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by chekosan
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リトアニア旅行記(5)ギムナジウムに遊具の謎

カウナスの中心から、杉原記念館へは徒歩で行きました。

というか、そもそもカウナスのメインストリートは歩行者&自転車のみ通行可で、公共交通機関はそれを取り巻くようにしか走っていません。おかげで安心して散策ができます。

てくてく歩いていると、ギムナジウムがありました。ところが、その敷地内に小さな子向けの遊具があるのです。


リトアニア旅行記(5)ギムナジウムに遊具の謎_b0066960_13481033.jpg

カウナスは歩いて回れる街のサイズのわりには、いろんなところに子ども向け遊具が設置してあります。夕方以降は子連れで散策するママやパパも実にたくさん見かけました。ここなら子育てしやすそうだなあと感心してたのですが、高校の敷地に遊具というのはさすがに謎。

帰国後、リトアニアに関する論文を根こそぎ集めて見ているなかで、その謎は解明されました。

リトアニアの学校が日本と大きく違っているのは、小学校から高校までが、同じ敷地・建物に入っているということです。ですから、学年にかかわらず地域での子どもたちの結び付きは自然に強くなり、放課後は、小学校、中学校といった枠を超えて、みんなでバスケットボールなどをして遊んでいます。」(デヴェーナイテー・ヴィオレッタさん談「わたしの国の学校教育②リトアニア共和国」『学校経営』2004年2月号)

ちなみに、リトアニアでは「教育は無料」という方針のもと、教育機関は大学を含め、基本的に国立だそうです。学制は、2001年から、小学校4年、中学校6年、高校2年の12年制で、義務教育は中学校(「基礎学校」)までですが、ほとんどの人は高校(「中等学校」)まで進学しているそうです。

なお、外務省の「諸外国・地域の学校情報」のリトアニアページによれば、

「当国教育法により、16歳以下の児童は外国人であっても就学を義務付られている」「外国人に対する言語特別指導 有り」「当国教育法が外国人子女の教育を受ける権利を保証しているため、当国現地校への入・編入学には特段の支障は無い」そうです。

つづく




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by chekosan | 2017-09-17 14:24 | リトアニア | Trackback | Comments(0)