中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
司書という職の存在意義は正当に評価されていない。
雇用条件や安定性も、その熱意や専門性に比して低い。
それでも現場は最大限の努力や工夫をしていると思う。
とはいえ、やはりそこにも温度差や人間関係のもつれはある… 

9巻はそういった問題に突っ込んだ章が面白かった。

「ピーターパン」の章もなかなかぐっとくるものがあった。
自分の子が大きくなってきたからか。

主要登場人物の恋バナや親子・きょうだい関係のズルズルが多くなってきていたが、
この巻は、図書館や本にまつわる話の比重がやや高かったか。
その方がやっぱり面白いな。



2015年1冊目。いろいろ考えさせられました。

*『図書館の主』は、私立の児童図書館を舞台に、
そこに出入りする子どもや大人、その周囲の人びとの悩みや成長を
児童文学をからめて考えていく漫画です。
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# by chekosan | 2015-01-01 23:50 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
2014年の読書メーター
読んだ本の数:119冊
読んだページ数:29312ページ
ナイス数:3029ナイス
http://bookmeter.com/u/332090/matome_y?invite_id=332090

■超<集客力>革命 人気美術館が知っているお客の呼び方 (oneテーマ21)
金沢21世紀美術館での奮闘を書いた『超・美術館革命』とともに、著者が館長を務める兵庫県立美術館のショップでサイン本を購入。兵庫県立美術館の運営の工夫、サザビーズでの経験、世界の美術館紹介とつづき、7章の「美術館が街を変える、教育を変える」が面白い。優れた文化施設がまちを活性化した例は詳しく調べてみたい。福原義春氏(資生堂名誉会長、東京都写真美術館長)との対談は美術館のみならず、公的な施設の企画・運営・広報に少しでも関わる人には参考になると思う。両氏は指定管理者制度について否定的見解。共感を覚えた。
読了日:12月29日 著者:蓑豊
http://bookmeter.com/cmt/43839239

■超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)
芸術大学で政治学を教えていたとき、金沢のまちづくりを取り上げた。当時の市長のモットーが「伝統と革新」で、それを形にした一つが金沢21世紀美術館。その創設時の館長・蓑氏の著作。先日、蓑氏が館長を務める兵庫県立美術館でサイン本を購入し、再読。公共施設運営、美術教育、まちづくりのヒントがたくさんある。ターゲットは子ども、それも小4、一番吸収する年齢だからという。過去の展覧会のチケットを確認したら、私の手元に残っている一番古いものがまさに小4のとき。そして確かに、そのときの作品はしっかり覚えていたのであった!
読了日:12月24日 著者:蓑豊
http://bookmeter.com/cmt/43714029

■偏愛記: ドストエフスキーをめぐる旅 (新潮文庫)
ドストエフスキー作品の謎を解く過程と、著者の体験や家族との思い出が絡まり合って語られていく。20年以上前に受けた授業での先生の声や語り口が思い出されて、ミステリアスで、ちょっとナルシシスティックな雰囲気に浸った。高校のときロシア文学と出逢って、進学先にロシア文学の授業があると知り、先生の授業を楽しみにしていた。最前列に座って、先生の声とお話の内容にうっとりと聴き入ったなぁ。気づけば、そのときの先生の年齢を超えてしまった。あんな風に惹きつける授業、まだまだできてないなぁ…
読了日:12月20日 著者:亀山郁夫
http://bookmeter.com/cmt/43618682

■大人のいない国 (文春文庫)
鷲田氏と内田氏の対談2本&それぞれの論考が3本ずつ。ボリュームもそれほどなく、かつ読みやすいので、両氏の思考や思想をざっと追うのに良い、お得感のある本。政治、生活、教育などについて、もう一歩深く考える姿勢や思考のヒントが得られる。ただ、ところどころ、これは適切なのだろうかと思う引用や分析があった。また、両氏の著書は(好んで読んではいるのだが)、女性に対する視点や位置づけや取り上げ方が古いというかなんというか…そこが残念。
読了日:12月15日 著者:鷲田清一,内田樹
http://bookmeter.com/cmt/43500231

■里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
興味深く読んだ。巨大資本・規模の経済・マネー中心主義によってつくられた言説にとらわれて必要以上に日本の将来を悲観するのではなく、もっと身近にある資源・資本(自然、人、技術など)を地域で回していこう、そうすれば小さくとも安心で強固な経済がそこここにできると説く。事例そのものも興味深いが、それらをそのまま真似るのではなく、それぞれの人や地域が今後の生活や経済のありかたについて発想を広げるヒントにしていくと面白いことになりそう。ただ、このタイトルからはそうしたワクワク感がやや想像しづらいような気がする。
読了日:12月10日 著者:藻谷浩介,NHK広島取材班
http://bookmeter.com/cmt/43396931

■あたしンち 20巻
今回はちょっとパワー不足? 思わず吹き出すような面白さはなかったかな~。『あたしンち』はなんといっても、お母さんとお友達の会話が面白いんだけど、それが少ないからかな。でもクスッと笑える場面はちょこちょこあり。次の巻で完結とか。さびし~。
読了日:12月5日 著者:けらえいこ
http://bookmeter.com/cmt/43276954

■違和感から始まる社会学 日常性のフィールドワークへの招待 (光文社新書)
あたりまえと思われているふるまいや言葉に著者は違和感をもち、それはどこから生じるのか思考する。具体的事例で説明している部分が面白かった。社会学を学ぶ学生だけでなく、クリティカルに、ていねいにものごとを見て考える力と習慣をつけようとする人の参考になるのではないかと思う。
読了日:12月3日 著者:好井裕明
http://bookmeter.com/cmt/43232488

■[現代訳]職業としての学問
「専門的な学問研究とは無縁の」一般読者が「自分の人生の問題」として読めるように工夫された「現代訳」。でも私としてはやはり、大学の教師はどういうものか、どうあるべきかを述べた部分に注目。ニヤニヤしたり、ふんふんうなずきながら読んだ。教師たるもの、教室内では、「予言者」「煽動家」「指導者気どり」で価値観を上から押しつけてはいけない、いろいろなものの見方や事実を提示し、聴講者が自分で判断できるよう導かねばならない、などなど。かなり思い切った現代的な訳語もあるが、もともとが学生向け講演録だし、アリだと思う。
読了日:11月28日 著者:マックス・ウェーバー
http://bookmeter.com/cmt/43115177

■辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?ワードハンティングの現場から (ディスカヴァー携書)
楽しい本です。著者は『三省堂国語辞典』の編纂者です。街歩きをしながら、看板やPOPに使われている言葉を拾って歩く(=用例採集)様子をユーモアたっぷりに書かれています。三省堂は、広く使われていれば新しい言葉も積極的に辞書に載せる方針で、その編纂者である著者も、言葉の変化や誕生を楽しんでいるのが伝わってきます。同じ著者の光文社新書『辞書を編む』と、三浦しをん『舟を編む』もおすすめです。
読了日:11月24日 著者:飯間浩明
http://bookmeter.com/cmt/43045387

■未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)
面白かった! NY公共図書館のルポ。学術や執筆への支援はもちろん、ビジネス、芸術、就職活動、子どもたちの宿題支援、医療情報の提供、災害時の情報発信等々、実に活動範囲が広い。資(史)料も印刷物だけでなく、現物、映像、デジタル情報などを幅広く収集、編集し、発信している。これがNPOの運営というところに寄付文化の厚さや「公共」の捉え方、実態の違いを感じる。でも日本の図書館も予算を減らされる中で必死で工夫し、変化している。どんどん活用して声を届けて応援しなくちゃ。
読了日:11月17日 著者:菅谷明子
http://bookmeter.com/cmt/42877184

■棒を振る人生 (PHP新書)
ベルリン・フィルを指揮しても変わらず陽気で気さくで庶民的な佐渡さん♡ 師バーンスタインに倣い、若い音楽家の育成や、クラシック音楽になじみのない人たちにも親しんでもらおうと情熱を捧げる姿が熱くてあったかい。「題名のない音楽会」は毎週録画して見ているが、生で聴いたのは一度だけ。「ウェストサイドストーリー」の映画を上映しながら生演奏をつけるという企画。名演奏に涙が滝だった! ぜひとも生でまた聴きたい♪♪
読了日:11月5日 著者:佐渡裕
http://bookmeter.com/cmt/42555508

■女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち (光文社新書)
家庭や学校での「関係性の貧困」や経済的困窮に悩み、居場所を求める少女たちに、性産業(裏社会)の大人たちが優しく接し、衣食住や学習支援を施すことで信頼させ、「商品」として繋ぎとめている現状を描き出している。表社会もそういう熱心さ、ねばり強さで彼女らに向かい合わねばと提言する。この解決へのヒントを探る部分が特に興味深かった。著者の熱意、共感力、行動力に敬意を表し、注目、支援していきたい。『週刊読書人』2014/10/31号に著者と指導教授との対談あり。ダイジェスト版としておすすめ。
読了日:11月3日 著者:仁藤夢乃
http://bookmeter.com/cmt/42500834

■僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)
シングルインカムソースに依存せず、さまざまな「仕事」に携わろうと提言する。上野千鶴子氏も同様の主張をしていて、こうした生き方を両氏とも本来の語義での「百姓」という言葉で表現している。岡田氏は、「仕事」には金銭を得るものもあれば、持ち出してでも関わりたい活動も含まれるとする。根底には、利他的に人と関わっていこうという発想があるのがいい。ただし、それには3つのC、コンテンツ(技能、専門性)、コミュニティ、キャラクター(人柄)を備える必要がある。そこももっとも。そしてそこが難しい…
読了日:11月2日 著者:岡田斗司夫FREEex
http://bookmeter.com/cmt/42473798

