中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan

カテゴリ:大学教育( 59 )


流通科学大学の初年次生対象科目「文章表現Ⅱ」第一週が終わりました。

初年次科目全体のカリキュラムの一部変更に伴い、
今年度、この科目はクォーター開講(6-7月、8週、週一回連続2コマ)から、
セメスター科目(4-7月、15週、週一回1コマ)となり、
受講対象者、受講の仕方、クラス分けの仕方、履修指導の時期や方法なども変わりました。

3年目にして、またまた新しい条件のもとで授業をすることになりました。

一回目の授業は、オリエンテーション。「文章表現Ⅱ」の授業概要を説明しました。
過去2年の授業の様子や活動の様子をスライドで見せながら話したので、
どんなことをするのかイメージや全体像がつかめたようです。

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SA(ステューデントアシスタント)さんに撮影をお願いしました。
SAさんは昨年の受講生です。横浜の図書館総合展にも一緒に行ってくれました。


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まさに百聞は一見に如かず。
先輩たちの作品を提示することでイメージが作れたようです。


今年も「学習記録カード」で毎週、意見や感想をやりとりしますが、

「不安だったけど楽しみになりました」という安堵の声、
「国語や小論文は得意・好きなので楽しみ」という頼もしい声、

そして! とっても嬉しい今年の特徴!

「本が好きなので楽しみ」「先生のおすすめの本も教えてください」という声が!
それも何人もが!


この科目、今年は「履修を推奨する」という位置づけで、
取る場合はクラスが前もって指定されています。

「文章表現Ⅱ」には、事前アンケートで、
高校で卒論レポートを書いていたり、小論文や国語系の選択科目をとっていたと答えたような、
ある程度、文章の書き方などを学んできた学生が配置されています。

つまり学習経験のある学生が集まっています。が、完全な希望者というわけではありません。
ですが、カードの記述や、授業態度、授業後の質問内容などから、
経験値だけではなく、意欲も高そうな学生たちのように見受けられました。

過去2年も、意欲的であったり、勤勉だったり、作業がていねいな学生の割合が高い科目でしたが、
今年もかなり期待できそうです。

図書館とのタイアップ、学外の書店様との連携、学内外への発信、学内外での交流を継続・強化し、
さらに今年は「学生協働による授業と授業外活動の展開」をテーマにさらなる進化をはかります。

体と手と頭と口を使った楽しくてためになるアクティブなアカデミック・ライティングの授業、
集大成?ピーク?の年にしたいと思います。

ということで、今年もますます情報公開、情報発信を進めます。


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テキストも出しました。(^▽^)/ スライド11番の写真がそれです。
共著『アカデミック・ライティングの基礎』、晃洋書房さんから4/20一般発売です。
この本に関しては、また別途、お世話になった皆様へのお礼を兼ねて報告します。





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by chekosan | 2017-04-14 22:50 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
合宿明けの初年次ゼミ、大学での学び方や大学生活に慣れるためのプログラムから開始です。
今週は、先輩学生たちが大学生活でがんばっていることなどを話しに来てくれました。

一人目はベトナムからの留学生君です。
もちろん日本語でスピーチも質疑応答もこなしました。すばらしい!
明るい人柄なのも功を奏したか、一年生から次々質問が出ました。

二人目は昨年の私のクラスの学生です。この時間のアシスタントにも入ってくれます。
彼女は自分の関心や目標と、本学のさまざまな科目やプログラムを上手にマッチさせ、
友達づくり、海外研修、学園祭実行委員会、地域人材プログラムなど
大変充実した一年を過ごしたことを真摯にていねいに話してくれました。

2人ともスライドも上手に作っていましたし、話しぶりも好感が持て、
学生生活の面でも、プレゼンテーションの面でも、一年生の良いお手本になってくれました。
学生は、先生よりも先輩の話や振る舞いに影響を受けるので(笑)、二人には感謝感謝です!

一年生も、きちんとした態度で話を聞き、きちんとした言葉で、良い質問を次々出せていました。
なかなか良いスタートを切れています。


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※写真は顔が特定できないよう部分的に加工しています


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by chekosan | 2017-04-12 21:13 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
2017年度の初年次ゼミが始まりました。

4月1日に入学式、5-6日は兵庫県ハチ高原で合宿です!

