします。

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『映画で学ぶ国際関係』

・戦艦ポチョムキン ー第一次ロシア革命と日露戦争
・西部戦線異状なし -限りなく命が軽い戦争の中で
・チャップリンの独裁者 ーヒトラーに対する<挑戦状>
・生きるべきか死すべきか ーナチス・ドイツのポーランド侵攻
・戦場のピアニスト ーゲットーと抵抗のワルシャワを見たユダヤ人
・この素晴らしき世界 -戦時占領下という日々の非日常
・存在の耐えられない軽さ -人間の顔をした社会主義の顛末
・グッバイ・レーニン! -国が必要とした「壁」と母に捧げる「壁」
・名もなきアフリカの地で -ナチス期におけるユーラフリカとユダヤ人
・コーリャ 愛のプラハ -黄昏ゆく社会主義体制を生きた仮の父子
・黒猫・白猫 -ロマの国境に縛られない生き方
・サウンド・オブ・ミュージック -実話をもとにした難民の物語
・ホワイト・ナイツ:白夜 -今なお発生する亡命 ※バリシニコフ主演
・シンドラーのリスト -ユダヤ人問題とホロコーストを考える
・スペシャリスト 自覚なき殺戮者 -ホロコーストと個人の責任、そして自律
・博士の異常な愛情 -冷戦と核軍備競争

『映画で学ぶ国際関係Ⅱ』
・ヒトラーの贋札 -生き抜くことと悪魔への荷担との葛藤
・厳重に監視された列車 -ありふれた個人史と激戦の時代の間に
・善き人のためのソナタ -旧東ドイツ、監視国家体制下における個々の人生と良心
・サラエボの花 -戦乱後に遺る傷跡を見つめるまなざし
・オーケストラ! -国際政治に翻弄された音楽家たち




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by chekosan | 2019-06-15 18:21 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)