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by chekosan

読書メーター 2016年5月のまとめ


「5月はいろんな分野の本をたくさん読みたいな」と4月のまとめに書きました。

分野はとりとめない感じですが、核はホロコースト関係です。
冊数は昨年同月に比べると増えてます。
職場が変わって2年目、少しは余裕ができてきたかな。

◇◇◇
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2079ページ
ナイス数:527ナイス

PTA、やらなきゃダメですか? (小学館新書)PTA、やらなきゃダメですか? (小学館新書)感想
新年度、小中学生の子どもを持つ親の悩みといえばこれ。PTAの役員選出。いかに逃れるか、あるいはどのタイミングで引き受けておくか。著者の山本さんは小学校のPTAを3年かけて自由参加のボランティア組織に改編した。組織はどうせ変わらない、言っても反対にあうからと私たちは「我慢」しがちだが、それは変えようとしないという行動を選択しているとも言える。言っても変わらないかもしれないけれど、言わなきゃ変わらない。組織改革や課題解決のヒントとパワーを与えてくれる一冊。
読了日:5月2日 著者:山本浩資


断片的なものの社会学断片的なものの社会学感想
大学図書館の新刊コーナーでパラパラと見て文章に惹かれ、そのまま借り出して読んだ。普段は図書館で「おっ」と思った本は、学生が借りられるよう書架に戻して、私は自分で購入するのだけど。この本は待てずに。生活や研究のなかでのちょっとした、でも忘れられない場面を淡々と記述する社会学エッセイとでもいう感じか。確かに「断片的」ではあるが、学術的な観察眼や考察に裏付けられた叙述は、人や社会のいろいろな営みを一歩踏み込んで考えさせてくれる。思わず語りたくなる話もあるのだけど、とまらなくなりそうなので別の機会に…
読了日:5月7日 著者:岸政彦


夜と霧 新版夜と霧 新版感想
言わずと知れた名著だが、長い間避けていた。強制収容されていたユダヤ人精神科医の記録という内容に堪えられなさそうに思えたから。実際、著者が経験した収容所での日々は凄惨かつ非道で過酷なものである。だが、そのような状況に置かれた人々の精神状態をできるかぎり客観的に分析しようとした文章は、穏やかで高潔で、むしろ光や希望さえ感じるものとなっている。強制収容所のようなところでさえ、人は最後までどう生きるかを決定する自由がある。それを支えるのは未来への思いである。新旧訳者のあとがきにも心打たれる。
読了日:5月14日 著者:ヴィクトール・E・フランクル


空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)感想
変態チックな精神科医、伊良部先生シリーズ第二弾。今回の患者は仕事に行き詰まって強迫観念に苛まれたり、スランプに陥ったりした人たち。空中ブランコに挑戦したり、プロ野球選手にキャッチボールの相手をさせたり、支離滅裂な小説を編集者に無理やり読ませたり、まともな治療を施しているとは到底思えない伊良部の子どものような傍若無人ぶりに、忘れていた初心に戻る患者たち。電車で読んでると笑えてきて肩が震える。そして結末では鼻がじんときた。女流作家の話はじゅわーっと。見てくれている人はいる。おもねらずにいい仕事しよう!
読了日:5月15日 著者:奥田英朗


世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ感想
「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと」というフレーズに象徴されるように、我々の生き方そのものを見直すべきであると訴える。持続可能な発展について討議する国連の会議での演説であるが、環境問題の危機を対症療法的にどうにかするのでなく、生き方の危機として捉えなくてはならないと説く。イラストもいい。特に冒頭、ムヒカ氏が演説に向かう朝の様子を描いたマンガのところがとてもいい。質素な農場生活、簡素な装いでオンボロ車を自分で運転して国連に演説に行く大統領!
読了日:5月17日 著者:


夜明けの図書館(4) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(4) (ジュールコミックス)感想
今回も充実。第2話、レファレンス協同データベースは探索の過程も公開されているのが謎解きみたいで面白いです。勉強になります。第3話、うろ覚えの絵画、もしかしてと思ったらやっぱり。我が地元ではよく目にする絵。取り上げられて嬉しい。第2話第3話は地方の図書館の可能性や役割を感じました。非正規職員の問題もよくぞ取り上げられたと思います。第4話、読み書きが困難なディスレクシアの少年の話はボロボロ泣きました。大学にも困難を抱える学生がいるかもしれない。適切なツールを使うことで解決するかもしれない。気をつけたいです。
読了日:5月18日 著者:埜納タオ


