中・東欧、ロシアのこと&大学教育のことを発信します


by chekosan
輪読ゼミ2冊目は、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの2作目『ボタン穴から見た戦争』です。

こちらは第二次世界大戦―ソ連ではドイツとの「大祖国戦争」と言いますが―当時、白ロシア(ベラルーシ)で幼児から子どもの年齢だった人たちの戦争体験です。

101人の(当時の)子どもたちの証言は、女性兵士たちの証言を集めた前作『戦争は女の顔をしていない』よりも淡々としているように思ったと受講生たち。なるほどそうかもしれません。

しかし、語られる内容はとんでもなく残虐で残酷な体験です。初読のときはたいへんショックを受けました。

報告をしてくれた受講生も、同じように白ロシアの子どもから見た戦争を題材にした映画「炎628」を思い出して辛くなったそうです。

ちなみに、アレクシェーヴィチは、その「炎628」の原作に感銘を受け、人々の体験を生の形で残すことを後押しされたと言っています。

それにしても、戦争は子どもを子どもでなくしてしまう。子どもらしい子ども時代を過ごせなくさせてしまう、、私たちがいま、こういう状況に置かれたら、果たして生き延びられるだろうか、、、そんな生命力、生活力はないのではないか、、、とみんなで考えこんでしまいました。


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細かいところで私が気になったのは、頻出するペチカのこと。ペチカとは、内部で薪を燃やすレンガ造りの暖房装置ということは知っていましたが、この本には、「ペチカの上で寝た」「ペチカのなかで寝た」「ペチカの裏にいた」というような証言がたくさん出てくるのです。

上? 中?? 裏???

気になるのでちょっと調べてみたら、ペチカは私たちが家で使うストーブのようなサイズではなく、上部をベッドにできるくらいの大きさなのですね。放射熱で家全体を温めるので、上に寝てもヤケドしたりはしないのですね。

でも中とか裏とかってどういうことなのでしょう。この点はよくわからないままです。


ほかにも、食料がないのでスカンポを食べたという話。スカンポって??と調べると、その辺でよく見る植物です。あれがスープになるとは! 

油糟がおいしかったという話も出てきます。ものによっては、「ハルワ」のようだったという証言も。「ハルワ」と言えば、この夏のリトアニアでの思い出の一つなので、思わずその話をうきうきと受講生に披露しました(笑) 

どんな話かというのは、関西ウーマンの書評をご覧ください。「ハルワ」の写真はこちらにあります。


白ロシアはこの戦争で628の村が焼かれます。焼かれたあとには、ペチカと煙突しか残らなかったという証言があります。白ロシアではないですが、タルコフスキー監督の映画「僕の村は戦場だった」にも、まさにそういう光景が出てきます。

「僕の村は戦場だった」には、前作『戦争は女の顔をしていない』でよく出てきた女性軍医も登場するので、その二つの場面を少しみんなで観たりもしました。70年も昔のことはいくら字で読んでもわからないところがたくさんあります。そうしたときに画像や映像があると助かりますね。

と、そんな感じで、ゆるゆると語り合ったり、関連資料を見たりして、一冊をみんなで味わうように読みました。

次は関連する映像資料を観ます。そして、その次はアレクシェーヴィチまつり第3弾『チェルノブイリの祈り』です。







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# by chekosan | 2017-10-21 00:09 | ロシア・東欧に関する授業@同志社 | Trackback | Comments(0)
南草津駅前に新しくできたアーバンデザインセンターびわこ・くさつで開催された、「みんなでつくる「まちライブラリー」」講演会&ワークショップに行ってきました。

滋賀県でも有数の乗客乗降数を誇る駅の真ん前、ロータリーからも見える、わりと流行っていた(と思われる)イタリアンレストランがなくなって、いったいこのあと何になるのかなあと思っていたら、なにやらがらんどうな空間が出現しました。

どうやらオープンはしているらしいのに、何のお店なのか事務所なのかわからない。宣伝を見かけることもない。前面は一面のガラス張りなのに中の動きがわからない。最近増えだした丸見えのクッキングスタジオかと思いましたが、そのわりにはキッチンがないような。。。

駅前一等地に、誰が何に使うのかわからないがらんどう空間がなぜ出現したのだろうとはっきりいっていぶかしんでおりました。

そうしたら、まちライブラリーのFacebook経由で、まちライブラリー提唱者の礒井純充さんと、京都の個人宅でのコミュニティ空間開設の関係でご一緒させていただいたことのある立命館の武田史朗先生によるワークショップがあるとのこと。

