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by chekosan

「ルーヴルNo.9  漫画、9番目の芸術」展に行ってきました


今年から美術鑑賞の記録もアップすることにします。

第1弾は「ルーヴル美術館特別展 ルーブルNo.9」。
グランフロント大阪ナレッジキャピタルイベントラボに行ってきました。

ルーヴル美術館を舞台・題材にしたオリジナル漫画をつくるプロジェクトを紹介する展覧会です。
16名の漫画家の原画やスケッチなどを見ることができました。

ルーヴル美術館が依頼しただけあって、一枚一枚がアート、
いや一コマ一コマがアートだなあと感嘆しました。原画はやはりスゴイ。
出品数も多くて見応えがある展覧会でした。

日本の漫画家も参加されているのですが、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦氏の作品、
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が目立つ展示だったと思います。

そのなかの一番の決めポーズが、ルーヴルに所蔵されている、ある彫像作品を模していて印象的でした。
その場面のグッズがあれば買いたかったのですが、荒木氏のグッズはまったくありませんでした。残念。

撮影スポットも設けてありました。こちらは漫画のコマの一部に入ることができるパネルです。^^

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こちらは、入ってすぐのところ。サモトラケのニケのレプリカの周りに、漫画が飛んでいます。


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ミュージアムグッズも充実していました。
漫画はもともと印刷を想定して描かれているからか、グッズと相性がいいと思います。
どれもこれも欲しくなって困りましたが、ぐっと我慢してクリアファイルを3冊と図録にとどめました。

以下、1月22日追記。

◆追記1)

今回の展示作品で、本ブログのタイトルと関連するものを挙げておきます。

エンキ・ビラル『ルーヴルの亡霊たち』(日本語版 大西愛子訳 小学館集英社プロダクション発行 2014)
作者は1951年、旧ユーゴスラヴィア ベオグラード生まれ。
少年時代にパリに移住したということなので、ほぼパリ育ちですが、
ほかの作品とはかなり違う雰囲気を持っていて、彼のルーツが影響を与えているのかなと思いました。

展示作品も、コマ割りのない一枚ものの絵画に散文詩のような文章が付されているというスタイルです。
漫画というジャンルに入るのかなと思わされる独特な、不思議な作品でした。

◆追記2)

このルーヴルを漫画で表現するプロジェクトの作品群は、まったく架空のお話がほとんどなのですが、
かなり綿密に現地取材をして描かれています。

そのなかで、ルーヴル美術館に来ている人たちを描いたシーンもたくさんあって面白かったです。

ベンチに座って本を読んだり、スマホをいじったりしている人はしょっちゅう来ているのかな。
作品の前に座り込んで、先生か学芸員に説明を聞く生徒たち。いいなあ、そんな美術の授業。
実際、ベルギーでもそういう場面に出くわしたことがあります。

そして、お客さんが館内で写真を撮っている様子を描いているシーンが結構ありました。

欧州の美術館は、撮影OKのところが多いように思います。
昨年3月にフランクフルトでいくつか美術展を回ったときには、
「この企画展示のなかはダメ」と言われたものもありましたが、別の館の企画展示は大丈夫でした。
著作権その他の関係でしょうか。

最近、日本の展覧会も、ここは撮影OKとか、SNSなどでの公開もOKというのが増えてきました。
昨年行った展覧会では、森村泰昌さんの企画展は撮影全面OK、どんどん拡散してね、でした。

撮影に夢中になって、ほかの人の鑑賞の邪魔になってはいけませんが、
美術って、その作品だけでなく、展示している空間も含めて味わうものだと思いますし、
さらに言えば、同じ空間に足を運んでいても、どの作品に注目したか、
また、どんな角度や距離、切り取り方でその空間を残そうとしたかというのは人それぞれなので、
他の人が撮った展示の写真は、その人の見方が表れて面白いと思うのです。
だからもっと撮影可にしてほしいな。







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by chekosan | 2017-01-21 23:11 | 美術 | Trackback | Comments(0)