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中・東欧、ロシア、大学教育、美術展、映画鑑賞などなど


by chekosan
普段読むものも、月イチ書評連載「おすすめの一冊」@関西ウーマン も、基本的には自分の関心で選んでいますが、学生がレポートに使ったもの、関心が近い方が紹介されていた本などはできるだけ手に取るようにしています。

木下斉『凡人のための地域再生入門』も、教育・研究での良き相談相手から勧めていただいたものです。

地域再生、まちづくりといったテーマは、私自身、薄く長く関心をもっていますし、こちらは小説仕立てで読みやすいということなので、さっそく図書館で借りて読んでみました。

へええ~! え~!? ほおお~~! と口に出しながら、借りたその日に一気読み。面白かったです。

細部の感想は以下に。


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# by chekosan | 2019-04-16 11:27 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
先日観た「鑑定士と顔のない依頼人」に続き、美術モノです。今度こそ歴史と関係ある実話にもとづくお話です。 

いえ、「鑑定士~~」はそうとは知らず見始めたら現代フィクションだったのですが、とても面白かったです。私のなかで、かなりハマリ度の高い部類となりました。

今回の「ナチスの愛したフェルメール」、これまた邦題が微妙な映画です。

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# by chekosan | 2019-04-15 11:34 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
いやいや面白かった。引きずる映画でした。

Amazonプライムビデオで過去の履歴から推奨されたリストに現れた一作。

まったく前情報を持っていなかったので、「ミケランジェロの暗号」とか、「黄金のアデーレ」のような、ナチスが没収した(しようとした)絵画を取り戻すとか鑑定するとか、そういった系統のお話かなと思って予告編を見たら、プラハが出てくるではありませんか!

絵画とプラハが出てくるミステリーとなれば、逃す手はない!

結果、歴史的背景などは関係のない、まったくの現代のお話で、完全なフィクションだったのですが、とても面白くて。

見終わったあとものすごく引きずってしまい、いったいあれはどう解釈すればいいのだろう、他の人はどう受け止めたのだろうと、インターネットでいくつもの感想を読みまわってしまいました。

ただ、インターネット上の情報は、鑑賞した人の感想や解釈や、それらを受けての感想、さらにはそれらを間接的に見て「~~らしい」「~~なのだそうだ」と変化していくことが多いので要注意です。


この作品の感想も、どうやら二重三重に間を挟んでの記述が多いことが見えてきました。

商業映画で、しかもミステリーですから、公式サイトや宣伝媒体には、完全なるネタバレや解説、深い考察は出てきません。

ということで、日本で公開されたときのパンフレットと、監督が出版した本を入手して読むことにしました。

それでやっと、ちょっと気持ちが落ち着いたので(笑)、印象に残ったところを記録。

ただし、この作品は絶対にまっさらで見た方が良いので、ネタバレはなし。解釈や感想もネタバレにならない程度にします。

なお、これからの方は、映画鑑賞→パンフレットや書籍で見ていくことを強く推奨します!



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名作求む!心に残った本・映画・音楽教えて!



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# by chekosan | 2019-04-14 12:58 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)

新年度が始まりました。これまでの自分を振り返って、将来について考えることも多い季節です。

今月の関西ウーマン「信子先生のおすすめの一冊」は、そうした思いを巡らせるときに手助けとなるかもしれません。


中世ヨーロッパ史の大家で『ハーメルンの笛吹き男』で有名な阿部謹也氏(1935-2006)が、中高生向けに、一生のテーマを探すこと、自分のなかに歴史をよむことなどについて、自身の経験を交えてわかりやすく語った本です。


それなしに生きることはできないと思えることを追求すること、そうしながらも自分と、自分が追っている対象を客観視すること。こうした姿勢は、学問に限らず当てはまることではないかと思います。




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# by chekosan | 2019-04-13 10:28 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
有志学生たちとの恒例となった秋の図書館総合展参加に、今年は横浜の歴史、まちづくりを知るスタディツアーも組み合わせました(2018年10月30日~11月1日)。