■弱いつながり 検索ワードを探す旅
同じコミュニティの「強いつながり」のなかでいつも同じような言葉で同じようなものを見ている「村人」ではなく、あるいは「自分探し」ばかりして定まるところのない「旅人」でもなく、拠点をもちつつも時には場所を変えて違う言葉(や言語)で新しいことや新しい見方を経験する「観光客」になろうという主旨。全体的に同意できるし、具体的な経験談なども面白く読めた…のだが、なんだろう、きれいにさらっとしすぎというか、老成してしまった人が書いた文章のような印象…期待しすぎたか。
読了日:10月31日 著者:東浩紀
http://bookmeter.com/cmt/42424702

■書く力は、読む力(祥伝社新書)
同じ著者の『800字を書く力』と重なる部分が多い。こちらは、より「読む」ことの大切さを強調する。読むといっても、多読、速読、斜め読みの類いではない。文と文の関係性をきちんと理解できていなければ読めているとは言えないし、書けないことを主張している。まさにそのとおりだと思う。書くことに関する分析や主張、方法論も興味深い。ただし、本書は主に文学やエッセー的な文章を想定していることに留意が必要。
読了日:10月28日 著者:鈴木信一
http://bookmeter.com/cmt/42379474

■みんなのあるある吹奏楽部 ゴールド
中学で吹奏楽部に入ってオーボエに愛と時間を全力注入する上息子に購入。私は吹奏楽は未体験だけど、そうなんだろうな、と微笑ましく読む。名指導者や作曲家へのインタビューも載っていてなかなか濃い内容♪ マンガも◎。ところどころ恐怖マンガタッチで笑える。^^; それにしてもオーボエったら、リード代、家計への圧迫がハンパないです…
読了日:10月25日 著者:オザワ部長
http://bookmeter.com/cmt/42295624

■大好きなことを「仕事」にしよう
青色LEDの開発でノーベル賞受賞という業績はゆるぎない事実だし、研究者の個性や努力を認める社会にしなくてはいけないという主張は理解できる。が、この著作は読み物としては物足りない。子ども(から大人まで)を対象とする本なのだから、もっと構成や文章表現を練り上げてほしかった。「日本はみな同じことを一斉に広く網羅的に学習させるがそれは無駄、好きなことを極めればいい」という主張に説得力を欠く。残念。
読了日:10月24日 著者:中村修二
http://bookmeter.com/cmt/42263431

■学校では教えてくれない 人生を変える音楽 (14歳の世渡り術)
バラエティに富んだ執筆陣に惹かれて購入。ピアニストの清塚信也さんの挫折と復活、クラシック音楽への愛憎のお話にはうるっときました。小林秀雄、村上春樹の音楽評論は芸術作品として読める、「うまい出逢わせ屋」だ、という表現も面白い。サイエンスナビゲーターの桜井進さんは、自身の人生を変えた科学者たちとの出会いとそれに関連する曲について書かれています。何か神秘的な導きを感じました。
読了日:10月21日 著者:角田光代,池辺晋一郎,又吉直樹,雨宮処凛,池谷裕二,浦沢直樹,遠藤秀紀,大崎善生,乙武洋匡,今日マチ子,清塚信也,小手鞠るい,近藤良平,桜井進,柴田元幸,小路幸也,辛酸なめ子,高嶋ちさ子,西研,林丹丹,町田康,松井咲子,みうらじゅん,宮下奈都,本川達雄,山田ズーニー
http://bookmeter.com/cmt/42191791

■毎日かあさん11 息子国外逃亡編
すっかり大きくなった子どもたち。あの息子君が猛勉強して留学するとは。最後の書き下ろし、じんわり。そしてリラックマのコンドウアキさんの回と、やなせたかしさん追悼の回、ウルっときます。( ; ; )
読了日:10月19日 著者:西原理恵子
http://bookmeter.com/cmt/42121755

■星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)
三浦しをん氏のほかのお仕事小説に似た感じなのかと思いきや、ちょっと違う趣向。^^; 高校時代からの友人とBL(ボーイズですらないが)の同人誌作りに励む主人公が、職場である社史編纂室の仲間と会社の謎に迫るお話。といっても終始ゆるくて軽くてのんびり。まあ気楽にふわ~っと読むには面白い小説でした。^^
読了日:10月17日 著者:三浦しをん
http://bookmeter.com/cmt/42062292

■高台家の人々 1 (マーガレットコミックス)
空想癖のあるぽわ〜んとした地味系OLの主人公と、人の心が読めてしまう超イケメン兄妹のお話。ほんわかまったり。空想が笑える。森本梢子さん、『研修医なな子』『私がママよ』『ごくせん』も読んだけど、やっぱりいい! b(^ ^)
読了日:10月11日 著者:森本梢子
http://bookmeter.com/cmt/41896585

■宮台教授の就活原論 (ちくま文庫)
あまり食指が動かない著者だが、この本は興味深かった。就活事情や就活小技マニュアルではない。社会学の理論を練り込んで、根本的に社会を捉え直し、考え方や行動を見直していこうと熱く説く。社会人が読んでも生き方や働き方や社会との関わり方を見つめ直すヒントを得られる。自己陶酔な部分もあるし、賞賛する人物像がやや極端な気もするが、そこは著者自身、この本に依存するなと言っていることだし、きちんと読んで理解して行動できる学生(読者)なら問題ないだろう。
読了日:10月10日 著者:宮台真司
http://bookmeter.com/cmt/41879274

■神去なあなあ日常 (徳間文庫)
高校卒業後はフリーターのつもりだった主人公が山奥の村に林業の見習いに出される。携帯もネットも使えず、脱走もできない山奥で自然と格闘するうち村になじんでいく。ゆったりと無理のない展開、詳細だがわかりやすい説明で山の仕事の魅力を描いている。恋愛要素もやはりゆったりとからむ程度でいい感じ。映画の題名「WOOD JOB」の方が手を取る人が多そうだけど。同氏の『舟を編む』といい、仕事に誇りと愛情を持って向き合う人たちの話は前向きになれていいですね。
読了日:10月6日 著者:三浦しをん
http://bookmeter.com/cmt/41766950

■完全保存版大好きだった! 少女マンガ70年代篇 (双葉社スーパームック)
たまりません、この表紙! 即買い。 『ベルばら』『はいからさん』『悪魔の花嫁』『生徒諸君』etc.全部実家に置いてきた…再読したい…大人買いしちゃおうかな。オスカル様、少尉、デイモス、沖田君派です。里中満智子、和田慎二、高階良子もずいぶん読みました。美内すずえの恐怖モノも好き…短編で机から出てくるヤツ、思い出すと今でもコワイーーーーー! 『王家の紋章』『ガラスの仮面』はいつか完結するのだろうか。…ああ、語り出すととまらない…♡
読了日:10月5日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/41754036

■テルマエ戦記
『テルマエ・ロマエ』作者ヤマザキマリさんのブログをまとめたもの。リズミカルな文章を書かれるのだなぁと思った。ヤマザキさんの日常を知りたいファン向け…かな。
読了日:10月4日 著者:ヤマザキマリ
http://bookmeter.com/cmt/41734332

■イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)
『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんのコミックエッセイ。イタリア人の夫(14歳年下!)の家族との生活が面白おかしく描かれている。おばあちゃんたち100歳近いのお元気! 女性たちが強い!! イタリア人ってホントにお母さんが好きなのね~。
読了日:10月1日 著者:ヤマザキマリ
http://bookmeter.com/cmt/41715819
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# by chekosan | 2014-12-31 23:48 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
7~9月

■テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス)
最終巻。ヒロインのおじいさんが異様にカッコイイ(笑)。作者のお気に入りと見た。4巻から時空を越えた恋愛モノになっちゃって、しかも6巻は絵もかなり荒くなってるのが残念。ヒロインがあまり魅力的に感じない… もともと建造物や男性の丁寧さに比して、女性の描き方は雑いんだけど。^^; とはいえ、古代ローマに関する愛と、研究の徹底っぷりはすごかった!
読了日:9月28日 著者:ヤマザキマリ
http://bookmeter.com/cmt/41550441

■テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)
久しぶりに再読。4巻あたりから連続もの、しかも恋愛ものみたいになっちゃったのが、ちと残念… 馬に惚れられるのはいいとして(笑)。ヤクザも一網打尽のヒロインのおじいちゃんはいなくもなさそうだけど、ヒロインはちょっと設定が出来過ぎかな~。でも最終巻までは読もう。
読了日:9月28日 著者:ヤマザキマリ
http://bookmeter.com/cmt/41539610

■就活のコノヤロー ネット就活の限界。その先は? (光文社新書)
石渡氏の著書はタイトルや文体がおふざけっぽいが、スタンスや主張は実はまっとう。就活や社会人生活では決まった「答え」があるわけではなく、自分なりの「答え」を探し、なければ自分で作ることも要求される。だから、守りたい価値観(キャリアアンカー)を追求することも大事だが、仕事をする上での適応能力(キャリアアダプタビリティ)も必要で、予期せぬ事態にも柔軟に対応できるよう準備すること(プランドハプンスタンス理論に基づく行動)、具体的には本や新聞を読む、社会人と話すことだ、というあたり、頷ける。
読了日:9月26日 著者:石渡嶺司
http://bookmeter.com/cmt/41485322

■和菓子のアン (光文社文庫)
学生のおすすめの一冊より。デパ地下の和菓子屋さんが舞台。ちょっとした謎解きと、和菓子の歴史や言葉の由来が嫌味でなく結びついていて、楽しく読めた。みんな和菓子と職場に誇りと愛情を持って働いていて読後感の良いお話。和菓子屋さんに行きたくなる。(^^) 文体とか雰囲気にコバルト文庫の『クララ白書』シリーズを思い出した。続編、楽しみ。
読了日:9月23日 著者:坂木司
http://bookmeter.com/cmt/41422995

