中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

2016年8月にベルリンで見てきたシュタージ(旧東独の秘密警察)関連施設について、
小さな論稿にまとめました。

「「負の遺産」をどう伝えるか ー旧東独のシュタージ(国家保安省)関連施設の事例ー」
   流通科学大学論集 人間・社会・自然編 第29巻2号 2017年1月発行
本文こちらからご覧いただけます。


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現職も初年次教育に専念するポジションですが、
研究費や競争的資金獲得に関してはなんら差や制限がなく、
たいへんありがたいことに2年連続で特別研究費をいただいています。

それを活用し、ドイツやチェコが、
「負の過去」をどのように市民に伝えようとしているかを
伺い知ることのできる施設や展示を見てきました。
今回は、そのうちベルリンの旧シュタージ施設を取り上げました。

院生時代にチェコスロヴァキアの秘密警察がらみの論文を書いていて、
そのときからの問題意識と、

「過去をどのように伝えるか」
「負の遺産を現在と未来にどう生かしていくか」
「教育、文化施設は政治的・歴史的関心をどう扱っているのか」

といった、ここ数年の関心とをつなげることができました。
そういう意味で、小論ですが愛おしい一本となりました。

まだまだ発展していきたい・いけるテーマだと思っています。
さまざまな国の同様の施設などを見て、比較していけたらと思います。

ベルリン・プラハ行きに当たっては、ドイツ在住の女性研究者のお二人、
山内麻貴子さんとNicole Keuschさんに多大なご協力をいただきました。
ありがとうございました。






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# by chekosan | 2017-02-06 12:51 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
一日でエストニアつながりの映画鑑賞第2作目は、「こころに剣士を」です。

パンフレットをダイニングテーブルに置いていたら、男児2人が代わる代わるやってきて、
「るろうに剣心? あ、ちゃうわ」と言ったために、そう読めて仕方ないですが、違います。

「みかんの丘」はアブハジアに入植したエストニア人が主人公でしたが、
こちらは1950年初頭のエストニアが舞台の実話をもとにしたお話です。

ある過去を隠して田舎町に教師として赴任した青年エンデルが運動クラブも担当することになり、
子どもたちにフェンシングを教えはじめます。

目立つことをすれば身元がばれ、収容所送りになる危険性が高いのですが、
子どもたちの信頼に心を動かされ、彼らを全国大会に連れて行くことを決意します。

子役は達者でかわいいし、ラストに向けてハラハラドキドキ盛り上げるストーリー。
最後の方は会場中ですすり泣きが。私もダラダラ泣きっぱなしでした。


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以下は、細かいところでへえ~と思ったところです。

主人公はエストニア随一の人気俳優だそうで、彼もいいのですが、
脇役で出てくる老人が非常にいいんです。

このおじいさん、主人公の教え子の祖父なのですが、
第一次世界大戦前?にライプツィヒの大学で博士号を取ったというインテリで、
フェンシングもしていたことから、主人公たちのクラブを存続させようと支えます。

知的で、勇気があり、孫思いのおじいさん役の俳優さん、いい感じと思っていたら、
なんと「みかんの丘」の主演男優さんではありませんか!
家に帰ってパンフレットを見てから気がつきました。(^^;)

いやあ俳優さんてすごいですね。全然印象が違うんですもん。

◇◇◇

で、主人公もレニングラード大学で政治経済を学んだインテリ。
そんな人がなぜこんな田舎町の中学校の教師に?と校長は訝しがります。

運動クラブを担当しろと言いながらフェンシングクラブに子どもたちが集まると、
今度は、フェンシングなんて封建時代の競技だと潰しにかかったり。
あからさまな嫌がらせを仕掛けてきます。

この校長はいかにもソ連共産党の小役人という感じのキャラクターです。
インテリを嫌い、権力を笠に着て、人を陥れて自分の点数にしようと画策します。

でも、面白いのは、はなから潰す気ではいるのですが、
一応、保護者会の席でフェンシングクラブの存続を議論するところです。

司会は校長で、腰巾着の若い男性教師が記録役です。
もうひとり女性が前に座っているのですが、この人、編み物をしているんです。
いかに形骸化した集会かを象徴しています。

