中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
字はたくさん読んでいたし、いろいろ勉強はしていたのだけど、いろいろ残念な感じの5月。


5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:814
ナイス数:175

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)感想
子らが読め読め押し付けてきて読了。カズオ・イシグロ『私を離さないで』と山田悠介『スイッチを押すとき』を連想。世話係としか接触しない隔絶した小さな世界で育つ子どもたちの話。彼らが育てられている目的が明らかになって、そこから脱出しようとする。子どもたちがかわいらしく、昔のイギリスとかヨーロッパの孤児院風の建物、生活、図書室の感じも良いが、鬼が出てきた時点で残念感が… 新しくやってくる「シスター」にいろいろ語らせ過ぎなのも、ちょっと説明臭いかな~。でも続きが読みたくなる作品。
読了日:05月07日 著者:出水 ぽすか

約束のネバーランド 2 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 2 (ジャンプコミックス)感想
案外展開が速い。ちょこちょこ絵だけ出てきていた図書室が魅力的。この図書室で謎解き?が始まりそうで次巻が楽しみ。でも、若干、絵が雑になってきている気がする。これ以上、崩れなければいいけど。
読了日:05月07日 著者:出水 ぽすか



3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦―図書館員の本当のお話3万冊の本を救ったアリーヤさんの大作戦―図書館員の本当のお話感想
2003年のイラク戦争(英米によるイラク攻撃)の際、英軍が突入したバスラ市街は大混乱に陥って、爆発、発砲、火災、盗難が頻発する。図書館が攻撃の標的になりそうだと見抜いて、司書と地元の人たちが、手作業で図書館の本を近くの民家に移す。図書館は大爆発して炎上してしまうが、彼らが運び出した本は3万冊にのぼったという。本を守った現地の人々の行動を讃えつつ、市民が日常生活を送っている市街地が攻撃され、多くの人々が犠牲となった事実もしっかり胸に刻みたい。
読了日:05月13日 著者:マーク・アラン スタマティー


弱いつながり 検索ワードを探す旅弱いつながり 検索ワードを探す旅感想
物事を相対化して見てみようと話す際の参考にできそうと再読したら、前回よりも、より実感を伴って読むことができた。本書や古市憲寿氏の本を読んでダークツーリズム決行を後押しされ、昨年久しぶりにヨーロッパに行き、あらためて現地に行く意義や効果を体感してきたからだろう。「観光客」として普段と違う場所に身を置くことで、新しい情報に出会うのではなく、「新しい欲望」に出会うこと。欲望と言っても物欲ではない。知りたいと思うこと、そしてそれによって別の視点を得ること。ということで、今年も現地に行くぞ。
読了日:05月18日 著者:東 浩紀


週刊奇跡の絶景 Miracle Planet 2017年30号 タリン・リガ・ビリニュスの旧市街 エストニア・ラトビア・リトアニア【雑誌】週刊奇跡の絶景 Miracle Planet 2017年30号 タリン・リガ・ビリニュスの旧市街 エストニア・ラトビア・リトアニア【雑誌】感想
この夏の私のテーマは「リトアニア・杉原千畝をたどる旅」。ということで、リトアニア本絶賛蒐集中。
読了日:05月27日 著者:




アドルフに告ぐ 1 (文春コミックス)アドルフに告ぐ 1 (文春コミックス)感想
神戸市史の紀要『神戸の歴史』で、明治から神戸にはユダヤ人が居住していたこと、大戦中は神戸のユダヤ人協会を頼って杉原ビザを持ったユダヤ難民が、敦賀→神戸と逃れてきたという事実を知った。そこに、この作品にも神戸のユダヤ人のことが書かれているというので初めて手に取った。てっきりドイツが舞台だと思っていたら。思いっきり神戸も舞台で驚いた。戦災や震災で当時の建物やまちなみはほぼないだろうが、痕跡を訪ねてみたくなっている。
読了日:05月28日 著者:手塚治虫