■書店ガール (PHP文芸文庫)
読者の立場や状況で、面白いと思う部分や、読み方、受け取り方が変わりそう。みなさんのレビュー読んでもそういう印象。どんな本でもそうだろうけど。序盤の女性同士の確執とか恋愛云々部分は冗長か。中盤、職務上の必要性から脚光を浴びることになった主人公に対する周囲の態度、処遇、苦境の部分は、ベタな展開といえばそうなのだが、胃が痛くなった。胸じゃなくて、リアルに胃が…  後半、窮地に陥った主人公と書店員たちのがんばり部分は面白い。でもちょっと駆け足な感じなのが惜しい。続編に期待。
読了日:9月23日 著者:碧野圭
http://bookmeter.com/cmt/41392940

■新装版 不祥事 (講談社文庫)
学生の「おすすめの一冊」より。ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。有能で正義感あふれる若い女子銀行員が本部に栄転し、行内のさまざまな問題を解決していく連作短編集。…なのだけど、やや説明が足りなくて銀行を舞台にする面白さが描き切れていないような気がする。半沢直樹シリーズの方が密度が濃い。ドラマはちょっとおちゃらけ気味ではあったが、わりとわかりやすく、うまく作ってあったように思う。相馬さんはドラマの方がずっと魅力的だったし!(笑)
読了日:9月19日 著者:池井戸潤
http://bookmeter.com/cmt/41298696

■逆境を生き抜く力
学生のおすすめの一冊より。著者は沖縄興南高校を甲子園優勝に導いた監督。生活習慣や人間関係を大切にする、同じ環境で同じものばかり見ていないで新しいことに出会い、経験を積んで新しい自分に生まれ変わる、指導する側も自分でやってみる、頭を使って自分がしていることに常に意味を見出す、たくさんの人から多くを学ぼう、といったところが印象に残った。
読了日:9月16日 著者:我喜屋優
http://bookmeter.com/cmt/41217242

■マイクロ・ライブラリー図鑑〜全国に広がる個人図書館の活動と514のスポット一覧 (まちライブラリー文庫)
マイクロ・ライブラリーとは、個人または小規模な団体(お店、オフィス、医療機関など)による私設図書館のことです。数千、数万冊の蔵書をもつ図書館もあれば、お店や事務所がそれぞれにこだわりの本を棚一つ、箱一つから公開して、まちじゅうに本を通したゆるやかな交流の場を広げていく試みもあります。本、図書館、本を通した交流が好きな人、まちづくりに関心のある人におすすめです♪
読了日:9月13日 著者:礒井純充
http://bookmeter.com/cmt/41128077

■限界集落株式会社
学生の「おすすめの一冊」より。中山間地域の過疎の集落に休養に来た元エリート銀行員が農業法人をつくって村おこしをするお話。いろいろと調べて書かれてはいるようだけど、それらを妙に詳細に語る部分と、そこはもっとていねいに描いてほしいなあ、あっさりうまく行き過ぎでは?という部分がアンバランスでもったいない気がした。登場人物の恋愛云々はいらないから、主たるテーマである村おこしをもっと描いてほしかったかな。映像化した方が面白くなるかも。
読了日:9月11日 著者:黒野伸一
http://bookmeter.com/cmt/41093393

■はずんで! パパモッコ4
ニコちゃんとボーイフレンドのリッパーが好きな本を紹介しあってるのがほのぼのしててかわいい♡ お父さんの発明、お手伝いロボットのマカセテちゃんがウチにいてくれたらな~。それにしてもマカセテちゃん、惚れっぽい。出会う人みんなに恋してる(笑)  
読了日:9月11日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/41081028

■はずんで! パパモッコ3
3巻になっても変わらず絵がていねい。かわいい♡ 朝日小学生新聞の連載で楽しんでるけど、単行本は装丁が凝っていて購入する価値あり♪ 扉絵なんかもあるし。カバーを外すと英語版が現れるよ!
読了日:9月11日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/41081013

■図書館の主 8 (芳文社コミックス)
児童書専門の私設図書館で、本を通じて悩みや人間関係のもやもやをほぐしていくお話なのだけど、もやもや面が増えてしまって冗長になってきたような… 紹介される本も減って、図書館という設定が薄れてきたよう…。そろそろ話を大きく進展させるか、いろいろな本を絡めるかしてほしいなぁ。でも、野口少年のセリフ、「本を読んだらすごく面白くて すごく本の話がしたくなったんだ 一緒の世界にいる人と…!」「同じ本を同じ気持ちで読める人とはなんだか仲良くなれる気もしたんだ それが相性…なのかもしれないよね」、うんうん、わかる!
読了日:9月9日 著者:篠原ウミハル
http://bookmeter.com/cmt/41030836

■はなぼん ~わくわく演出マネジメント
小布施町の図書館「まちとしょテラソ」と「まちじゅう図書館」のプロジェクトに注目している。その準備~設立~運営(花井さんの言葉では「演出」)をひっぱったのが著者のテラソ初代公募館長の花井さん。その土地に残る伝統や「リズム」を記録すると同時に、外から新しいものをどんどん取り込んでいる。まちづくりで注目されるところはどこもそうだなあ。花井さんに先だって小布施のまちおこしに活躍されたセーラ・マリ・カミングスさんを取り上げた『セーラが町にやってきた』と併せて読むのをおすすめ。
読了日:9月8日 著者:花井裕一郎
http://bookmeter.com/cmt/41008837

■夜明けの図書館(3) (ジュールコミックス)
ますます本格的になってきた感あり。図書館ってこんなことも調べられるんだよ、とわかりやすく紹介。図書館の目立つ場所にこのシリーズを置くといいんじゃないかな! 医療関係の悩みを抱えている人が必要な情報を得やすくなるよう工夫するお話、良かった…。;;  館長さんの「「本と人」だけでなく「人と人」をいかにスムーズに繋げるか」(他の機関や専門家に繋ぐこと、レフェラルサービスというんですね)、「市民のための知のネットワークに一番近い窓口が図書館であると僕は思います」というセリフ、いいなぁ。
読了日:9月7日 著者:埜納タオ
http://bookmeter.com/cmt/40567999

■ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポ
久しぶりの「ダーリンは外国人」シリーズ新刊。いつのまにか息子が小学生に! 息子に広い世界を見せる目的でベルリンに移り住んだ一家。不動産契約など苦労もあるが新しい土地を楽しんでいる模様。ベルリンに行ってみたくなった。^^
読了日:9月6日 著者:小栗左多里,トニー・ラズロ
http://bookmeter.com/cmt/40957616

■ぼくたちの英語
中学・高校の英語の先生に向けた本ではあるが、前半は英語や語学が好きな人、関心のある人には面白いと思う。3章あたりからは英語教師の勉強の仕方などに特化していく。英語の先生には参考になるだろう。でも、やはり黒田氏はロシア語やスラブ語などに関する文章の方が生き生きとしていると思う。最後の方(p.287)、「よい教師は乾きを癒すものだと考えていた」が、そうではなく、「生徒に乾きを与える教師」「もっと勉強したい気持ちにさせる教師」がよい教師だ、という文にぐっときた。
読了日:9月2日 著者:黒田龍之助
http://bookmeter.com/cmt/40867200

■セーラが町にやってきた (日経ビジネス人文庫)
小布施町の図書館「まちとしょテラソ」と「まちじゅう図書館」の活動を調べていて出会った本。小布施のまちおこしに大きな役割を果たしたアメリカ人女性のパワフルな働きぶりに驚嘆すると同時に、「よそもの」から新しいものをとりこむ文化がある土地の度量の大きさを感じた。小布施、あらためてじっくり滞在したい。交渉力とは粘り勝ちする能力、タイミングをうかがっていたら行動に移すチャンスを逃す、頼まれたから、やりたいからではなくて、やるべきだから取り組む、などなど、刺激的な名言も多々あり。
読了日:9月1日 著者:清野由美
http://bookmeter.com/cmt/40830713

■イニシエーション・ラブ (文春文庫)
学生のおすすめの一冊より。バブル期の恋愛ものかあ、今の学生には固定電話に家の人が取り次ぎに出たらどうしようとかわかんないだろうなあ、しかし性描写が妙に細かいな、ノルウェイの森世代だからか? と思ったら、作者が男性とか?なるほど。時代背景がだいたいわかるのでトリックは読めてるつもりだったが、他の方のレビューを読んだところ、一番重要なとこがわかってなかった!そういうことか!
読了日:8月25日 著者:乾くるみ
http://bookmeter.com/cmt/40627210

■校閲ガール
主人公が出版社の校閲担当という設定にひかれて購入。暇つぶしにちょうどいい軽さ、楽しさ。おかげで2時間ほどの待ち時間が短く感じた。演技とはいえ、ちょっと主人公の口が悪すぎて、いくらなんでも職場でそんなしゃべり方はしないだろう、、、とは思うが、まあそれは軽妙さを出すための演出なので目をつぶろう。^^;  ちゃんとお仕事をする場面は面白い。こんな風にプロの編集さんや校閲さんがついて、レイアウト調整や日本語チェックや事実確認をしてくれたら安心でいいなぁ。
読了日:8月16日 著者:宮木あや子
http://bookmeter.com/cmt/40393259

