中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
バタバタといくつか展覧会に行ってきました(^-^)

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関西大学博物館で開かれていた「ふしぎなサイエンスアート」は、錯視を利用した動く絵。

いや実際には絵は動かないのですが、そのように思えるのです。鯉や女の人がずっとワタシを見つめてくれる。面白いですよ。

二件目は、田中達也 さんのミニチュアライフ展。ミニチュアのフィギュアや食品サンプル、日用品を使った見立ての世界。

タイトルがダジャレってて、とっても楽しいんです♬ 撮影OK、SNSでの拡散OKでした。

一番いいなと思った「隠れた名曲を掘り起こす」。ノートになっていたので購入しました。


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「香港というより「本」港」は実物はなく、写真だけでしたが、この夏の思い出に重なってにやりとしました。

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三件目は、前評判の高い「バベルの塔」展@国立国際美術館。

こんなフォトスポットもありました。バベルの塔って東京タワーよりずっと大きい計算になるんですって。

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呼び物のブリューゲルの「バベルの塔」は、こんなサイズにこんないっぱいよう描き込んだなあ〜という小ささ。

大昔、ウィーンの美術史博物館で見た方のバージョンはずっと大きかったので、不思議な感じがしました。

お昼抜きで向かったので、鑑賞後は館内のレストランへ直行。

展示に合わせた バベル盛りセットにしました。ちょっとバベルの塔崩れちゃってるっぽい気もしなくもないですが、おいしくいただきましたヽ(*´∀`)


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このあともまだまだ魅力的な展覧会があります。いっぱい行きたいな〜。



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by chekosan | 2017-10-11 10:07 | 美術 | Trackback | Comments(0)
誕生日~香港研修引率~風邪~授業開始で、充実していたけど、あっという間だったようなひと月。

あいかわらず、怖い系暗い系が並ぶ読書記録。特に最後のホロコースト回想録なんて、夜に読んでしまって怖くて眠れなくなった。でも、貴重な証言がたくさん綴られ、さまざまなことを深く考えさせられた本だった。今月のMVP。残酷なシーン満載なので、おすすめはしにくいけど。


9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2951
ナイス数:296

怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック感想
大人気の美術展、「怖い絵」展の紹介本。中野京子氏のベストセラー『怖い絵』シリーズで紹介されている名画を含む、さまざまな「怖い」絵を集めた企画展。キャッチコピーは『その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。』。本書は、同展の主な作品の解説や展覧会にまつわる秘話、中野氏と宮部みゆき氏の対談など。この美術展、兵庫会場に行ったがたいへんな人で、解説板を読むのもひと苦労。先に本書で予習しておいて正解だった。表紙やチラシにも使われている絵は確かに良かった。大きくて、緻密で、肌やドレスの質感がとても美しい。
読了日:09月02日 著者:中野 京子


怖い絵 (角川文庫)怖い絵 (角川文庫)感想
悪魔や人殺し、戦争といった「怖さ」だけではない。現代では考えられないような残酷な風習や習慣、人の心の闇やよこしまな気持ちを露わにしている「怖い」絵もある。「とにかく絵を見て何かを感じてみましょう」という日本の美術教育に中野氏は疑問を呈する。西洋の絵画には神話や宗教、時代の背景を知らないと寓意がわからないモチーフ、題材がたくさん出てくる。その意味を知ることで、絵は俄然、面白くなる。月イチ書評で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201166
読了日:09月03日 著者:中野 京子


約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)感想
いよいよ脱出。もともと現実離れした話ではあるが、ますます超人になっていく子どもたち、異世界みたいな外の世界。ハウスにいる頃の方が面白かったな。。。
読了日:09月08日 著者:出水 ぽすか