今年は960人が入学し、その半分ずつが日をずらして合宿します。
つまり、500人近くが一斉にバスを連ねて移動しました。

宿泊先の目の前はゲレンデです。まだ雪が残っていました。
幸い私たち前半クラスのグループは、初日は暖かくてほどほどの曇り、
二日目も帰る前までは雨が降らずに済んだので、外でのアクティビティもできました。

雪を見るのが初めてという留学生もいたので、
なるほどこういう環境も悪くないなと思いました。

こうしたアクティビティの専門家のインストラクターさんたちが、
クラスに2人ずつファシリテーターとしてついてくださいます。

けっこう体と頭を使わないと達成できないアクティビティ続きで、
若者たちでも「疲れた~~」「筋肉痛になった~~」とワーワー言っていました。

帰りのバスはみんな熟睡。おつかれさまでした。

来週からは通常の授業が始まります。
キャンプで培ったコミュニケーション力やグループ力を発揮してほしいものです。


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by chekosan | 2017-04-06 19:04 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
第23回大学教育研究フォーラム(於京都大学)で、同僚の桑原桃音先生とポスター発表をしてきました。

昨年は桑原先生と口頭発表をしましたが、
秋の図書館総合展でのポスター発表で説明に立ってくれた学生たちが、
たくさんの方とじっくりお話できて得るものが多かったことから、今年はポスター発表にしました。

タイトルは、
「授業と図書館と地域書店の協働による読書推進教育の実践 -学生協働への展開に注目してー」。

流通科学大学の一年生の科目「文章表現Ⅱ」の授業実践と、そこから発展した読書推進活動の報告です。
すでに流通科学大学高等教育推進センター紀要に論文を書いているので(まもなく刊行)、
それに桑原先生の考察を加えていただき、二人でまとめました。

事前に提出した発表要旨はこちら
ポスターではさらに、担当教員以外からの多様な他者からの「まなざし」と「評価」が、
学生の意欲、主体性を高め、自分たちの学習や活動を相対化させることを報告しました。


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ポスター発表会場は、京都大学吉田キャンパスの百周年時計台記念館です。
天井が高く、赤じゅうたんの広い会議室。使えるスペースもゆったりしていてありがたかったです。

お隣の発表者の先生とはテーマが近かったので、熱心に聞いていただき、
また私たちも大変参考になるお話を聞かせていただきました。
なんとなくポスターの色合いもマッチしていたような? ^^


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図書館や地域との連携に関心がおありの教職員の方々、この春から高校の先生になられる方と
じっくりお話することができました。ありがとうございました。


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流通科学大学の紀要や、このフォーラムの発表要旨を書いたあと、さらに動きもありましたし、
フォーラムでいただいたご感想やご関心を反映して、また何かの形でまとめて発表したいと思います。

当日貼り出したポスターのもとになったデータを画像で載せておきます。



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※誤字がありました。最後のスライドの参考文献「読書推進教育における図書館および書店との協働」の掲載は、『高等教育推進センター紀要』第2号です。



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by chekosan | 2017-03-28 21:15 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
流通科学大学の1年生ゼミの授業が終わりました。
補講は残っていますが個別指導にするので、クラス全体の一斉授業は今日で終わり。

本務校の初年次教育は一風変わっていまして、前期はべったりクラス単位で活動します。
後期は普通に週1回の別の科目になるのですが、実質的に1年間のゼミという雰囲気です。

合宿に行ったり(私は今年度はインフルエンザで休んでしまいましたが…)
フィールドワークで大阪に行ったり、ポスター発表をしたり、学園祭展示をしたり。

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11月頃からは完全にゼミ独自の活動をするのですが、
私のクラスはレポートを書くために資料を探す、調べる、書くことを反復しました。
その一環で、昨年度トライして奨励賞をもらった新聞協会のコンテストにも応募しました。
週ごとに、図書館で資料を探すときの手順や勘が養われていくのを確認できたのは収穫でした。

とはいえ、学生からすると、まったく遊びの要素がなく、
(おそらく他のクラスより)きつい課題を次々出し続ける、
地味で面白みのないゼミと思われているだろうなあと思っていたのですが、
クールに構えているように見えていた学生が、
「クラス授業好きだったので今日で終わるのがさみしいです」
と書いてくれたのは嬉しい驚きでした。

文句も言わず、よくがんばってくれました。
本当に真面目で手のかからない、授業のしやすいクラスでした。
みんな、このあともぐんぐん力を伸ばしていってほしいなあ!
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by chekosan | 2017-01-20 14:06 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
関西大学法学部の外国書研究の秋学期授業が終わりました。

