「みんなでつくる「まちライブラリー」」@アーバンデザインセンターびわこ・くさつに行ってきました
2017年 10月 18日
滋賀県でも有数の乗客乗降数を誇る駅の真ん前、ロータリーからも見える、わりと流行っていた(と思われる)イタリアンレストランがなくなって、いったいこのあと何になるのかなあと思っていたら、なにやらがらんどうな空間が出現しました。
どうやらオープンはしているらしいのに、何のお店なのか事務所なのかわからない。宣伝を見かけることもない。前面は一面のガラス張りなのに中の動きがわからない。最近増えだした丸見えのクッキングスタジオかと思いましたが、そのわりにはキッチンがないような。。。
駅前一等地に、誰が何に使うのかわからないがらんどう空間がなぜ出現したのだろうとはっきりいっていぶかしんでおりました。
そうしたら、まちライブラリーのFacebook経由で、まちライブラリー提唱者の礒井純充さんと、京都の個人宅でのコミュニティ空間開設の関係でご一緒させていただいたことのある立命館の武田史朗先生によるワークショップがあるとのこと。
あの空間に気軽に集えるライブラリーができるかもしれない! それは行かねば!と本日いそいそ行ってまいりました。
礒井さんのご講演のあと、数名ずつでワークショップ。
まずは、まちライブラリーの催しでは恒例、本を紹介しながらの自己紹介タイム。こういうときって、実にバラエティに富んだ本が登場するので面白いです。
私は、先日の関西ウーマンの書評でも取り上げた『弱いつながり』を。コミュニケーション空間をつくっていくためのキックオフのプレイベント?に来られるような皆さんには関心を持っていただけそうかなと思って選びました。
そして、ここにまちライブラリーをつくるならというお題でお話。時間がかなりタイトだったのですが、こうしたワークショップに手慣れた方ばかりのテーブルだったので、あっという間にブレインストーミングのふせんがこんなに。
全体への発表。立命館の院生さんが実に上手にまとめてくださいました。
最後に礒井さんの全体講評。
こうした初対面の人が多く集う機会では、知らない人が小さな単位をつくって話し合う形はとても有効だと思いますが、逆に別のテーブルの方は顔も見ないで終るというデメリットもあります。
時間があれば、何度か組み合わせを変えて話を発展させていくというやり方がありますが、今日は時間が押せ押せだったのでそうもいかず、せっかく関心を持った人たちが集まったのに、ちょっともったいなかったかなと思いました。
まだまだこれから、この場所の使い方を考えていく機会を設けられるようですので、今後も注目したいと思います。
自分では自分の写真が撮れないので、UDCBKさんのFacebookから写真をシェアさせていただきました。