■放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)
山田詠美はデビュー当時のイメージが鮮烈というか強烈で、なんとなく手に取らないでいた。多分、今回初めてか、ちょろっと短編を読んだくらい。ところが、先日読んだ純情青春もの(山本渚『吉野北高校図書委員会』)に登場していて、意外に思って読んでみた。静かな、洗練された文章で、ていねいに魅力的に17歳の女子高校生たちを描いていた。薄い短編集で、あっという間に読めるのだけど、連続して読むのがもったいなくて、一遍一遍、時間をおいた。無駄のない、サラサラと流れていくような文体がきれい。食わず嫌いだったかな。
読了日:8月14日 著者:山田詠美
http://bookmeter.com/cmt/40342896

■陽だまりの彼女 (新潮文庫)
学生のおすすめの一冊より。あらまあ甘~い… がんばりやさんで健気なヒロインと、彼女に誠実に向き合おうとする主人公の恋愛話か~、可愛らしいこと…こういう系統の小説って読んでこなかったから新鮮だわ-、と思っていたら、えーーっ、そんな展開!? そんなラスト!?でした。でも結構アリなんですね、みなさんのレビューでは… うーーん…ワタシにはハッピーエンド、、とはどうしても思えなーい! ^^;  映画(未見)では松潤と上野樹里ですか…ちょっとイメージが違う気が…
読了日:8月12日 著者:越谷オサム
http://bookmeter.com/cmt/40297088

■蔵書の苦しみ (光文社新書)
いや面白かった。『読書の腕前』『女子の古本屋』も読んだが、この本が一番共感できた。著者含む蔵書家の本への愛情とユーモアに満ちている。蔵書にまつわる作品の引用も効果的で読みたくなった。図書館に好意的なところもいい。前川恒雄『移動図書館ひまわり号』に「異常なほどの感動を覚えた」という箇所に激しく同意! 学者・研究者に辛口なのと、蔵書家=男性(とまでは書いてないけど)的な見方は残念かな。それにしても本がたくさんある光景っていいですよねぇ。さて我が家には一体何冊あるのかな? それこそ数えたことがない…。^^;
読了日:8月11日 著者:岡崎武志
http://bookmeter.com/cmt/40254695

■吉野北高校図書委員会 (角川文庫)
おぉ、かわいらしい… いいなぁ、青春だなぁ。進学校の図書室を舞台にした、さわやかな、ちょっと切ないお話。お互いが仲間のことを思いやって、でも恋愛感情もからんで、悩んで、成長しようとしていて、いい感じ。女子高育ちなので、こういう高校青春ものは未体験ゾーン(?)で新鮮。堀北真希さんの解説も好感がもてた。作中に出てくる山田詠美『放課後の音符』は未読。読んでみよ。村上春樹『ノルウェイの森』は大学1年で読んだかな。流行ったなぁ。
読了日:8月10日 著者:山本渚
http://bookmeter.com/cmt/40226163

■ポケットに外国語を (ちくま文庫)
ロシア語をメインとする言語学者のエッセイ。言語に興味のある人はきっと楽しめる。スラブ系のいくつかの言語に関わってきて、今、英語を教えている身としては、強い郷愁や共感を感じる本。語学との向き合い方、語学教育に対する考え方、読む人に楽しんでもらえるエッセイの文体で論文の内容を書きたい、などうなずけるところが多々あり。この本にも登場する、千野栄一氏『外国語上達法』や沼野充義氏『屋根の上のバイリンガル』もおすすめ。再読したい。黒田氏の『大学生からの文章表現』もおすすめ。こちらは楽しい日本語を書くための本。
読了日:8月7日 著者:黒田龍之助
http://bookmeter.com/cmt/40156708

■偉大なる、しゅららぼん 4 (ヤングジャンプコミックス)
我らがマザー・レイク琵琶湖を舞台にしたお話。原作を楽しみ、映画を楽しみ、マンガはどうかな、と読んでみたら、これもいい! 絵がていねいで、各キャラクターもイメージ通り。原作に忠実、というか、原作より話がわかりやすいかも?  映画のロケの様子を描いたおまけページも楽しい♪
読了日:8月5日 著者:関口太郎
http://bookmeter.com/cmt/40097807

■偉大なる、しゅららぼん 3 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:8月5日 著者:関口太郎
http://bookmeter.com/b/4088796780

■偉大なる、しゅららぼん 2 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:8月5日 著者:関口太郎
http://bookmeter.com/b/4088795458

■偉大なる、しゅららぼん 1 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:8月5日 著者:関口太郎
http://bookmeter.com/b/4088794273

■大二病 「評価」から逃げる若者たち (双葉新書)
広告業界出身らしいくだけた表現や、「就活」は実際は企業の「採用活動」なのだから有用だと思われる人間になれというところが目に付くが、そこだけをあげつらうことなく読みたい。学生に現実を直視して、しっかりと自立、自活してほしいという愛情がベースにある。その点、多いに共感する。ただ、「ふるいにかけた学生」(ゼミ生)を「出口」に導く教員の感覚だなとは感じた。「入口」(初年次教育)では、学生を「選抜」するという選択肢はないが、「ふるいにかけられても残る」学生に育てる責務はある。そこは役割やスタンスの相違を感じる。
読了日:8月5日 著者:難波功士
http://bookmeter.com/cmt/40094048

■新装版 銀行総務特命 (講談社文庫)
学生のおすすめの一冊より。ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作的な小説ということだが、キャラクター設定などはかなり違う。こちらの方がクールでシリアス。原案くらいの感じか。ドラマの方が謎解きは丁寧。銀行内のさまざまな不祥事などを総務課の特命班が暴いていく連作短編なのだが、どの話も、えっ、そこでいきなり終わる? 説明足りなくない? という感じは否めない。同じ作家の半沢直樹シリーズの方が読み応えは大。
読了日:7月31日 著者:池井戸潤
http://bookmeter.com/cmt/39982838

■マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
学生のおすすめの一冊に毎年必ず挙がる作品。実績があるのに評価の低い(=年俸が低くて済む)選手を発掘・活用し、貧乏球団を強くしていく米メジャー・リーグのゼネラル・マネージャーの手腕に着目したノンフィクション。埋もれていた選手の真価を見抜いて活躍させるところは面白い。しかし、逆に「使えない」となると、恐ろしく短いスパンで放出してしまうなど、選手をコマとして扱うところはあまり気持ちの良いものではなかった。その点では、本書を一般的な企業等の経営の手本として参考にすることには違和感がある。
読了日:7月28日 著者:マイケル・ルイス
http://bookmeter.com/cmt/39909329

■お仕事です! (2) (Big spirits comics special)
読了日:7月21日 著者:柴門ふみ
http://bookmeter.com/b/4091847749

■お仕事です! (3) (Big spirits comics special)
読了日:7月21日 著者:柴門ふみ
http://bookmeter.com/b/4091847757

■お仕事です! (1) (Big spirits comics special)
読了日:7月21日 著者:柴門ふみ
http://bookmeter.com/b/4091847730

■お仕事です! (4) (Big spirits comics special)
読了日:7月21日 著者:柴門ふみ
http://bookmeter.com/b/4091847765

■世界の夢の図書館
うっとり。美しい… 本が整然と並んでいる写真というのは、どうしてこうそそるのか…  プラハのストラホフ修道院の図書館は何度か行った。美しかった…。 「大きくなったら本を書いて、みんなに見てもらう」のが夢の小2息子は、この本を大切にマイデスクの本立てに立てている。
読了日:7月21日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/39708217

■京都読書さんぽ
御所の側に何年も通っていながら、こういうおしゃれな本屋さんやブックカフェには全然行ってなかったなぁ。アバンティブックセンターとか丸善とかジュンク堂みたいな大きなお店メインに行っていたからなぁ。それさえ久しく行ってないなぁ~、などとしみじみ回顧。
読了日:7月21日 著者:アリカ
http://bookmeter.com/cmt/39707796

■TOKYO図書館紀行 (玄光社MOOK TOKYO INTELLIGENT TRIP 1)
読書や勉強は自宅or電車派だけど、図書館や本棚の写真が大好き。特に、古い建物なんかだとうっとりする。この本のなかでは、早稲田大学の演劇記念館が素敵♪
読了日:7月20日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/39707400

■野田ともうします。(6) (ワイドKC Kiss)
いやもう面白い! また面白さが盛り返したような。声出して笑っちゃいます、ヒヒヒって。ちゃんと登場人物たちの学年が上がっていくのもまたリアルで。ぜひとも野田さんが卒業するまで続いて欲しい!
読了日:7月20日 著者:柘植文
http://bookmeter.com/cmt/39691071

■森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)
学生にもファンが多い森見登美彦氏の作品の舞台を案内する小さな本。写真と作品からの引用がマッチしていて雰囲気がある。イラストもかわいらしい。『四畳半神話体系』の舞台近辺で高校~大学院時代を送ったので、当時を懐かしく思い返した。ここ数年、京都には用事があれば行って帰るだけになってしまった。またゆったりと散策する機会があればいいな。そのときには明石さんと「私」が食事したお店に行ってみたい♪ それまでに他の作品も読んでおこう♪
読了日:7月13日 著者:森見登美彦
http://bookmeter.com/cmt/39519116

■LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
著者は華麗な経歴をもつビジネスリーダーだが、これはキャリアや成功を誇ったり、そのコツを伝授したりする本ではない。女性が公私両面で直面したり意識することなく陥ったりする様々な「常識」、偏見、壁を打ち破るべく、研究データと著者や著者の周囲の人々の体験談を交えて考察する本である。と言うと固そうだが、実に率直で優しい語り口(文体)なので一気に読める。無意識に可能性の幅を狭めてしまいがちな若い女性はもちろん、人を育成する立場(教育現場、職場、社会、家庭問わず)にある男女に、ぜひ読んでほしい。
読了日:7月9日 著者:シェリル・サンドバーグ
http://bookmeter.com/cmt/39463722
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# by chekosan | 2014-12-31 23:46 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
読書メーター まとめ 4~6月