あの空間に気軽に集えるライブラリーができるかもしれない! それは行かねば!と本日いそいそ行ってまいりました。



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礒井さんのご講演のあと、数名ずつでワークショップ。

まずは、まちライブラリーの催しでは恒例、本を紹介しながらの自己紹介タイム。こういうときって、実にバラエティに富んだ本が登場するので面白いです。

私は、先日の関西ウーマンの書評でも取り上げた『弱いつながり』を。コミュニケーション空間をつくっていくためのキックオフのプレイベント?に来られるような皆さんには関心を持っていただけそうかなと思って選びました。



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そして、ここにまちライブラリーをつくるならというお題でお話。時間がかなりタイトだったのですが、こうしたワークショップに手慣れた方ばかりのテーブルだったので、あっという間にブレインストーミングのふせんがこんなに。


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全体への発表。立命館の院生さんが実に上手にまとめてくださいました。



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最後に礒井さんの全体講評。


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こうした初対面の人が多く集う機会では、知らない人が小さな単位をつくって話し合う形はとても有効だと思いますが、逆に別のテーブルの方は顔も見ないで終るというデメリットもあります。

時間があれば、何度か組み合わせを変えて話を発展させていくというやり方がありますが、今日は時間が押せ押せだったのでそうもいかず、せっかく関心を持った人たちが集まったのに、ちょっともったいなかったかなと思いました。

まだまだこれから、この場所の使い方を考えていく機会を設けられるようですので、今後も注目したいと思います。

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自分では自分の写真が撮れないので、UDCBKさんのFacebookから写真をシェアさせていただきました。



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# by chekosan | 2017-10-18 22:56 | 図書館、図書室、本のあるところ | Trackback | Comments(0)
新聞2紙の映画評を頼りに、東欧に関係のある映画をチェックしているのですが、新聞が積ん読になっちゃってて、ゲゲもう終わっちゃったかな!と焦ることがあります。

が、私が観たいと思うようなのは、東京や大阪の後、順次公開というものばかりなので、京都はまだまだこれからということが多いです。

大阪、神戸、京都でズレてやってくれていると、一番都合の良いときに都合の良い場所で観ることが可能なときも。

今回メモしたのはいずれも京都ではこれからのもの。╰(*´︶`*)╯ うまく時間が取れるといいな。


オン・ザ・ミルキー・ロード

君はひとりじゃない


甘き人生



ブルーム・オブ・イエスタデイ



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# by chekosan | 2017-10-16 13:22 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)
タルコフスキー監督の長編デビュー作「僕の村は戦場だった」を買ってあったDVDで観ました。

前々から名前は知っていたものの、モノクロの戦争映画にはなかなか食指が動かず、ようやくです。

が、戦争は戦争なのですが、グロテスクな場面や戦闘シーンは最小限で、意外とのんびりした映画な感じでした。

いや、ホロコーストものなどを続けて観ているせいでショックを受けなくなってきているだけかもしれませんが。

第2次世界大戦のソ連で、ドイツ軍の攻撃によって両親と妹をなくしたイワン少年は、ドイツへの復讐を果たすため、斥候として敵陣を偵察に行くという危険な任務を自ら望んで果たしています。

周りの大人の兵士や将校たちは、さすがに年端のいかない少年が最前線にいるのは良くないと、幼年学校にいかせようとするのですが、イワンは断固として拒否、結局、大人たちは折れて、再度イワンを偵察にやらせます。

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という話の中に、気丈で頑固だけど、やはりまだまだ幼いところも残るイワンが見る夢が挟まれていきます。

大好きなお母さんとの夏の日。お母さんは、ピカピカしていて、がっしりしていて、いかにも「最愛の母」という感じ。

ものすごい美少女の妹と遊ぶ光景。(私は、鑑賞後、他の人の解説や感想を読んでやっと妹だとわかりました…近所の幼なじみかと思った。そういえばセリフで妹がいたと出てきていましたね。映画の登場人物の読みとり能力の低い私…)

戦場の様子とは対照的な夢の部分が美しいです。

◇◇◇

絶賛の声が多いなか、妹が妹とわからない者が言うのもなんですが(笑)、やはり昔の映画だなあ、第一作だなあと思うようなところも多々あるように思いました。

主要登場人物は美男美女揃いで、目の保養になるのですが、すごく演技演技しているとか。なんかちょっと学芸会っぽい、わかりやすい「照れる演技」「悔しがる演技」だったり。