今期は、オリンピックと持続可能性、クールジャパン、
日本の果物市場、動物福祉とエシカル消費などの英文記事を読みました。

この種の授業では、英文読解するだけでなく、
記事に関連する事項を各自で調べてくる小レポートを課しているのですが、
今期はその発表を、小グループに分かれてお互いに披露し合った後に、
代表者がグループ内の話題をクラス全体に簡潔に紹介する形にしてみました。

先生が介在しないと緊張しないのか、和やかにていねいに発表できる模様。
聴いている学生からも、へええ~~!といったような声も出てきて、なかなか楽しそう。

こうすると全員が全員の発表を聞くことはできないのですが、
小グループの組み合わせはその都度、変えるようにしたので、
全員が全員と小さな輪で言葉を交わせる機会も作れました。
このやり方の方が学生同士が打ち解けられて良いかなと思いました。

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関大は真面目で穏やかな学生ばかりなので、私の癒しタイムになっています。
そのせいか、雰囲気的には年々ゆるゆるな先生になっているような気がします。

でも、一コマで読み進める英文の量は変わっていません。
毎回ランダムに訳を当てるのも同じですし、訳す量も一定にしていません。
次にどこが当たるか予測しづらくしているので、私語や居眠りは皆無です。
緊張感と節度をもって授業に臨んでくれているようです。

毎回やりとりしている受講カードも今日でラストでしたが、
接しやすくて話が面白い、楽しかったですと書いてくれている学生がいました。
良かった! ありがとう。
来年度も楽しくためになる授業にしたいと思います。^^
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by chekosan | 2017-01-19 15:46 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
ビブリオバトルの大学生全国大会を観覧してきました。

場所は京都大学百周年時計台記念館。
芸能人のゲストも来られ、インターネット中継も入る大がかりなイベントです。

本務校の流通科学大学で学園祭や図書館総合展の展示企画に参加した学生と2人で行きました。

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よく晴れて気持ちがいい日。会場は、ほぼ満員でした。
観覧は無料、事前申込制です。定員は300人でした。
関係者と出場者(バトラー)の席が前三分の一くらいを占めていたようです。

全国の地区決戦を勝ち抜いた30人が、5つの部屋に分かれて準決勝を戦います。
そこで選ばれた5人(5作品)が、ホールで決勝に臨みます。

5分間の発表のあと、続けて2分の質疑応答です。
一緒に行った学生が適切な質問をしていました。感心感心。*^^*

私が推した本は決勝に進み、準グランドチャンプ本になりました。
『大正時代の身の上相談』です。(カタログハウス編 ちくま文庫 2002)
準決勝、決勝と2回続けて聞いても楽しく聴くことができました。
さっそく発注しましたよ。^^

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以下、観覧して思ったことを列挙しておきます。
今後、もっとじっくり考えたい事柄もありますが、とりあえずメモとして。

私自身は、「おすすめの一冊」を選んで書評を書き、プレゼンをし、POPを作るという授業を
ここ数年、大学で続けています。延べ数百人の書評作成を指導してきました。

が、ビブリオバトル自体は初めての体験です。自分でしたことも学生にさせたこともありません。

考案者の谷口忠大氏の著書『ビブリオバトル』(文春新書 2013)は読んでいます。
そのときの感想はこちらでした。

「本を通じて人を知る、人を通じて本を知る」という方針に共感する。本や読書、読書会をめぐる経験や分析から導き出された知見や考え方にも同感する。が、「バトル」「チャンプ本」「公式ルール」という言葉にはどうも抵抗感がある。カードゲームや娯楽としてのスポーツのように気軽に楽しんで欲しいという主旨からずれて、本またはプレゼンの優劣を競うものと受け止められないか。ライトノベル風イラスト付きプロローグとエピローグは、逆に軽すぎてムズムズ感。(2014年4月読了)

ビブリオバトルはもともと、研究室仲間を中心とした小さな集まりが発祥で、
趣旨はあくまで「本を通じて人を知る、人を通じて本を知る」ことであろうと思います。

そういう仲間内や、小さな会合で交流の手段として行うにはおそらく楽しいだろうと思うのですが、
教育手段として、あるいは大きなイベントとして行う場合はどうだろうと思い、勉強に行きました。

