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by chekosan

カテゴリ:美術( 6 )

京都は松ヶ崎の京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催中のチェコ ポーランド ハンガリーのポスター展に行ってきました。


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大学の施設なので入場料は一般200円! 大学生は150円、高校生以下無料。ただし日・祝はお休みです。初めてお邪魔しましたが、緑が多いキャンパスだと思いました。

入ってすぐのホールから、たくさんのポスターが! ロートレック系のもあれば、ソ連のプロパガンダポスターも。これは壁画並みの大きさでした!

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さて、お目当てのポスター展。写真撮影不可なので、メモを取りながら鑑賞しました。が、書籍を発行されていることがわかりました。すぐ取り寄せようと思います。

チェコ🇨🇿ポーランド🇵🇱ハンガリー🇭🇺では、社会主義時代、自由な表現活動が許されなかったため、芸術家たちはグラフィックデザインの分野で活躍しました。

今回の展覧会では、映画、イベント、サーカスなどの告知ポスターが展示されています。全然古びない、素晴らしく洒落たデザインばかり。全部欲しくなりました。

映画のポスターでも、俳優の顔やタイトルをバーーンと載せるのではなく、作家が独自の解釈で、独自の手法でデザインしていて、完全に独立した作品です。

どれもこれも良かったのですが、特に惹かれたのはチェコのフレイシャーの作品。オシャレ!カワイイ! グッズなんかにはなっていないのかしら。今度チェコに行ったら探してみようと思います。

同展は8/11まで開催されています。

なお、同大学には詩人の谷川俊太郎さんが寄贈されたレトロラジオコレクションがあります。資料館二階の廊下に大型のものが数台と、図書館に小さなものがたくさん。こちらも見てきました。開館していれば一般来学者も入館できます。




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by chekosan | 2017-06-24 17:25 | 美術 | Trackback | Comments(0)

「ベルギー奇想の系譜展」@兵庫県立美術館、行ってきました。楽しかった!
もう私のために開かれたのかというくらいジャストミートな企画でした。

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「吹き出しにセリフを書いて貼って写真をSNSで拡散してね」コーナーもあったのですが、
一人だったので、ウロウロもじもじして、結局できませんでした。。。
係の方が近くで促して、写真撮ってくれたらなあ…とか思った小心者です。

帰りに誰もいない中庭で看板と自撮りしたのですが、つまらない写真になってしまいました。
やっぱりここで撮ってもらえば良かった。。。。


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安藤忠雄氏設計の建物。企画展示室に向かう階段室が雰囲気あります。
化け物さんたちがお出迎え~~。かわいい~~☆☆


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ヒエロニムス・ボス、ブリューゲル、マグリット、デルヴォーなどなど。
ちょっと不気味で不思議な作品ばかりです。

ベルギーという土地はそういうものを受け継ぎ、発展させる素地があるのでしょうか。
ボスという優れた先人がいたからなのでしょうか。

不気味だけどユーモラスで、でもやっぱりちょっと陰鬱な色合いだったりするんですよね。
気候風土が関係しているのでしょうか。
ブリュッセルやブルージュに行ったときには、そういう雰囲気は感じませんでしたが、
それは発達した都市だからでしょうか?

◇◇◇

今回は一人だったこともあり、音声ガイド(600円)を使ってみました。
私は解説板をそこそこ読む方ではありますが、やはり耳からの方が楽で、わかりやすいですね。
印象にも残りますし、いいですね。次からも借りてみようかな。

◇◇◇

展覧会といえば、グッズ売り場も楽しみの一つです。
昔は複製画、絵葉書くらいでしたが、今はもう衣食住なんでもありという感じ。

直輸入物はちょっと高くて手が出なかったです。
マグリットのお盆、研究室に欲しかったのですが。

この企画展オリジナルのものは、ほどほどのお値段でした。

非クリアファイルは溜まり過ぎて使ってないのでやめて、
今回は展覧会の図録&トートバッグセット(バラで買うよりちょとお得)と一筆箋に。
トートバッグや一筆箋ももう使い切れないくらいありますが、まあいいや。

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今回のお気に入りは、やはり看板にもなっている、この2点かな。
首ぐにゃり彫像は、かなり大きな立体作品です。
ぐるっと360度、見て回れますよ。