作品全体の流れも少々ぎこちないような、、、

でも、ピンとこない大戦中の戦場の様子が少しわかって参考になりました。

先週、輪読ゼミで読んだアレクシェーヴィッチのデビュー作『戦争は女の顔をしていない』では、たくさんの女性たちも前線に行っていたということがわかったのですが、この作品にも主要キャラとして若いものすごい美人の軍医(中尉)が出てきます。彼女は階級が高いので、スカートを履いて、髪の毛もゆるくカールして、余裕が見られますが(それとも映画だから?)。

塹壕とはどういうものなのかもわかりました。アレクシェーヴィッチの作品を読んだときに写真では確認したのですが(その影響で夢にまで塹壕が出てきました)、映像の方がわかりやすいですね。

ラストで、ソ連軍がベルリンを制圧し、ドイツ軍の書類を押収するのですが、そのときに処刑者の書類がたくさん出てきます。なるほど、そういうものによって死亡が確認できたり行方を辿ったりしたのだなあと思ったり。

多少の脚色はあるかもしれませんが、字で読むだけではわかりづらい一世代前の様子を知るには映画はいいですね。











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# by chekosan | 2017-10-15 10:29 | 本、書評、映画 | Trackback | Comments(0)

2回、3回と読むたびに、強く共感したり、さらなる発見があったり、より近づいていける気がしてきています。

すべての時間と体力をがむしゃらに研究だけに注ぎ込める若い時期と違って、家族ができたり体力が落ちたりすると、力技による無理ができなくなってきます。

そうしたときに、東さんは、新しい視点や関心を得るには、いつもと違う場所へ行くと良いと気づいたといいます。

いつものスマホに流れてくる同じようなメンバー、同じような情報源からの情報で固まっていないで、場所を変えてみる。それだけで見えるものが変わってくる。

若い人にも年を重ねた人にも、今の状況に閉塞感を持つ人にはもちろん、充分満ち足りていると思っている人にもおすすめします。



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# by chekosan | 2017-10-14 15:09 | 書いたもの | Trackback | Comments(0)
同志社で一般教養(と、今は言わないのでしょうか)の「政治学」の授業を始めました。

同志社で法学部以外の学生がほとんどを占める科目を担当するのは初めてです。

一つのクラスは130人弱。実際に教室に来るのは100人くらい。

写真は開始前の教室の様子。300人くらい入るのかな。大きな教室です。


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なのですが、しゃべりっぱなしの授業は性に合わないので、やはりグループワークや発表を取り入れることにしました。

多人数講義での発表は「ロシア・東欧地域研究」でもやっていますが、100人規模でグループワークというのは初めてかな。

その昔、初めて同志社で授業をさせてもらった政治学科の「アカデミック・ライティング」(内容のみならずアクティブラーニングやチームティーチングといった教授法も学ばせていただいた名プログラムだった…)では、7名の教員で120人だったかの規模でグループワークをした記憶があります。

ですので、可能は可能だろうとは思っていましたが、問題は、私がひとりでそれだけの規模を取り仕切る力量を備えたかどうか。

1回目はオリエンテーションでそのような聞きっぱなしではない形をとるという授業方針を説明し、私自身の研究関心も話しました。

これが予想外にどちらも食いつきがよかったので、2回目にいきなり4~5人のグループワークをしてみました。

24~5組が発表する時間はとれなかったのですが、数組に100人の前で発表してもらうところまでいけました。

学習記録カードの感想を読むと、ずいぶん好評だったので、今後もこの路線でいくぞと心を固めたのでありました。

◇◇◇

また嬉しいことに、私の最近の研究関心や、毎週の私の活動報告(本や映画、展覧会の紹介など)に対してコメントを書いてくれる学生も多く、なかには授業で私が紹介した本を翌週には読んだと報告してくれる学生も。

驚くくらい意欲的で優秀な学生たちが多いので、これはタイヘン、毎週いっぱい知的なネタを仕入れなくちゃと嬉しい悲鳴です。




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# by chekosan | 2017-10-13 14:14 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
同志社大学法学部の「特殊講義」、2年目は「文学作品で知るロシア・東欧」と題して、ロシア・東欧の歴史や社会を扱った文学作品(ルポルタージュ文学を含む)を精読します。

15週で10冊程度は読むものと思っておいてください、とシラバスに書いたので、またまた極小サイズのクラスになるかなあと思っていたら、昨年の3倍になりました。そのなかには昨年度の講義科目受講生や春の講義科目受講生も。わ~☆(´∀`*) 