この保護者会、小学校から中学校くらいの教育機関のわりには保護者の年齢が高く、
子どもの数に比して参加が少なく思えます。

こういう集会には動員されるものなのではないのかなと思って見ていたのですが、
話が進んでいくと、そのわけがわかりました。

エストニアは第二次大戦でドイツとソ連の両方に占領され、戦後はソ連に組み込まれました。
そのために戦争や収容所送りで親を失った子が多かったからだったのです。

だからこそ子どもたちは主人公を父のように慕い、
主人公もその気持ちにこたえようと変わっていくのです。

◇◇◇

ところで前回も書きましたが、この映画でもエストニア語とロシア語が話されます。
レニングラード大学時代の友達との会話はロシア語、赴任先の現地の人とはエストニア語です。
フェンシングの全国大会はレニングラードで開催されたので、もちろんロシア語。
大人たちは普通に二か国語を話すのです。

さらに印象的なのは、エストニアの小さな町の広場に屋台が出るのですが、
そこでおかずを売っている女性が、いかにもロシアのおばちゃんという感じで、
思いっきりロシア語で主人公を呼び止めて無理やり試食をさせるんです。
それだけ見ると、いかにも田舎な微笑ましいシーンなのですが。

ソ連時代、たくさんのロシア人がバルト諸国に移住して、
エストニアの人口の2~3割を占めるまでになるのですが、
1991年の独立後、ロシア系住民の一部が国籍を失うという問題が生じます。

あの女性の子世代も、もしかすると、何十年もロシア語で生活したのちに、
高齢になって突然、エストニア語を使えと迫られるようになったかもしれない、
などと考えてしまいました。

◇◇◇

そんなわけで、奇しくもエストニアがらみの映画を立て続けに鑑賞し、
今年はバルト3国行きも考えていたので、これはもう行けという神の啓示かしらと思う半面、
やっぱりスラヴ語圏の方が落ち着くかな、なんて思ったりもした一日でありました。

それはともかく、「みかんの丘」「こころに剣士を」、どちらも良かったです。



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# by chekosan | 2017-02-02 23:24 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)

今年の映画、5本目「みかんの丘」、6本目「こころに剣士を」を観てきました。

同じ日に同じ映画館で2本連続で観ることができたのですが、
これが偶然、どちらもエストニアがらみの作品でした。
出演者もかぶっています。パンフレットで復習するまで気がつかなかったのですが。(^^;)

どちらの映画も、ロシア語とエストニア語が使われていましたが、
エストニア語の部分は見事に!さっぱり!一語たりとも!わかりませんでした。

エストニアは旧ソ連の構成国でしたが、
ロシア語が属するスラヴ系の言語とはまったく違う、ウラル語系統の言葉なのです。
(ハンガリー語と近いらしいのですが、わたくしハンガリー語はわからなさすぎて音を上げた経験が…)

まったく勉強したことがないフランス語やイタリア語の方がまだ1,2単語くらいは聞き取れるかも、、
というくらい、ロシア語とエストニア語は遠いように思いました。

でも、映画のなかで登場人物たちは、普通に2つの言葉を使い分けています。
旧ソ連や東欧ではロシア語は必修だったので、ある年齢以上の人は母語以外にロシア語も使えるのです。



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さて、一本目、「みかんの丘」はジョージア(グルジア)のアブハジアが舞台です。

アブハジアは自然豊かで風光明媚なところなのだそうで、
エストニアからも帝政時代(1880年代)に多くの人が入植して集落を作っていたそうです。

ソ連が崩壊し、グルジアのなかにあったアブハジア自治共和国が独立を宣言して、
グルジアとアブハジアの間で武力衝突が起こります。

そのときにほとんどのエストニア人はエストニアに帰国するのですが、
主人公とその隣人はとどまっています。

彼らは、ほかに誰もいなくなった集落で、みかんを収獲し、みかん箱を作っています。
その彼らの家の前で武力衝突が起こります。

主人公と隣人は、重傷を負った兵士2人を主人公宅に運んで介抱します。
2人の兵士は敵同士、一つ屋根の下で一体どうなるのか、というお話です。

話の設定や予告編を見ただけで、これは面白そうだ見なくては、と思ったとおり、
いえ予想以上にいい映画でした。

映画の大きなテーマは、戦争や内戦の不条理と悲劇、土地への愛着(愛憎)、
人種、民族、宗教をめぐる対立、そのなかでの家族愛、友情がキーワードとなるでしょうか。

話の筋はだいたい予想がつくのですが、ずっと緊迫感を保って見せてくれますし、
お涙頂戴ではないリアルさがあります。ときにはちょっとニヤッとさせてくれます。
派手ではないけど心に残る作品だと思います。