アドルフに告ぐ 2 (文春コミックス)アドルフに告ぐ 2 (文春コミックス)
読了日:05月28日 著者:
アドルフに告ぐ 3 (文春コミックス)アドルフに告ぐ 3 (文春コミックス)
読了日:05月28日 著者:
アドルフに告ぐ 4 (文春コミックス)アドルフに告ぐ 4 (文春コミックス)
読了日:05月28日 著者:
アドルフに告ぐ 5 (文春コミックス)アドルフに告ぐ 5 (文春コミックス)感想
全巻一気読みしたので途中の巻の感想は省略。いやなかなか面白かった。フィクションの部分も多いのだろうが、歴史的経緯や当時の神戸、大阪の雰囲気を知るのには良いのではないだろうか。最後の後日談の部分は辛い展開ではあるが、そう簡単にみんな幸せ、はい終わり、とはいかないのが手塚治虫。
読了日:05月28日 著者:手塚 治虫


読書メーター

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# by chekosan | 2017-06-05 13:53 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

昨年(2016年)、「第2次世界大戦中、外交官杉原千畝(ちうね)氏(1900~86年)が発給した「命のビザ」によってナチス・ドイツの迫害を逃れ、神戸にたどり着いたユダヤ人難民についての資料提供を神戸市が呼び掛けている」という報道を見ました。この春、その成果物が発行されました。『神戸の歴史』第26号です。

杉原千畝氏には前々から関心をもっていました。加藤剛主演の映画のテレビ放送を見て知ったのだったか。1990年代に岐阜・八百津町役場が開いた千畝展にも行きました(その後、八百津町には杉原千畝記念館も建てられていますが、こちらは未見)。滋賀で開催された、杉原氏に関する写真展にも行きました。下の写真は、2014年9月にあけぼのパーク多賀で開催された写真展です。


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杉原ビザで日本にたどり着いたユダヤ難民に関する記録は多くはなかったようですが、神戸市の呼びかけで市民から情報が寄せられました。『神戸の歴史』26号には、寄せられた情報や論稿、資料などが掲載されています。一般家庭で着物を着て記念撮影している写真などもあります。


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今年が私にはベストなタイミングに思えてきたので、この夏は、八百津町の記念館と、ユダヤ人がたどり着いた敦賀の「人道の港 敦賀ムゼウム」、そして千畝氏がビザを発行したリトアニアのカウナスの元日本総領事館の建物にある杉原千畝記念館を訪問することにしました。カウナスでは、杉原一家がリトアニアを離れる前に滞在したメトロポリスホテルに泊まります。



さて、『神戸の歴史』26号をざっとみたところ、手塚治虫『アドルフに告ぐ』に、当時神戸にユダヤ人が少なからず居住していた様子が描かれているという記述がありました。

ちょうど夫が実家から引き揚げてきた本の山の中に『アドルフに告ぐ』全巻がありました。めくってみたところ面白くて、そのまま一気に読んでしまいました。その様子を覗いていた小5息子も読み始め、親子で半日かけて読了してしまいました。


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史実を基にしたフィクションですが、面白いですね。本当にあったことのように思えて入り込んでしまいます。さすが手塚作品。そして、予想以上に神戸が舞台なのですね。てっきりドイツが舞台だと思っていました。

作品中、杉原千畝の名前こそ出てきませんが、ポーランドからリトアニアに逃れたユダヤ人たちをシベリア経由で日本に脱出させるという話が出てきます。この作品では、日本ではユダヤ人差別がなく、特に神戸ではコミュニティを形成し、土地になじんでいたように描かれています。

神戸に勤務するようになって3年目ですが、まだまだ神戸を知りません。戦災・震災で当時の様子を留めているところはそう多くないでしょうが、そのことも含め、「アドルフに告ぐ・神戸めぐり」もよいかもと思ったりもしています。








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# by chekosan | 2017-06-04 10:50 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)