たしかにビブリオバトルのルールには、利点がたくさんあると思いました。
 
◆5分間を使い切る、タイマーを提示する、質疑応答もそのまま続けてタイマーではかる
 ・このルールの最大の利点は、すべての発表者(本)が平等であるということです。
 ・長さもほどよいと思います。ただし、凝縮して話せる人には逆に長いように見えました。
 ・タイマーを提示することで終わりが見えるのは予想外に良かったです。
  時間がくれば終わるとわかっているのはありがたい。退屈感が緩和されます。(^-^;
 ・逆に、早く終わりそうな人にはもっと話さなくてはという圧力になります。
  あまり準備していなくて早々と終わってしらけてしまうということがありません。
 ・間を置かずに質疑応答に入るのも慌ただしいかと思いましたが、引き締まって良かったです。
 ・タイマーが見えることで、質問者がしゃべりすぎるのを防止できるのは良いです。
 ・ただし予鈴を鳴らすのは時間配分に良い半面、話者のリズムが乱れるマイナス面もありました。

◆本を紹介するための小道具は認めるが、プレゼンソフトやレジュメは不可、原稿の棒読み禁止
 ・本を通じた交流を一番の目的とする場合は、その方が良いと思います。
  楽しく交流する場で、原稿を棒読みするというのは場をしらけさせるでしょう。
 ・原稿を読まないようにすると、必然的に聴衆に語りかけるようになります。
  実際、発表者のみなさんはそのように発表されていて好感が持てました。
 ・しかし、案外「小道具」を使う人がいなかったのはもったいないと思いました。
  ビジュアルが重要な本を紹介するときは、図や写真を拡大して見せるなどの工夫も欲しいです。
  面白い本に出会いたくて来ている人には、その良さを最大限、伝えていただきたい。
  やはり小さな集まり向きですね。数人ならば本そのものを見せればいいので。
  
◆その場にいる人が、平等に、人やパフォーマンスではなく、読みたいと思った「本」を選ぶ
 ・決勝戦ではゲストによる特別賞もありましたが、あくまで選ぶのは会場の全員でした。
  これは平等ではあったと思います。
 ・「プレゼンのうまさではなく、読みたくなった本を選ぶ」という点に関しては、
  おそらくそうなっていたのではないかと思います。
  決勝でトップ、2位だったお二人は、プレゼンもお上手でしたが、
  本の中身や面白さをきちんと伝えられていましたし、
  準決勝で緊張して詰まり気味だった人も会場の一定の支持を得ていました。
 ・ただし、主催者も言っておられましたが、あくまで選ばれた本はその場に集まった人の好み。
  層が違えば結果は大きく変わるかと思います。

◆身内や知り合いの応援ではなく本で選ぶ
 ・大会とか代表を選ぶというような場では、よく考慮する必要があると思います。
  最後列から見ていて思いました。今回の結果は順当であったと思いますが。
  


このイベントの前日に、主催者向けのビブリオバトルシンポジウムにも行ってきたのですが、
そのときにも、そもそもビブリオバトルは、教育の場で行うために考え出したわけではない、
職場や地域やお仲間で、いろんなところでゆるくやるのがよいという話も出ていました。

「バトル」「チャンプ本」というのも、楽しく書評し合える仲間ならよいのですが、
教育の場や、勝ち抜き大会となると、若干深刻な雰囲気を帯びてしまいそうです。

本好きな人、人前に出たい人が、勝ち負けついてもいいと思って出る場合は良いのでしょうが、
学校で行うとなると、いろんな配慮が必要かと思います。

学習者のなかには、極度の緊張症、対人恐怖症の人もいます。
だからといって、読めない書けないわけではない場合も多々あります。
原稿があればなんとか発表できる場合もあるのです。
ムリに発表させて、二度と本なんか読むか!となるようでは本末転倒。

また、教育の場では、本を読みこむことや、それを論理的に言葉で組み立てることも大事なので、
指導や助言を受けて、表現を突き詰めて用意し、完全原稿を用意して臨むのも有効だと思います。

どこに一番のねらいをおくか。何を大事にするかによって、導入するかしないか、
やるとしたらどこまで「公式ルール」に則ってするのかをよく検討する必要があると思います。

そして、教育の一環としてやるならば、指導する側もやる側の気持ちを体感することが大事。
私は、「おすすめの一冊」プレゼンを授業で全学的に導入したとき、
担当してくださる先生方にも学生におすすめをプレゼンしていただくようお願いしました。
もちろん私もやりました。