と言っても一桁ですが(笑)

今年はまず、2015年のノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチの作品のうち、文庫で手に入る3冊を読みます。

1冊目は『戦争は女の顔をしていない』(1984年)です。

これは、第二次世界大戦においてソ連軍に従軍した、あるいはパルチザンとして対独闘争に加わった、もしくはそうした人たちを支援した女性たちの証言集です。



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アレクシェーヴィッチの作品の特徴は、膨大な市井の人々の証言を集め、それらを加工せずに、しかし意図をもって編みなおすという手法です。

何日も通ったり、何時間もかけたりして、徐々に心と口を開いてもらって出てきた体験や思いを集めて、生の歴史を編んでいくのです。この作品では、500を超える人々から証言を得たといいます。

ほとんど解説なしに証言が続くので、受講生たちははじめはかなり戸惑ったようです。読んでいても、しらばく、いつの、どこの、なんの戦争の話かもわからなかったとのこと。

また、当時のソ連やヨーロッパの状況を知る人には自明の団体の名称や地名も、いまの学生はなかなか見聞きする機会がないので、1冊目としてはけっこう大変だったようです。(^^;

そこで、発表者は時代背景や用語を調べてレジュメにしてくれました。アシスタント院生君も地図や年表を用意して補ってくれました。いい感じ~♡

厳密なテキスト解釈をするのが目的ではないので、基調報告のあとは、感想を訊いたり、話したり、こんな本にはこんなことも書いてあったよ、こんな映画にこういうシーンがあったわ、そういえば、くらいでゆるゆるやっています。

16やそこらで女性たちはなぜ従軍したのか。前線で生死の境目を見た女性は何を語るのか。戦争において女性にしか見えない語れないことはあるのかないのか。それはどういうことか。そして、彼女たちは戦争のあと、どう生きてきたのか。

人それぞれさまざまな戦争との関わりや思いがあって、“男たちの正史”のようにひとくくりにはできないのだ、ということが明らかになります。統合することや整合性、共通点を見いだすことが目的ではありません。一人ひとりの経験を残すための作品です。そのため「まとめる」ことができない作品です。

それにしても生の証言の重さ、ドラマ以上の劇的な経験、衝撃の事実にめまいを覚え、胃が痛くなりました。
ショッキングな場面も多く、万人におすすめとは言えませんが、たいへんな労作です。耐えられる方にはおすすめします。

授業では、さすがにこの内容で500ページを一週ではきつかろうと今回は2週かけました。それでもどうやらけっこうしんどかったみたい!?

でもなかには、授業では取り上げないアレクシェーヴィッチの別の作品を読み始めた受講生も。素晴らしい!

あと2作、引き続きアレクシェーヴィッチ、読んでいきます。がんばろうね、みんな(笑)






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# by chekosan | 2017-10-12 17:21 | ロシア・東欧に関する授業@同志社 | Trackback | Comments(0)
バタバタといくつか展覧会に行ってきました(^-^)

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関西大学博物館で開かれていた「ふしぎなサイエンスアート」は、錯視を利用した動く絵。

いや実際には絵は動かないのですが、そのように思えるのです。鯉や女の人がずっとワタシを見つめてくれる。面白いですよ。

二件目は、田中達也 さんのミニチュアライフ展。ミニチュアのフィギュアや食品サンプル、日用品を使った見立ての世界。

タイトルがダジャレってて、とっても楽しいんです♬ 撮影OK、SNSでの拡散OKでした。

一番いいなと思った「隠れた名曲を掘り起こす」。ノートになっていたので購入しました。


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「香港というより「本」港」は実物はなく、写真だけでしたが、この夏の思い出に重なってにやりとしました。

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三件目は、前評判の高い「バベルの塔」展@国立国際美術館。

こんなフォトスポットもありました。バベルの塔って東京タワーよりずっと大きい計算になるんですって。

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呼び物のブリューゲルの「バベルの塔」は、こんなサイズにこんないっぱいよう描き込んだなあ〜という小ささ。

大昔、ウィーンの美術史博物館で見た方のバージョンはずっと大きかったので、不思議な感じがしました。

お昼抜きで向かったので、鑑賞後は館内のレストランへ直行。

展示に合わせた バベル盛りセットにしました。ちょっとバベルの塔崩れちゃってるっぽい気もしなくもないですが、おいしくいただきましたヽ(*´∀`)


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このあともまだまだ魅力的な展覧会があります。いっぱい行きたいな〜。



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# by chekosan | 2017-10-11 10:07 | 美術 | Trackback | Comments(0)

今年の秋は、神戸新聞ブッククラブ加盟の書店様とのコラボ企画が実現しました!