復讐専用ダイヤル―赤川次郎ショートショートシリーズ (赤川次郎ショートショートシリーズ 1)復讐専用ダイヤル―赤川次郎ショートショートシリーズ (赤川次郎ショートショートシリーズ 1)感想
図書館に行ったついでに小5息子に適当に何冊か見繕った一冊。自分が一気読みしてしまった。赤川さん、久しぶり。何十年ぶりかな。一時期ずいぶん読んだなぁ。相変わらず読みやすくて面白い。こちらは短編集。携帯電話がない時代の話もあるのでだいぶ昔の作品なのだが、全然古びない。ちょっとブラックでちょっと人情味があって。また時々気分転換に赤川さんの本、手に取ってみよう。
読了日:09月10日 著者:赤川 次郎


とりつくしま (ちくま文庫)とりつくしま (ちくま文庫)感想
心残りのある死者が一つだけ何かモノに取り憑けるというお話。学生がすごく感動するんですと勧めてくれた。ピュアだなぁ。私なら、、子らのベストオブぬいぐるみなら捨てられずにそばに居られるかなとか思ったけど、やっぱりいいや。家族が嘆きかなしむ様子を見るのは辛いし、落ち着いてきた頃に聞きたくないこと見たくないことを知ってしまうのもヤダし、自分の存在が忘れられていくのを見るのも嫌だな。しばらくしっかり悲嘆にくれてもらったら、あとは私のことは忘れていいから明るく生きていってほしいなぁ!
読了日:09月11日 著者:東 直子


怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)感想
怖い絵シリーズ2作目。絵が描かれた当時の常識や風習、考え方、流行りがわかると、面白く感じなかった絵の面白みがわかってくる。それでも絶賛されるほどの名画なのかよくわからないものもあるが、それは文庫という小さなサイズに押し込まれているからかもしれない。ところでルーベンスの時代ならアタシも三女神の争いに仲間入りできたんじゃないかしら。生まれる時代間違ったわ〜(´∀`)
読了日:09月11日 著者:中野 京子


あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))感想
子どもの頃から気になっていた本をようやく読んだ。ドイツ人少年のぼく一家は、同じアパートに住むユダヤ人のフリードリヒ一家と親しくつきあう。少年の父は20世紀にまさか国家が虐殺を指揮することはないだろうと脱出を拒む。いかにも悪どい家主、一家を助けようとしながらも決定的なところでは及び腰なぼくの一家、ノリでポグロムに参加してしまうぼく。普通の人々がユダヤの人々を追い詰めていく様子が淡々とリアルに描かれる。三部作のようなので続きもまた読みたい。
読了日:09月12日 著者:ハンス・ペーター・リヒター


夜の記憶:日本人が聴いたホロコースト生還者の証言夜の記憶:日本人が聴いたホロコースト生還者の証言感想
著者は生命倫理の研究者。ホロコーストの現場や生存者を直接訪ねた記録だが、肝心のインタビューが大幅に短縮されている人もあるよう。インタビュー相手が既に回想録を出しているような人ばかりだからか? 挨拶部分や「話を聞いてのまとめ」的コーナーを排して、できる限り生の証言を採録して欲しかった。全体的に情緒的で思い込みや想像に基づく記述が多いので留意する必要がある。ところで、第2世代、第3世代へのホロコーストの影響については別の機会にという記述が何度か出てくるが、研究成果はもう出されないのだろうか。
読了日:09月14日 著者:沢田 愛子


おわらない音楽 私の履歴書おわらない音楽 私の履歴書感想
日経新聞「私の履歴書」に加筆修正したもの。疾風怒濤な小澤氏のこれまでをざっと追える本。すごい密度、すごい交友関係。恩師への尊敬の念と、自らも次の世代を育てようと教育活動に力を入れているところに感動。おかげで、我が息子も、小澤征爾音楽塾の青少年無料招待リハ公開で、小澤征爾指揮カルメンをかぶりつきで観ることができ、良かった良かったと大興奮して帰ってきた。初めてのオペラがそれだったおかげで、すっかりオペラ好きになった模様。一流は違うと思った次第。私も小澤氏の公演、聴きに行きたいなあ。
読了日:09月17日 著者:小澤 征爾


