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by chekosan

読書メーター 2018年6月のまとめ

通読した本の冊数こそ少ないが、「独裁者」「SHOAH」「サラの鍵」など、授業ネタでもあるヘビーな映画を観たり、それに関連する文献を読んだりするなど、いいインプットができていた6月。


6月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1700
ナイス数:274

ナチス体制下におけるスィンティとロマの大量虐殺―アウシュヴィッツ国立博物館常設展示カタログ日本語版ナチス体制下におけるスィンティとロマの大量虐殺―アウシュヴィッツ国立博物館常設展示カタログ日本語版
読了日:06月04日 著者:ロマニ ローゼ






チェルノブイリから広島へ (岩波ジュニア新書)チェルノブイリから広島へ (岩波ジュニア新書)感想
著者はフォトジャーナリスト。1986年に事故を起こした旧ソ連チェルノブイリ原発の被災地域を何度も訪れ、聞き取りや、独自の大規模アンケート調査、救援活動を実施。1991年、国際原子力機関(IAEA)によって被災地であるウクライナやベラルーシの実態とかけ離れた調査報告が出される。これに携わった日本の疫学者は広島の原爆被害や公害病の調査報告もしていた人物であったことを記したくだりには愕然とした。平易な文章だが内容は濃く、重い。
読了日:06月11日 著者:広河 隆一



これは経費で落ちません!  ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
ご自由にどうぞコーナーで見つけた本。たまには気楽な娯楽としての読書をしてもバチは当たらんだろう、気分転換もいるさ、と読んだ。なんで登場人物がこんなに変わった名前ばかりなのだろうとか、こんなあからさまに公衆の面前で演技までして人をはめようとする奴が何人もいたりするのだろうかとか、会社というのは退社したら仕事しなくてよいのか、メールも開かないのだなとか、特に得るものはないけど楽しく読んだ。とりあえずお金のことはきちんとしよう。いや、いつもきっちり「フェアに」やってるけど。
読了日:06月12日 著者:青木 祐子


「戦争映画」が教えてくれる現代史の読み方 キーワードはユダヤ人問題「戦争映画」が教えてくれる現代史の読み方 キーワードはユダヤ人問題感想
最近ホロコースト関連の映画を資料として観ているので、カタログ的にと図書館で借りてパラパラ見てみたら、予想外に読み物としても面白かった。時系列で現代史を解説し、そこに当時を題材にした映画をからませて紹介している。図版や地図、年表もあって便利なので購入した。表紙から受けるイメージよりも「使える」本。
読了日:06月15日 著者:福井 次郎




サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)感想
映画を観て原作を読んだ。キツいシーンが続く。小さな子どもが苦しむのを観るのは辛い。この作品がクローズアップするヴェル・ディヴ事件に象徴されるフランスの対独協力、ホロコーストへの積極的関与の事実、それが長くタブーになっていたことにショックを受ける。ドランシー収容所に至っては、いまも集合住宅として使われている。フィクションだが歴史的事実と現在を繋げてくれる作品。詳しくはブログに
読了日:06月18日 著者:タチアナ・ド ロネ



ゴルバチョフに会いに行くゴルバチョフに会いに行く感想
亀山先生のゴルビーへの思い入れが溢れ出る。学生時分、亀山先生もゴルビーも憧れの対象だったので懐かしさを覚えながら読んだ。出版社企画による単独インタビューがあまり振るわなかったため、書籍やインターネット上の情報を駆使して、クーデタやソ連解体の実際を追うことになったという。そのせいかインタビュー前の部分の方が勢いがあるように思う。それにしても文学者はこのように、自分と対象との接点や、同化している状態までも作品中にあらわすことが多いのだろうか。熱い告白本であった。
読了日:06月26日 著者:亀山 郁夫


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by chekosan | 2018-07-01 16:06 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)