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by chekosan

ポーランドで買ったマンガ Survivors of the Holocaust を読んだ

ポーランド旅行記がちっとも書けていませんが、先に現地で買ったマンガの記録を。
6人のユダヤ人の少年少女たちがホロコーストを辛くも逃れた実話集です。

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ニュルンベルクのハインツ少年は家族とイギリスに逃れますが、英独の開戦によって今度はスパイの疑いをかけられ、逮捕拘留されます。

チェコスロヴァキアの少女トゥルードは、一人でイギリスに疎開、15〜20箇所も預けられ先を転々としました。両親とはその後、再会することはありませんでした。

ドイツからチェコスロヴァキアへ逃げた少女ルースは、母の奔走が奇跡的に実を結び、イギリスに脱出します。リバプールの駅に降り立ったまさにその瞬間、駅の放送で、英独開戦の宣言を聞きます。彼女の一家は幸運なことにのちに皆、合流することができました。

ドイツのマルティン少年は、妹ともに「キンダートランスポート」でイギリスのコベントリーに疎開しましたが、そこでも激しい空爆を経験します。

フランスの少女スザンヌは、パリで文化的な生活を送っていましたが、ユダヤ人狩りにあい、両親は連行されます。スザンヌは隣人がとっさに自分の子だと連れて行って助かります。その後、水道も電気もない田舎に疎開し、農作業に従事します。戦争が終わったことを2年も知らずに過ごします。

ポーランドのアレク少年はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に連れていかれ、ガス室行きの列から抜け出し、なんとか生き残りますが、シラミや飢餓に苦しみます。

読みやすい英語で、一気に読んでしまいました。

ここに出てきた人々はみな生還者なので、その点は救いがあるのですが、家族や親戚や町の人とは二度と会えなかったという人が多いです。


今回の旅では、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所跡にいってきましたが、建物や物だけ見てもなかなかその悲惨さはわかりません。

証言を残すこと、耳を傾けることが大事だと思います。

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by chekosan | 2018-02-09 03:02 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)