スタディツアー枠で参加した学生たちは、一日目、図書館総合展ポスターセッションの設営と説明をしたあと、総合展内で開かれていたシンポジウムを聴講しました。

そのあと総合展会場であるパシフィコ横浜至近の施設を訪問しようと計画しました。教員2名は学生たちがシンポジウムに出ている間、近辺を探索。

ずっと気になっていた日本丸の内部を見学しました。


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ボランティアガイドさんがていねいに説明してくださって、自分たちだけではわからなかった船のつくりを知ることができました。ただ見るだけでももちろん得るものはありますが、やはり説明を聞くと違いますね。

特に、私たちに付いてくださったガイドさんは、実際に日本丸に乗船していた方だったので、そうした経験も聞くことができました。



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シンポジウム聴講を終えた学生たちも合流して、日本丸の隣にある横浜みなと博物館をじっくりと見学しました。たくさんの船の模型を見ながら、仕入れ立ての知識をさっそく学生たちに披露しました!



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横浜の成り立ちや、海と船をイメージした絵本展、柳原良平さんの作品など、見るものがいっぱいでした。工夫が凝らされていて、洗練された展示でした。

お約束の顔出しも特大サイズ。やらずにいられない(笑)



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それにしても絵になりますね、帆船って。


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つづく



# by chekosan | 2019-04-11 18:12 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
2016年から流通科学大学の初年次科目「文章表現Ⅱ」の読書推進課外活動として参加していた図書館総合展(於パシフィコ横浜)、2018年も学生たちと参加してきました(2018年10月30日~11月1日)。

2018年度は、これまでの課外活動の参加学生が中心となって図書館サークルを結成したので、教員の支援や指導から自立する移行期と位置づけました。

図書館サークルは大学図書館からの支援を受けて参加、課外活動としては教員が得た大学からの教育実践支援費で参加しました。参加者は、2団体で学生9名、教員2名、図書館担当職員1名でした。

とは言っても、課外活動枠で参加する学生たちは図書館サークルのメンバーでもあったので、彼らはサークルの方のポスターづくりや発表も分担しました。

ーーー

総合展開会日、学生たちは兵庫を早朝に出立して、開場までにポスターを貼ってスタンバイしました。1年目はまるっきり先生に連れられて不安と期待でドキドキしながら行ったという感じでしたが、年々、学生だけで動けるようになっていきました。

ポスター前での説明も学生だけでちゃんとシフトを組んで、「学生協働サミット」という大きな会場でのプレゼンテーション&交流会以外の時間は、ポスター前が空にならないようにしていたようです。

今回は、総合展の期間中、教員は横浜スタディツアーの方に重点を置いて、ポスターセッションや「学生協働サミット」にはできるだけコミットしないようにしました。

学生たちは、近くの出展団体の方たちや「学生協働サミット」で他大学の参加者と情報交換をして一緒に食事に行くなど、これまでより積極的に交流をはかったようです。


ポスター前で活動紹介をする学生たち。


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「文章表現Ⅱ」の活動報告ポスター。


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2連確保したので、間の壁には学生が作ったPOPや、来場者からいただいた励ましのメッセージを貼りました。



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図書館サークル「Libro」の活動紹介ポスター。


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「全国学生協働サミット」に出した団体紹介ミニポスター。


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図書館サークルの「学生協働サミット」用ミニポスター。


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つづく。




# by chekosan | 2019-04-10 21:31 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

2018年9月18-19日1泊2日広島スタディツアー記録。


2日目の午後は新幹線で福山市に移動し、ホロコースト記念館を見学しました。

こちらは1995年に創設された民間の博物館であり教育施設です。


館長の大塚信様、副館長の吉田明生様はじめ、館の皆様にあたたかく迎えていただき、たいへん熱の入ったご説明を聞かせていただき、実り多い時間を過ごさせていただきました。


大塚信館長と学生たち。


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田園地帯にある小さなミュージアムですが、世界各地から寄贈されたホロコースト関連の貴重な現物、写真や説明パネル、ジオラマや模型などが見やすく配置され、たいへん見応えのある展示になっています。