■神山プロジェクト 未来の働き方を実験する
徳島の過疎の町にIT企業が相次ぎオフィスを構えているという報道は見聞きしていた。この本は写真や地図とともに、そこでの人々の暮らしや働きかた、生き方を紹介している。魅力的な人物、プロジェクトが満載で、とても興味深いのだが、本の構成が時系列ではなく、さかのぼるような形をとっていて、人間関係や流れがややわかりづらいところもあるのが残念か。
読了日:6月27日 著者:篠原匡
http://bookmeter.com/cmt/39130083

■夜行観覧車 (双葉文庫)
学生のおすすめの一冊。ごく普通な人物が起こしてしまった事件の関係者のどろどろを描く。親やクラスメイトとの関係にフラストレーションを感じて荒れる思春期の子ども、そんな我が子の行く末と親子関係に悩む母たち、影の薄い父親、空の巣症候群から常軌を逸した行動へと走っていく女性、彼らに関わることを恐れる自分の弱さに気づくきょうだいや友人たち。そういう自分たちの弱さやすれちがいを認めて彼らは前進するが、すべてが一気に解決するわけではない。あくまで現実的で、どんよりとする。
読了日:6月21日 著者:湊かなえ
http://bookmeter.com/cmt/38965862

■大延長 (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
学生のおすすめの一冊より。夏の甲子園決勝戦再試合が舞台。太い本だが一気に読めた。両校の選手、監督、監督たちの恩師の高校野球に賭ける思いや野心、チームの結びつきや亀裂、ライバル心、清く正しいばかりではない大人の事情が生々しく、テンポ良く描かれる。怪我や病気を抱えながら、それぞれが精一杯、戦い抜くなかで新しい境地を見出す。野球に興味がなくても楽しめる小説になっている。
読了日:6月20日 著者:堂場瞬一
http://bookmeter.com/cmt/38964621

■陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
学生のおすすめの一冊より。伊坂幸太郎は相性がいいようで、数作読んだが、どれも面白い。この作品も、ひょうひょうとしたギャングたちの会話が楽しくて、よく考えるとありえない人物設定なのだが、気にならずに自然に読めてしまった。続編があるようなのでぜひ読みたい。
読了日:6月18日 著者:伊坂幸太郎
http://bookmeter.com/cmt/38926336

■リンゴが教えてくれたこと (日経ビジネス人文庫)
学生のおすすめの一冊より。無理だと言われていたリンゴの無農薬・無肥料栽培に成功した青森の農家、木村氏。栽培方法を切り替えてからリンゴは9年間、収穫がなかったという。その間、生活は困窮したが、あきらめずに研究、観察、実験を重ね、野菜、稲、果実で、農薬と肥料を使わない栽培に成功する。地元の図書館に通い、有機栽培や農業の本を片っ端から読み、とにかく土や植物をじっくり観察し、さまざまな試行錯誤を経たという。農業従事者だけでなく、あらゆる分野に通じるプロの精神だと感じ入った。
読了日:6月17日 著者:木村秋則
http://bookmeter.com/cmt/38879078

■何者
学生のおすすめの一冊より。胸が痛くなる。朝井リョウは、人間関係やそれぞれの事情や思いを生々しく、でも重すぎず描くのがうまいなぁ。この作品の主な登場人物は皆、「いるいる」という感じの若者なのだが、「ああこういうところ自分も覚えがある」と思ったり、「この人物のこういう面は自分にはないな」と思ったりしながら読み進めた。ミステリーではないのだが、ラストで「秘密」が暴かれ、「謎」が解ける構成も面白い。学生はもちろんだが、社会人でもドキッとして、内省してしまう作品になっていると思う。
読了日:6月13日 著者:朝井リョウ
http://bookmeter.com/cmt/38764763

■探偵ガリレオ (文春文庫)
学生のおすすめの一冊より。物理学者が専門知識を生かして謎解きをする連作短編集。殺され方はわりと酷いが、少しユーモアがあって読みやすい。文庫の解説によれば、主人公はある俳優をイメージして作ったキャラクターとのことだが、え、そうかな、という感じ。かといって福山雅治もピッタリこなかった(ドラマは未見だが)。
読了日:6月11日 著者:東野圭吾
http://bookmeter.com/cmt/38719611

■白ゆき姫殺人事件
学生のおすすめの一冊より。代表作の『告白』同様、登場人物の証言で事件の「真相」に迫っていく。架空のSNSや週刊誌、新聞紙面を「資料」として巻末につけて、まるで本当の殺人事件のように描いている。なかなか面白い構成だった。ただ、最後はちょっと尻すぼみな気がする。
読了日:6月9日 著者:湊かなえ
http://bookmeter.com/cmt/38682775

■卒業 (講談社文庫)
学生のおすすめの一冊より。東野圭吾は毎年学生に大人気なので何作か読んでいるが、「加賀恭一郎シリーズ」は原作もドラマも未体験なので、特に思い入れなくまっさらの状態で読んでみた。出だしから妙に古めかしく感じたので思わず奥付を見たら1989年の作品。道理で。いまの若い層には、それがかえって新鮮なのかな? でも当時でも、大学4年生がお葬式に学生服ってことはなかっただろうと思うのだが。それはともかく、文体、トリックの説明、動機の設定も、ちょっとこなれていない感じがした。
読了日:6月6日 著者:東野圭吾
http://bookmeter.com/cmt/38605613

■「働く」ために必要なこと: 就労不安定にならないために (ちくまプリマー新書)
就労不安定な若者の事例紹介から始まる。そのあと教育現場での「キャリア教育」や家庭教育に欠けているものを解説する。途中までは著者のスタンスがわかりづらく、読むのをやめそうになったが、後半は参考になる部分もあった。特に、その人に合った学習スタイル(耳から、目から、行動で)を採用することが有効だという部分はなるほどと思った。確かに、授業ではそういったことを心がけると効果が上がった。家庭でも、うまく取り入れたい。
読了日:6月5日 著者:品川裕香
http://bookmeter.com/cmt/38550197

■イン・ザ・プール (文春文庫)
学生のおすすめの一冊より。帰りの電車で楽しく読了。どう見てもあなたこそ変態だろうという精神科医・伊良部のもとに、悩みを抱えた人がやってくる。伊良部の、診察なのか、ネタにして楽しんでいるのかわからない子どものような振る舞いのおかげで、患者たちは心身の調子を快復させていく。面白おかしい連作短編集。
読了日:6月4日 著者:奥田英朗
http://bookmeter.com/cmt/38550463

■普通に働け (イースト新書)
学生への「キャリア教育」的指導の参考になるかと思い、手にとった。著者の個人的な憤懣をぶつけている記述がやや多く、軽い本という印象は否めないが、全体的なスタンスには共感できた。メディアで取り上げられるような世界を股に掛けた経営者やビジネスマンなどはごくごく稀な事例である。そうした像に影響されて教育現場が「キャリア設計」を立てること(だけ)に躍起になっている現状を憂う。まずは「普通に学べ」!と言いたい。細部では、「グローバル人材のウソに気づけ」の項がおおいにうなづけた。
読了日:6月2日 著者:常見陽平
http://bookmeter.com/cmt/38509629

■図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
学生のおすすめの一冊より。有川浩はすごい。現代的なキャラクターのセリフや地の文の言いまわしが軽めな印象を与えるが、どの作品も人や地域に対する愛が詰まっている。この作品は図書(館)や表現に対する真摯な思いに基づいて、よく調べて練り上げられている。日野市立図書館や『中小レポート』などは実在するし、それらに深く関わったある人物をイメージしたのではないかと思われるキャラクター(ちょい役)も出てくる(確証はなし)。日野市立図書館育ての親、前川恒雄氏の著作と合わせて読むことをおすすめ。
読了日:5月28日 著者:有川浩
http://bookmeter.com/cmt/38373721

■「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)
学生のおすすめ。面白い!! 電車で吹き出してしまった。大まじめに、頭脳を駆使して野球に取り組んでいるのだが、どこかトンチンカンな野球部員に監督がぶつける罵声が可笑しすぎる。著者は、そんな部員たちの思考を理解しようと対話を重ね、ユーモアと愛情あふれる作品にまとめた。真面目に分析すれば、身体的感覚を敏感にとらえることができて、それを明確に言語化し、効果的な動きにつなげることができて、その動きを限界を超えて繰り返すことができる(練習できる)人が一流のスポーツ選手になるということか。桑田真澄の解説も良い。
読了日:5月21日 著者:高橋秀実
http://bookmeter.com/cmt/38198372

■一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)
学生のおすすめの一冊より。最終巻。主人公や仲間たちの成長が著しく、涙、涙。爽やかな青春スポーツ小説だった。「部活の顧問をしたいから教師になりたい」という学生が少なからずいるのだが、彼らもこういう濃密な、いい時間を過ごしたのだろうな。文庫版には著者が4年に渡って取材した高校陸上部のOBやコーチとの座談会が収録されていて、男子高校生って本当にこの小説みたいに成長するんだ!と確認できて面白かった。
読了日:5月17日 著者:佐藤多佳子
http://bookmeter.com/cmt/38093403

■一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)
学生のおすすめの一冊より。ぐんぐん成長する主人公が頼もしい。青春だなあ、いいなあ。…と思ったら、あだち充『タッチ』か!?という展開が。
読了日:5月14日 著者:佐藤多佳子
http://bookmeter.com/cmt/38014603

■一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)
学生のおすすめの一冊より。高校で陸上に目覚める主人公が天才肌の兄(サッカー選手)と親友に刺激を受けながら努力を積み、成長していく。陸上仲間や顧問の先生との関係もいい。登場人物の設定はあだち充『タッチ』、あさのあつこ『バッテリー』を連想したが、『バッテリー』ほどの重苦しさ、暑苦しさはなく、軽めに楽しく読める。
読了日:5月14日 著者:佐藤多佳子
http://bookmeter.com/cmt/38014505

