中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

2018年も、大学図書館主催の書評コンテストに、担当科目「文章表現Ⅱ」(桑原桃音先生と2人で担当、1年生前期の授業)の受講生たちが続々入賞しました。

今年は入賞者11名中8名です。

私たちも毎年、表彰式にお招きいただいていたのですが、毎年行けなくて…
今年はこの科目最後の年だったのですが、とうとう4年間行けずじまい。残念でした…


それなのに入賞した学生くんからお礼のメールをもらいました。嬉しいなあ。先生冥利に尽きます!

今年の入賞者のみなさん。写真は大学のHPからお借りしました。

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最優秀賞、優秀賞のお一人は直接指導しました。おめでとう!



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このコンテストは前々から大学図書館が開催されている恒例の大学行事です。

私と同僚先生の授業で課題として応募させるようになった年に過去最高の応募総数(125編)となりました。そのあと3年間、ほぼ同じ124編くらいでした。

その124編ほどの3分の2くらい(80編程度)が私たち「文章表現Ⅱ」の受講生が出したものでした。

入賞は例年10~11編。「文章表現Ⅱ」からは、2015年6編→16年8編→17年7編→18年8編が入賞しました。

一年生前期、一クラス40人前後、2人の教員で毎年160人ほどを受け持っていたので、なかなか指導は大変だったのですが、質・量とも貢献できたかと思います。






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# by chekosan | 2018-12-12 20:50 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
今年は、「文化活動を企画運営できる学生リーダーの育成」をテーマに学内助成をいただいているので、先輩たちには後輩にその経験を還元してもらいました! 

授業の意図を理解した報告や質疑応答をしてくれた先輩2人。参観された先生も、どこに出しても恥ずかしくない、お手本になると絶賛。

そして、後輩たちは、このあとイチから自分(たち)の知的関心を喚起してくれる場所を探し、オリジナルのスタディツアーを企画します。

企画は私のクラスだけではなく、ほかのクラスや授業でも呼びかけています。優秀な企画は助成金で実現化もありの予定!

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# by chekosan | 2018-12-11 13:14 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
もうずいぶん日が経ってしまいましたが、2011年の邦画「僕たちは世界を変えることができない。」を観ました。

珍しく東欧でもホロコーストでもナチスドイツでもなく、現代の日本のイケメン俳優くんたち主演の映画を観たのは、高校で鑑賞してきた上の息子が見ろ見ろとうるさく言ったから😅

葉田甲太氏の原作は読んだことがあって、細部は忘れましたが印象には残ったし、高校で鑑賞するくらいなら映画も悪くないのだろうとDVDを購入。家族で見ました。

医学生たちがカンボジアに学校を建てようと奮闘する実話です。


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主人公たちが訪れるカンボジアでのシーンは映画ならでは。カンボジアの自然、人々の暮らし、ポルポトによる自国民の大量虐殺の歴史を実に自然に伝えてくれます。

主人公たちがお世話になる現地のガイドさんのお話や、それを聞いた主人公たちの反応は演技ではないのではないかなと感じたのですがどうでしょう。

日本で仲間たちと資金を必死で集める場面は若干冗長だったり痛々しかったりするのですが、なるほど高校生から大学生くらいには良い刺激となる映画だと思いました。

かくいう私も、まずはヨーロッパを見て回ってからと思っていましたが、カンボジアやベトナムも行っておきたいという気持ちが強まりました。










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# by chekosan | 2018-12-10 22:40 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
「関西ウーマン」で毎月連載している書評、今月は真面目一徹です。いや、いつも真面目に紹介していますが。

ティモシー・スナイダー『暴政 20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』。

中・東欧史、ホロコースト史家で、『ブラック・アース』『ブラッド・ランド』の著者、ティモシー・スナイダー氏が緊急出版した小さな本です。

強権的、独裁的な政治を支え、助長するのは普通の人々の日常のふるまいや言動であることを歴史の事例からわかりやすい言葉で解説しています。

第一条が「忖度による服従はするな」。


いろんなところで紹介していこうと思っています。力強くおすすめ。



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# by chekosan | 2018-12-08 13:34 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
先日の学園祭クラス展示コンテストの表彰式が行われました。

我がクラスは「銀賞」をいただきました。
学園祭実行委員でもある学生たちが代表して賞状と賞金を受け取ってくれました。


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彼女らによると、学園祭実行委員会のあいだでも、我がクラスの集客力の高さが話題になっていたそうです。(^▽^)