フランクル『夜と霧』への旅フランクル『夜と霧』への旅感想
何かを知りたくて追っていく過程を書いた本が好きです。対象への強い関心や好奇心、ワクワクするような発見や行き詰まり、人との出会いと新たな関係性の構築といったプロセスも書き込んだ本には専門書以上に刺激や示唆を与えられることが多いです。本書もそのような本です。著者はフランクルの『夜と霧』に深い感銘を受け、同じく彼の著作に大きな影響を受けた人々を日本各地に訪ねます。さらにはフランクルの辿った道を確かめにポーランドやウィーンを訪ねます。そうした「旅」を経て河原氏自身の生きる意味についての思いが記されます。
読了日:5月18日 著者:河原理子


野田ともうします。(7)<完> (ワイドKC Kiss)野田ともうします。(7)<完> (ワイドKC Kiss)感想
野田さん最終巻。針金が入っていて袋の口を縛るヤツの話、切手の話が面白かった。野田さんのその後、ちょっと意外な気もするし、いかにもな気もする。終わるのさみしいなあー。
読了日:5月21日 著者:柘植文


大人の旅じたく大人の旅じたく感想
パッキングや旅ノートの写真に惹かれて本屋さんで即購入。字は少ないのであっというまに読めてしまうし、洋服の好みも違うのだけど、写真が良くて旅気分になれそうなので繰り返しパラパラ見そう。Googleマップに情報を入れてオリジナル地図を作っておく、同時に紙の地図にも書き込んで持っていくというのはやってみようかな。たくさん撮った写真をオンラインで本にするのはいいかも。
読了日:5月21日 著者:柳沢小実


ダーリンは70歳 (コミックス単行本)ダーリンは70歳 (コミックス単行本)感想
んー。。。ところどころしんみりする名言アリ。高須院長ってそうなんだと、いい意味で意外な面を見れたけど、毎日かあさんの方が好きかな。子に読んでるところ見つかったけど、隠しておこかな。(^_^;)
読了日:5月28日 著者:西原理恵子


ダーリンは外国人 まるっとベルリン3年め (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ダーリンは外国人 まるっとベルリン3年め (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
前作の『ベルリンにお引っ越し』を読んだときは、私自身にドイツ行く予定がまったくなかったので遠い話だったけど、3月にフランクフルトにちょびっと行って、夏にはベルリンに行く予定なので、食べ物の話なんかがだいぶ身近に感じられた。(^。^) 本作では移住3年目ということで、知らない土地に移ったウキウキ感は減ったが(そのせいか他の方のレビューも厳しいものが多いけど)、電器製品を直すリペアカフェとか、各地を転々としながら修行する職人「ワンダーヤーレ」、ドイツの教育の話などが興味深かった。
読了日:5月29日 著者:小栗左多里,トニー・ラズロ


図書館「超」活用術 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける図書館「超」活用術 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける感想
図書館を活用していないビジネスマン向けなので、家事の合間にササッと読めてしまったが、私も一緒のことしてる!とか、ほほう知らなかったという情報もあったので損した感はない。ノート術の人なので、アナログな情報収集・整理を大事にしていて親しみがわく。この人の旅ノートの本も楽しかった。「表紙、背表紙、奥付、著者プロフィールを割付コピーしておく」技には、目次も加えるとなお良いかと思う。借りた日ごとに置いておける本棚を用意するの、いいなあ。図書館やアマゾンの横断検索も日々進化しているみたいなので上手に使わなくちゃ。
読了日:5月30日 著者:奥野宣之


世界ダークツーリズム世界ダークツーリズム感想
私の関心領域では、アウシュビッツ強制収容所跡、サラエボ、福島、チェルノブイリ、ホロドモール博物館(ウクライナにある、旧ソ連時代の大飢饉に関する博物館)。すぐに行けるかどうかわからないが、一つずつ訪ねてみたい。授業その他で紹介すると、行ってみたいという人がちょこちょこみつかる。企画しようかな。まずはアウシュビッツかな。
読了日:5月31日 著者:



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by chekosan | 2016-06-01 22:26 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)