「文章表現Ⅱ」受講生が作製したおすすめの一冊のPOPから10作品を選んでいただき、10の書店様の店頭でブックフェアを開催してくださるというものです。


ご依頼をいただき、フェアのPOPも「文章表現Ⅱ」有志チームのメンバーが作りました。


先陣を切ってコーナーを設けていただいた紀伊國屋書店神戸店様にお伺いしました。


エレベーター近くの神戸関連物や手帳コーナーのある一角です。お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください


このあと兵庫県一円の9書店様で同様のフェアを開催してくださる予定です。またお邪魔させていただきたいと思います♬



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# by chekosan | 2017-10-06 23:14 | 大学教育 | Trackback | Comments(0)
誕生日~香港研修引率~風邪~授業開始で、充実していたけど、あっという間だったようなひと月。

あいかわらず、怖い系暗い系が並ぶ読書記録。特に最後のホロコースト回想録なんて、夜に読んでしまって怖くて眠れなくなった。でも、貴重な証言がたくさん綴られ、さまざまなことを深く考えさせられた本だった。今月のMVP。残酷なシーン満載なので、おすすめはしにくいけど。


9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2951
ナイス数:296

怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック感想
大人気の美術展、「怖い絵」展の紹介本。中野京子氏のベストセラー『怖い絵』シリーズで紹介されている名画を含む、さまざまな「怖い」絵を集めた企画展。キャッチコピーは『その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。』。本書は、同展の主な作品の解説や展覧会にまつわる秘話、中野氏と宮部みゆき氏の対談など。この美術展、兵庫会場に行ったがたいへんな人で、解説板を読むのもひと苦労。先に本書で予習しておいて正解だった。表紙やチラシにも使われている絵は確かに良かった。大きくて、緻密で、肌やドレスの質感がとても美しい。
読了日:09月02日 著者:中野 京子


怖い絵 (角川文庫)怖い絵 (角川文庫)感想
悪魔や人殺し、戦争といった「怖さ」だけではない。現代では考えられないような残酷な風習や習慣、人の心の闇やよこしまな気持ちを露わにしている「怖い」絵もある。「とにかく絵を見て何かを感じてみましょう」という日本の美術教育に中野氏は疑問を呈する。西洋の絵画には神話や宗教、時代の背景を知らないと寓意がわからないモチーフ、題材がたくさん出てくる。その意味を知ることで、絵は俄然、面白くなる。月イチ書評で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=201166
読了日:09月03日 著者:中野 京子


約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 5 (ジャンプコミックス)感想
いよいよ脱出。もともと現実離れした話ではあるが、ますます超人になっていく子どもたち、異世界みたいな外の世界。ハウスにいる頃の方が面白かったな。。。
読了日:09月08日 著者:出水 ぽすか




復讐専用ダイヤル―赤川次郎ショートショートシリーズ (赤川次郎ショートショートシリーズ 1)復讐専用ダイヤル―赤川次郎ショートショートシリーズ (赤川次郎ショートショートシリーズ 1)感想
図書館に行ったついでに小5息子に適当に何冊か見繕った一冊。自分が一気読みしてしまった。赤川さん、久しぶり。何十年ぶりかな。一時期ずいぶん読んだなぁ。相変わらず読みやすくて面白い。こちらは短編集。携帯電話がない時代の話もあるのでだいぶ昔の作品なのだが、全然古びない。ちょっとブラックでちょっと人情味があって。また時々気分転換に赤川さんの本、手に取ってみよう。
読了日:09月10日 著者:赤川 次郎


とりつくしま (ちくま文庫)とりつくしま (ちくま文庫)感想
心残りのある死者が一つだけ何かモノに取り憑けるというお話。学生がすごく感動するんですと勧めてくれた。ピュアだなぁ。私なら、、子らのベストオブぬいぐるみなら捨てられずにそばに居られるかなとか思ったけど、やっぱりいいや。家族が嘆きかなしむ様子を見るのは辛いし、落ち着いてきた頃に聞きたくないこと見たくないことを知ってしまうのもヤダし、自分の存在が忘れられていくのを見るのも嫌だな。しばらくしっかり悲嘆にくれてもらったら、あとは私のことは忘れていいから明るく生きていってほしいなぁ!
読了日:09月11日 著者:東 直子


怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)感想
怖い絵シリーズ2作目。絵が描かれた当時の常識や風習、考え方、流行りがわかると、面白く感じなかった絵の面白みがわかってくる。それでも絶賛されるほどの名画なのかよくわからないものもあるが、それは文庫という小さなサイズに押し込まれているからかもしれない。ところでルーベンスの時代ならアタシも三女神の争いに仲間入りできたんじゃないかしら。生まれる時代間違ったわ〜(´∀`)
読了日:09月11日 著者:中野 京子


あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520))感想
子どもの頃から気になっていた本をようやく読んだ。ドイツ人少年のぼく一家は、同じアパートに住むユダヤ人のフリードリヒ一家と親しくつきあう。少年の父は20世紀にまさか国家が虐殺を指揮することはないだろうと脱出を拒む。いかにも悪どい家主、一家を助けようとしながらも決定的なところでは及び腰なぼくの一家、ノリでポグロムに参加してしまうぼく。普通の人々がユダヤの人々を追い詰めていく様子が淡々とリアルに描かれる。三部作のようなので続きもまた読みたい。
読了日:09月12日 著者:ハンス・ペーター・リヒター


夜の記憶:日本人が聴いたホロコースト生還者の証言夜の記憶:日本人が聴いたホロコースト生還者の証言感想
著者は生命倫理の研究者。ホロコーストの現場や生存者を直接訪ねた記録だが、肝心のインタビューが大幅に短縮されている人もあるよう。インタビュー相手が既に回想録を出しているような人ばかりだからか? 挨拶部分や「話を聞いてのまとめ」的コーナーを排して、できる限り生の証言を採録して欲しかった。全体的に情緒的で思い込みや想像に基づく記述が多いので留意する必要がある。ところで、第2世代、第3世代へのホロコーストの影響については別の機会にという記述が何度か出てくるが、研究成果はもう出されないのだろうか。
読了日:09月14日 著者:沢田 愛子


おわらない音楽 私の履歴書おわらない音楽 私の履歴書感想
日経新聞「私の履歴書」に加筆修正したもの。疾風怒濤な小澤氏のこれまでをざっと追える本。すごい密度、すごい交友関係。恩師への尊敬の念と、自らも次の世代を育てようと教育活動に力を入れているところに感動。おかげで、我が息子も、小澤征爾音楽塾の青少年無料招待リハ公開で、小澤征爾指揮カルメンをかぶりつきで観ることができ、良かった良かったと大興奮して帰ってきた。初めてのオペラがそれだったおかげで、すっかりオペラ好きになった模様。一流は違うと思った次第。私も小澤氏の公演、聴きに行きたいなあ。
読了日:09月17日 著者:小澤 征爾


日本に来たユダヤ難民: ヒトラーの魔手を逃れて 約束の地への長い旅日本に来たユダヤ難民: ヒトラーの魔手を逃れて 約束の地への長い旅感想
著者はイスラエルの建国に携わり宗教大臣を務めた人物。ポーランドからのユダヤ難民の救出に奔走した回想録。団体名や派閥名、宗教上の用語が頻発してわかりづらい。一覧と注釈が欲しかった。著者自身、杉原千畝の発給した通過ビザを持って日本に来た難民ではあるが、その話は一部である。杉原については深い敬意と謝意を持って記してあるが分量は多くない。なお最近インターネット上でユダヤ人の恩人として拡散されている人物についてはかなり厳しく否定している。
読了日:09月19日 著者:ゾラフ バルハフティク


日本人に救われたユダヤ人の手記日本人に救われたユダヤ人の手記感想
リトアニアで生まれ育ったユダヤ人少年のホロコースト回想録。杉原関連本には、杉原との交流部分ばかりが引用されるが、本書はそれ以外の体験の方が断然面白い。面白いという表現はそぐわないかもしれないが…本書で語られているユダヤ人に対する迫害、殺害、略奪の様子は生々しく残酷で非常にショッキングである。それでもカウナスではユダヤ人同士の結束が固くコミュニティの信頼関係が崩れなかった。詳細は、この夏、かつてのゲットー跡を訪れた記録と併せてブログに。http://chekosan.exblog.jp/27140033/ 読了日:09月22日 著者:ソリー ガノール





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# by chekosan | 2017-10-01 14:02 | 読書記録 | Trackback | Comments(0)