◇◇◇

とりわけ主人公と隣人のコンビがなんともよい組み合わせなのですが、
パンフレットの監督インタビューによれば、ある有名な小説のコンビをイメージしているそうです。

この小説、授業で読んでいたチェコの作家ミラン・クンデラも高く評価していました。

ジョージア(グルジア)でもその小説はよく知られていて、主人公コンビのことは、
「10代に読み、ひとつの典型的な人間像として認識している」そうです。

ヨーロッパの小説や映画は、過去の作品へのオマージュ(敬意、献辞)的な表現が
埋め込まれていることが多いですね。

オマージュと言えば、この作品の監督(ザザ・ウルシャゼ)は同じインタビューで、
「黒澤明監督は子どもの頃からの偉大な存在で、「羅生門」の感動はずっと心に残っています」
と話しています。黒澤監督、欧州の映画人に影響力大ですね。

◇◇◇

細かいところでは、主人公のお家の内部がいいんです。
外観からすると中もさぞ簡素で殺風景なのだろうなと予想させておいて、裏切ってくれます。

家族はいなくなって、いまや主人公の老人一人暮らしなのですが、
かわいい壁紙が張られていて、家具もちゃんと磨かれて、タオルは真っ白で清潔、
花(だったか)の模様のカップにしゅんしゅん沸いたお湯でお茶をいれて、
手作りの具が入ったスープに香草をパラパラ振るシーンなんかもあって、
きちんと生活している感じが出ているのです。

山の中で電気が通っていないので、マッチを擦ってランプに火をともしますし、
水洗もないので、小さなタンクみたいなのから水を落として手や顔を洗っています。

1990年代初頭としては、インフラ的には遅れていると言えば遅れているのですが、
自分たちで作り上げてきた家を大事に維持して暮らしている様子にたまらなく惹かれました。

◇◇◇

ということで、初のジョージア・エストニア共同制作という本作品を観て、
コーカサス地方の歴史や民族の複雑さや、内戦がもたらした悲劇にあらためて思いをはせ、
間を置かずに、今度は第二次世界大戦後のエストニアを舞台にした「こころに剣士を」です。

つづく。




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# by chekosan | 2017-02-02 15:58 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
1月は冊数はそう多くありませんが、どの本もかなりていねいに読んでいきました。

三浦展さん、佐藤優さん、古市憲寿さんの本からは、授業や活動のヒントをたくさん得ました。
クンデラとハシェクは同志社の輪読ゼミで、学生と楽しくじっくり語り合いました。
ハシェクはまとめてこちらに →  http://chekosan.exblog.jp/26585240/ 

亀山早苗さんの本は、内容もとても興味深かったのですが、
同じテーマ(問い)をさまざまな学問から検討したという点でも新鮮でした。


2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3059ページ
ナイス数:367ナイス

人間の居る場所人間の居る場所感想
「都会」や「都心」と「都市」とを区別し、「都市」を「都市」たらしめるものは人の交流であると定義する。だから、郊外でも、首都圏ではない地方でも、そこにいる人たちでそこにしかないこと(歴史や緑や営み)を大事にすることで、「都市」的な魅力に満ちた空間を創ることができると主張する。それを体現するような実験的な試みや先駆的な経済活動を具体的に紹介している。講演や対談などを集めたものなので、一冊の本としてのまとまりにはやや欠けるが、事例や文献の紹介など細部に参考になる点がいくつもあった。
読了日:1月4日 著者:三浦展



人はなぜ不倫をするのか (SB新書)人はなぜ不倫をするのか (SB新書)感想
書店で手にとるのにちょっと勇気がいったが、内容は至極まっとう。8つの分野の専門家が不倫をテーマにそれぞれの学問成果をわかりやすく解説する。この本の作りかた自体が面白い。読み進めるにつれ、これまで自分が持っていた人間の心理や生態への理解が、必ずしも正しいとは言い切れないものだったのだと感じた。年齢や人生経験によって捉え方は変わってくるだろうが、赤裸々な不倫の実態を暴くという類のものではないので安心して読むことができる。むしろそういうものを期待するとがっかりするかも。月イチ書評連載 https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201061で詳しく記述しました。
読了日:1月7日 著者:亀山早苗




小説の技法 (岩波文庫)小説の技法 (岩波文庫)感想
授業で学生と『存在の耐えられない軽さ』『冗談』『不滅』を続けて読んで、最後に復習がてらクンデラ自身の小説論で締めくくるつもりで選んだのだが、薄い本にもかかわらず本作が一番手こずった。クンデラは他の作家や哲学者や作曲家を引き合いに出すことが多く、ヨーロッパの精神や文化を継承し発展させるという意思を色濃く盛り込む人なので、ボーッと読んだりザーッと読んだりができない。その分とても頭を使った。ここはという箇所をブログに記録。http://chekosan.exblog.jp/26553773/
読了日:1月10日 著者:ミラン・クンデラ