そして翌日が、学園祭開け初めての授業。ていねいにふりかえりをしました。

準備日と当日2日間の当番を2時間くらいずつシフトを組んで担当したため、3日間の様子をすべて知っている学生はいなかったので、みな食い入るように見て聴いてくれました。


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別のクラスの先生が授業を見学に来られて撮影してくださっていました。


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みんなでアイディアを出し合って、よく観察して、よく動いた結果の賞なので、賞金はみんなでぱあ~~っと使いましょう!ということで、使い道を提案してもらいました。ちゃんと試算して、全員に行き渡るという条件で。

図書カードなどの金券、金券とお菓子パーティ、教室でランチパーティ、食堂でパーティなどは想定内でしたが、(災害地に)募金という意見が数人から出ていて嬉しい驚きでした。

なかには、「先生の休日出勤代に」な~んて書いてくれている学生も!

そう、先生は金土日3日間泊まり込みで一日中ほぼ休みなしで働いていたのです。想定外に多くのお客様がいらしたので。

休日手当? 代わりに休講になる? そんなのありません。(^-^; 
でも、準備から片付けにいたるまでの学生たちの働きぶり、それによる盛況ぶり、好意的な反応や評価、そして学生の気づかいで、いろんなことがぶっ飛びました!

ということで、先生の休日出勤代という案は置いておいて(笑)、そのほかのアイディアを集計して折衷案を提示しようと思います。



今年のクラスは、この時点でここまで持っていければ、と思っていたことがスイスイできているように思います。
そこで、後半は新しいことにチャレンジすることにしました。

スタディツアーに行った先輩たちにも協力してもらい、「文化活動を企画運営するリーダー育成」という今年のコンセプトを授業にも導入して、楽しくてタメになる演習を完遂したいと思います。




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# by chekosan | 2018-12-01 21:02 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
11月もやはりあっというまに終わってしまいました。

横浜出張ではじまり、常にぎっしり仕事や約束が続いた一ヵ月。また岐阜の八百津町にも行きました。臨時に引き受けた授業も始まりました。初年次ゼミでは、この期に及んで新しい授業内容に着手しました。

初めから月末まで何か「書いて」「作って」「直して」いた感じ。そのなかで開眼したことあり、苦手だと思っていたけどむしろ得意なんじゃないのということもあり。

実りも多かったですが、通読できた本は少数にとどまりました。映画も観たのですが、記録すらできていません(;´Д`A ```

そんな11月のヒットは、カフカ『変身』。私個人では何度か読んでいる作品ですが、同志社の輪読ゼミでみんなで読んだところ大盛り上がりでした☆


11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1976
ナイス数:293

ひらく美術: 地域と人間のつながりを取り戻す (ちくま新書)ひらく美術: 地域と人間のつながりを取り戻す (ちくま新書)感想
以前、芸術系の大学で一般教養の政治学の授業をしていた。芸術系の学生にも身近に感じられる話をと思い、まちづくり、廃校利用、芸術と政治といったテーマを取り上げた。そのとき受講生が越後妻有の大地の芸術祭に関わっていると感想に書いてくれた。今思えばあれは創成期だったか。その学生のみならず、芸術や建築系の学生は、まちづくりや、そこに自分はどう関わるかということに敏感だったように思った。なんてことを思い出しながら勉強した一冊。
読了日:11月09日 著者:北川 フラム


イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)感想
輪読ゼミで取り上げた。面白いと感じた学生と、なんだかよくわからなくて入り込めなかったという学生に分かれた。たしかにこれという盛り上がりがないから、何を伝えたいなのかをつかみにくいのかも。でも、ほぼ何もないところからモノを作り出したり、取引したり、助け合ったりしてなんとか生き延びようとする生活力とか団結力が暗すぎないさらっとした文体でユーモラスに描かれていて、結構面白いと思うのだけど。この手の話は、細かい部分に注目して調べたりなんかすると意外とハマるんだけどな。
読了日:11月13日 著者:ソルジェニーツィン


変身 (新潮文庫)変身 (新潮文庫)感想
再再読くらい。今回は輪読ゼミのテキストとして。この虫ってどんな系と想像した?から始まり、インターネットで公開されているドイツの学生?が作った動画やらロシアの映画やらもちょっとずつ見たりして、これはないだろうだのなんだの、みんなで大盛り上がり。忘れないうちにブログにでも書きとめておこうと思うが、とりあえず私は何度読んでも、甲虫よりは、芋虫型あるいはダンゴムシ系に思えてしかたない。だってリンゴめり込むんだもん。
読了日:11月20日 著者:フランツ・カフカ