日本に来たユダヤ難民: ヒトラーの魔手を逃れて 約束の地への長い旅日本に来たユダヤ難民: ヒトラーの魔手を逃れて 約束の地への長い旅感想
著者はイスラエルの建国に携わり宗教大臣を務めた人物。ポーランドからのユダヤ難民の救出に奔走した回想録。団体名や派閥名、宗教上の用語が頻発してわかりづらい。一覧と注釈が欲しかった。著者自身、杉原千畝の発給した通過ビザを持って日本に来た難民ではあるが、その話は一部である。杉原については深い敬意と謝意を持って記してあるが分量は多くない。なお最近インターネット上でユダヤ人の恩人として拡散されている人物についてはかなり厳しく否定している。
読了日:09月19日 著者:ゾラフ バルハフティク


日本人に救われたユダヤ人の手記日本人に救われたユダヤ人の手記感想
リトアニアで生まれ育ったユダヤ人少年のホロコースト回想録。杉原関連本には、杉原との交流部分ばかりが引用されるが、本書はそれ以外の体験の方が断然面白い。面白いという表現はそぐわないかもしれないが…本書で語られているユダヤ人に対する迫害、殺害、略奪の様子は生々しく残酷で非常にショッキングである。それでもカウナスではユダヤ人同士の結束が固くコミュニティの信頼関係が崩れなかった。詳細は、この夏、かつてのゲットー跡を訪れた記録と併せてブログに。http://chekosan.exblog.jp/27140033/ 読了日:09月22日 著者:ソリー ガノール





読書メーター

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by chekosan | 2017-10-01 14:02 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

関西ウーマン「信子先生のおすすめの一冊」、9月は中野京子さんの「怖い絵」シリーズです。

ただいま、兵庫県立美術館で、この本にちなんだ展覧会が開かれています。
7月22日から始まり8月30日には入場者15万人を突破しました。

キャッチコピーは『その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。』

……「怖い絵」といっても、悪魔や人殺し、戦争といったわかりやすいものだけではありません。現代の私たちには考えられないような残酷な風習や習慣が反映されている「怖い」絵もあれば、ダヴィッドのスケッチのように人の心の闇の部分やよこしまな気持ちを露わにしているという点で「怖い」絵もあります。……

書評本文はこちらからどうぞ。


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by chekosan | 2017-09-09 14:38 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
ポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ監督の遺作となった「残像」を観てきました。

実在した画家ストゥシェミンスキ(1893-1952)の晩年を描いた作品です。第一次世界大戦で片手と片足を失ったストゥシェミンスキは、その後、美術を学び、画家として名を馳せます。美術館や造形大学の創設、興隆にも尽くし、学生に慕われ、周囲からの尊敬を受けていました。

ところが、ポーランドがスターリン主義に染まっていくなかで、あらゆる表現活動も「社会主義リアリズム」に基づくことを強制されます。それに抗ったストゥシェミンスキは、大学の職を奪われ、困窮し、病に伏して亡くなります。

救いのない、重い映画です。

いや、学生たちが、危険が及ぶとわかっていても、職を解かれたストゥシェミンスキの部屋に出入りして師事したり、無職となった彼になんとか職を見つけてきたり、彼の理論を口述筆記して本にしようとしたりと、ずっと慕い続けるところは救いと言えば救いです。映画パンフレットによれば、のちに口述筆記された本は地下で出回ったそうです。

大学での講義シーンや、学生たちが目を輝かせて話に聴き入るシーンは、映画「ハンナ・アーレント」を思い出しました。アーレントもアイヒマン裁判のレポートを書いたあと、激烈に批判を浴びるのですが、堂々と自説を講義します。それにうっとりと聴き入る学生たち。いいシーンでした。あとヘビースモーカーなところも被りますね。(^^;

