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中・東欧、ロシア、大学教育、美術展、映画鑑賞などなど


by chekosan
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2014読書メーターまとめ 1~3月

1~3月


■学ぶ意欲とスキルを育てる―いま求められる学力向上策
読了日:3月30日 著者:市川伸一
http://bookmeter.com/b/4098373718

■高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)
『高学歴ワーキングプア』の水月氏と、高学歴女性3人による実体験を盛り込んだ告発の書…なのだが、ボリューム的な制約もあるのだろうが、それぞれの章がやや物足りない。個人の経験から社会の問題を浮かび上がらせる手法は嫌いではないが、さらっと読まれて終わってしまう本になってしまっているように感じた。水月氏の問題提起にはおおいに共感しているので、このあたりでもう一度、入魂の一本(著作)を期待したい。
読了日:3月27日 著者:大理奈穂子,栗田隆子,大野左紀子
http://bookmeter.com/cmt/36748938

■仕事をしたつもり (星海社新書)
いつ買ったのか覚えがないのだが本棚に発見、帰りの電車で読了。イラストや囲みなどが満載で、レジュメのようにさささーっと読める。「したつもり」になっているその仕事、形骸化していないか、マネじゃないか、キャッチフレーズだけになっていないか見直してみようという内容。常識と思われていることや報道されたことにも疑問をもつクセをつけるべし、と説くのは同感だが、その説明のために引いた例と解説に関しては、それこそかなり疑問をもった。
読了日:3月25日 著者:海老原嗣生
http://bookmeter.com/cmt/36706018

■移動図書館ひまわり号
面白かった!! 一気に読んだ。前川氏は我らが滋賀県を図書館先進県に発展させた立役者として小さい頃から名前を知っていた。この本は前川氏が日野市立図書館長として、一台だけの移動図書館からスタートし、日本の公立図書館の改革を促す活動を展開した奮闘記。図書館と行政、市民、社会教育の関係性について書かれているが、大学教育にもあてはまるところが多く、付箋が林立した。有川浩『図書館戦争』では日野市立図書館がモデルになっているそうだから、そちらも読まねば。
読了日:3月23日 著者:前川恒雄
http://bookmeter.com/cmt/36658277

■仙台ぐらし
仙台在住の伊坂氏が地元誌に連載したエッセー集。書き下ろし短編小説の「ブックモビール」(=移動図書館の意)が気になって手に取ったのだがエッセーも面白かった。伊坂氏の「自意識過剰」「こわがり」な日常がクスッと笑えて、親しみがわく一冊。小説「ブックモビール」の登場人物は実在の人物をモデルにされているそう。石巻で移動図書館の活動をされているということ。そちらも調べてみたい。
読了日:3月22日 著者:伊坂幸太郎
http://bookmeter.com/cmt/36643447

■走れ!移動図書館: 本でよりそう復興支援 (ちくまプリマー新書)
とても面白かった。震災後、岩手で移動図書館車を走らせた国際ボランティア団体(現在も継続して活動中)。著者はその活動の中心となって企画の立ち上げから実施、運営に奔走した。時系列で再現された活動の記録も興味深いし、どの時期にどういった本が望まれたかを記した部分も面白い。本の力、言葉の力を再認識できる良書。共感するところがいっぱい。
読了日:3月19日 著者:鎌倉幸子
http://bookmeter.com/cmt/36567670

■世の中への扉 福島きぼう日記
震災で避難生活を余儀なくされた福島の3きょうだいの体験がつづられている。新聞に掲載された文章だからだろう、相当感情を抑えて表現しているように感じる。周囲の人びと、受け容れてくれた新たな地への感謝の言葉が中心で、原発事故によって故郷に戻れなくなったこと、公務員の両親と離ればなれにならざるをえなかった状況に対しては、もっとくやしさやさみしさや怒りを訴えたいところをガマンして書いたのだろうなあと。当時の長女千乃さんと同じく小学校卒業を目前にしている息子に、いま、読め!と渡した。
読了日:3月8日 著者:門馬千乃,門馬健将,門馬海成,篠崎三朗
http://bookmeter.com/cmt/36311478