「ベルギー奇想の系譜展」@兵庫県立美術館、行ってきました。楽しかった!
もう私のために開かれたのかというくらいジャストミートな企画でした。

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「吹き出しにセリフを書いて貼って写真をSNSで拡散してね」コーナーもあったのですが、
一人だったので、ウロウロもじもじして、結局できませんでした。。。
係の方が近くで促して、写真撮ってくれたらなあ…とか思った小心者です。

帰りに誰もいない中庭で看板と自撮りしたのですが、つまらない写真になってしまいました。
やっぱりここで撮ってもらえば良かった。。。。


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安藤忠雄氏設計の建物。企画展示室に向かう階段室が雰囲気あります。
化け物さんたちがお出迎え~~。かわいい~~☆☆


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ヒエロニムス・ボス、ブリューゲル、マグリット、デルヴォーなどなど。
ちょっと不気味で不思議な作品ばかりです。

ベルギーという土地はそういうものを受け継ぎ、発展させる素地があるのでしょうか。
ボスという優れた先人がいたからなのでしょうか。

不気味だけどユーモラスで、でもやっぱりちょっと陰鬱な色合いだったりするんですよね。
気候風土が関係しているのでしょうか。
ブリュッセルやブルージュに行ったときには、そういう雰囲気は感じませんでしたが、
それは発達した都市だからでしょうか?

◇◇◇

今回は一人だったこともあり、音声ガイド(600円)を使ってみました。
私は解説板をそこそこ読む方ではありますが、やはり耳からの方が楽で、わかりやすいですね。
印象にも残りますし、いいですね。次からも借りてみようかな。

◇◇◇

展覧会といえば、グッズ売り場も楽しみの一つです。
昔は複製画、絵葉書くらいでしたが、今はもう衣食住なんでもありという感じ。

直輸入物はちょっと高くて手が出なかったです。
マグリットのお盆、研究室に欲しかったのですが。

この企画展オリジナルのものは、ほどほどのお値段でした。

非クリアファイルは溜まり過ぎて使ってないのでやめて、
今回は展覧会の図録&トートバッグセット(バラで買うよりちょとお得)と一筆箋に。
トートバッグや一筆箋ももう使い切れないくらいありますが、まあいいや。

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今回のお気に入りは、やはり看板にもなっている、この2点かな。
首ぐにゃり彫像は、かなり大きな立体作品です。
ぐるっと360度、見て回れますよ。

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いや~~、兵庫県立美術館の企画展は外れがないかも。面白かった。
というか、これはもう好きな人は好き、気持ち悪いと思う人はそもそも行かない企画ですよね。
こういうのが好物の人はぜひどうぞ。流れがわかる、いい展示ですよ☆






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# by chekosan | 2017-06-01 14:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
流通科学大学の図書館がBOOKカフェを開催されたので、お邪魔してきました。

会場は、図書館向かい、みんなが行き来する広場に面した戸外です。



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今回のテーマは、映画やドラマの原作本。

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読んだことがある人がコメントを書いて貼っていきます。
カフェなだけあって、お茶とお菓子もふるまわれました。


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「ここにはないけどおすすめしたい!」ボードも。


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私も「学生のおすすめを読む一人プロジェクト」を敢行しているとき、
映画やドラマの原作本はかなり読みましたので、
一言コメントを何枚も書いてきました。

図書館の外で、本を紹介しあうイベント第一弾。
次のテーマは何かな。楽しみにしています。






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# by chekosan | 2017-05-29 18:02 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

みんながみつけたロシア・東欧関係文献の発表会では、授業のアシスタント(SA)をしている院生O君にも一冊おすすめ本を紹介してもらうようお願いしておきました。昨年と同じものでいいと言っていたのですが、まったく別のものを用意してきてくれました。


写真もO君提供です。さすがドイツ語が読めるO君! さりげなく多和田さんのドイツ語の小説も自前です!


