初年次ゼミ・フィールドワーク
2015年 04月 30日
大学から近く、多くの学生にとってはわりと身近な場所に出かけて行って、
時間をかけてじっくりと、建造物や配置されているもの、
人の様子や動きを観察し、気づいたことをポスターにまとめます。
はじめの2日は曇天で寒く、翌週は晴天で暑いくらい。
天候による雰囲気の違いも比較できて良かったかも?
観光船や屋形船が停泊、出航する場所だったので、
クラスのみんなで乗りたいなあという声が出ていました。
お題を与えられるわけではなく、
自分たちで何かに気づく、というのはなかなか難しい課題です。
私自身もフィールドワークを研究手法にはしてこなかったので、
週末を利用して、地域のイベントに遊びがてら行って、
学生と同じ作業をしてみました。
画板をもってメモをとるわけにいかないので、
写真と記憶を頼りに、帰宅後にメモを仕上げました。
それをもとに簡単なポスターもどきも作ってみました。
時間切れであまりいいものが作れなかったのですが、
観察メモの方は、おそらく少しはヒントになったと思います。
最終日はポスターセッション。
普段の教室に貼り出して、お互いに見て回ります。
私も10クラス60組のポスターを見て回りました。
班ごとのポスターの個性の違いもありましたが、
クラスごとに傾向や個性が違うのが面白かったです。
きっちり系、ビジュアル系 etc.
教室に入ったときに受ける雰囲気もクラスでかなり違います。
私の担当クラスは、、、何系なんでしょう?(笑)
私の見本が良くも悪くも影響を与えたのは確かで、
効果も責任も感じています。^^;
内容や見た目の充実度に個性や差はありましたが、
ポスター作製の段階でフリーライダーはいませんでした。
グループで一つのものを作るうえで、
教員がもっとも頭や胸を痛めることを、
うるさく促さなくてもクリアした彼らを誇りに思います。