君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話感想
優れた能力と意欲を持つ若い人たちに健全に成長して活躍していってほしいというあたたかいまなざしを感じる。佐藤氏は灘高生たちに、自分とは関係がないと思えるようなジャンルもフォローし、物事を俯瞰するように説く。幅広い分野の本を読むこと、それも良いものを読むこと。よい先生につくこと、切磋琢磨できる友をもつこと、自分が競争が好きであることを認めること、でも友の特性や長所を認めて潰し合わないことを説く。学校の勉強を無駄だと思わないこと、無駄だと思うものは結局残らない、動機づけが重要なのだと説く。まったく同感。 詳細はブログに。http://chekosan.exblog.jp/26558044/

読了日:1月13日 著者:佐藤優 



兵士シュヴェイクの冒険 1 (岩波文庫 赤 773-1)兵士シュヴェイクの冒険 1 (岩波文庫 赤 773-1)感想
授業で輪読するため、20年ぶりくらいに再読。やっぱり面白い。シュヴェイク最高。ものすごいテンポ感で、登場人物たちの切れ目ないおしゃべりに乗せて、皇帝、帝国、聖職者、軍隊、警察といった権威や権力者、権力機構や、メディア、マーケット(例えばペット産業)のいいかげんさや俗物根性を徹底的におちょくる。さらっとブラックなユーモアも紛れ込んでいるので見逃せない。シュヴェイクの身の回りの世話をしていたミュレロヴァーさんなんて何もしていないのに強制収容所に連行されているし。1巻は絶版。復刊してほしいなあ。。。
読了日:1月14日 著者:ハシェク


兵士シュヴェイクの冒険 2 (岩波文庫 赤 773-2)兵士シュヴェイクの冒険 2 (岩波文庫 赤 773-2)感想
前線に向かうシュヴェイク。相変わらず適切なんだかわからない与太話で上官を煙に巻いてうまく切り抜けていく。土地勘がない読者には状況がややわかりにくい。また、長年の支配者であるドイツ人と被支配民族であるチェコ人との関係だけでなく、ハンガリー人との穏やかならざる敵対心がクローズアップされて、少しだけ緊張感が上がった感じ。それにしてもいいかげんな軍隊模様。もちろん誇張はあるだろうが、そう描きたくなるくらい非効率で俗悪で道理や筋の通らないことに満ちていたのだろうなあ。それを笑いに転化するこの文才、素晴らしい。
読了日:1月17日 著者:ハシェク



古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書)古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書)感想
古市くんはいつまで「古市くん」でいくのか。『保育園義務教育化』で、少し新しい展開を見せてくれたように思うが、このあとどうしていくのだろう。12人の社会学者との対話はわかりやすくて勉強になった。小熊英二氏、上野千鶴子氏との対談が面白かったかな。古市氏が本田由紀氏や開沼博氏に逆に問われて答えた説明はスッキリ納得できた。曰く、社会学とは「「この社会がすべてじゃないよ」という別の選択肢や可能性を歴史、制度、意識の分析などいろんな手法によって見せてあげるもの」。ブログに詳細を記録。http://chekosan.exblog.jp/26576282/
読了日:1月20日 著者:古市憲寿




兵士シュヴェイクの冒険 3 (岩波文庫 赤 773-3)兵士シュヴェイクの冒険 3 (岩波文庫 赤 773-3)感想
前線へ移動するシュヴェイクたち。飲み食い女遊びにうつつを抜かし、肝心なことはいいかげんな将校たちに罵倒され、難題をふっかけられる。例によってうまく立ち回るのだが、いつもニコニコのシュヴェイクが、この3部では静かにキレる。どんな残酷なことも苛烈な状況も笑いに転じてきたこの長編のなかで、数少ない、いや唯一、シリアスなシュヴェイクが出現するシーン。そのあとも「話さえしていればどんな苦しいこともどうにか忘れられるのであります」というセリフが出てくるように、戦地の深刻さがにじんでくる巻。
読了日:1月24日 著者:ハシェク



兵士シュヴェイクの冒険 4 (岩波文庫 赤 773-4)兵士シュヴェイクの冒険 4 (岩波文庫 赤 773-4)感想
4巻は長編の『シュヴェイク』は三分の一ほどで、残りは長編に先立って発表された短編のシュヴェイクや、書簡、訳者解説など。短編のシュヴェイクは長編と比べると表現が直截的でユーモアに欠ける。長編のシュヴェイクの技巧のうまさ、面白さをあらためて確認。長編のシュヴェイクは作者ハシェクが病死して未完であるが、もしも続いていたらどうだっただろうか。訳者あとがきではハシェクの生涯についてかなり詳細に紹介。翻訳の苦労や工夫、こだわりもていねいに解説してあり、理解の助けとなる。
読了日:1月28日 著者:ハシェク