◇◇◇

面白いと思ったのは、ストゥシェミンスキに作品の講評をしてもらおうとアパートにやってきた学生たちに対して、「どれもいい、オリジナルだから」「モンドリアンを真似しようと思うな」「自分の真似をするな」とアドバイスをするところです。

映画パンフレットにも使われている白と赤と黄色と青は、ストゥシェミンスキの代表作からのデザインですが、すごくモンドリアンと似ていると思うのです。

でも、ストゥシェミンスキの作品や理論は、どんどん進化していったようで、映画の中で描いていた2枚の絵は、モンドリアン的な画風とはずいぶん違っていました。常に自分で考え抜いて、自分の表現方法を追求しつくすことを学生に教えたかったのでしょうね。


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◇◇◇

映画では、主人公ストゥシェミンスキはもちろんですが、一人娘ニカの存在感が際立っています。父を愛し、父の体を案じながらも、母と離婚して一人暮らしの父の元に女子学生が足繁く通っていることに苛立ち、母が亡くなっても遺言だからと父に知らせず、病に倒れた父に心配させまいと友達から靴を借りて新しいものを学校の寮でもらえたと報告する、とても気丈な少女です。

とはいえ、14,5歳くらいで母と父を次々に亡くして、彼女はどうなるのだろうと心配になるのですが、無事成長し、精神科医となって両親に関する本も出版しているようです。

◇◇◇

映画のなかで、ストゥシェミンスキのデザインした美術館の部屋がペンキで白く塗られ、作品は取り外されます。彼が手掛けたカフェの壁面装飾も非情にもノミで削られてしまいます。最晩年の困窮した姿もですが、彼の作品が冒涜されるシーンが観ていてもっともつらかったです。

どんどんと彼の作品が葬り去られていくなかでイスラエルに移住するという教え子が、「我がユダヤの友へ」と題された連作コラージュ作品を預かって、皆が観られるようにしたいと申し出て引き取るというシーンがあります。どうやらこれは実話のようで、この作品はイスラエルのヤド・ヴァシェムに所蔵されているようです。(一部はクラクフの美術館に所蔵?)

他の作品はどうなったのでしょう。映画の中では、美術館の倉庫に隠されていましたが、今は一般公開されているのでしょうか。彼が手掛けた展示室は復刻されたのでしょうか。

◇◇◇

美術を学び、体制に与せず表現活動を続けたワイダ監督の最後の作品らしい題材だと思います。主人公のストゥシェミンスキは、知的で品があり、ワイダ監督と似ているようにも思えました。
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by chekosan | 2017-08-21 09:12 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
美術館「えき」KYOTOで開催中の「エリック・カール展」に行ってきました。

旅行から帰って3日間、片付けやら掃除やら急ぎの連絡やら書評連載の執筆やらなんやらで家にひきこもっていたので、久しぶりのお出かけです。お友達親子とお会いするのが目的だったのですが、帰りがてらこの展覧会にも行かれるというので便乗しました。

エリック・カールといえば、『はらぺこあおむし』。上の息子がまだ寝転がっているだけだった赤ちゃん時代、並んで寝転がって読み聞かせしたところ、最後にあおむしくんがきれいなちょうちょになるところで、目をキラキラ輝かせて、わああ~~という顔をして興奮しました。おお、乳児でも絵がわかるんだ、あざやかなきれいな色合いにこんなに反応するんだ!と感心しました。

以来、あおむしくんは、そらで言えるほど何度も読み聞かせしました。あおむしくんが次々いろんなものを食べるページを息継ぎなしで一気にたたみかけるように読むのが私流です。