変身・断食芸人 (岩波文庫)変身・断食芸人 (岩波文庫)感想
輪読ゼミで「変身」を取り上げたので、新潮と岩波と光文社古典新訳文庫の3種類を揃えた。各文庫、訳者の解説が(当然ながら)違っていて、それも比較したくて。岩波には「断食芸人」所収なのだが、これもなんだか「え?それっていいの?」という終わり方。不思議な世界だ。
読了日:11月21日 著者:カフカ



変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)感想
輪読ゼミで「変身」をみんなで読むにあたって、各社の解説を比べたくて3種類揃えた。光文社の新訳文庫は、ちょっと言葉遣いがイマドキ過ぎて違和感あり。
読了日:11月21日 著者:カフカ





いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)感想
一気に読んだ。著者はフランスのユダヤ人で、6歳のときに母と共に捕らえられて各地の収容所を転々とした。父が戦争捕虜であったため、捕虜の妻子である著者母子はジュネーブ条約によって「特別待遇」を受け、かろうじて生き延びた。とはいっても彼らも決してまともな生活をしていたわけではない。とりわけ最後の移送先ベルゲン=ベルゼンでの状況は悲惨このうえない。著者は12歳になる手前で解放され、妻子を必死で探していた父と奇跡的に再会を果たした。淡々とした記述がかえって当時の酷い状況をよく伝える。
読了日:11月24日 著者:フランシーヌ・クリストフ


書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)感想
2週間ちょいで出さないといけない報告の資料を図書館でがーっと漁っているときに近くの棚でみつけて、うっかり借りてしまった本。これ読んでるバヤイやないやろうと思いつつ一気に読んでしまった。さすがフリーライター歴25年、読ませるなあ。仕事の取り方から始まり、インプットの仕方、取材のコツ、例えばインタビューするのに100は質問を考えておく、それを絞って珠玉の10問を使うといった具体的なノウハウが惜しげなく開陳される。が、書いて見てもらうことをしていない、口だけの自称ライター志望、小説家志望には厳しい。当然だわね。
読了日:11月25日 著者:永江 朗


「学力」の経済学「学力」の経済学感想
個々の調査結果は興味深い(主にアメリカの学者たちの実験報告だが)。しかし「非認知能力(忍耐力、社会性、意欲など)が後々人生を安定、成功に導く」という前半の肝の一つである主張が後半には影を潜め、学力向上のためには費用対効果の良い施策を採るべきだという方向に話が進むなど一貫性を欠いていく。引き合いに出される「エビデンス」も、日本の教育を考える上で果たして適切なのか、にわかに納得しがたいものが散見される。読みやすくキャッチーな作りなので、太字部分を拾い読みしてわかった気になって本質を見誤る恐れあり。
読了日:11月27日 著者:中室 牧子


若者が社会を動かすために (ベスト新書)若者が社会を動かすために (ベスト新書)感想
税所君の本を読むのは3冊目かな。変わらない行動力に圧倒される。世界中に最高の教育を届けるという彼の活動は、リクルートに入るという転身で新たな局面を迎えているようだが、彼のことだからきっとまた独立してどんどん事業を興すのだろう。後半は彼と同世代で活躍する若手リーダーたちの紹介。これがまたパワフル。どの人も良き師(血縁含む)、メンター、仲間との出会いや支援を得て飛躍したことを自覚しているところに好感が持てた。それにしても若くしてみなさんすごい実績、業績をあげているなあ。(@_@)
読了日:11月28日 著者:税所 篤快

読書メーター

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# by chekosan | 2018-12-01 09:58 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

一連の大きな行事が終わったあとの連休初日は、岐阜県八百津町に行ってきました!

夏の千畝紀行で訪問させていただいた岐阜県の八百津小学校から「人道学習」の成果発表会へのご案内をいただき、参観させていただきました。会場は同町のファミリーセンターのホールです。



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予定通り13時ぴったりの開会。司会進行も児童たちです。まずは全校児童による手話を交えた合唱。早々に涙が出そうになりました。

そのあと低学年から順に学習発表をしていったのですが、1-2年生の発表からもうびっくり。この学年で、ここまでできるのかと驚嘆しました。一人としてもじもじするとか言い淀むとかフラフラするとかといったことがないのです。