読書メーター
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# by chekosan | 2017-02-01 20:31 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)


今年は行きたい展覧会が目白押し。一覧をまとめておきます。
あくまで私が行きたいものだけ。随時、足したり整えたりしていきます(多分)。
これも好きなんじゃない? というものがあれば教えてください♪

(2017/2/23追記)



ルーヴルNo.9展
http://manga-9art.com/ → 大阪会場に行ってきました (1/21に記録)


◇クラーナハ展  → 行ってきました http://chekosan.exblog.jp/26686960/

1月28日(土)ー4月16日(日)国立国際美術館@大阪中之島
10:00~17:00(金曜日のみ19:00まで) 

http://www.tbs.co.jp/vienna2016/
アクセス
http://www.nmao.go.jp/info/access.html



絵本はここから始まった ―ウォルター・クレインの本の仕事
2017年2月4日~3月26日 滋賀県立近代美術館

http://www.shiga-kinbi.jp/?p=19759
アクセス
http://www.shiga-kinbi.jp/?page_id=119



ピーターラビット展
2017年2月11日~4月2日 グランフロント大阪
http://www.peterrabbit2016-17.com/




◇ミュシャのスラヴ叙事詩

2017年3月8日(水)-6月5日(月) 国立新美術館@東京
毎週火曜日休館 ただし、5月2日(火)は開館
10:00-18:00 ※金曜日は20:00まで
※4月29日(土)-5月7日(日)は20:00まで

http://www.mucha2017.jp/
新国立美術館のミュシャ展ページ
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha/
アクセス
http://www.nact.jp/information/access/


◇マティスとルオー

2017年 4月4日(火) ~ 5月28日(日) あべのハルカス美術館
火~金 / 10:00~20:00
月土日祝 / 10:00~18:00
[ただし5月3日(水・祝)~7日(日)は20:00まで開館時間を延長]

http://www.aham.jp/exhibition/future/rouaultmatisse/
アクセス
http://www.aham.jp/access/




いつだって猫展
2017年4月29日(土)〜6月11日(日) 京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/always-neko/
アクセス
http://www.bunpaku.or.jp/info/access/



◇ベルギー奇想の系譜展 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

2017年5月20日(土)~7月9日(日) 兵庫県立美術館

アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html


◇アンチンボルド展

2017年6月20日(火)-9月24日(日)国立西洋美術館@上野公園
9:30―17:30(金・土曜日は20:00まで)

http://arcimboldo2017.jp/
アクセス
http://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html


◇ブリューゲル「バベルの塔」展

2017年7月18日(火)~ 10月15日(日) 国立国際美術館 @大阪中之島

http://babel2017.jp/


◇怖い絵展

2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝) 兵庫県立美術館
http://www.kowaie.com/

アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html



◇大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち

2017年10月3日(火)~2018年1月14日(日) 兵庫県立美術館 

http://hermitage2017.jp/
アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html


◇ボストン美術館展

10月28日(土)~2月8日予定 神戸市立博物館

http://boston2017-18.jp/
アクセス
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/info/access.html




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# by chekosan | 2017-01-31 14:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今年4本目の映画は、「エゴン・シーレ 死と乙女」。

20世紀初頭、ウィーンで活躍し、28歳で没した画家、エゴン・シーレの生涯を描いています。
パンフレットによると、かなり史実に忠実に作られているそうです。

19世紀末から20世紀初頭にかけての世紀転換期の文化は、華やかさと不気味さが混ざり合った、
独特な魅力があって好きです。

本作にも登場するクリムトの金をふんだんに使った装飾的な絵画は、その代表でしょう。
クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」が壁に描かれた分離派会館の建物は
25年くらい前に行きました。そこを離れたくなくなる迫力のある作品でした。

この映画にも、クリムトが出てきます。どぼーんとしたガウンを着たおじさんで、シーレは美青年。
年齢も雰囲気も世間の評価も違うのですが、シーレはクリムトを尊敬し、
クリムトはシーレの才能を認めて支援します。その関係がいい感じで描かれていると思いました。



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シーレの作品は、エロティックだけど、生命力よりは病的なもの、死を感じさせます。

そして、裸体の絵が多いわりにはモデルが子どものようで、薄くて中性的だなあと思っていたら、
パンフレットの解説によると、やはりそういう体を好んで描いていたそうです。