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◇◇◇


今回、私が紹介する本は、作家の多和田葉子さんの『雪の練習生』です。[新潮社、2011年(文庫版、2013年)]


著者の多和田さんは、日本語とドイツ語の二ヶ国語で作品を発表しているベルリン在住の小説家です。芥川賞を受賞した怒涛の展開を見せる『犬婿入り』や、ドイツ語による不思議な描写が魅力の Wo Europa anfängt (『ヨーロッパが始まるところ』)も楽しいお話です。最近では、集英社文庫ヘリテージシリーズの『カフカ ポケットマスターピース』の編集および翻訳をしたことでも話題となりました。



今回紹介する『雪の練習生』は、「わたし」、「トスカ」、「クヌート」のホッキョクグマの親子三代にわたる物語です。物語は、作家を志す「わたし」、東ドイツのサーカス団で活躍する「トスカ」、動物園の人気者「クヌート」のアスペクトから展開されていきます。



クマを題材にした作品といえば、クマのプーさんやテッドが有名ですね(笑)。古典ですと、ハインリッヒ・ハイネ(1797-1856)の『アッタ・トロル』(1847)が挙げられます。この作品は、『雪の練習生』のなかにも顔を出します。ただし、ホッキョクグマの「わたし」は『アッタ・トロル』で登場するヒグマを軽蔑しています。クマはクマでも、種類が違えば違うのだというところの描写が見事です。



ところで、なぜこの本が「ロシア・東欧地域研究」に関連するのでしょうか。それはこの本自体の内容が、東西冷戦末期からベルリンの壁崩壊、そしてソヴィエトの終焉を時代は背景としているからです。


「わたし」はその自伝的小説の中に「政治的内容」を嗅ぎとられ、ソヴィエトから「検閲」をうけます、さらには「モスクワ送り」を避けるために、西ドイツに亡命します。ここからは時代に翻弄される亡命作家の動向を知ることができるでしょう。もっとも、「わたし」は極寒が大好きなので、むしろ「モスクワ送り」をされたいと願うのですが(笑)。



このように、この小説のなかには、政治的雰囲気がときおり顔を覗かせます。現実であれば戦慄する恐怖となるものが、ユーモラスかつリズミカルに描かれるところが本書の面白さの一つです。



それになんと! 多和田さんは大学生時代に、ロシア語を専攻していたそうなのです。ロシアに造詣の深い著者の小説なのですね。


息抜きとしてはもちろん、彼女が造りだす雰囲気を味わうために読む価値のあるです。機会があれば、図書館や近くの書店などで手に取ってみてください。



◇◇


複数の受講生が「Oさんの紹介された本、面白そうですね、読んでみます」という感想が寄せられました。(^▽^)
私もさっそく発注しました! 楽しみです! O君ありがとう。





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# by chekosan | 2017-05-28 11:41 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
流通科学大学「文章表現Ⅱ」、今日は同じ科目を担当されている
桑原桃音先生が授業参観に来てくださいました。

そこで、後方に座られている先生にデジカメで授業の様子を撮影していただきました。
シャッター音が出ないので、学生も私も撮られている感がなく、
ほほう、教室の後ろから見るとこんな感じなのか、
私、こんな顔して授業してるんだ、もうちょい常から口角上げよう、、などと興味深く見ました。

今日は「問いを立てる」という回。まずは一人で考える時間。
どうかな~、なにか浮かんだ~? あ、これいいね、後で発表してね、と回っていきます。

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一人ではなかなかたくさんの問いを出すのが難しいので、
グループでアイディアを出す時間も設けました。

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マンネリ防止のため、また、いろいろな人とコミュニケーションをとる機会をつくるため、
今年は、2回ずつくらいで席替え(グループ替え)をしています。
いい緊張感をもってグループワークができているので、なかなかいいかも。

アシスタントをしてくれている先輩学生もとてもよく気がついてくれて大助かり。

授業外活動したい人がいたら声をかけてねと言ったら、
すでに何人か名乗りを挙げてくれました。

今年も充実した授業&活動ができそうです。


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# by chekosan | 2017-05-26 21:49 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
今年も同志社大学法学部の「ロシア・東欧地域研究」では、
この科目に関連がありそうで、関心がもてそうな本を探す課題に取り組んでもらいました。

