中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

カテゴリ:チェコ( 16 )

本日は閑話休題。

同志社の輪読ゼミのラストは、ヤロスラフ・ハシェク『兵士シュヴェイクの冒険』を読みます。
風刺小説なので笑いながら準備しました。シュヴェイク、一番好きな作品なので楽しい~~♡

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で、原書やビデオを引っ張りだしてきました。
ヨゼフ・ラダの挿絵、大好き。しかも、この原書は挿絵がカラーなんです♡
岩波文庫に収録されていない絵もあります(多分)。

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ビデオは開封もしないまま。。デッキが潰れる前に変換してダビングなくちゃ。
って、家庭用ビデオデッキでは変換できないから放置していたんだったか!?

『シュヴェイク』の感想などはまた別途。(^▽^)

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    ビデオの裏面 ↓  
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ところで、「我が家のチェコ(2)」にもお気に入りチェコ本が登場しているのですが、
新築半年も経ってない時期なので、本棚がガラガラでびっくり。
このあと、20本近い本棚はすぐ満杯になり、
何重にも詰め込み過ぎて次々棚板が瓦解しています。(-_-;)




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by chekosan | 2017-01-17 18:03 | チェコ | Trackback | Comments(0)

残念ながらクリスマス時期にヨーロッパに行ったことがありません。
寒い時期は何度か行きましたが、11月とか2月とかちょっとずつズレています。

でもチェコでは2月中頃までクリスマスシーズン。
1998年2月に行ったときには、ホストマザー宅にはまだツリーが出ていましたし、
教会にはベトレムが飾っていて、少しだけ雰囲気を感じることはできました。

ベトレムとは、幼子イエス生誕シーンの作り物のことです。
ジンジャークッキーで作ることが多いとのことで、教会はとてもいい匂いでした。
この年は、この日でラストだったようで、たいへん幸運でした。

プラハのMatej 教会にて。1998年2月8日撮影。
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一つ一つがクッキーです。信徒さんたちが作られたと聞きました。

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ホストマザーはいつもチェコらしい季節の食べ物を出してくださっていました。
このパンもクリスマスのパンとのことでした。
パンの種類が豊富で、それぞれ名前が全部違うのですが覚えられず。

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チェコ料理はいろいろ食べさせてもらったのですが、
チェコのクリスマスの代名詞、鯉のフライは、たしか食べる機会がなかったです。

もともと内陸国なので、魚料理のバリエーションは少なく、
レストランはともかくホームステイ先ではほとんど出てきませんでした。
一度、何かの燻製?干物?を出してもらいましたが、塩辛くて食べきれず。。。

でもチェコのクリスマスと言えば、鯉なのです。

チェコを代表する画家、ヨゼフ・ラダのクリスマスカード(名刺大)にも、
鯉を買う奥さん(最下段左から2つ目)と鯉そのもののカードが入っています。

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お料理本にもほら、鯉が。丸々と。

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でも、あまりおいしいものではなかったとの話もあります。

十二月に入ると、プラハの街のあちこちに、露店が出た。露店の台には所狭しと樅の木や玄関に飾るリースが積み上げられる。露台の傍らには大きな樽に水が湛えられている。客の注文に応じて、店員が樽に両手を突っ込んで黒っぽい魚を取り出し、暴れて水しぶきを振りまくそれをまな板の上に載せると、巨大な金槌で脳天をたたく。魚は、鯉。クリスマスイブに、海のない国、チェコの人々は、鯉を食べる。フライにして食べるのだが、これが非常に泥臭い。それでも、毎年、チェコの人々は、イブの夜には、まずそうな顔をしながらも鯉のフライを食べる。イブに肉を食べてはならないからだ。

米原万里「夕食は敵にやれ!」『旅行者の朝食』(文春文庫 2004)p.96

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鯉はこのようにその場で〆ることもあれば、持って帰ってお風呂でしばらく生かされることもあります。

クリスマスの食事のための鯉を選ぶのもまた一大事でした。毎年、ボヘミア南部の湖や川でとれた鯉が何千匹とチェコスロヴァキア全土の町や村に運ばれてきました。あらゆる店の前にずらりと生きたままの鯉をいれた樽が並べられました。凍りつくように冷たい樽の水に指を突っ込んでみたり、母が選んだ「犠牲者」をバケツに入れて家に持ち帰り、水をいっぱいにはったお風呂のなかに放し、最後の瞬間まで生きのよいまま大事に活かしておいたことを思い出すと、今でも胸が高鳴ります。その鯉は卵とパン粉でくるんで調理されたあと、あつい魚のスープではじまり、りんごのシュトルーデルのデザートで終わるディナーの真ん中に、濃厚なマヨネーズソースであえたサラダとワインを添えて出されました。私はいつもこの料理がどんなにおいしいか聞かされていました。けれど結局、わたしは一度も鯉を食べることはできませんでした。テーブルにのるころにはもう、その鯉は私にとってペットとか友だちという存在になっていたからです。