■スポーツを仕事にする! (ちくまプリマー新書)
興味深く読んだ。スポーツに関わる仕事の最近の動向、活躍している人びとへのインタビューなどで構成されている。読みやすい。「好きなスポーツに関わる仕事をしたい」「高校教諭になって自分がやってきた部活の顧問をしたい」という学生は少なくないが、そのためにすべきことを意識、理解、実践していないと感じることも多々ある。そうした若者に参考にしてほしい。もちろん、やっぱりスポーツに関わりたいと思う若者以上の人にも刺激になると思われる。
読了日:3月6日 著者:生島淳
http://bookmeter.com/cmt/36202780

■世の中への扉 図書館のトリセツ
とてもおすすめ! 読みやすい文とかわいらしいイラストで一気に読めるが、内容は大人にも有用。特に後半、図書館を使ってどう調べるか、テーマはどうやってみつけるか、といった部分はアレンジして大学の演習課題にしてみたい。もちろん小学生のうちからこのような調べ学習のコツを習得し、実践することが望ましい。そうすれば発想と調査の力がつくのは間違いない。とはいえ、この手の本を自ら選んで読み通して実践する子どもはそうは多くはないだろうから、教師や司書が実際に図書館で手ほどきをする授業や体験会が広がることを希望。
読了日:3月6日 著者:福本友美子,江口絵理
http://bookmeter.com/cmt/36201648

■偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)
一気に読んでしまった! 琵琶湖周辺のみ有効な不思議な力を持った一族(2組だけど)の話。琵琶湖LOVEな滋賀県人にはたまらない。ほぼオール滋賀ロケしたという映画も観たい。きっといい映像になっているんじゃないかなーと期待。2014/08/05追記:映画、マンガもコンプリート! どちらも良かったです。原作は、滋賀県立図書館の「ベストリーダー」で、2012年1位、2013年2位、2014年2位。滋賀県人の必読本!
読了日:3月5日 著者:万城目学
http://bookmeter.com/cmt/36181656

■ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
古書をめぐる謎解き。慣れてきてしまったものの、それでもやはり面白かった。作者の本への愛情がよくわかる。登場人物がらみのストーリーがどんどんどろどろしてきたのはあまり好みではないけど… 5巻では彷書月刊の話はなんだかありそうでちょっといい感じ。ブラックジャックはいろんな版を読み比べしたくなる。寺山修司の話がぞぞっときた。
読了日:3月3日 著者:三上延
http://bookmeter.com/cmt/36130711

■精選版 - 偏差値29からの東大合格法 (中公新書ラクレ 486)
学生の指導に何かヒントがあるかなと思って購入。予想以上に受験ノウハウな本だった(タイトルに偽りなしだが)。合否結果重視の勉強をしなくてはいけないときにや、ビジネスのある場面では参考になるところがあるかも。
読了日:3月2日 著者:杉山奈津子
http://bookmeter.com/cmt/36126146

■本を通して世界と出会う―中高生からの読書コミュニティづくり (シリーズ読書コミュニティのデザイン)
読書を推進する各地の活動が詳しく紹介されていて興味深い。副題には「中高生からの読書コミュニティづくり」とあるが、中には幼小中高が連携して読書活動に取り組む地域の実践紹介もある。1部の編者による概観を読むと、個々の実践例の意義がより明確になるので、こちらも省かず読むことをオススメ。
読了日:2月23日 著者:読書コミュニティネットワーク
http://bookmeter.com/cmt/36014904

■ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書)
社会関係資本について、ざっと概観できる。著者の主張が明確。章ごとの濃淡にむらがあり、そこをもっと知りたい、というところが残った。
読了日:2月19日 著者:稲葉陽二
http://bookmeter.com/cmt/35822424

■はずんで! パパモッコ2
絵がとにかくかわいい♪ 発明家のパパが実験中にぬいぐるみのモッコちゃんと合体(?)してしまうという設定はさておき、子どもたちの心の機微が描かれていて心温まる♡
読了日:2月13日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/35663100