ということで、今回は観覧しただけなので、一度体験してみないとなあと思っています。
お仲間の先生方とやってみようかという話も出ています。

でもやっぱりおすすめの本に勝ち負けつけるのイヤなんだよなあ… 
勝ち負けなしでやろうかな。
それなら普段のプレゼンでいいか? (^-^;

と逡巡するのでありました。

つづく(多分)
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by chekosan | 2016-12-19 17:08 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
夏休み明け、流通科学大学の図書館がリニューアルオープンしました。
ブックカフェのようなおしゃれな空間や、グループ学習などもできるスペースなどができました。

1階にできたラーニングコモンズでは、相談や指導のための会話はOKなので、
グループで話し合ったり、先生が課題をチェックしたりといったことができます。

私の1年生ゼミでは、各自の設定したテーマでレポートを書く練習をしていて、
ここ何回かは資料を探してレポートの素材を集めるという作業をしています。
そこで、ここ3週ほど連続して図書館で授業を行っています。

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私のクラスのレポートは、本文2000字、現地調査ができるテーマであること、
本や雑誌記事、新聞記事などから10本は参考文献として挙げることを条件にしています。

学生のレポートは、やたらと大きなテーマを掲げがちです。
でもテーマは「小さすぎるかな」くらいに絞る方が明快でよいものになるのです。

しかし、そこに至るには、広い視野で、幅広く資料を見る必要があります。
現地調査ができること、文献を10本は使うことというのは、それを可能にするためです。

10本というのは、2000字程度のレポートに課す条件としては多めかもしれませんが、
本、雑誌記事、新聞記事、インターネットなどを3件ずつくらい使えば達成できます。

これまでに、新聞記事(データベースを活用)と書籍の探索は実施しました。

写真の日は、雑誌記事を3本ほど見つけてメモをとることが課題です。


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           奥の部屋には電動の集密書架もあります
           古いバックナンバーなどが配架されています


書籍も雑誌記事も、最低3冊(3記事)を見つけるよう課しました。

そうそうピッタリなタイトルの本や雑誌があるわけではないので、
一体、何を見たら関連しそうなものが見つかるか、みんな必死で探します。

その作業を通じて、これ使えるやん! これで筋が見えてきたやん! となったり、
逆に、いろいろ目を配れているけど、ここから何を明らかにできそうかな? と
考えることになったりします。

自分の関心がどこにあるのか、何が明らかにできそうか、
どこに着目すると面白くなりそうか、といったことが、
資料探しと、資料からポイントを抽出することで見えてくるのです。

教員も学生が探し当てた文献、抽出した記述から多くのことを学ぶことができます。
何より一人ひとりと話すので楽しいです。

もう少し図書館で資料収集を進め、年内にはあらあら第一稿を出してもらう予定です。
面白い、独自性のあるレポートになっていくといいなと思います。
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by chekosan | 2016-12-03 23:21 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)

11月14日、流通科学大学の初年次科目「文章表現Ⅱ」作品コンテストの表彰式を執り行いました。

今年度は「文章表現Ⅱ」の学習活動に対して、大学から「教育実践推進費」の助成を受け、
学園祭での展示や横浜の図書館総合展への参加を支援していただいています。
特に大学図書館には、事務の所管として、さまざまな場面でバックアップしていただいています。

そこで、今年の作品コンテストでは「図書館賞」を設けさせていただきたいとお願いしましたところ、
館長から学長にも取り次いでいただき、「学長賞」も授与していただけることになりました。

表彰式は学長応接室で行われました。はじめは、みんなちょっと緊張気味でしたが、
学長、館長両先生が気さくに話しかけてくださったので、とてもなごやかで楽しい雰囲気になりました。




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入賞者のなかには、図書館総合展に参加した有志メンバーが2名いたので、
横浜での活動について報告してもらいました。
学長、館長先生からは、さらなる飛躍をと期待の言葉をいただきました。

受賞されたみなさん、おめでとう。今後の活躍を期待します。

  • POP部門 最優秀賞(学長賞) 大塚 未来さん(人間社会学部)  作品『王様ゲーム』
  • しおり・帯部門最優秀賞(図書館賞) 坂口 優美さん(商学部) 作品「読書推進しおり」
    POP部門2位 橋口 脩斗さん(人間社会学部) 作品『犬と私の10の約束』
  • POP部門3位 バラジーナ ルカさん(人間社会学部) 作品『The Secret』