ヴェラ・ギッシング『キンダートランスポートの少女』(未来社 2008)p.36-37

読書記録はこちら
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10歳でナチスドイツの迫害を逃れるため、両親と別れてイギリスに疎開したヴェラさんにとっては、
チェコのクリスマスの光景は大切な大切な思い出の一つだったのでした。


2016年の我が家周辺は、嘘みたいに暖かくて雪のかけらもないクリスマスです。
寒いのは苦手だけど、冬のチェコが懐かしく恋しく思えてきました。
一度はクリスマス時期に行きたいなあ。そのときは鯉をありがたくいただくとしましょう。

では皆様、Veselé Vánoce! (メリークリスマス!)
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by chekosan | 2016-12-25 15:25 | チェコ | Trackback | Comments(0)
中3息子が、学校で『新研究』って参考書、勧められてんけど買っていい?と言ってきました。
『新研究』って、私の頃からありました。懐かしい。

ちゃんと使わんと意味ないで、と釘を刺して購入させましたところ、社会の表紙が!
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チェコの町、チェスキー・クルムロフなのです!
ここもブルタバ川(モルダウ)が円に近い形で流れていて、
古い町並みがよく残っている、ユネスコの世界遺産なんです。

大昔、20年以上前に冬と夏に行きました。とってもかわいらしい町です。

夏は語学研修のエクスカーションだったので、観光客もいましたが、
それより先に行った雪深い冬には、ほかに観光客は見かけませんでした。

それが日本の中学生の参考書の表紙になるとは、、、、

        1993年のアルバム。もちろんデジタルではない ↓
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予約なしで行って、広場に面したホテルがとれるくらいでした。
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当時はお城も町もボロボロでした。↓ が、そのあとキレイに修復されました。
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いまはきっとたくさんの人が押し寄せているんでしょうね。
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by chekosan | 2016-06-09 12:03 | チェコ | Trackback | Comments(0)
日本経済新聞2014年9月5日「春秋」欄で、また「こんなところにチェコが」な小ネタを発掘。

そこにいた記者のほとんど全部がウオツカなどで酔っ払っていた。酔い泣きに泣いている者までいた。さほど酔っていない記者が説明してくれたという。「プラハの特派員がこの侵入と弾圧はよくない、と打電してきているのに、その正反対を書かねばならないからだ」

▼「酔ってでもなければ、そんなことは書けない」。1968年、チェコスロバキアの民主化の動き「プラハの春」をソ連が戦車で蹂躙(じゅうりん)したあと、モスクワでソ連共産党機関紙プラウダの編集局を深夜ひそかに訪ねたときの光景を、作家の堀田善衛が書き残している。党機関紙であっても記者の心根に変わりはないと知った。


このあとはジャーナリスト池上彰さんの朝日新聞掲載コラムをめぐる話へと続きます。
(※上記リンク先に全文が公開されています)


冒頭の段落の出典を確認しました。

 『天上大風 全同時代評1986年-1998年­­』 所収「時空の端ッコ」の「回想(1)」です。
 
『天上大風』は筑摩書房の雑誌『ちくま』に連載した同時代評をまとめた本です。

件の箇所は、筑摩書房1998年刊の単行本では263頁です。

ちくま学芸文庫版も発行されています(2009年)。こちらは現物確認できていません。
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堀田は1968年のワルシャワ条約機構軍によるチェコスロヴァキア侵攻について、
『小国の運命・大国の運命』(筑摩書房 1969年)で詳細に記しています。

こちらは『堀田善衛全集 9』(筑摩書房 1994年)に収められています。
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by chekosan | 2014-12-28 23:04 | チェコ | Trackback | Comments(0)
以前、「週刊チェコ&スロヴァキアニュース」というサイトを作っていました。
(今も一応残っています)
そのなかでお気に入りだったのが「ここにチェコあり」というコーナーでした。
「あっ、こんなとこにもチェコが!」というような小さな発見、話題を提供するコーナーです。


※上記サイトはプロバイダ変更のため今はありません。(2016年2月追記)

その懐かしのコーナー的小ネタを見つけてしまいました。

日本経済新聞の「春秋」欄(2014年11月26日一面)の冒頭です。

 すべてのものに名前があるとは限らない。30年以上前、言語学者の千野栄一教授が大学の講義でこんな例をあげていた。ビスケットが壊れないように缶の中に入っている。並んだ透明な気泡を指でつぶすと、気持ちのいい音がする。あの詰め物には、呼び名がない―。


千野栄一氏(故人)は言語学、特にチェコ語を中心としたスラブ語学を専門とされていました。

このあと話はプチプチシート、そしてタカタ製エアバッグのリコール問題へと移っていきます。
つまり、千野氏のエピソードはまったくの「つかみ」なのですが、
この執筆者さんはもしかして直接、千野氏の講義を受けて、よほど記憶に残っていたのかな?
などと想像すると楽しくて、思わず紹介してしまいました。