■三ツ星商事グルメ課のおいしい仕事 (メディアワークス文庫)
学生のおすすめの一冊から。軽~く読める小説。総合商社内の蔑称「グルメ課」が社員の悩みをおいしい食事で解決します、というお話。グループ内の物品・資産管理(文房具の発注とか会議室の予約とか…)を担当しているので、そこからいろいろ見えてくる、という設定。おどろおどろしい事件は起こらないので、もしかしたらありそうな、いやなさそうな。悩み解決の場となるお店は実在だそうで、紹介イラストがとてもおいしそう。映像化しそう。
読了日:5月11日 著者:百波秋丸
http://bookmeter.com/cmt/37938628

■アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
面白かった!これはおすすめ。村岡花子氏と同時代の文学者・運動家たちの交流、文筆・出版活動、社会運動に素直に感動した。順風満帆とはいえない状況でも「家庭文学」を広めることへの情熱を持ち続け、実現した村岡氏の生涯に魅了される。ところどころ引用される文章も、実にリズミカルで美しい。翻訳家を目指す若い人に日本語を極める大切さを説くくだりにも納得。家庭文庫をはじめて創設したというエピソードも興味深かった。あぁ感想が尽きない…。
読了日:5月9日 著者:村岡恵理
http://bookmeter.com/cmt/37878389

■自分力を高める (岩波ジュニア新書)
キャリア教育(的指導)のヒントになるかと手に取る。著者は東大院を出て欧州企業を渡り歩いてきた国際派。成長できる環境、納得のいく仕事や生き方を求めて挑戦し続けてきた経験談は興味深く読める。また、そこから得た教訓や行動のヒントも参考になる。この前に読んだ、同じ岩波ジュニア新書の『フリーという生き方』と対照的。いや、努力と実力で人生を切り拓くという点で共通するか。どちらも中高生向け新書としてはやや個人的で極端な気もする。が、夢は大きく視野は広く、様々な生き方を知るのはいいことなのだろう。
読了日:5月7日 著者:今北純一
http://bookmeter.com/cmt/37828978

■フリーという生き方 (岩波ジュニア新書)
学生への「キャリア教育」的助言に参考になるかと手に取る。功成り名を遂げた大家の思い出や武勇伝ではなく、まさに進行形でフリーという生き方を模索している編集者の赤裸々な語りなので、文体は柔らかいが非常にリアルである。仕事と収入の波による生活と心身の不安定さが赤裸々に述べられている。そうした部分と、本や映画をこよなく愛する日常や、著者を導いて支えてくれる先輩や仲間について語った部分とが対照的。筆のノリをあえて調整せず臨場感を出したのだと推測。よく岩波はこれをジュニア新書にしたなと軽く驚いた。
読了日:5月5日 著者:岸川真
http://bookmeter.com/cmt/37768054

■(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
とにかく恐ろしい。ほんの数社の大企業が牛耳る食品業界の現状や、公共サービスを民営化する自治体の話は人ごとではない。企業が、独占を進めるために、いかに巧妙に、かつ強引に、政界やメディアと結びついて様々な仕組みを変えてきたか(いるか)が報告されている。このような流れに抗うのは無理なのだろうか、と暗い気持ちになるが、エピローグでは一人ひとりの声を集めて巨大な力に対抗する動きを紹介していて希望を見いだせる。
読了日:5月4日 著者:堤未果
http://bookmeter.com/cmt/37729383

■辞書の仕事 (岩波新書)
岩波で数々の辞書を編纂した経験から、辞書とはどういうものであるべきか、どんな言葉を収録するか、どう説明するか、といった辞書に関わる様々なことがらを短く読みやすいエッセーの形で紹介している。同じく辞書の編纂を扱った『舟を編む』『辞書を編む』とはまた違う雰囲気。出版社によって(あるいは辞書の銘柄によって)編纂の方針も違うようで、いくつかを読み比べると面白そう。
読了日:4月29日 著者:増井元
http://bookmeter.com/cmt/37606992

■オレたちバブル入行組 (文春文庫)
学生のおすすめの一冊より。序盤は銀行関連の用語や文体になじめなかったが、主人公や仲間の調査が進むにつれ、面白くて一気に読んだ。特に、お金の出し入れから悪事を暴く場面はリアルに感じた。悪事を働いていなくても、レシートや通帳を見ればどんな生活をしているか浮かび上がるもんなあ。次回作も読もう。
読了日:4月21日 著者:池井戸潤
http://bookmeter.com/cmt/37362728

■図書館の神様 (ちくま文庫)
題名にひかれて手に取った。が、ちょっとイメージが違った。清く正しく、自分にも人にも厳しく生きてきた主人公は、その真面目すぎる言動のために故郷を離れることになる。大学卒業後はやりたくもない国語教師をして、不倫相手といるときだけが心癒される時間、という…。 海の見える高校で少しずつ変わっていくのだけど…うーん。文芸部の男の子はなかなかいいキャラクター。
読了日:4月18日 著者:瀬尾まいこ
http://bookmeter.com/cmt/37320804

■街場のメディア論 (光文社新書)
メディアというものを根本から考察している。講義録をもとにしているので語りかける文体で読みやすい。単にデバイスがどうこうといった議論ではなく、そもそも何かを人に伝えることとはどういうことなのか、といったところから問い直している。全般的に同意。
読了日:4月16日 著者:内田樹
http://bookmeter.com/cmt/37320744

■若者のためのまちづくり (岩波ジュニア新書)
魅力的なまちや政策事例が豊富に紹介されていて面白い。居場所、水辺、遊び場のあるまち、自転車や徒歩で移動できるまちにしていくことを、これからを生きる若者がもっと要求してよいと訴える。まちづくり、都市計画を考えるきっかけになる、読みやすくて、わくわくする本。
読了日:4月12日 著者:服部圭郎
http://bookmeter.com/cmt/37165541

■ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)
「本を通じて人を知る、人を通じて本を知る」という方針に共感する。本や読書、読書会をめぐる経験や分析から導き出された知見や考え方にも同感する。が、「バトル」「チャンプ本」「公式ルール」という言葉にはどうも抵抗感がある。カードゲームや娯楽としてのスポーツのように気軽に楽しんで欲しいという主旨からずれて、本またはプレゼンの優劣を競うものと受け止められないか。ライトノベル風イラスト付きプロローグとエピローグは、逆に軽すぎてムズムズ感。
読了日:4月5日 著者:谷口忠大
http://bookmeter.com/cmt/37008458
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# by chekosan | 2014-12-31 23:42 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
1~3月


■学ぶ意欲とスキルを育てる―いま求められる学力向上策
読了日:3月30日 著者:市川伸一
http://bookmeter.com/b/4098373718

■高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)
『高学歴ワーキングプア』の水月氏と、高学歴女性3人による実体験を盛り込んだ告発の書…なのだが、ボリューム的な制約もあるのだろうが、それぞれの章がやや物足りない。個人の経験から社会の問題を浮かび上がらせる手法は嫌いではないが、さらっと読まれて終わってしまう本になってしまっているように感じた。水月氏の問題提起にはおおいに共感しているので、このあたりでもう一度、入魂の一本(著作)を期待したい。
読了日:3月27日 著者:大理奈穂子,栗田隆子,大野左紀子
http://bookmeter.com/cmt/36748938

■仕事をしたつもり (星海社新書)
いつ買ったのか覚えがないのだが本棚に発見、帰りの電車で読了。イラストや囲みなどが満載で、レジュメのようにさささーっと読める。「したつもり」になっているその仕事、形骸化していないか、マネじゃないか、キャッチフレーズだけになっていないか見直してみようという内容。常識と思われていることや報道されたことにも疑問をもつクセをつけるべし、と説くのは同感だが、その説明のために引いた例と解説に関しては、それこそかなり疑問をもった。
読了日:3月25日 著者:海老原嗣生
http://bookmeter.com/cmt/36706018

■移動図書館ひまわり号
面白かった!! 一気に読んだ。前川氏は我らが滋賀県を図書館先進県に発展させた立役者として小さい頃から名前を知っていた。この本は前川氏が日野市立図書館長として、一台だけの移動図書館からスタートし、日本の公立図書館の改革を促す活動を展開した奮闘記。図書館と行政、市民、社会教育の関係性について書かれているが、大学教育にもあてはまるところが多く、付箋が林立した。有川浩『図書館戦争』では日野市立図書館がモデルになっているそうだから、そちらも読まねば。
読了日:3月23日 著者:前川恒雄
http://bookmeter.com/cmt/36658277

■仙台ぐらし
仙台在住の伊坂氏が地元誌に連載したエッセー集。書き下ろし短編小説の「ブックモビール」(=移動図書館の意)が気になって手に取ったのだがエッセーも面白かった。伊坂氏の「自意識過剰」「こわがり」な日常がクスッと笑えて、親しみがわく一冊。小説「ブックモビール」の登場人物は実在の人物をモデルにされているそう。石巻で移動図書館の活動をされているということ。そちらも調べてみたい。
読了日:3月22日 著者:伊坂幸太郎
http://bookmeter.com/cmt/36643447

■走れ!移動図書館: 本でよりそう復興支援 (ちくまプリマー新書)
とても面白かった。震災後、岩手で移動図書館車を走らせた国際ボランティア団体(現在も継続して活動中)。著者はその活動の中心となって企画の立ち上げから実施、運営に奔走した。時系列で再現された活動の記録も興味深いし、どの時期にどういった本が望まれたかを記した部分も面白い。本の力、言葉の力を再認識できる良書。共感するところがいっぱい。
読了日:3月19日 著者:鎌倉幸子
http://bookmeter.com/cmt/36567670