これらはすべて、大塚信館長が数百通の手紙で呼びかけて集められたものだとか。



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学生も教員も一様に深い感銘を受け、学生たちはひととおり説明をいただいたあとも、もう少し見たいと言って、帰りの電車の時間ぎりぎりまで熱心に展示を見ていました。


同記念館には、当方で撮影した写真の掲載と、記念館で撮影された写真のご提供と使用を快諾いただきました。重ねてお礼申し上げます。

ーーー

こうして、充実の広島スタディツアー2日間を終えました。学生たちはこのツアーで学んだことを学園祭で展示発表しました。

(完)

広島スタディツアー (1)原爆ドームへ

広島スタディツアー(2)平和記念公園~原爆遺構を訪ねる

広島スタディツアー(3)旧日本銀行広島支店~本川小学校~広島平和記念資料館~被爆樹木たち

広島スタディツアー(4)広島市郷土資料館







# by chekosan | 2019-04-09 18:32 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

2018年9月18-19日1泊2日広島スタディツアー記録、2日目午前の部。


2日目の午前は、市内中心部から市電で30分ほどの郷土資料館へ。

住宅地に突然、レンガの建物が現れます。明治に建てられた軍用缶詰の製造工場を利用しているのです。


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ここには広島の名産、牡蠣や水産物の養殖の歴史、広島のまちが海に向かって干拓されていった歴史を中心に展示してあります。


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後日、角川新書の『里海資本論』を読みました。瀬戸内海の漁師さんたちの取り組みを中心に取材した本で、広島のカキの養殖が海の富栄養化を緩和させているという事例も紹介されていました。カキは海水中の栄養分を濾しながら取り込むので、水が浄化されるのですね! この資料館での模型展示を思い出し、とても興味深く読みました。



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国語の教科書でおなじみの「ごんぎつね」の世界を再現した企画展示もありました。


1階奥の体験コーナーでは、昔の農機具などを触ることができます。石臼の重さに思わず声を上げたり、しょいこを背負って小ささに驚いたり、ひとしきりみんなで楽しみました。


思いのほか重い石臼に、若者でも背中が丸まりました。先生たちなんか全然、歯が立ちませんでした。


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ここには原爆に関する展示はほとんどありません。が、入り口上部に、原爆の爆風で折れた鉄骨が残っています。


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下の写真の赤い矢印のところが、原爆の爆風で曲がった鉄骨。



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ドームなどのある爆心地付近から、ゆっくりとはいえ電車で20~30分ほどもかかるところにある、官用の堅牢な建物です。その鉄骨が曲がるのです。

自分たちが市電に乗って移動した時間と距離を考えると、原爆の被害がいかに激しく広範囲に及んだか、あらためて感じとれたのでした。



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再び路面電車に乗って広島駅へ。午後は新幹線で福山のホロコースト記念館へ。


下の写真の電車に乗ったのではなかったかもしれませんが、デザインがレトロでいいですね。


復路の車内では、乗り合わせたお客さんとしばし歓談しました。


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つづく









# by chekosan | 2019-04-08 11:53 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

2018年9月18-19日1泊2日広島スタディツアー記録、1日目の午後の部。

袋町小学校でじっくりお話を伺ったあと、すぐ近くの旧日本銀行広島支店へ。ここは堅牢につくられていたため、原爆投下の翌日から営業を再開したとのこと! 