『パパ、お月さまとって!』や『たんじょうびのふしぎなてがみ』なんかも愛読書でした。

◇◇◇

展覧会の内部は撮影禁止ですが、撮影ポイントがいくつかありました。こういうのを見ると素通りできないわたくし。


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展覧会には、赤ちゃん連れのお母さんがたくさん来られていました。入り口にベビーカーが何台も停まっている展覧会って、そうはないですよね。赤ちゃんたちが絵を観ているかは(角度や高さ的にも)微妙でしたが、お母さんたちが幸せそうに語りかけるので、赤ちゃんも満面の笑顔になっていました。お母さんが満たされて、ほわっとなれる時間が持てることは大事だよなあと思いました。

面白かったのは、習作が展示されていたこと。絵本を作る前に、まず普通の紙をノート状に束ねて、そこにサササッと簡単なスケッチを描いていくのですね。その一番最初の段階のものが何点かあったのです。

これがなんというか、子どもの絵みたいな感じで、鉛筆でさらさらっと動物の輪郭だけを描いたものだったのですが、うちのチビッコ画伯にも描けそうなどという不遜な考えがよぎってしまう感じなのです。

もちろん、そこから絵が整っていき、あの絶妙な組み合わせの色や模様が入ると、まったく違うものになるわけですが。わかっていても、なんだか味があって、素朴な感じで、微笑ましく感じたのでした。

◇◇◇

美術展のグッズ売り場、伊勢丹百貨店の子ども服売り場にはカールさんのデザインのグッズがいっぱい。飛ぶように売れていました。私は、動物柄くつしたが好きな下の息子に、あおむしくんくつしたを買いました。帰宅して実物を見せたら、ピンクのボーダーのがいいと意外な選択。では、残りは私が履くことにしましょう。(⌒∇⌒)

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by chekosan | 2017-08-15 21:51 | 美術 | Trackback | Comments(0)
京都は松ヶ崎の京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催中のチェコ ポーランド ハンガリーのポスター展に行ってきました。


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大学の施設なので入場料は一般200円! 大学生は150円、高校生以下無料。ただし日・祝はお休みです。初めてお邪魔しましたが、緑が多いキャンパスだと思いました。

入ってすぐのホールから、たくさんのポスターが! ロートレック系のもあれば、ソ連のプロパガンダポスターも。これは壁画並みの大きさでした!

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さて、お目当てのポスター展。写真撮影不可なので、メモを取りながら鑑賞しました。が、書籍を発行されていることがわかりました。すぐ取り寄せようと思います。

チェコ🇨🇿ポーランド🇵🇱ハンガリー🇭🇺では、社会主義時代、自由な表現活動が許されなかったため、芸術家たちはグラフィックデザインの分野で活躍しました。

今回の展覧会では、映画、イベント、サーカスなどの告知ポスターが展示されています。全然古びない、素晴らしく洒落たデザインばかり。全部欲しくなりました。

映画のポスターでも、俳優の顔やタイトルをバーーンと載せるのではなく、作家が独自の解釈で、独自の手法でデザインしていて、完全に独立した作品です。

どれもこれも良かったのですが、特に惹かれたのはチェコのフレイシャーの作品。オシャレ!カワイイ! グッズなんかにはなっていないのかしら。今度チェコに行ったら探してみようと思います。

同展は8/11まで開催されています。

なお、同大学には詩人の谷川俊太郎さんが寄贈されたレトロラジオコレクションがあります。資料館二階の廊下に大型のものが数台と、図書館に小さなものがたくさん。こちらも見てきました。開館していれば一般来学者も入館できます。




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by chekosan | 2017-06-24 17:25 | 美術 | Trackback | Comments(0)
同志社大学の「ロシア・東欧地域研究」では、各自好きなテーマを選んで小レポートや期末レポートを書いてもらっています。そうすると毎年必ず登場するのが、この小さな可愛らしい謎の生き物です。