考えてみれば、第一次世界大戦前後なのですね、創作の時期が。
しかも少年期に父親があまりまともでない亡くなり方をし、残された家族は生活にも困ったよう。
そういった経験が、あのねじれた不気味な画風に影響を与えたのでしょうね。

この頃は、いまなら抗生物質や特効薬で治るような病気で人がどんどん死んだ時期なんですね。
シーレと妻も、スペイン風邪で亡くなります。
スペイン風邪はインフルエンザの一種ですが、2千万とか4千万の人が亡くなったといいます。

シーレの妹が、なんとか熱を下げなくてはと闇市に「キニーネ」を買いに行くシーンがあります。
キニーネといえば、先日まで授業で読んでいた「兵士シュヴェイクの冒険」にも何度も出てきます。

シュヴェイクは第一次世界大戦の頃の話なので、まさしく同じ時代です。
召集される兵士たちは兵役を免れようと怪我や病気や障害があると申告するのですが、
そうした人たちは、それ拷問なんじゃないのというような「治療」を受けます。

その「治療」がつらくて、治りましたと申告して前線へ駆り出されてしまうという話のなかに
キニーネを処方するというのが出てくるのです。
つまり、キニーネって服用すると、相当つらい副作用が出るということですよね。
→追記あり(2017.1.31.)

シーレの妹がなんとか入手したキニーネは手のひらに収まるほどの小さな瓶に入っていました。
ほんのちょっと口にするものなのでしょうか。

*1月31日追記:

今朝あらためて電子辞書で「キニーネ」を確認。
あっさりとした説明のなかに知りたいことが整理されていてすっきり腑に落ちました。

『明鏡』が特にわかりやすかったです。

  「キナの樹皮から製する結晶性アルカロイド。味はきわめて苦い健胃剤・解熱剤にも用いるが、
   特にマラリアの特効薬とする。」

ということで、傷病兵への「治療」として使うのは至極まっとうなのだけど、
これを飲む(なめる?)くらいなら…というほど「きわめて苦い」のですね。

うっかりインターネットで検索したために、いろいろ盛り込みすぎな記事や解説が出てきて、
確かに太字にした部分も記述してはいるのですが、いまいち浮かび上がってこなかったです。
やっぱり辞書ですね。

(追記終わり)

などと、妙な細部に関心をもって見たのでありました。


と、死の雰囲気がつきまとうのですが、明るいシーンもあります。
特に、友人たちとウィーンを離れて、クルマウという町に絵を描きに行きます。
そこでの様子は青春~という感じです。

クルマウは、チェコのチェスキー・クルムロフという町です。
1993年にエゴン・シーレ・アートセンターがつくられ、
シーレゆかりの町としても打ち出しているようです。

この町にはブルタヴァ(モルダウ)川が円のような形で流れていて、
お城と旧市街がそっくり残っている、こじんまりとしたいいところです。
町ごと世界遺産になっています。

私がクルムロフに行った頃には、このセンターの情報がなくて、
残念ながらまだ行ったことがありません。

今度、クルムロフに行くことがあれば必ず行ってみたいと思います。





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# by chekosan | 2017-01-30 23:10 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(2)

これから観たい映画の上映予定リスト、第2弾です。
まったくもって私の趣味と実益、都合に合わせたピックアップです。

※2月27日追加しました


「ホームレス ニューヨークと寝た男」

大阪 シネ・リーブル梅田 2月4日(土)~
京都 京都シネマ     2月4日(土)~
兵庫 元町映画館     順次公開

「エリザのために」  ルーマニアが舞台の映画

2月18日~ シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、京都シネマ
2月25日~  シネ・リーブル神戸


「フランス組曲」
アウシュビッツで亡くなったユダヤ人作家の未完小説が原作。
フランス人女性とドイツ人将校の悲恋。

京都シネマ 2月25日ー3月3日



「手紙は憶えている」  70年前に家族を殺したナチスを探すストーリー。

京都シネマ 3/11(土)~3/17(金)


「Tomorrow パーマネントライフを探して」

公開中 シネ・リーブル梅田
2月11日(土)~ シネ・リーブル神戸
2月18日(土)~ 京都シネマ



「FAKE」  佐村河内守氏のドキュメンタリー映画

3月18日(土)~3月24日(金) 19日休英 京都シネマ 10:10~


「キャロル」

3月25日(土)~3月31日(金) 京都シネマ 10:10~








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# by chekosan | 2017-01-29 14:47 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)