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いや~~、兵庫県立美術館の企画展は外れがないかも。面白かった。
というか、これはもう好きな人は好き、気持ち悪いと思う人はそもそも行かない企画ですよね。
こういうのが好物の人はぜひどうぞ。流れがわかる、いい展示ですよ☆






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by chekosan | 2017-06-01 14:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)
もうずいぶん経ってしまいましたが、お友達とイギリスの絵本関連の展覧会をハシゴしました。

ひとつめはグランフロント大阪のナレッジキャピタルで開催されていた「ピーターラビット」展。
かなり出展数が多くて見応えがありました。

作者ビアトリクス・ポターの絵はイラスト的に慣れ親しんできましたが、
そういえば物語としてはきちんと読んでいなかったなあと、展覧会を見ながら思いました。

 ↓ 最近は写真撮影スポットを設けている展覧会が多いですね。私は必ず撮ってしまいます。

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2本目は滋賀県立近代美術館「絵本はここから始まった ウォルター・クレインの仕事」展。

よく似た企画を続けて観ると、時代背景などがよく理解できていいですね。
美術館業界で相乗効果を狙っているのでしょうか。そうならばありがたいタイアップです。

面白かったのは、両展ともで、「暦手帳」(?)みたいなのが展示してあったことです。
かわいらしい小ぶりな手帳で、カレンダーになっているのだと思います。

その「暦手帳」(?)で当時人気だったのがケイト・グリーナウェイという紹介がしてあった…かな。
だいぶ昔ですが、グリーナウェイ展も行ったことがあり、女性が好きそうだなあと思ったので納得。

が、鑑賞から少し日が経ってしまい、かつ今回は図録なども買わなかったため、ちょっと記憶が怪しい。
やはり手元にいろいろ残すとか、すぐに記録に残さないとダメですね。(-_-;)


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このあたりの時代の絵本のイラストを見ていると、とても懐かしい感じを覚えます。
もちろん私がこの時代にイギリスで少女期を過ごしたわけではないのですが。

母の今は亡き親友が、その方はご自身には子どもがおられなかったこともあり、
私たち姉妹にいつも素敵なプレゼントをくださいました。

その贈り物でおそらくピーターラビットも知ったように思いますし、
グリーナウェイそのものではなくとも、それ風な絵の可愛い小物をいただいていました。
そのおかげかなと思います。

そうした知らず知らずのうちに触れていることやものの影響や蓄積は、
じわじわとなじんで、のちに吸収・許容できる範囲を広げたり、柔軟にしたりするような気がします。

たとえ、そのときははまらなくても好きにならなくても、
先達が生み出した良いものにいろいろ触れておくことはやはり大事かなとつらつら思いました。

というわけで、ブリューゲルやヒエロニムス・ボスや
ルネ・マグリットやアンリ・ルソーやなんかのグッズを普段使いにして、
子らに見せつけて気味悪がらせています。逆効果? ( ̄▽ ̄)


◇◇◇

ところで、滋賀県立近代美術館の企画展示ですが、
少し前に別の友人と「ピアズリー」展に行ったときもさんざん言ったのですが、実に濃密です。

わたくし地元なので、小さいころからちょこちょこ行ってますが、
駅から遠くて不便ゆえ、常にガラガラなのですが、展示の内容自体はたいへん充実しています。

「アンリ・ルソーの夜会展」とか「マン・レイ展」とか、最近では「ピアズリー展」とか、
観ても観ても終わらない、、、足腰やられる、、、というくらい出展数が多いです。

改装で長期休館するそうですが、ぜひこのレベルを維持してほしいです。切に願います。







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by chekosan | 2017-04-29 14:49 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今年の美術展第2弾は、大阪中之島の国立国際美術館で開催されている「クラーナハ展」。

16世紀、ドイツの宮廷画家として活躍した画家です。
工房を構えて、たくさんの作品を生み出した経営者でもありました。

デューラーと同時期で、題材や画法によっては画風がそっくりです。
サインがないとわからないものも。

宗教改革のマルティン=ルターと親交が深く、何枚も肖像画を描いています。

でも代表作は、このあたりかと思います。↓
妙に体が薄くて均整とれていないのですが、それがなんとも独特な雰囲気です。


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大看板に、顔出しパネル。
最近の美術展は、こういう撮影ポイントを作ってくれているのが楽しいです。