聞く姿勢も素晴らしいものでした。全部で1時間半ほどの発表会なのですが、まったく態度が乱れない。きちんとご挨拶や拍手ができる…集中してお互いの発表を見て聴いて学んでいるのが背後からよくわかりました。

進行と発表の質が良いので、児童も客席も集中が途切れないのでしょうね。私たちも誰ひとり知ったお子さんはいないのに、飽きるとか退屈するとかいった瞬間がなく、あっというまに感じました。

最後の6年生のお芝居は、八百津町にゆかりの深い杉原千畝氏がユダヤの難民を救った逸話を基にした八百津小学校のオリジナル作品です。八百津小の児童たちが当時にタイムスリップして間近で目撃するという設定です。

演出も照明も演技も、よく練られ、準備され、練習を積んだものでした。プロの指導も受けているとか。


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最後の歌では涙腺崩壊してしまいました。八百津小の子どもたちは歌声がとてもきれい。低学年でも、小さい子によくあるような、がなり声が一切ありませんでした。中学年になると、きれいなハーモニーがつくれていましたし。いい指導をされているなあ~。



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感動冷めやらぬ間に「来賓の方々が先に退席されます」とアナウンスされたため、慌てて荷物をひっつかんで出ました(笑)  




どこの学校でも、人権教育や、地域を知る学習に取り組んでいますが、八百津町のように、杉原千畝氏を象徴として「人道」を追求するという、ゆらぎのない核があるということは強みになるとひしひし感じました。


八百津町には、杉原によって救われたユダヤの人々やその子孫がよく訪れています。今回の発表会の直前にも、小学校にサバイバーご本人が来られて交流をもったそうです。


来られる人との交流だけではありません。センター内には、中学生の海外研修の様子が掲示されていました。行先はリトアニアとポーランド。ホロコーストを学び、現地の人々と交流する旅を実施しているのです。中学生で、、うらやましい…



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夏に小学校のなかを拝見したときも充実した教育実践に感動しましたが、今回もまた勉強させていただきました。ご案内いただきありがとうございました。

中学生たちの様子も拝見できる機会があればいいなあ!



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# by chekosan | 2018-11-24 17:10 | 杉原千畝 | Trackback | Comments(0)
大好きなエッシャー。これまで何度も展覧会に行っていますが、またまた行ってきました。会場は、大阪のあべのハルカス美術館です。

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ここ数年で、展覧会も様変わりし、ただ絵やら古いものを並べているような企画はなくなりました。
変わったテーマとか、写真撮影OKとか、何か作れるとか、あれやこれやと工夫が凝らされています。

エッシャーの場合、不思議図形とか、ありえない構築物などが代表作なので、以前別の場所で開催された展覧会では、「エッシャーの絵のなかに入ってみよう!」「エッシャーの階段をつくってみよう!」という体験コーナーがありました。


今回も、展覧会会場前から楽しそうな仕掛けが。

おわかりいただけるでしょうか。球体に写る自分を描いたエッシャーの自画像をマネできるという撮影スポットです。球がピカピカじゃなくて、説明しないとわからない図になってしまいました(笑)


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これだけでも結構楽しいのですが、会場内には、エッシャーの絵の中に入って動画が撮れるというコーナーが!!!!

幸い待ち時間もあまりなく済みそうだったので、友人と「どう動く!?」とわくわくしながら相談しました。

撮影時間は10秒。案外、長く感じます。

撮影が終わったら、2回、画面に動画が流れるので、それを録画して持って帰れます。
データで取り込めるQRコードは故障中ということで残念でしたが、できたのがコレ。




展覧会のお楽しみ、ミュージアムショップでの収穫はこちら。

ただの罫線のノートが一冊650円とえらいこと高かったのですが、コレクションしているA5ノートで、しかも、でんぐりでんぐりの表紙ときたら買わないわけにはいきません。A5ノートは、日々のTodo & アイディアノートとしてどんどん使っているので、惜しくない!(でも高い…)

そして、非クリアファイル。非クリアだと使い勝手が悪いので、決して集めようとしているわけではないのに。ついつい買ってしまって、すっかりコレクション化してきています。



エッシャーはわりと展覧会の頻度が高いので、すでに見たことがある作品も多数でしたが、今回は若い頃からの作品も含め、風景やか人物といったテーマに沿って並んでいたので、お初な作品も多数でした。

やはり後期の不思議な図形系が洗練されていて面白くて好きですが、エッシャーという作家の画風、作風の移り変わりも知ることができてよかったです。(^▽^)/






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# by chekosan | 2018-11-21 10:56 | 美術 | Trackback | Comments(0)
次から次へと旅が続き、行事が続き、忙しくしておりました。
この週末でようやく一連の大きな行事が終わったので、これからおいおい書けていけたらと思います。