同志社大学法学部の特殊講義「ロシア・東欧の政治と社会」、最後のシリーズは、
ヤロスラフ・ハシェクの『兵士シュヴェイクの冒険』でした。

これも太めの文庫本4冊にわたる長編。でも未完。
作者が生きていたらどんな大長編になっていたのだろう。読みたかった。

正確には、本編は3冊とちょいで、残りは短編や書簡、訳者解説なのですが、それでも長いには違いない。

風刺小説でテンポが良く、挿絵の魅力も相まって、とっても面白いのですが、
なにしろ第一世界大戦のお話なので、時代背景を知らないとけっこうチンプンカンプンだったようです。(^^;)

しかも授業は最後の2回だけしか割かなかったので、ちょっと駆け足になってしまいました。
年度を越えてもう一度読むのもいいかもと話しています。

私は20年ぶりくらいの再読でしたが、やっぱり面白かったです。シュヴェイク最高。

ものすごいテンポ感で、登場人物たちの切れ目ないおしゃべりに乗せて、
皇帝、帝国、聖職者、軍隊、警察といった権威や権力者、権力機構や、
メディア、マーケット(例えばペット産業)のいいかげんさや俗物根性を徹底的におちょくります。

さらっとブラックなユーモアも紛れ込んでいるので見逃せない。
シュヴェイクの身の回りの世話をしていたミュレロヴァーさんなんて
何もしていないのに強制収容所に連行されています。

一番面白いのは1巻なのですが、1巻は絶版なんです。ぜひぜひ復刊してほしいなあ。。。

で、この作品の一番の面白さは、主人公シュヴェイクをはじめとする登場人物が、
なになにと言えば、どこどこの誰それさんがああしてこうして、、、と
ホラなんだかどうなんだかよくわからない事例をノンストップで話すところなのですが、
土地勘がないとこれがピンとこないのです。

そこで、受講生の一人が、シュヴェイク地図を作ってくれました!

これがすごいんです! 
チェコの地名って、当時と、翻訳された時代と、そして現在では、結構変わっているんです。
それを脚注や今の地図などを確認しながら、現在の地図に書き込んでいってくれたんです。



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しかもですね、地図上のイラストも受講生の手描きなんです。スキャンして貼ったのではないんです。
ヨゼフ・ラダの挿絵を見て描いたんですって。もう、ラダの代わりに挿絵が描けるレベルです!

そして、手描きイラストは、そのシーンの舞台である場所にだいたい対応させて配置してあります。
さらに、写真には入れませんでしたが、地名一覧と初出のページは別の紙に書きだしてあります。

この地図自体が一つの作品ですよ! °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
こういうことを自ら思いついて、楽しんで取り組めるというのは素晴らしいですね。

でも、この地図は、文庫で言うと2巻までなので、代々引き継いでシュヴェイク地図を完成させようか、
クンデラ地図も作ったら面白いかも、さらにその町が今はどうなっているかを
グーグルアースなんかで確認していくなんてのもいいかもね、などと、おおいに盛り上がりました。


この授業は、私からこうしろああしろと指示しなかったのですが、
このように、それぞれの回の報告担当者が、毎度、力作の資料を作ってきてくれました。

読むだけでも大変だったと思うのです。再読の私でもけっこうキツキツギリギリでしたから。
よくぞがんばってくれました。おかげで実に楽しい時間でした。


この科目、いったいどういう科目で、どう進めているの?と聞いていただくことが多いので、
学期を通しての授業のまとめは、また別稿で詳しく記録したいと思います。乞うご期待(?)









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# by chekosan | 2017-01-26 15:27 | ロシア・東欧地域研究@同志社 | Trackback | Comments(0)

今年の映画3本目は「アイヒマンを追え!」
2015年のドイツの映画です。

戦後、ナチスの幹部、特にアウシュビッツ強制収容所の責任者を追及した、
ドイツのヘッセン州検事長フリッツ・バウアー(実在の人物)が主人公です。
バウアー役の俳優は本人にかなり似せていますが、架空の人物やエピソードも織り交ぜてあります。

バウアーは、ユダヤ人を強制収容所に「移送」した責任者であるアドルフ・アイヒマンを見つけ出し、
ドイツの法廷で裁きを受けさせようとします。

しかし、その頃はまだナチスの残党が国家の中枢や企業にいて、なかなかうまくいきません。
脅迫状もしょっちゅう届きます。部下、つまり検察にさえ、元親衛隊の検事がいます。

そこでバウアーはイスラエルの情報機関モサドと極秘で接触しますが…

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謎解き的な面白さや、絵としてのきれいさなら、「顔のないヒトラーたち」の方が濃いと思います。
こちらはバウアーの部下の若手検事が主人公で、アイヒマン以外のナチス幹部を見つけていく話です。