■世の中への扉 福島きぼう日記
震災で避難生活を余儀なくされた福島の3きょうだいの体験がつづられている。新聞に掲載された文章だからだろう、相当感情を抑えて表現しているように感じる。周囲の人びと、受け容れてくれた新たな地への感謝の言葉が中心で、原発事故によって故郷に戻れなくなったこと、公務員の両親と離ればなれにならざるをえなかった状況に対しては、もっとくやしさやさみしさや怒りを訴えたいところをガマンして書いたのだろうなあと。当時の長女千乃さんと同じく小学校卒業を目前にしている息子に、いま、読め!と渡した。
読了日:3月8日 著者:門馬千乃,門馬健将,門馬海成,篠崎三朗
http://bookmeter.com/cmt/36311478

■スポーツを仕事にする! (ちくまプリマー新書)
興味深く読んだ。スポーツに関わる仕事の最近の動向、活躍している人びとへのインタビューなどで構成されている。読みやすい。「好きなスポーツに関わる仕事をしたい」「高校教諭になって自分がやってきた部活の顧問をしたい」という学生は少なくないが、そのためにすべきことを意識、理解、実践していないと感じることも多々ある。そうした若者に参考にしてほしい。もちろん、やっぱりスポーツに関わりたいと思う若者以上の人にも刺激になると思われる。
読了日:3月6日 著者:生島淳
http://bookmeter.com/cmt/36202780

■世の中への扉 図書館のトリセツ
とてもおすすめ! 読みやすい文とかわいらしいイラストで一気に読めるが、内容は大人にも有用。特に後半、図書館を使ってどう調べるか、テーマはどうやってみつけるか、といった部分はアレンジして大学の演習課題にしてみたい。もちろん小学生のうちからこのような調べ学習のコツを習得し、実践することが望ましい。そうすれば発想と調査の力がつくのは間違いない。とはいえ、この手の本を自ら選んで読み通して実践する子どもはそうは多くはないだろうから、教師や司書が実際に図書館で手ほどきをする授業や体験会が広がることを希望。
読了日:3月6日 著者:福本友美子,江口絵理
http://bookmeter.com/cmt/36201648

■偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)
一気に読んでしまった! 琵琶湖周辺のみ有効な不思議な力を持った一族(2組だけど)の話。琵琶湖LOVEな滋賀県人にはたまらない。ほぼオール滋賀ロケしたという映画も観たい。きっといい映像になっているんじゃないかなーと期待。2014/08/05追記:映画、マンガもコンプリート! どちらも良かったです。原作は、滋賀県立図書館の「ベストリーダー」で、2012年1位、2013年2位、2014年2位。滋賀県人の必読本!
読了日:3月5日 著者:万城目学
http://bookmeter.com/cmt/36181656

■ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
古書をめぐる謎解き。慣れてきてしまったものの、それでもやはり面白かった。作者の本への愛情がよくわかる。登場人物がらみのストーリーがどんどんどろどろしてきたのはあまり好みではないけど… 5巻では彷書月刊の話はなんだかありそうでちょっといい感じ。ブラックジャックはいろんな版を読み比べしたくなる。寺山修司の話がぞぞっときた。
読了日:3月3日 著者:三上延
http://bookmeter.com/cmt/36130711

■精選版 - 偏差値29からの東大合格法 (中公新書ラクレ 486)
学生の指導に何かヒントがあるかなと思って購入。予想以上に受験ノウハウな本だった(タイトルに偽りなしだが)。合否結果重視の勉強をしなくてはいけないときにや、ビジネスのある場面では参考になるところがあるかも。
読了日:3月2日 著者:杉山奈津子
http://bookmeter.com/cmt/36126146

■本を通して世界と出会う―中高生からの読書コミュニティづくり (シリーズ読書コミュニティのデザイン)
読書を推進する各地の活動が詳しく紹介されていて興味深い。副題には「中高生からの読書コミュニティづくり」とあるが、中には幼小中高が連携して読書活動に取り組む地域の実践紹介もある。1部の編者による概観を読むと、個々の実践例の意義がより明確になるので、こちらも省かず読むことをオススメ。
読了日:2月23日 著者:読書コミュニティネットワーク
http://bookmeter.com/cmt/36014904

■ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書)
社会関係資本について、ざっと概観できる。著者の主張が明確。章ごとの濃淡にむらがあり、そこをもっと知りたい、というところが残った。
読了日:2月19日 著者:稲葉陽二
http://bookmeter.com/cmt/35822424

■はずんで! パパモッコ2
絵がとにかくかわいい♪ 発明家のパパが実験中にぬいぐるみのモッコちゃんと合体(?)してしまうという設定はさておき、子どもたちの心の機微が描かれていて心温まる♡
読了日:2月13日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/35663100

■教育幻想 クールティーチャー宣言 (ちくまプリマー新書)
わかりやすい。プリマー新書だが、内容的には教育関係者、保護者向けか。職場や部活動の人間関係を考えるときにも参考になるかもしれない。副題の「クールティーチャー」とは、冷めているということではない。むしろ熱意はあるが、極端に走らず、感情で対処しない、ぶれのない教師を意味する。人に接するときには、「人柄」で判断、対処しているのか、それとも起こったこと=「事柄」で判断、対処しているのかを意識することの大切さを説く。
読了日:2月4日 著者:菅野仁
http://bookmeter.com/cmt/35428859

■つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)
面白い。市民の問題解決を助ける役割を強化する図書館。市民と行政が話し合いを重ねて協働でつくっていく図書館。コミュニケーションを育む図書館。わくわくする。いろいろな取り組みで活性化するのはいいが、でもやはり公立図書館には、専門性の高い職員をたくさん配置して、雇用を安定させるべきだと思う。
読了日:1月31日 著者:猪谷千香
http://bookmeter.com/cmt/35304758

■未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
40代で人生設計や働きかたを再確認してみようというのが核。前半の今後の社会動向の部分の記述に勢いがある。後半のアドバイス部分はやや抽象的、理想論になってしまっていて、ちょっと尻すぼみな感あり。
読了日:1月24日 著者:ちきりん
http://bookmeter.com/cmt/35099417

■はずんで! パパモッコ1
「朝日小学生新聞」に連載している漫画。とにかく絵がかわいい! ヨーロッパの田舎まちっぽい感じ、60~70年代ファッション、メルヘンなお家、おとうさんが生み出す夢とユーモアのある発明品。うちの息子たちも好きです。
読了日:1月19日 著者:山本ルンルン
http://bookmeter.com/cmt/34967259

■図書館の主 7 (芳文社コミックス)
もう7巻。表紙がどれも似ていて買ったかどうかわからなくなる。^^; 登場人物の家族との関係や恋愛模様が多くなってぐだぐだしてきたが、司書を目指す夏夜さんと元同僚、その部下の話は龍之介「トロッコ」とうまく結びつけられていてコンパクトにまとまっていた。
読了日:1月17日 著者:篠原ウミハル
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■社会の抜け道
1974年生の哲学者國分氏、1985年生の社会学者古市氏の対談。國分氏の発言に共感するところが多々あった。行動する、生活する哲学者。関連する文献も読んでみよう。古市君の本は、文体は軽薄だが(愉快に読めるのは長所)共感できるところがあるので何冊か読んだが、この本や上野千鶴子氏との対談本を読むとまだまだ表面的という感がある。
読了日:1月8日 著者:古市憲寿,國分功一郎
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■読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
さらさらっと読めるビジネスマン向け読書術。特に目新しさ、奇抜なアイディアなどはないが、もっと能動的になりたい、発信できる側になりたいと思う人には具体的なヒントがいくつも見い出せると思う。
読了日:1月8日 著者:藤井孝一
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■デンマークのにぎやかな公共図書館-平等・共有・セルフヘルプを実現する場所
世界でも屈指の利用率を誇るという北欧の図書館を案内するシリーズの一冊。いまや移民などマイノリティを含む住民の生活や学習を支援する総合的なセンターとしての役割を果たしているという。北欧デザインの家具や照明が使われていて、おしゃれでくつろげる空間になっているのが羨ましい。
読了日:1月3日 著者:吉田右子
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■KYOTO図書館紀行 (玄光社MOOK KYOTO INTELLIGENT TRIP 1)
「大きくなったらとしょかんをつくる」のが夢の小1息子と楽しむ。『京都読書さんぽ』と重複する施設が多いが、写真が大きく見やすい。行ってみたい素敵な空間ばかり。外国の文化を紹介する施設の図書室はインテリアも素敵。以前、非常勤で勤めていた精華大や京都造形大の図書館、入っておけば良かったな。
読了日:1月2日 著者:
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# by chekosan | 2014-12-31 23:40 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
大商大1年ゼミ、2年生以上のアカデミック・スキル科目で取り組んだ
「毎日新聞を読んで 〜印象に残った“イチオシ”記事コンテスト」で
昨年に続き入賞者が出ました! 

454件の応募のうち、最優秀賞(1作品)、優秀賞(5作品)、佳作(10作品)。
このなかに2年生の川根玄暉君が佳作で選ばれました
昨年に引き続き合同授業をしていただいたE先生が指導されました
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このコンテストは、10月1日〜11月15日の毎日新聞に掲載された記事、写真から
心に強く響いたものを選んで、その感想文を綴るものです。

12月23、30日に掲載された選考結果を見てわかること。

まずは応募者の分布の偏りです。
ほとんどが60歳以上か中学生です。大学生の入賞は1名。
高校生、20~40代はいません。
これは普段から新聞を読む年代の分布と呼応しているように思います。
応募の少ない年齢層の人はチャンスかも…?