※11/21文末に追記

さて、11/17-18は、本務校の学園祭でした。

私は、初年次ゼミのクラス対抗教室展示と、「文章表現Ⅱ」から派生させた課外活動との2つの成果報告を指導しました。
まずは初年次クラスの展示について。



前日準備の午前は、クラス展示。普段の授業と同じ、金曜2限目の時間帯の90分で、すっかり整いました。準備担当グループが、作業を分担してちゃっちゃと動いてくれたおかげです。


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我がクラスの大きなテーマは「新聞で社会を知る」。自分たちと社会のつながりを意識し、自分の関心を自覚してもらうのが狙いです。

前期は、紙の新聞をめくって神戸や兵庫の話題をみつけ、パワーポイントでまとめる練習をしました。

後期は、大学(生)の活動の幅広さ、大学と社会との関わり、大学の社会への貢献を知ってもらうことを狙いとしました。

そこで、お題は「大学×○○」。

前段階として、個人で「大学」にまつわる言葉をたくさん挙げたあと、グループでそれらを合体させて分類してみました。それによって、人の発想を知り、自分の語彙を意識してもらいました。グループでその結果をクラス全体に発表してもらいました。

そこからは個人戦です。大学と何か一つの言葉を掛け合わせて、新聞記事データベースで面白い記事を探しました。紙の新聞には偶然の出会いという長所がありますが、自分が手に取ったものに必ずしもこれはという記事があるとは限らないからです。



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学生たちは、予想以上に記事探しに真剣に取り組んでいました。どの学生も、自分が面白いと思える記事を必死で探していたので、そこはじっと待ちました。

前期から、統一プログラムの隙間を縫って、PC、データベース、パワーポイントを使う授業を組み入れてきたので、我がクラスはこれらはかなり抵抗なく使えるようになってきています。提出された作品はなかなか見栄えのするものとなりました。

他大学や近くの高校の先生方からは、授業の内容についてご質問やご感想もいただきました。(∩´∀`)∩


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過去3年は、学習成果をきちんと展示することにこだわって(私が)、来場者を呼び込むことには力を入れてこなかったのですが、いくら内容がよくても、美しくレイアウトしても、まじめに展示しているだけでは入室してもらえません。

それではせっかくの展示がもったいないし、当番の学生たちもだらだらするので、今年は「呼び込み」「在室時間を延ばしてもらう」「展示をじっくり見てもらう」ことにも力を入れました。

実学系の大学ですから、

立地が悪い(キャンパスの最奥部でやっていることがわからない場所)、
ライバルがたくさん(全部で22クラスの対抗戦)、
担当教員が組織票や後ろ盾を持っていない不利なクラスであること(笑)

を克服して、お客さんをたくさん呼び、内容への評価も得るにはどうしたらよいか、考えて行動せよと発破をかけました。

ただし、あくまで成果発表の場ですので、「展示を見る」ことからは外れない仕掛けであることにもこだわりました。

それが、穴埋めクイズ。展示物を見ないと解けません。でも展示物を見ていけば必ず解けます。
小さいお子さんやなかなか見つからないお客様にはヒントを出して、みなさんに展示をしっかり見ていただきました。

クイズしませんか~と受付の学生たちが来場者に声をかけやすくなり、昨年までよりも格段に入室が増えました。v^^


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滞在時間を延ばしてもらうための工夫としては、工作コーナーを設けました。私自身、他学や地域のイベントに子らを連れて行くことが多かったのですが、声をかけてもらえたり、参加型の企画があったりすると、とても楽しいんですよね。

でも、一つの教室を2クラスで使いますから、騒がしくなるゲームなどはもう1クラスに迷惑です。自分たちの展示も見てもらえなくなります。それでは意味がない!

