映画「サンドラの週末」(2014)
2015年 07月 03日
解雇を言い渡される女性の話です。
同僚の過半数がボーナスをあきらめれば、
解雇を撤回するという厳しい条件を突きつけられたサンドラが
週末に同僚たちを一人ひとり訪ねて歩く、それだけの話です。
号泣するとか感動の嵐とか心が浄化されるとか、そういったものではないです。
サンドラや同僚たちはごくごく普通の人たち。
その普通の人たちの苦悩や迷いを淡々と描いていきます。
派手さのない、リアルな映画です。
この多忙なときに余計に気が滅入りそうな映画を観るのもどうかな…
と迷いつつ、上映最終日に駆け込みました。
仕事のこと、家族のこと、仲間のことを思い浮かべながら観ました。
穏やかな気持ちで帰途に着きました。
観に行ってよかったと思いました。