クマ? タヌキ? サル? そのいずれでもありません。オレンジの箱の中で寝てしまって、ロシアにやってきた南の方の正体不明の動物です。

1966年に発表されたウスペンスキー作の児童文学『ワニのゲーナとおともだち』に登場するキャラクター、チェブラーシカです。

当時のソ連では、スターリン時代ほどではないものの、表現活動に厳しい制約がありました。そのなかで比較的、創作の自由の可能性があったのが児童向けの絵本やアニメーションなどでした。チェブラーシカも実は社会風刺や隠喩を含む物語です。

先日、このお話の具体的な作品分析を、学生さんが発表してくれました。わかりやすく興味深い内容で、あの可愛らしいアニメにそんな含意がと他の学生たちも感心していました。

写真は、2012年の滋賀県立近代美術館を皮切りに5カ所で開かれた展覧会「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」の図録です。ウスペンスキーの原作に付けられた何パターンかの挿絵や、アニメ版チェブラーシカのキャラクターデザイン画などが載っています。結構、画家によってチェブラーシカの造形が違うのが面白いです。

この展覧会が開催されていたのは知っていましたが、仕事に忙殺されていた時期で、逃してしまいました。当時はあまり関心がなかったというのも正直なところ。行っておいたら良かったな!

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by chekosan | 2017-06-18 21:59 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

月イチ書評連載@関西ウーマン、アップされました。今月は美術館の本にしました。先月も展覧会を楽しんできた兵庫県立美術館の実践がたっぷり。世界のおすすめ美術館紹介も。

兵庫県立に限らず、最近の美術館博物館は、ずいぶん気軽に楽しく学べる場になっています。学芸員に対する残念発言がありましたが、いやいや逆、学芸員や司書やアーキビストといった職の専門性をもっと尊重すべき。存分に腕をふるって活躍していただかねば。


本文はこちら↓
https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201102



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by chekosan | 2017-06-10 22:04 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)

「ベルギー奇想の系譜展」@兵庫県立美術館、行ってきました。楽しかった!
もう私のために開かれたのかというくらいジャストミートな企画でした。

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「吹き出しにセリフを書いて貼って写真をSNSで拡散してね」コーナーもあったのですが、
一人だったので、ウロウロもじもじして、結局できませんでした。。。
係の方が近くで促して、写真撮ってくれたらなあ…とか思った小心者です。

帰りに誰もいない中庭で看板と自撮りしたのですが、つまらない写真になってしまいました。
やっぱりここで撮ってもらえば良かった。。。。


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安藤忠雄氏設計の建物。企画展示室に向かう階段室が雰囲気あります。
化け物さんたちがお出迎え~~。かわいい~~☆☆


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ヒエロニムス・ボス、ブリューゲル、マグリット、デルヴォーなどなど。
ちょっと不気味で不思議な作品ばかりです。

ベルギーという土地はそういうものを受け継ぎ、発展させる素地があるのでしょうか。
ボスという優れた先人がいたからなのでしょうか。

不気味だけどユーモラスで、でもやっぱりちょっと陰鬱な色合いだったりするんですよね。
気候風土が関係しているのでしょうか。
ブリュッセルやブルージュに行ったときには、そういう雰囲気は感じませんでしたが、
それは発達した都市だからでしょうか?

◇◇◇

今回は一人だったこともあり、音声ガイド(600円)を使ってみました。
私は解説板をそこそこ読む方ではありますが、やはり耳からの方が楽で、わかりやすいですね。
印象にも残りますし、いいですね。次からも借りてみようかな。

◇◇◇

展覧会といえば、グッズ売り場も楽しみの一つです。
昔は複製画、絵葉書くらいでしたが、今はもう衣食住なんでもありという感じ。

直輸入物はちょっと高くて手が出なかったです。
マグリットのお盆、研究室に欲しかったのですが。

この企画展オリジナルのものは、ほどほどのお値段でした。

非クリアファイルは溜まり過ぎて使ってないのでやめて、
今回は展覧会の図録&トートバッグセット(バラで買うよりちょとお得)と一筆箋に。
トートバッグや一筆箋ももう使い切れないくらいありますが、まあいいや。