平日に行ったからか、お客さんが少なく、じっくり絵を観ることができました。
顔出しパネルも誰ひとり顔を突っ込もうとしないので、
せっせと何枚もパネルだけ撮ったり、一枚だけ顔を突っ込んで友人に撮ってもらったりしました。
顔出し写真は、しかし、私の顔面はまったく面白みが出ないと判明したので永久お蔵入りにします。



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美術展のお楽しみ、グッズ売り場ですが、今回はテープを購入しました。
これは顔出しパネルの彼女、ユディト嬢がつけている首飾りをモチーフにしています。

なかなか凝ったテープなので、贈り物やカードに使ったら素敵かな。


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点数も多く、短い解説映画も流れていて、ていねいな展示だと思いました。
若干、解説と作品の配置がよくわからない箇所もありましたが、
じっくり見ることができたので、クラーナハとその工房の作風、生涯、
美術史における位置づけなどが理解できました。




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by chekosan | 2017-03-01 00:17 | 美術 | Trackback | Comments(0)


今年は行きたい展覧会が目白押し。一覧をまとめておきます。
あくまで私が行きたいものだけ。随時、足したり整えたりしていきます(多分)。
これも好きなんじゃない? というものがあれば教えてください♪

(2017/2/23追記)



ルーヴルNo.9展
http://manga-9art.com/ → 大阪会場に行ってきました (1/21に記録)


◇クラーナハ展  → 行ってきました http://chekosan.exblog.jp/26686960/

1月28日(土)ー4月16日(日)国立国際美術館@大阪中之島
10:00~17:00(金曜日のみ19:00まで) 

http://www.tbs.co.jp/vienna2016/
アクセス
http://www.nmao.go.jp/info/access.html



絵本はここから始まった ―ウォルター・クレインの本の仕事
2017年2月4日~3月26日 滋賀県立近代美術館

http://www.shiga-kinbi.jp/?p=19759
アクセス
http://www.shiga-kinbi.jp/?page_id=119


ピーターラビット展
2017年2月11日~4月2日 グランフロント大阪
http://www.peterrabbit2016-17.com/

 ↓ ハシゴして行ってきました。





◇ミュシャのスラヴ叙事詩

2017年3月8日(水)-6月5日(月) 国立新美術館@東京
毎週火曜日休館 ただし、5月2日(火)は開館
10:00-18:00 ※金曜日は20:00まで
※4月29日(土)-5月7日(日)は20:00まで

http://www.mucha2017.jp/
新国立美術館のミュシャ展ページ
http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha/
アクセス
http://www.nact.jp/information/access/


◇マティスとルオー

2017年 4月4日(火) ~ 5月28日(日) あべのハルカス美術館
火~金 / 10:00~20:00
月土日祝 / 10:00~18:00
[ただし5月3日(水・祝)~7日(日)は20:00まで開館時間を延長]

http://www.aham.jp/exhibition/future/rouaultmatisse/
アクセス
http://www.aham.jp/access/




いつだって猫展
2017年4月29日(土)〜6月11日(日) 京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/always-neko/
アクセス
http://www.bunpaku.or.jp/info/access/



◇ベルギー奇想の系譜展 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで
 → 行ってきました。http://chekosan.exblog.jp/26895886/


2017年5月20日(土)~7月9日(日) 兵庫県立美術館

アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html


◇アンチンボルド展

2017年6月20日(火)-9月24日(日)国立西洋美術館@上野公園
9:30―17:30(金・土曜日は20:00まで)

http://arcimboldo2017.jp/
アクセス
http://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html


◇ブリューゲル「バベルの塔」展

2017年7月18日(火)~ 10月15日(日) 国立国際美術館 @大阪中之島

http://babel2017.jp/


◇怖い絵展

2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝) 兵庫県立美術館
http://www.kowaie.com/

アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html



◇大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち

2017年10月3日(火)~2018年1月14日(日) 兵庫県立美術館 

http://hermitage2017.jp/
アクセス
http://www.artm.pref.hyogo.jp/access_m/index.html


◇ボストン美術館展

10月28日(土)~2月8日予定 神戸市立博物館

http://boston2017-18.jp/
アクセス
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/info/access.html




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by chekosan | 2017-01-31 14:53 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今年から美術鑑賞の記録もアップすることにします。

第1弾は「ルーヴル美術館特別展 ルーブルNo.9」。
グランフロント大阪ナレッジキャピタルイベントラボに行ってきました。

ルーヴル美術館を舞台・題材にしたオリジナル漫画をつくるプロジェクトを紹介する展覧会です。
16名の漫画家の原画やスケッチなどを見ることができました。

ルーヴル美術館が依頼しただけあって、一枚一枚がアート、
いや一コマ一コマがアートだなあと感嘆しました。原画はやはりスゴイ。
出品数も多くて見応えがある展覧会でした。

日本の漫画家も参加されているのですが、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦氏の作品、
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が目立つ展示だったと思います。

そのなかの一番の決めポーズが、ルーヴルに所蔵されている、ある彫像作品を模していて印象的でした。
その場面のグッズがあれば買いたかったのですが、荒木氏のグッズはまったくありませんでした。残念。

撮影スポットも設けてありました。こちらは漫画のコマの一部に入ることができるパネルです。^^

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こちらは、入ってすぐのところ。サモトラケのニケのレプリカの周りに、漫画が飛んでいます。


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ミュージアムグッズも充実していました。
漫画はもともと印刷を想定して描かれているからか、グッズと相性がいいと思います。
どれもこれも欲しくなって困りましたが、ぐっと我慢してクリアファイルを3冊と図録にとどめました。

以下、1月22日追記。

◆追記1)

今回の展示作品で、本ブログのタイトルと関連するものを挙げておきます。

エンキ・ビラル『ルーヴルの亡霊たち』(日本語版 大西愛子訳 小学館集英社プロダクション発行 2014)
作者は1951年、旧ユーゴスラヴィア ベオグラード生まれ。
少年時代にパリに移住したということなので、ほぼパリ育ちですが、
ほかの作品とはかなり違う雰囲気を持っていて、彼のルーツが影響を与えているのかなと思いました。

展示作品も、コマ割りのない一枚ものの絵画に散文詩のような文章が付されているというスタイルです。
漫画というジャンルに入るのかなと思わされる独特な、不思議な作品でした。

◆追記2)

このルーヴルを漫画で表現するプロジェクトの作品群は、まったく架空のお話がほとんどなのですが、
かなり綿密に現地取材をして描かれています。

そのなかで、ルーヴル美術館に来ている人たちを描いたシーンもたくさんあって面白かったです。

ベンチに座って本を読んだり、スマホをいじったりしている人はしょっちゅう来ているのかな。
作品の前に座り込んで、先生か学芸員に説明を聞く生徒たち。いいなあ、そんな美術の授業。
実際、ベルギーでもそういう場面に出くわしたことがあります。

そして、お客さんが館内で写真を撮っている様子を描いているシーンが結構ありました。

欧州の美術館は、撮影OKのところが多いように思います。
昨年3月にフランクフルトでいくつか美術展を回ったときには、
「この企画展示のなかはダメ」と言われたものもありましたが、別の館の企画展示は大丈夫でした。
著作権その他の関係でしょうか。

最近、日本の展覧会も、ここは撮影OKとか、SNSなどでの公開もOKというのが増えてきました。
昨年行った展覧会では、森村泰昌さんの企画展は撮影全面OK、どんどん拡散してね、でした。

撮影に夢中になって、ほかの人の鑑賞の邪魔になってはいけませんが、
美術って、その作品だけでなく、展示している空間も含めて味わうものだと思いますし、
さらに言えば、同じ空間に足を運んでいても、どの作品に注目したか、
また、どんな角度や距離、切り取り方でその空間を残そうとしたかというのは人それぞれなので、
他の人が撮った展示の写真は、その人の見方が表れて面白いと思うのです。
だからもっと撮影可にしてほしいな。







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by chekosan | 2017-01-21 23:11 | 美術 | Trackback | Comments(0)