蓑豊 『超<集客力革命> 人気美術館が知っているお客の呼び方』(角川oneテーマ21 2012年)
2014年 12月 29日
著者が館長を務める兵庫県立美術館のショップでサイン本を購入。
同館はミュージアムショップの品揃えも充実している。いろいろ買いそうに…
兵庫県立美術館の運営の工夫、サザビーズでの経験、世界の美術館紹介とつづき、
7章の「美術館が街を変える、教育を変える」が面白い。
優れた文化施設がまちを活性化した米インディアナ州コロンバスの例は詳しく調べてみたい。
福原義春氏(資生堂名誉会長、東京都写真美術館長)との対談は、
美術館に限らず公的な施設の企画・運営・広報に関わる人には参考になると思う。
両氏は指定管理者制度について否定的見解。共感を覚えた。
神戸市立王子動物園から兵庫県立美術館までの「ミュージアムロード」。
兵庫県立美術館で開催されていた「だまし絵Ⅱ」の看板。
こういう展覧会のタイトルにもこだわっているという。
たしかに同館が2010年に開催した「麗子登場!!」はインパクトがあった。
公立美術館らしからぬタイトルだなあと驚いた覚えがある。
スタッフの皆さんの対応も良く、気持ち良く鑑賞できた。
また行きたくなる美術館だった。そのときは周囲の他の施設も回ってみたい。