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今回のお気に入りは、やはり看板にもなっている、この2点かな。
首ぐにゃり彫像は、かなり大きな立体作品です。
ぐるっと360度、見て回れますよ。

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いや~~、兵庫県立美術館の企画展は外れがないかも。面白かった。
というか、これはもう好きな人は好き、気持ち悪いと思う人はそもそも行かない企画ですよね。
こういうのが好物の人はぜひどうぞ。流れがわかる、いい展示ですよ☆






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by chekosan | 2017-06-01 14:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
もうずいぶん経ってしまいましたが、お友達とイギリスの絵本関連の展覧会をハシゴしました。

ひとつめはグランフロント大阪のナレッジキャピタルで開催されていた「ピーターラビット」展。
かなり出展数が多くて見応えがありました。

作者ビアトリクス・ポターの絵はイラスト的に慣れ親しんできましたが、
そういえば物語としてはきちんと読んでいなかったなあと、展覧会を見ながら思いました。

 ↓ 最近は写真撮影スポットを設けている展覧会が多いですね。私は必ず撮ってしまいます。

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2本目は滋賀県立近代美術館「絵本はここから始まった ウォルター・クレインの仕事」展。

よく似た企画を続けて観ると、時代背景などがよく理解できていいですね。
美術館業界で相乗効果を狙っているのでしょうか。そうならばありがたいタイアップです。

面白かったのは、両展ともで、「暦手帳」(?)みたいなのが展示してあったことです。
かわいらしい小ぶりな手帳で、カレンダーになっているのだと思います。

その「暦手帳」(?)で当時人気だったのがケイト・グリーナウェイという紹介がしてあった…かな。
だいぶ昔ですが、グリーナウェイ展も行ったことがあり、女性が好きそうだなあと思ったので納得。

が、鑑賞から少し日が経ってしまい、かつ今回は図録なども買わなかったため、ちょっと記憶が怪しい。
やはり手元にいろいろ残すとか、すぐに記録に残さないとダメですね。(-_-;)


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このあたりの時代の絵本のイラストを見ていると、とても懐かしい感じを覚えます。
もちろん私がこの時代にイギリスで少女期を過ごしたわけではないのですが。

母の今は亡き親友が、その方はご自身には子どもがおられなかったこともあり、
私たち姉妹にいつも素敵なプレゼントをくださいました。

その贈り物でおそらくピーターラビットも知ったように思いますし、
グリーナウェイそのものではなくとも、それ風な絵の可愛い小物をいただいていました。
そのおかげかなと思います。

そうした知らず知らずのうちに触れていることやものの影響や蓄積は、
じわじわとなじんで、のちに吸収・許容できる範囲を広げたり、柔軟にしたりするような気がします。

たとえ、そのときははまらなくても好きにならなくても、
先達が生み出した良いものにいろいろ触れておくことはやはり大事かなとつらつら思いました。

というわけで、ブリューゲルやヒエロニムス・ボスや
ルネ・マグリットやアンリ・ルソーやなんかのグッズを普段使いにして、
子らに見せつけて気味悪がらせています。逆効果? ( ̄▽ ̄)


◇◇◇

ところで、滋賀県立近代美術館の企画展示ですが、
少し前に別の友人と「ピアズリー」展に行ったときもさんざん言ったのですが、実に濃密です。

わたくし地元なので、小さいころからちょこちょこ行ってますが、
駅から遠くて不便ゆえ、常にガラガラなのですが、展示の内容自体はたいへん充実しています。

「アンリ・ルソーの夜会展」とか「マン・レイ展」とか、最近では「ピアズリー展」とか、
観ても観ても終わらない、、、足腰やられる、、、というくらい出展数が多いです。

改装で長期休館するそうですが、ぜひこのレベルを維持してほしいです。切に願います。







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by chekosan | 2017-04-29 14:49 | 美術 | Trackback | Comments(0)