千野氏にはたくさんの著書がありますが、この本は特におすすめです。
もちろんチェコ語やスラブ諸語の話がたくさん出てきます。
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             千野栄一 『外国語上達法』 (岩波新書 1986)

もう出版されて30年近く経つのですね。
当時、外国語に強い関心を持っていたので夢中で読みました。

アマゾンで確認したところ、外国語学習法カテゴリーのベストセラー1位でした。
納得です。
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by chekosan | 2014-12-26 16:21 | チェコ | Trackback | Comments(0)
京都市とプラハが姉妹都市となって10周年です。

記念行事の一つとして、「アルフォンス・ミュシャ展」が開催されます。

会期は9月1日から10月1日まで。
会場は、京都駅ビル内の美術館「えき」KYOTO(伊勢丹7F)。

この展覧会に、市民のペア500組(1000人)が無料招待されます。

申し込みは

往復はがきに住所、氏名、電話番号を記入して
〒604-8571市役所文化芸術企画課ミュシャ展担当へ。
締め切りは7月末。問い合わせは同課Tel:075(222)4105。
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by chekosan | 2006-07-03 13:52 | チェコ | Trackback | Comments(0)
『暮らしの手帖』2006年2-3月号(第4世紀20号)に、
チェコのリディツェ村に子どもたちのブロンズ像を建立するのに尽力した人々を取材した記事が掲載されています。

リディツェ村は第二次世界大戦中にナチスの監督官ハイドリヒを殺害した工作員をかくまったとして、村ごと抹消されました。
成人男性は全員射殺、女性は強制収容所に送られ、15歳以下の子どもたちも収容所に送られました。(一部の子どもはドイツ人の家庭に預けられました。)

チェコの女性彫刻家マリエ・ウヒチローヴァさんは、犠牲となった子どもたちの像を反戦の祈りをこめて、二十年かけて作りました。日本からも秋田の二人の女性が中心となって支援を続けました。

リディツェ村の子どもたちの像に関しては、
早乙女勝元編  『プラハは忘れない』 草の根出版会 1996年
でも詳しく紹介されています。
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by chekosan | 2006-02-23 15:40 | チェコ | Trackback | Comments(0)
我が家は階段を上がると正面に本棚があります。

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ここは一番目に付くところなので、お気に入りのチェコ関係の本を並べています。

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プラハで買った『兵士シュヴェイクの冒険』。2巻本になっています。


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ヨゼフ・チャペックのこいぬとこねこの話。


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ヨゼフ・ラダの絵本 Moje abeceda  




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by chekosan | 2005-09-07 14:28 | チェコ | Trackback | Comments(2)
私がチェコに行くときは「チェコの母」のお宅にホームステイしていました。
「チェコの母」は料理上手で歌が好きで、いつも私に手芸品をプレゼントしてくれました。

娘さんたちのご家庭、お友達のお家を訪問させていただくこともしばしばあり、
チェコの人々の普段の暮らしをかいま見ることができました。

でも「母」があまりに至れりつくせりだったので、私はついついそれに安住してしまい、
チェコで自分で生活する力は身に付かないままでした。

その点、ご自分たちできちんと生活してらっしゃる方はひと味違うチェコ暮らしを体験されているようです。

チェコがとりもつご縁で親しくさせていただいているもこた母さん。
ご一家と柴犬のもこ太でプラハ生活を満喫されています。
その様子をブログ もこチェコ便り でレポートされています。
プラハの公園や愛犬もこ太くんの様子など、それはそれはきれいな画像が満載です。

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「チェコでエコ」も実践されているんです。
お庭には家庭菜園やコンポストも。
コンポスターは、日本ではあまり見ない、下から堆肥が取り出せるタイプのもの。
これは便利そう。

地に足がついたチェコ暮らしを拝見していると、新しい発見がいっぱいです。

久しぶりに行きたいなあ~病がフツフツと沸いてくるのでした。
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by chekosan | 2005-09-05 15:34 | チェコ | Trackback | Comments(0)
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バイオリンを弾く男の子とおじいさん。

おじいさんはマリオネット。780コルナのシールがついています。
プラハのユダヤ人地区で出逢いました。
そこのマリオネットはいずれも細工が丁寧で、オリジナリティがあり、
そのわりにはお値段もお手頃だったように記憶しています。
壊れないよう気を付けて持って買ってきました。
1998年冬のことです。

男の子は知人の奥様の手作り。結婚のお祝いにいただきました。
バイオリンケースもあります。
ケースの中には… チェコの硬貨を入れています。
男の子の名演に街行く人が入れてくれたという設定です。

二人はピアノの上にいます。
階段の下ですが、上部は吹き抜けで明るい開放的な空間です。

引っ越す前、ピアノは本棚で埋まったほこりっぽい書斎にありました。
たまに弾こうにも床にたまった本や書類で椅子を引くのが困難な状況でした。
新居でやっとピアノも二人も日の目を見ました。
以前より男の子が誇らしげに見えます。
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by chekosan | 2005-06-15 15:21 | チェコ | Trackback | Comments(2)