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  • なお、作品コンテストは、学園祭の2日間開催し、在学生・教職員・一般来場者の区別なく、
    お一人一票を投じていただき、単純集計しました。
    展示は有志学生に参画してもらいましたが、開票集計は科目担当教員のみで行いました。

    開票の結果、ほぼすべての作品に票が入っていました。これは指導者としては大変嬉しいことでした。
    そのなかでも受賞された皆さんの作品はやはりとてもデザイン性に優れたものであったと思います。



    流通科学大学HPの記事はこちら


    http://www.umds.ac.jp/news/2016/nov/1116_01.html

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    by chekosan | 2016-11-30 14:13 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
    流通科学大学の「文章表現Ⅱ」受講生有志と、パシフィコ横浜で開催された、
    第18回図書館総合展に参加してきました。

    「文章表現Ⅱ」は6~7月だけの授業なので、まったくの任意の活動です。
    9月末の後期開始から毎週集まって学園祭の展示を企画し、
    そうした活動を学外に発表する目的で、11月8-10日、横浜に遠征しました。
    Facebookページもご覧ください★

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    ポスターセッションでは、常に複数の学生がポスター前に立ち、
    来場者の方々に活動内容を説明しました。

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    最終日に開催された「第1回学生協働サミット」では、代表2名が登壇し、
    「授業と図書館と地域のコラボレーション」について発表しました。

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    会期の3日間、開場前の設営から閉幕まで、みんなでシフトを組み、
    ポスター前を無人にすることなく、ていねいに来場者に説明し、
    他大学の方や社会人の方と交流し、おおいに刺激を受けた学生たち、
    もっと本や図書館に関わる活動をしたいと熱く語ってくれました。

    嶋津貴子さん、大塚未来さん、柏木琴美さん、加藤和輝君、近藤由佳さん、
    バラジーナ・ルカ君、吉岡大輝君、ありがとう、素晴らしい活躍でした!
    これからも一緒にいろんなことに取り組みたいね!

    週明けには学長、図書館長に報告をする機会もいただきました。
    その様子はまた別途。


    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    私が図書館総合展の存在を知ったのは3、4年ほど前です。
    2年前に日帰りで、一人で偵察に行きました。

    フォーラムに参加し、展示会場を一通り回ってみると、思った以上に面白く、
    その規模の大きさと、出展されている大学のポスターのレベルの高さに圧倒されました。

    が、同時に、そこで紹介されている活動内容に関しては、
    当時の勤務校の大阪商業大学図書館も/ともやっていることが確認できました。

    ただ、活動を整理して、意味づけし、学外にアピールするかしないかはとても大事で、
    発信をすることが自信となり、さらなる展開につながるのではないかとも思いました。

    昨年度から勤務先が変わり、いちからのスタートになったのですが、
    現在の本務校は、図書館の規模は小さいものの、その分、小回りが利き、
    非常に協力的で、すぐに協働を開始することができました。

    一年目は同僚の先生や職員さんと図書館を活用した授業を行い、学園祭展示を企画しました。
    満を持して今年度、総合展遠征を狙って、勤務校の「教育実践推進費」を申請しました。

    実学系の大学で、単位に関係がないのに図書館関係の催しに行こうという学生が
    果たして何人いるだろうか、下手したら成立しないのではないかと不安だったのですが、
    授業で呼びかけたところ、10人ほどが手を挙げてくれ、
    最終的に7人が学園祭~横浜に向けて毎週準備を重ねてくれました。

    読み、書き、表現するという地味な授業、活動ですが、
    それはすべての根幹であり、すべてに繋がっているのであり、
    大きな広がりを持てることなのであり、
    人を成長させてくれることなのだと確信しました。

    この間、ゲスト講義をしてくださった井戸書店様はじめ、
    周囲のみなさんのご理解やご協力、ご支援をいただきました。
    また、活動を通じて、たくさんの方々とお出会いし、新たな交流も生まれました。
    皆様、ありがとうございます。

    今後は今年のメンバーが中心となって、
    学生主体で次なる展開をはかってくれるのではないかと思います。
    私たち担当教員も、最大限バックアップしたいと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。
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    by chekosan | 2016-11-20 16:11 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)