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by chekosan

2015年3月の読書メーターまとめ

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4252ページ
ナイス数:232ナイス

漂白される社会漂白される社会感想
『「フクシマ」論』の開沼氏が、長い年月をかけてフィールドワークしてきた、社会の「周縁部」の「あってはならぬもの」を論じた一冊。売春、若年ホームレス、貧困ビジネス、ギャンブル、ドラッグ等々を取り上げている。web雑誌に連載されたルポと、それへの反響や後日談、社会学的な考察部分から構成されている。それぞれの事例はとても生々しく、先行研究も豊富に紹介されていて興味深く読んだが、一冊の著作としてはややこなれていない気がする。巻末の注が一番スムーズに読めて、内容的にも面白いので、飛ばさず読むことをおすすめ。
読了日:3月6日 著者:開沼博


<問い>の読書術 (朝日新書)<問い>の読書術 (朝日新書)感想
幅広い分野から著者がこれはと選んだ本の書評を集めたもの。インターネット掲載のため字数に制限がなかったとのことで、分量も幅がある。文体などもその本に合わせて多少違うが、いずれも詳しく紹介、批評している。なかでも、経済学と社会学の本に力が入っているように感じた。特に廣松渉『今こそマルクスを読み返す』の書評が力強くて、これは読まないと、と思わせられた。
読了日:3月8日 著者:大澤真幸


大震災のなかで――私たちは何をすべきか (岩波新書)大震災のなかで――私たちは何をすべきか (岩波新書)感想
2011年4~5月頃に書かれたものだが、今読んでも意味のある本。幅広い分野の識者、活動家・団体が、それぞれの活動報告や、専門的な視点からの提言を記している。が、多くの執筆者から、社会的弱者(高齢者、障害者、女性、子ども、第一次産業従事者、外国人など)への配慮が不足していること、そうした人びとや地元住民を置き去りに「復興」を掲げてハード面(のみ)を重視した都市計画を策定することを危惧する声が挙がっていることには注目したい。
読了日:3月17日 著者:


分析と対訳 開いた窓―サキ短編集分析と対訳 開いた窓―サキ短編集感想
イギリスの作家サキの短編5編の原文、文法・語句の分析と解説、訳から構成されています。文型の解説がとてもていねいなので、英文読解の力を伸ばしたい人に良いと思います。高校生から一般まで使えると思います。お話自体もちょっとブラックで面白いです。いずれも短いです。収録作品のなかでは「話上手」が一番読みやすいように思うので、初心者はこちらから読まれると自信がつくかも? 「スレドニ・ヴァシュター」はチェコ語っぽい気がしますが、そうなのかな?
読了日:3月20日 著者:サキ


残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)感想
研究と観察を重ね、熱意と工夫あふれる教育を実践している現役の教員の著書。先行研究やさまざまな調査結果などを踏まえての主張や実践にはうなずけるところも多々ある。しかし、(元)同僚など他の教員に対する批判や描写が強烈なため、著者が効果的であるとする著者自身の教育実践があまり印象に残らない本になっているのは、それこそ「残念」な気がする。
読了日:3月21日 著者:林純次


MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)感想
浦沢氏は世界情勢や歴史をうまくマンガに盛り込むなあ。『MONSTER』も東独や旧チェコスロバキアを舞台にしていたが、こちらも冷戦終結後の東欧の混乱や悲劇(人身売買や民族紛争など)をうまく描いていると思う。『MASTERキートン』本編は途中までしか読んでいないので残りを大人買いしようかな。で、今ごろ気がついたんですが、MASTERは「達人」といった意味と、なかなか考古学会に認められなくて博士号を取れない「修士」とをかけていたんですね。^^;
読了日:3月22日 著者:浦沢直樹,長崎尚志


ニッポン景観論 (集英社新書)ニッポン景観論 (集英社新書)感想
なかなか手厳しく、皮肉たっぷりに、でもユーモアあふれる表現で、日本の景観の醜悪さとまちづくり・国造りの失敗を糾弾しています。文字通り苦い笑いを誘う本です。カバー写真は、著者が惚れ込んだ、「何もない」徳島県祖谷の風景。カバーを外すと電線だらけのひどい風景が現れます。象徴的な装丁になっています。写真が豊富なので、楽しくあっという間に読めますが、考えさせられる一冊です。おすすめです。
読了日:3月23日 著者:アレックス・カー


ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 2 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 2 (ジャンプコミックス)
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 3 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 3 (ジャンプコミックス)
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 4 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 4 (ジャンプコミックス)
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 5 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 5 (ジャンプコミックス)感想
中1坊主が買ったのをなんじゃこれと手に取ったら、案外面白くて5巻まで一気読みしてしまった。^^; 絵もかわいいし。少年少女の方が戦闘能力があるという設定は、ガンダムのニュータイプを思い起こさせた。最近のヒーローもの(? なんとかジャーもそうだった)は、異世界からの怪物が襲来するのは日本の小都市限定ってのが流行りなのか。スラリと手足が長すぎるイケメンやら美女やらばかりじゃないのがいい。けど、登場人物が増えてきて、よくわからなくなっていく、、、ユーマのとんがり口かわいい。忍田本部長、落ち着いてて大人の魅力…♡
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 6 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 6 (ジャンプコミックス)
読了日:3月28日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 7 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 7 (ジャンプコミックス)感想
中1坊主が買った1~5巻を午前中に一気読みしたら、坊主が調子に乗って、残ったおこづかいをはたいて6~7巻を買ってきて読ませてくれた。^^;  異世界からの大規模攻撃開始。登場人物たちが一斉に出てきて、いろんなとこで戦いが同時進行しちゃって、わけがわからんようになりましたー! 次巻くらいでワタクシのお気に入りの忍田本部長が出動しそうか!?
読了日:3月28日 著者:葦原大介


第四の消費 つながりを生み出す社会へ (朝日新書)第四の消費 つながりを生み出す社会へ (朝日新書)感想
三浦氏の著作は何冊か読んだ。おおいに刺激を受けたもの、やっつけと感じたものがあったが、この本は、社会学を学び、マーケティング情報誌編集者、消費活動の研究家として三浦氏が蓄積してきたものをまとめたものになっていて、私が読んだ数冊の中では力が入っているように感じる。第四の消費社会は「個」から「共」「シェア」へ、「モノ」から「コト」「つながり」へと変化する、せざるを得ないが、そこに新しい社会、業種、業態が生まれるチャンスもある。山崎亮、アサダワタル氏らの著作も併せて読むのがおすすめ。巻末に年表や参考文献あり。
読了日:3月29日 著者:三浦展
ワールドトリガー 8 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 8 (ジャンプコミックス)
読了日:3月30日 著者:葦原大介
ワールドトリガー 9 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 9 (ジャンプコミックス)
読了日:3月30日 著者:葦原大介


ワールドトリガー 10 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 10 (ジャンプコミックス)感想
10巻にもなるのに絵が崩れていかないのがいい。「白チビ」こと異世界から来ためっぽう強い少年ユーマのお目付役「レプリカ」が泣かせる。私のお気に入りキャラ忍田本部長がちょびっと活躍してた♡ もっとすごいところ見せてくれるかなあと思ったけど、それはどうやら今後のお楽しみっぽい。でも忍田さん、33歳にしては老けているような。少年ジャンプの読者層からすると33歳ってそんな風に見えるのか?? 
読了日:3月30日 著者:葦原大介

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by chekosan | 2015-04-03 00:25 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)