で、折り紙。学生の発案です。

これがまあ~思ったより人気を博しまして。これこそ声を掛けやすくするための形だけのものになってもいいやと思っていたら、とんでもない。「工作してみる?」と声を掛けたら十中八九とどまってくれました。

教室担当の学生たちも手持ち無沙汰になることがありませんし、お客さんがないときには、折り紙を折ったり、ペーパークラフトの見本を作ったり、散らかったテーブルの上を片づけたりと仕事が発生します。

授業では見ない学生の表情を見ることもできました。一石二鳥、いや三鳥、四鳥でした。


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お兄ちゃんたちモテモテで人気沸騰。2時間くらい工作したり遊んだりした子たちも…(笑)


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ただ、ペーパークラフトはかなり難しくて、滞在時間が長すぎたり、完成できなかったりしたので、2日目は、幼児のお子ちゃまでも作れる簡単なものに変えました(^-^;  

そうしたら、これまた大好評で。


過去3年間はホントに閑散として、2日間で数十人程度だったように思ったので(数もとってなかった…)、参加賞のティッシュは150個用意していたのですが、今年は325人越え、クイズの解答も240枚を越えました。

というわけで、賞品や参加賞品がどんどんなくなり、どうしようかと思いましたが、ペーパークラフトを参加賞に回すなどして、なんとか閉会の時間までしのぎました! (^-^;



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ちなみに、150個のティッシュには、一つ一つ学生たちが手書きでサンキューカードを作って差し込んだんですよ! シールやマスキングテープは家に余っているものを持ち寄ったりして節約しました。サンキューカードも学生のアイディアです。

最終的に、展示企画に出される補助金の1万円の枠を越えずに、補助金では禁止されているお菓子をポケットマネーで買ったりもせずに、参加賞や商品、工作コーナーを準備することができました!


コンテスト投票結果(速報値)も漏れ聞こえてきましたが、まあそれはそれ。どう見ても大盛況、大成功、大好評だったので、学生も充実感、達成感を得たことでしょう。学生以上に私も、4年間でもっとも文句のない展示ができたと満足しています。


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大学HPトピックスに、教室展示の様子が載っていました。(11/21追記)

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# by chekosan | 2018-11-19 16:55 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
関西大学博物館で開催中の「博物館実習展」を見てきました。


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授業とランチの約束の間のほんの短い時間しかとれず、頑張って企画運営した学生さんたちには申し訳なかったのですが、でも、企画全体も、個別の展示も、面白かったですよ! アンケートも頑張って書き書きしました!

学芸員をめざす学生さんたちが運営されているとのことでしたが、ポスター、説明、年表など、とてもよくできていると思いました。そのまま通用する出来のものも多かったと思います。

それに、なにしろ展示物がですね、いいんですよ。関大図書館蔵の古い書物であるとか、どこかから借り受けたものだとか、ちゃんとした本物ばかりで。

さすが関大、学内でこれだけのものがあれば、いい展示できるよなあ、関大生、恵まれているよなあと思いました。


「HAKO―20世紀以降における文房具としてのハコ―」
 筆箱や文箱の変遷をたどる展示。懐かしのセルロイドとかデニム地のものとか、昭和以降のものは個人蔵が多くて、学生さんたちが親御さんとかに声をかけて集めたのかしらとか想像しながら見ました。このチームは年表がとても上手でした。


「食いだおれ―近世から現代へ―」
まず、ポスターがすごくいい! 目を引きますね。ほかのチームも上手だと思います。古い文書から、現在売っている食いだおれ太郎グッズまで、変化に富んだ展示物でした。


「畏れの姿―江戸時代の人々の視点」
展示されている妖怪たちが滑稽でかわいい。妖怪セレクトがナイスでした! お気に入り妖怪の総選挙コーナーもあって、愉快な展示になっていました。


「茨木の潜伏キリシタン~ザビエル像発見のエピソード~」
茨城にも潜伏キリシタンが! 他よりも硬派なテーマに取り組まれていました。大黒さんだったかの背中に斜め十字が彫ってある像もあって、おおおお!と静かに感動しました。



どのチームも、とても面白い着眼点で、よい展示をされているのに、時間がなくて、ゆっくり解説を読めなかったのが残念でした…
   

あとで関大Facebookを見たら、「足を運んだ際には、担当学生が丁寧な解説をしてくれますので、ぜひ彼らに声をかけてみてください。展示だけでは伝えきれない展示秘話なども聞けるかもしれません。」との案内がありました。ますます残念。


でも時間があっても、お客さんからはなかなか声をかけないと思いますよ。せっかくなので、担当者からお客さんに積極的に声をかけたらいいんじゃないかなあ。反応が聞けると思いますよ。

予想以上に良かったので、次回は時間をたっぷりとって拝見しますね~。がんばれ、未来の学芸員たち!
                             
開催期間は16日(金)まで。開館時間は10:00~16:00。入館料、事前申込ともに不要。



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# by chekosan | 2018-11-13 22:28 | 博物館、資料館 | Trackback | Comments(0)