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by chekosan
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ポーランド旅行記2018(12)民族博物館でペチカの謎が解けた

最後の日にうろうろしたカジミエシュ地区には民族博物館がありました。

旅の計画の参考にした本に、ここで売っているノートが載っていて、A5ノート好きの私としてはショップだけでも行きたいと思っていました。

行ってみると教会のような建物。入り口には執事のような男性がいて、戸口を開けて招き入れられました。すぐそばに、にこやかなお姉さんがカウンターにいて、思ったより明るくて新しい感じ。

子どもたちも学校から見学に来ていて、なんか雰囲気良さそう。ショップ覗いてトイレ借りるだけでいいやくらいな感じで入りましたが、ここが大当たり! かなり楽しめました。


一階は、ポーランドの古い家屋や学校、粉ひき場や陶芸の作業場などを再現した展示です。

ここで、ひとつ私にとっては、思わずヤッターと小躍りするものに出会えました!

アレクシェーヴィチの『ボタン穴から見た戦争』を読んだときに、ドイツ軍に住居を提供させられたベラルーシの人々が、寝室を明け渡したため、自分たちは「ペチカの上で寝た」「ペチカのなかで寝た」と証言しているのです。

ペチカの画像をインターネットで検索して、どうやら寝るスペースが上部にあるのだなということはだいたいわかったのですが、この博物館で実物を見ることができたのです!


華やかな模様がかわいい民家を再現した部屋です。

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単なる暖房ではなく、煮炊きするキッチンでもあります。壁や天井との間に空間が設けられているので、そこに寝ることができるんですね。「なかで寝る」のは無理っぽかったですが、もっと巨大なものだとできるのでしょう。

2018/5/2追記:映画「炎628」のなかに、ペチカの上で寝るシーンがありました!

上の写真の左端の隙間を撮ったのが下の写真です。上部や奥に空間があります。


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キッチン部分はこんな感じです。一度にいろんな調理ができそう。


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このお家、徹底して可愛らしくしてあります。

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もう一軒、シンプルな内装の民家を再現した部屋もありました。


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やはり壁との間に隙間がありますね。

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つづく。



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by chekosan | 2018-03-06 23:54 | ポーランド | Trackback | Comments(0)