また、「アイヒマン・ショー」は、イスラエルでのアイヒマンの裁判を全世界に発信する、
テレビ中継チームの奮闘と悩みを描いています。これらを観ると、より理解が深まると思います。



「アイヒマンを追え!」は主人公が実在の初老の男性なので、絵的にはあまり華やかさはありません。
派手な立ち回りの場面もありませんし、事態の打開の過程もわりと地味です。
ドラマチックなロマンスもありません。

その分、過去に向き合わねばならないという信念を
命を懸けて貫き通すバウアーのメッセージは明確に伝わると思います。

こういう人がいないと、こういう行動がなければ、
過去はうやむやにされていたのだということを知ることができます。


本作のもう一つの特徴は、バウアーと部下が共に同性愛者であることに焦点を当てていることでしょう。

戦後も、というより最近(1994年)までドイツでは刑法175条によって同性愛は犯罪とされていたので、
バウアーと部下は、二人して致命的な「弱点」を抱えていたのです。
そして、その「弱点」の証拠を「敵」に握られてしまうのです。

いまでこそドイツでは同性婚も認められ、ゲイを公言する公職者が広い支持を得ていますが、
ナチ政権下では多くの同性愛者が厳しい弾圧を受け、強制収容所に送られました。
そして戦後も戦争犯罪を追及する法律家を脅迫する手段であったのです。

さらにバウアーは、ユダヤ人であり、反ナチスの活動家で、強制収容所にも入れられています。
何重もの迫害される要素をもちながら闘い続けた人であるということを描いているのです。

同性愛の要素は、お色気場面、色モノシーンではなく、この映画の重要な柱の一つとなっています。


ということで、アウシュビッツ裁判、アイヒマン裁判関連の映画といえば、
いまだ封を切っていない「ハンナ・アーレント」のDVDもそろそろ観たいところです。
授業も終わったことなので、積読?ビデオを消化していきたいです。


そうそう、蛇足ですが、バウアーがタバコや葉巻をがんがん吸うところも時代を感じました。(^^;)
この点もいまや全然違いますよね。映画のなかでも若手はバウアーの喫煙を文字通り煙たがっています。
若い世代に期待したいと語りかけるバウアーの古い面を象徴している感じで、ちょっと面白いなと思いました。

◇◇◇

同性愛者の権利を獲得する運動を扱った映画は、「ミルク」(アメリカが舞台)、
「パレードへようこそ!」(イギリスが舞台)を観ましたが、どちらも良かったです。












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# by chekosan | 2017-01-26 00:18 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
今年の映画第二弾は、ウィーンの美術史美術館の改装を追ったドキュメンタリー映画、
「グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状」。
お気に入りの映画館、京都シネマで観てきました。

音楽もナレーションも一切なし、ドラマチックな演出もなしの映画です。
でも、なにしろ舞台が美術史美術館なので、見どころはたくさんありました。

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表舞台である展示空間や収蔵品の豪華さもさることながら、
修復室や保管庫など、関係者しか入ることのできないところが面白いのです。

こんな風に保管するのか!
ハイテク!
細かい!
ていねい!
広い!
深い!!

などなど、知られざる美術館の裏側を覗くことができます。

空間だけでなく、

開館時間外にスタッフが何をしているのか、
改装のためにどれだけの人がどんなふうに関わっているのか、
収蔵品はどのように集めて、扱われているのかなど、

どんな人たちがどんな仕事をしているのかを知ることができます。

とはいえ、ドラマ仕立てではないので、絵とか美術館が好きな人でないと退屈かも?

◇◇◇

ウィーンには、大学の卒業旅行で友達と行きました。
2週間近く滞在したのかな? まったくの自由旅行で、
シュテファン大聖堂至近のペンションに連泊して、
美術館、博物館、オペラオペレッタ、音楽家たちの墓地、いろいろ回りました。

さすがハプスブルク帝国の都、もってるものがすごい。多い。気前いい。
美術館にしてもオペラにしても、かなり安かったように思います。

美術史美術館ももちろん入りましたが、あまりに他にもたくさん観たので、
映画を見て、建物内部などはすっかり忘れているなあと思いました。
当時はデジカメじゃないから、そう写真も撮っていないし(笑)

ブリューゲルとアンチンボルドがたっぷりあったような。
両画家、好きなので、贅沢な空間だなあと思ったのは覚えています。

そのときに先に行ったチェコやハンガリーがあまりに強烈に魅力的だったので、
ウィーンの印象が薄れてしまったのですが、思い出していくとやはりすごいんですよね。
そろそろまた行こうかなと思いました。

そのときはザッハトルテ食べようっと。
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# by chekosan | 2017-01-23 17:31 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)