先日の授業では、何人かの人に口頭でクラス全体に紹介してもらいました。
授業後のカードには、紹介してもらった本を読んでみたい、というコメントがたくさん出ました。
それがまた分散するのが面白いところです。
やはりみんながみんなに情報を提供し、共有する機会を設けるのはいいですね。

ということで、そのうちからいくつかを紹介していきます。

今年の第一弾は、少し視点をずらしてみつけてくれた本です。
「先生がオーストリアも授業で取り上げておられたのでいいかなと思って」と学生君。
もちろんです。オーストリアやドイツは「東欧」には分類しませんが、切っても切れない仲です。

◇◇◇

野口祐子ほか『「サウンド・オブ・ミュージック」で学ぶ欧米文化』(世界思想社 2010)

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◇どんな本ですか?

 1920~30年代のオーストリアについて書かれた本。
 アメリカから見たヨーロッパと、実際のヨーロッパとの差がわかる。

◇なぜこの本を選びましたか?

 「サウンド・オブ・ミュージック」は好きな映画の一つなので、
 舞台裏ともいえる諸事情を解説した本というのはたいへん興味深い。
 映画はアメリカの制作ということで、当時の世相を反映した面もあるようだ。

◇特に紹介したいところ、興味をもったことがらは?

 オーストリアについてあまり知らなかったのだが、その歴史や、ナチスとの関係について知ることで、
 この映画が単なるハッピーエンドの家庭ドラマ的なものではないとわかった。
 祖国愛や歴史的事実も盛り込みつつ、アメリカ的思想を植え付けようという意図も含んだ
 多面的な作品だということがわかる。(以上、抜粋)

◇◇◇

「サウンド・オブ・ミュージック」、私も好きな映画です。
といっても、一度目は小さいころだったので背景がよくわからず、
まさに「家庭ドラマ」として見たような気がします。
二回目は多少歴史がわかってきていた頃だったので、そちらに関わるシーンの方が印象に残りました。

最近は、映画や文学作品から時代を知る、あるいは歴史を知って作品をよりよく理解する
という授業の比重を増やしているので、私もぜひ読んで参考にしたいと思います。





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# by chekosan | 2017-05-24 16:09 | ロシア・東欧地域研究@同志社 | Trackback | Comments(0)
この春、はまってしまったシュテファン・ツヴァイク。
20世紀はじめから半ばにかけて活躍した作家です。
当時、世界でもっとも読まれた作家の一人と言われています。

『昨日の世界』は、ツヴァイクの見たヨーロッパ同時代史です。
文化、世相、社会を生き生きと伝え、自由、平和、民族、国家について考えさせる作品です。
字びっしりの2巻本ですが、夢中で読んでしまいました。

https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201094


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# by chekosan | 2017-05-13 20:54 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
アカデミック・スキル科目の始めの方で可能な限り入れる
お気に入り&こだわりの授業が「おすすめの参考図書プレゼン」です。

参考図書というのは、辞書事典、白書、統計、年鑑など、
必要な事実や説明やデータを、必要なときに、
必要な部分だけ活用することを想定して編まれている本です。

多くの人が関わって、しっかりと編集してあり、
かつ通読を想定していないので、部分読み、つまみぐいにはもってこいなのです。

何冊かピックアップしたあと、2冊についてワークシートを作成し、
そのうち、これはという一冊についてプレゼンをしてもらいます。

プレゼンのコツや注意点を全体で確認してから、まずは小さなグループで。

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一巡したら、グループの代表を一人選出してもらって、全体の前で。

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フロアの学生に良いところを言ってもらったり、私が講評したり。
そして、最後に、昨年の受講生でもあるアシスタント学生さんに全体講評をしてもらいました。

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今年は、「学生協働」が、この科目を担当する先生と私のテーマ。

OBOG学生にどんどん授業や授業外活動に関わって、後輩を育ててもらいます。
この先輩学生たち、よく観察し、よく動いてくれて、たいへん助かっています。

しっかりした優秀なアシスタントたち(2教員4クラスで3人)なので、
現役受講生も感心したり、慕ったりしてくれています。

で、そのアシスタント学生さんや、
同じ授業をしていただいている先生もおっしゃっていたのですが、
今年の受講生のプレゼンが!! ものすごくよかったのです!