■教育幻想 クールティーチャー宣言 (ちくまプリマー新書)
わかりやすい。プリマー新書だが、内容的には教育関係者、保護者向けか。職場や部活動の人間関係を考えるときにも参考になるかもしれない。副題の「クールティーチャー」とは、冷めているということではない。むしろ熱意はあるが、極端に走らず、感情で対処しない、ぶれのない教師を意味する。人に接するときには、「人柄」で判断、対処しているのか、それとも起こったこと=「事柄」で判断、対処しているのかを意識することの大切さを説く。
読了日:2月4日 著者:菅野仁
http://bookmeter.com/cmt/35428859

■つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)
面白い。市民の問題解決を助ける役割を強化する図書館。市民と行政が話し合いを重ねて協働でつくっていく図書館。コミュニケーションを育む図書館。わくわくする。いろいろな取り組みで活性化するのはいいが、でもやはり公立図書館には、専門性の高い職員をたくさん配置して、雇用を安定させるべきだと思う。
読了日:1月31日 著者:猪谷千香
http://bookmeter.com/cmt/35304758

■未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
40代で人生設計や働きかたを再確認してみようというのが核。前半の今後の社会動向の部分の記述に勢いがある。後半のアドバイス部分はやや抽象的、理想論になってしまっていて、ちょっと尻すぼみな感あり。
読了日:1月24日 著者:ちきりん
http://bookmeter.com/cmt/35099417

■はずんで! パパモッコ1
「朝日小学生新聞」に連載している漫画。とにかく絵がかわいい! ヨーロッパの田舎まちっぽい感じ、60~70年代ファッション、メルヘンなお家、おとうさんが生み出す夢とユーモアのある発明品。うちの息子たちも好きです。
読了日:1月19日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/34967259

■図書館の主 7 (芳文社コミックス)
もう7巻。表紙がどれも似ていて買ったかどうかわからなくなる。^^; 登場人物の家族との関係や恋愛模様が多くなってぐだぐだしてきたが、司書を目指す夏夜さんと元同僚、その部下の話は龍之介「トロッコ」とうまく結びつけられていてコンパクトにまとまっていた。
読了日:1月17日 著者:篠原ウミハル
http://bookmeter.com/cmt/34967169

■社会の抜け道
1974年生の哲学者國分氏、1985年生の社会学者古市氏の対談。國分氏の発言に共感するところが多々あった。行動する、生活する哲学者。関連する文献も読んでみよう。古市君の本は、文体は軽薄だが(愉快に読めるのは長所)共感できるところがあるので何冊か読んだが、この本や上野千鶴子氏との対談本を読むとまだまだ表面的という感がある。
読了日:1月8日 著者:古市憲寿,國分功一郎
http://bookmeter.com/cmt/34698357

■読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
さらさらっと読めるビジネスマン向け読書術。特に目新しさ、奇抜なアイディアなどはないが、もっと能動的になりたい、発信できる側になりたいと思う人には具体的なヒントがいくつも見い出せると思う。
読了日:1月8日 著者:藤井孝一
http://bookmeter.com/cmt/34698279

■デンマークのにぎやかな公共図書館-平等・共有・セルフヘルプを実現する場所
世界でも屈指の利用率を誇るという北欧の図書館を案内するシリーズの一冊。いまや移民などマイノリティを含む住民の生活や学習を支援する総合的なセンターとしての役割を果たしているという。北欧デザインの家具や照明が使われていて、おしゃれでくつろげる空間になっているのが羨ましい。
読了日:1月3日 著者:吉田右子
http://bookmeter.com/cmt/34553977

■KYOTO図書館紀行 (玄光社MOOK KYOTO INTELLIGENT TRIP 1)
「大きくなったらとしょかんをつくる」のが夢の小1息子と楽しむ。『京都読書さんぽ』と重複する施設が多いが、写真が大きく見やすい。行ってみたい素敵な空間ばかり。外国の文化を紹介する施設の図書室はインテリアも素敵。以前、非常勤で勤めていた精華大や京都造形大の図書館、入っておけば良かったな。
読了日:1月2日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/34553832


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by chekosan | 2014-12-31 23:40 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)