次に、受賞した感想文の傾向。
これは指導してみてつくづく感じることでもありますが、
やはり記事選びが重要だと思います。

本当に本人が面白い、イチオシ!と思える記事か、
あるいは「よくぞこれに目をつけた」と思わせる記事を見いだせるか。
そこが大きなポイントだと感じました。

川根君の場合はふと目に留まったということだったのですが、
経営破綻した水間鉄道を引き継いだ女性社長を紹介するもので、
E先生や私も思わず面白いね、とひき込まれた記事でした。

昨年、やはり佳作に入った小笠原大輝君の選んだ記事も、
傷ついた動物を何十年も救ってきた駐在さんを紹介するもので、
学生が選んだなかで私が一番記憶に残った記事でした。

新聞をめくり、これはという記事をみつけ、よくよく考えて
自分の言葉で考えを表現するという過程は、様々な力をつけてくれます。
学生たちには、ぜひ今後もチャレンジしてもらおうと思います。


以下は、入賞者とそのイチオシ記事の一覧です。(敬称略)
感想文の全文は毎日新聞のサイトに会員登録すると読むことができます。


最優秀賞
 ◆10/9 朝刊・社会面
 ◇「奇跡の生還 皆川優太君12歳に 今度は僕が命救う」−−小嶋順子(主婦・72歳)

優秀賞 5作品
 ◆10/3 朝刊・くらしナビ面
 ◇「一心同体(男の気持ち)」−−西川正子(主婦・72歳)

 ◆11/8 夕刊・1面
 ◇「香川・粟島 笑うお地蔵さま」(島アングル2014)−−北恵美子(主婦・66歳)

 ◆10/11 朝刊・1面
 ◇「余録」−−小山司(福祉施設支援員・61歳)

 ◆11/8、9、11、12 朝刊・奈良面
 ◇「銀色のマスは語る 山・川・海のつながり (1)〜(4)」−−市原孝子(看護師・57歳)

 ◆11/4 朝刊・社会面
 ◇「米女性『尊厳死』」−−田代愛梨花(中学2年生・13歳)

佳作 10作品

 ◆10/22 朝刊・分析・解説面
 ◇「水説 国益を損なうこと」−−大菅新(無職・62歳)

 ◆10/6 朝刊・大阪面
 ◇「哀歓記 兄弟を失った母」−−島田保江(主婦・72歳)

 ◆10/28 朝刊・くらしナビ面
 ◇「金岡新聞毎日版 ちょっと豆知識 柿が赤くなると」−−中屋敷鈴子(パート・70歳)

 ◆10/20 夕刊・経済面
 ◇「フロントラインW 亡き父の教え胸に」−−川根玄暉(大学2年生・19歳)

 ◆10/31 朝刊・大阪面
 ◇「共に生きるトブロサルダ 小6『母を救いたい』」−−澤井紀乃楓(中学2年生・14歳)

 ◆10/20 朝刊・スポーツ面
 ◇「ハム 稲葉ミラクル」−−藤中彩光(中学2年生・13歳)

 ◆11/4 朝刊・くらしナビ面
 ◇「女性ガン患者の美容支援」−−重本萌愛(中学2年生・14歳)

 ◆10/28 朝刊・大阪面
 ◇「車いすダンスで『自信』」−−船越泰子(主婦・75歳)

 ◆10/5 朝刊・特集面
 ◇「笑顔奪われた子」(世界子ども救援キャンペーン報告紙面)
   −−山本陽菜乃(中学3年生・15歳)

 ◆10/27 朝刊・大阪面 
 ◇「哀歓記 小さな子のSOS」−−石田紗英(中学3年生・15歳)
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# by chekosan | 2014-12-30 21:04 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
金沢21世紀美術館での奮闘を書いた『超・美術館革命』とともに、
著者が館長を務める兵庫県立美術館のショップでサイン本を購入。
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同館はミュージアムショップの品揃えも充実している。いろいろ買いそうに…
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兵庫県立美術館の運営の工夫、サザビーズでの経験、世界の美術館紹介とつづき、
7章の「美術館が街を変える、教育を変える」が面白い。
優れた文化施設がまちを活性化した米インディアナ州コロンバスの例は詳しく調べてみたい。

福原義春氏(資生堂名誉会長、東京都写真美術館長)との対談は、
美術館に限らず公的な施設の企画・運営・広報に関わる人には参考になると思う。
両氏は指定管理者制度について否定的見解。共感を覚えた。


神戸市立王子動物園から兵庫県立美術館までの「ミュージアムロード」。
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兵庫県立美術館で開催されていた「だまし絵Ⅱ」の看板。
こういう展覧会のタイトルにもこだわっているという。

たしかに同館が2010年に開催した「麗子登場!!」はインパクトがあった。
公立美術館らしからぬタイトルだなあと驚いた覚えがある。
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スタッフの皆さんの対応も良く、気持ち良く鑑賞できた。
また行きたくなる美術館だった。そのときは周囲の他の施設も回ってみたい。
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# by chekosan | 2014-12-29 23:38 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)
日本経済新聞2014年9月5日「春秋」欄で、また「こんなところにチェコが」な小ネタを発掘。

そこにいた記者のほとんど全部がウオツカなどで酔っ払っていた。酔い泣きに泣いている者までいた。さほど酔っていない記者が説明してくれたという。「プラハの特派員がこの侵入と弾圧はよくない、と打電してきているのに、その正反対を書かねばならないからだ」

▼「酔ってでもなければ、そんなことは書けない」。1968年、チェコスロバキアの民主化の動き「プラハの春」をソ連が戦車で蹂躙(じゅうりん)したあと、モスクワでソ連共産党機関紙プラウダの編集局を深夜ひそかに訪ねたときの光景を、作家の堀田善衛が書き残している。党機関紙であっても記者の心根に変わりはないと知った。


このあとはジャーナリスト池上彰さんの朝日新聞掲載コラムをめぐる話へと続きます。
(※上記リンク先に全文が公開されています)


冒頭の段落の出典を確認しました。

 『天上大風 全同時代評1986年-1998年­­』 所収「時空の端ッコ」の「回想(1)」です。
 
『天上大風』は筑摩書房の雑誌『ちくま』に連載した同時代評をまとめた本です。

件の箇所は、筑摩書房1998年刊の単行本では263頁です。

ちくま学芸文庫版も発行されています(2009年)。こちらは現物確認できていません。
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堀田は1968年のワルシャワ条約機構軍によるチェコスロヴァキア侵攻について、
『小国の運命・大国の運命』(筑摩書房 1969年)で詳細に記しています。

こちらは『堀田善衛全集 9』(筑摩書房 1994年)に収められています。
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# by chekosan | 2014-12-28 23:04 | チェコ | Trackback | Comments(0)
オリヴァー・サックス 大田直子訳 『見てしまう人びと 幻覚の脳科学』
 (早川書房 2014年) のなかでドストエフスキーが取り上げられています。

なぜ脳科学の本にドストエフスキー?

内田麻理香氏の書評より、関連箇所を要約して紹介します。
(毎日新聞2014年11月16日書評欄「今週の本棚」)


サックスは、映画にもなった『レナードの朝』などの医学エッセイを記した精神科医です。
彼は若い頃、脳を理解したいという熱意から、薬物を摂取して幻覚を体験しました。
その彼には、口を閉ざすことの多い幻覚の体験を数百もの人が語ったそうです。

てんかんの中には恍惚状態を伴う発作があり、この前兆も幻覚の一種です。
ドストエフスキーにはてんかんの持病があり、
目の前に神が現れる恍惚発作も体験しました。
このことは、彼の創作に大きな影響を与えたと言われています。

幻覚は狂気の予兆ではなく、
私たちの精神世界や文化を形成してきた「特別な意識状態」で、
現実の知覚や夢と同様に脳機能の洞察を深める情報源だということを
科学的アプローチだけでなく、文学や芸術作品、歴史などと照らして示した著作です。
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# by chekosan | 2014-12-27 23:46 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
以前、「週刊チェコ&スロヴァキアニュース」というサイトを作っていました。
(今も一応残っています)
そのなかでお気に入りだったのが「ここにチェコあり」というコーナーでした。
「あっ、こんなとこにもチェコが!」というような小さな発見、話題を提供するコーナーです。


※上記サイトはプロバイダ変更のため今はありません。(2016年2月追記)

その懐かしのコーナー的小ネタを見つけてしまいました。

日本経済新聞の「春秋」欄(2014年11月26日一面)の冒頭です。

 すべてのものに名前があるとは限らない。30年以上前、言語学者の千野栄一教授が大学の講義でこんな例をあげていた。ビスケットが壊れないように缶の中に入っている。並んだ透明な気泡を指でつぶすと、気持ちのいい音がする。あの詰め物には、呼び名がない―。


千野栄一氏(故人)は言語学、特にチェコ語を中心としたスラブ語学を専門とされていました。

このあと話はプチプチシート、そしてタカタ製エアバッグのリコール問題へと移っていきます。
つまり、千野氏のエピソードはまったくの「つかみ」なのですが、
この執筆者さんはもしかして直接、千野氏の講義を受けて、よほど記憶に残っていたのかな?
などと想像すると楽しくて、思わず紹介してしまいました。

千野氏にはたくさんの著書がありますが、この本は特におすすめです。
もちろんチェコ語やスラブ諸語の話がたくさん出てきます。
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             千野栄一 『外国語上達法』 (岩波新書 1986)

もう出版されて30年近く経つのですね。
当時、外国語に強い関心を持っていたので夢中で読みました。

アマゾンで確認したところ、外国語学習法カテゴリーのベストセラー1位でした。
納得です。
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# by chekosan | 2014-12-26 16:21 | チェコ | Trackback | Comments(0)