立派な建物です。外観からも堅牢さがわかります。

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地下の金庫のドアの厚さに目が真ん丸になりました。


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2階の応接室などには爆風による傷などが今も残っています。


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爆心地に近いもう一軒の小学校、本川小学校にもお邪魔しました。こちらもコンクリート造りの堅牢な建物は残りましたが、学童や先生方はほとんど全員亡くなられました。


被爆校舎の一部が残されています。本川小学校は現役の学校なので、事務室にひと声かけて見学させていただきます。



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平和記念公園に戻って、資料館へ。



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現在、本館が改修中のため、展示品は少なくなっていた(?)ようですが、新しい技術でわかりやすく展示されていました。

外国人の方がたいへん多く、誇張ではなく日本人客よりも多いように思いました。どの人もみな真剣に展示を見ていたのが印象的でした。



閉館までじっくり見学し、歩いて被爆樹木を探して回りました。白神社の周辺に何本も健在でした。



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こうして一日目は暮れていきました。



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つづく。








# by chekosan | 2019-04-07 22:44 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
あの衝撃の映画「サウルの息子」のネメシュ・ラースロー監督の新作とあればと、映画「サンセット」(2018年)を見てきました。

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火事で焼け落ちた高級帽子屋の娘で、孤児となって遠方に養子に?出された女性が、帽子づくりの技術を身に着けて故郷に戻り、生家の謎、生き別れの兄の行方を追うサスペンス系ストーリーなのですが、それにしても、わからん話やな~~と思いながら観ました。

パンフレットの監督の言葉を読むと、それを狙っていたようなので、安心(?)しました。説明しすぎ、わかりすぎる映画が多すぎる、じっくり後からわかることだってある、との弁。

たしかに、主流の映画、売れる映画は、明快すぎたり、単純すぎるかもしれませんね。現実は、わからないままのこと、つじつまが合うような合わないようなこと、推測で納得しようとすることなんかに満ちていますもんね。

とはいえ、この作品は、謎のわからなさ以外にも、主人公が理解できなさすぎるんです。
 
「サウルの息子」のように、主人公に焦点を合わせて、主人公の動きをひたすら追う撮り方なんですが、今回の主人公がよく動く人で。

えっ、いま危ない目にあったばかりなのにまた行くの!?とか、そんなとこ勝手に行くのはどうなの? という行動を繰り返す人なのです。

なんだか、この人が動乱を呼び、加速させているかのように感じてきます。もしかして、そういう落ち着かなさや、波紋が大きな動きを呼ぶ、ということを彼女が象徴しているのかな?

ハプスブルク=ハンガリー帝国の末期、1913年のハンガリーの首都ブダペストが舞台です。ほこりっぽく、なんとなく胸がざわつくような雰囲気です。翌年には第一次世界大戦が勃発しますから、その不穏な空気を感じさせてくれる映画です。

ーーー

さて、今回は映画館も初めて行くところだったので、そちらの点でも未知の世界への探検でありました。

京都は出町柳の商店街に新しくできた「出町座」です。

このレトロな感じ! いいですね~。


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スクリーンは地下と2階に40数席ずつ。1階はカフェと本屋さんになっています。

思ったよりもこじんまり。アートアートしすぎず、地元地元しすぎず。ほどよく親切、ほどよくほっておいてもらえる感じだったので、上映までの時間、カフェ&本屋さんで気楽に待てました。

日替わりランチが出来るまでの間、書棚を見て回りましたが、これがとても魅力的。うちの本棚より少ないくらいの小規模な書店ですが、特徴のある選書、どれも読みたくなるようなラインナップでした。映画観なくても、また行きたいなと思わせる棚です。

遅めのお昼ごはん。来館された映画関係者のサイン入り小皿を見ながらおいしくいただきました。


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ハイスツールのカウンター席しかないだけはちょっと難かな。ハイスツールって後ろに昏倒したらどうしようって不安感が募って、若干具合が悪くなるんですよね。あまりそういう人っていないのかなあ。

劇場内の椅子も異様に高くて、足がぶらんぶらん。なんと足置きの木箱がありました。なぜにあんなに足が浮く椅子なのだろう(笑)

まあでも、他でやっていないような映画を上映してくれる貴重なミニシアター。これはというものがあればまた行きたいと思います♪

ーーー

帰りは鴨川を見ながら。

宴会の陣地をとる若者たち。春やねえ~。だけどブルーシートは絵的に美しくないね。座り心地も良くないだろうし。上にゴザでも敷いたら合うんじゃない?

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# by chekosan | 2019-04-06 01:45 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)