わたくし、この参考図書プレゼンの授業は何度もやってきましたが、
今年のクラスはちょっとびっくりするくらい上出来でした。

ぜひこの回を授業見学してもらいたかった!
あるいは、この学生たちを、よそへ連れていきたい…。
これは、このあとの授業や、授業外活動への期待が高まります。


受講生の意欲やもともとの能力が高いのではないかとか、
スケジュール的な条件が変わったことが良かったのではないかとか、
うまくいった要因はいくつか考えられるのですが、
一つ確実に言えるのは、発表準備の指示を少し変えたことだと考えています。

常々、学生に言っているのは「発表は準備が8割」。
準備に必要なのは、ネタ集め、ネタの仕込み、そして練習です。

ネタについては、参考図書を紹介するというお題を設定し、
ワークシート(実はそのまま発表すれば良い構成にしてある)を
事前にチェックすることでクリア。

練習は教員の手の届かないところですので、
その必要性を感じる機会を授業で提供すれば、その次からは意識すると考えています。

問題は、ネタの仕込みの部分です。
ワークシートまではなかなか良いのに、本番の発表がイマイチなことがあるのです。

そこで、今年は3分=約800~900字の発表原稿を作ることを必須としました。
この「字数で指示」したことが決定的だったように思います。

「〇分のプレゼン」と言っても、なかなかその通りにはいきませんが、
「〇字」と指示すれば準備しやすく、発表の長さもだいたい揃います。

誰かは長すぎ、誰かは短すぎると、退屈したり白けたりしますが、
みながほぼ同じ長さになると、発表する方も聞く方も集中が保てます。
そして、800字くらいあれば、かなり濃い紹介ができます。

グループの代表者の発表をアシスタントさんに計ってもらいましたが、
2分40秒~3分くらいでした。集中が続く、聞きやすい長さかと思います。

学習記録カードにも、「みんなのプレゼンがとても良かった」
「もっと発表したい」「もっと聴きたい」「紹介してもらった本を手に取ってみたい」
という感想が多数出ました。今年はプレゼンの頻度を増やそうかなと思います。


この授業で使っているテキストはこちら。(^▽^)/



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# by chekosan | 2017-05-13 00:25 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

この度、流通科学大学の「文章表現」担当教員による共著、
アカデミック・ライティングの基礎 資料を活用して論理的な文章を書く
晃洋書房から上梓いたしました。

主に大学の初年次生を対象とした授業のテキストとして使えるよう作ってありますが、
内容的には、高校から一般まで幅広くお使いいただけます。

私が主として担当したPartⅡは、
図書館に所蔵している資料になじむことを目的としたパートです。
記入例なども載せてありますので、中学生くらいから大人まで、
授業やワークショップ、独学にと、さまざまな場面でご活用いただけます。

実際に使っているところを見たいという方、
どうやって進めればいいかわからないという方がおられましたら、
授業見学、出張授業などご相談ください。


なお、PartⅠ(西川真理子先生との共著)とPartⅡに関しましては、
前任校の大阪商業大学と現本務校の流通科学大学の先生方や
図書館関係者の皆様との協働で作ってきた授業内容をベースにしています。

一緒に授業を作ってくださった先生方、図書館の皆様方、ありがとうございました。

そしてなによりも、流通科学大学と大阪商業大学の受講生のみなさんに感謝します。
両校の初年次教育の特性の関係で、受講生にはハードなスケジュールを課してきましたが、
本当によくがんばって、すばらしい成果を出してくれました。

今回はそのなかから、流通科学大学生の提出課題や成果物や、
授業風景の写真を数点、載せさせていただきました。

本書を手に取っていただく際には、ぜひとも学生たちの作品にご注目ください!


写真は晃洋書房公式ツイッターより。

アマゾンのページはこちらからどうぞ。
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# by chekosan | 2017-05-11 12:59 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)