「ターナー 風景の詩(うた)」展に行ってきました
2018年 03月 02日
ターナーは昔、ロンドンのテートギャラリーで観ました。
そのときは、大きくて綺麗な風景画を描く画家というイメージしか持たなかったのですが、
3年ほど前に映画「ターナー、光に愛を求めて」を観て、その人生や時代に少し理解が深まりました。
今回の展覧会は、版画の割合が多くて、それがまたとても良くて。またまたターナーへの理解が広がりました。
ターナーは生きている間から人気があったので、庶民にも手の届く版画や印刷物がたくさん作られたんですね。
さらに、その頃はまだ写真がなく、でも観光旅行は流行ってきていたので、ターナーの風景画はガイドブックとしても歓迎されたそうなのです。
ターナーの風景画は、それもあって、とても正確だったそうです。
イタリアに行ったときなど、半年で23冊のスケッチブックに2000点以上(だったかな?)のスケッチを描いたそうです!
版画の出来も、まあ~~ものすごく緻密で美しかったです。ターナー自ら細かく指示を出し、納得できる作品に仕上げていたそうですよ。
最近の美術展では恒例の顔出しパネルは、エレベーター前にちょこんと置いてありました。
なんか合成みたいにうまくはまっているんですが。いかがでしょうか。
かなりお気に入りです。